滋賀報知新聞(ニュース)平成12年4月19日()第12223号


額田王や船岡山の魅力満載

万葉のロマン漂うまち

=八日市市で蒲生野フォーラム=


蒲生野の歴史や文化、自然の魅力などが
紹介された蒲生野フォーラム

(湖東・八日市市)
 万葉ロマンを秘めた蒲生野の魅力を市民に知ってもらおうと、「蒲生野フォーラム」が十六日に八日市駅前のアピアホールで開かれ、参加した百人あまりの市民が万葉の歴史と文化に思いをはせた。

 郷土文化研究会、ゆきのやまの会、すまいる会、市観光ボランティアガイド協会の市内の研究グループなど四団体でつくる蒲生野フォーラム実行委員会が開いたもので、「蒲生野」をめぐる講演、発表などのほか、地元で作られている蒲生野ゆかりの酒、まんじゅう、創作畳、ムラサキグサを素材にした食品や加工品などの展示、試食なども行われた。

 一般市民にまじって“緑園文化都市”の建設を今年度の施策の中心に掲げる中村功一市長はじめ、市幹部、市議らも顔を見せ、実行委員会の望田宇三郎会長の「蒲生野の歴史と文化を生かしたまちづくりを」というあいさつで開幕。

 作家の畑裕子さんが講演「額田王をめぐって=大津京と蒲生野遊猟=」で、ヴェールに包まれた女性「額田王」の人物像や、大化の改新を行い大津京遷都のあと天智天皇となり蒲生野で盛大な遊猟を行った「中大兄皇子」、額田王との相聞歌や天智天皇亡き後の皇位継承をめぐる壬申の乱の主人公の一人「大海人皇子」らをめぐる人間模様などを、作家の目から検証した。

 また、郷土文化研究会の出目弘会長が蒲生野の所在をめぐる「蒲生野論争」や、昭和四十三年に行った蒲生野顕彰会(現・郷土文化研究会)による「あかねさす……」で始まる額田王と大海人皇子の相聞歌を蒲生野を一望できる野口町と糠塚町に広がる船岡山に建てようと万葉歌碑建立にかけた情熱などについて、当時を振り返りながら講演「蒲生野ノート=万葉歌碑建立をめぐって=」のなかで熱く語った。

 続いて、市観光ボランティアガイドのメンバーが、万葉集の歌に詠まれている歌とともにそこに詠み込まれている花や木が植えられている万葉の森船岡山の魅力をスライドを使って紹介した。


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自然や環境を守る

緑の少年団員

=八日市市が募集=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、緑の少年団の団員を募集している。市内小学校の四〜六年生が対象で、森林での作業やボランティア活動、自然観察会、キャンプなどを通じ、自然や環境を守る活動をする。

 二十九日に結団式を行ない、毎月第二土曜日には河辺いきものの森で里山を守るボランティア活動をするほか、緑の募金活動(春と秋)、花いっぱい運動(秋)、水鳥観察会(一〜三月)などをする。

 二十日までに市役所花と緑の推進室(TEL24―5658)へ申し込む。年会費千五百円が必要で、定員(三十人)で締め切る。


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スポーツ少年団軟式野球交流大会

玉緒レッド優勝

=湖東ブロック大会へ=

(湖東・八日市市)
 第二十二回全国スポーツ少年団軟式野球交流大会「八日市大会」(市スポーツ少年団主催)の決勝戦が十六日に行なわれ、八日市北建部ボーイズを8対0で破った玉緒レッドスターズが優勝し、湖東ブロック大会への出場を決めた。

 大会には市内七チームが参加。Aゾーンでは中野チビッ子クラブを8対1、御園スカイラークを5対0で退けた建部ボーイズが勝ち上がり、八日市西ニューエンゼルスに7対2で勝った玉緒レッドと、八日市ファイターズを7対6で破った八日市ビクトリーが対戦したBゾーンは、1対1の抽選で玉緒が制した。


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竜王町でPTPデンマーク

福島町長を表敬訪問

=国境超えた友情を築こう=


福島町長と談笑するメンバー

(湖東・竜王町)
 国際交流組織「ピープル・トゥ・ピープル・デンマーク」(PTPデンマーク)の一行九人が、このほど竜王町役場に福島茂町長を表敬訪問した。

 表敬訪問では、はじめに福島町長が「竜王町は田んぼが広がり、静かなまちです。土地のものを十分に食べたり、観光したりして良い思い出をつくって下さい」と歓迎。これを受けてPTPデンマーク副会長スベン・エリク・クリステンセンさん(59)の妻カレン・マグレセさん(55)が「PTP滋賀の皆さんには大変お世話になっています。これからも国境を超えた友情を築いていきたい」と、メンバーを代表して今後の交流に期待を寄せた。

