滋賀報知新聞(ニュース)平成12年4月28日()第12233号


土田早苗

子どもたちの季節

市松人形や野草スケッチ

=30日まで・八日市市立図書館=


市松人形や野草スケッチ
30日まで 八日市市立図書館

(湖東・八日市市)
 八日市市立図書館二階風倒木ギャラリーで、人形作家・土田早苗さん(62)の作品を紹介する「スケッチと人形展=子どもたちの季節=」が開かれている。三十日まで。

 今回は、シロツメグサ、ネコジャラシ、ヘビイチゴなど野草の水彩スケッチ八点と、「早苗市松」の代表作、浴衣をきた子どもたちが牽牛(けんぎゅう)と織女が輝く庭先で仲良く遊ぶ「七夕」、元気な男の子たちが鯉のぼりやショウブの花を持って遊ぶ情景を表現した「端午の節句」、楽しそうな会場の雰囲気に誘われて集まってきたような妖精たちなど約四十体の人形を展示している。

 作品を前にすると、今では見かけることができなくなった懐かしい風景がよみがえり、人形たちのかわいい話し声や笑い声が聞こえてきそうで、年配の見学者は思わず目を細めていた。

 兵庫県宝塚市在住の土田さんは、今年一月から八日市市緑町にアトリエを構えて創作活動を続けている。服飾デザイナーとして活躍するかたわら、二十年ほど前から人形づくりに取り組み、前髪をそろえたかわいい女の子など独自の日本人形「早苗市松」づくりを手がけ、最近では、NHK教育テレビの「おしゃれ工房」でも紹介されるなど、注目を集めている。


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戦争の思い出と平和への願い

「わたしの青春」に綴る

=えんめい短大 手づくり記念文集=


受講生らの手づくりの記念文集

(湖東・八日市市)
 八日市市立八日市公民館の高齢者学級「えんめい短期大学」(同運営委員会主催)の平成十一年度受講生の記念文集がこのほど完成し、受講生や市内の小学校、図書館などに配布した。

 記念文集は受講生の寄稿文を、編集から製本まで受講生有志による手づくりで、毎年発行している。第六集となる今回は、「わたしの青春」をテーマに受講生二十二人から寄せられた作文を紹介。

 受講生にとっての青春時代は戦争中や戦後の混乱期の最中で、文集の中にも当時の辛くて苦しい体験、そこからつかみ取った人生哲学などを胸に秘め、現代に生きていることや平和への感謝、二度目の青春としてえんめい短大で学ぶ喜び、これからの希望などが生き生きとつづられている。

 A5版、三十ページ。巻頭には