 PTPは、昭和三十六年に当時のアイゼンハワー米国大統領の呼びかけよって設立された組織で、現在世界四十カ国で活動を繰り広げている。同町でも平成九年に滋賀支部が設立され、会員宅でのホームステイを通じて民間レベルの国際交流を深めている。

 


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イントラネットパワーオン

近江八幡市が県内初の整備

マルチメディアセンター竣工
端末機の名称は「カンタッチ」


本日オープンするマルチメディアセンター

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市が第三セクター方式で運営しているCATV・ホットテレビの光ケーブル網を活用し、市の公共施設間をオンラインで結ぶイントラネットの基盤整備工事がこのほど完了。市が買収した市内出町の旧NTT局舎内に通信設備の中枢機能を設置したマルチメディアセンターが本日、オープンする。

 構築されたイントラネットは、高速で大量の情報が通信できる光ケーブルの特徴を生かし、マルチメディアセンターに集積された行政や生活情報がリアルタイムで取り出せる端末機を各学区公民館と末広会館に設置し、ひまわり館、市役所内の行政情報センター、防災情報センターの情報をパネルタッチ操作で引き出したり、コピーして持ち帰ることもできる情報ネットワーク。市が郵政省の補助を受け、総事業費約三億三、四○○万円を投じて整備した。

 これに合わせ、マルチメディアセンターの一階にインターネットや各情報センターから取り出した各種情報を紹介する「マルチメディア展示室」や「マルチメディア体験室」、ボランティア活動情報を集積した「ボランティア情報室」を、二階に大型プロジェクターを利用したテレビ会議も可能な「情報会議室」、情報データーをもとに発信用の画面や編集作業用のコンピュー
各学区公民館等に設置される
端末機「カンタッチ」
タを置いた「制作・編集室」、市民向けにパソコン操作を教える「パソコン研修室」を整備した。

 今秋には、インターネットのプロバイダ事業への参入も計画しており、市民生活に便利な情報が家庭で得られる環境が整う。
 ネットワークの完成に合わせ、公募していた端末機の愛称は、市内中之庄町、会社員、七里善隆さんの作品「カンタッチ」が選ばれた。応募総数は四十七件だった。

 オープンセレモニーは、今日午後一時からマルチメディアセンターで川端五兵衞市長ら関係者、来賓らが出席して行われ、市内全域をサービスエリアにした県内初のネットワークの完成を祝う。

 セレモニーでは、来賓、主催者側のあいさつ、端末機の命名者の表彰に続いて、川端市長が、発信ボタンを押してネットワークの稼動を告知する。この後、地域情報化講演会が開かれ、池田克夫京大教授が「情報化の推進のために」と題して講演する。午後三時からは、来場者や一般市民の施設見学会を開く。

利用の具体策はこれから・市民に浸透するか?

 さて、市内を張り巡らした光ケーブルを利用する高度情報通信システムは完成したが、どのように効果的に使っていくのかはこれからの課題。実際、市民が端末機から行政相談をするにしても行政側の誰が対応し、質問に答えるのか決まっていないし、パソコン教室をいつからスタートするのかなど具体的な計画もまだの状態。日進月歩のハイスピードで進展していく情報通信技術に行政が追随していけるのか心配もある。

 パソコン教室の開催が功を奏して大方の市民がコンピューターに慣れ親しむようになったときには、イントラネットの通信システムが前世代の遺物になってしまって、高額な設備投資の割には利用効率が低く、借金だけが残る結果にならないだろうか、懸念も。

 そうした事態にならないためには、いつまでも「宝の持ち腐れ」ではなく、早期にイントラネットの利点が市民生活にとけ込むソフト開発が望まれる。例えば市立図書館の蔵書検索や貸し出し本の情報、市民病院の診療科別の混雑状況や待ち時間、住民票など各種証明書類の交付申請手続き、行政相談の予約など。

 イントラネットの構築が目的ではなく、ネットワークを利用することが何かの手段になっていなければ意味がない。ネットワークが情報を得るための道具となり、その道具を市民が効果的に利用できるようにならなければならない。その需要は、提供される情報の価値や質、スピードなど様々な要因により左右される。便利な故に高額な設備費がかかる高度情報通信システム。カンタッチにホコリが溜まり、タダの箱にならないことを祈りたい。


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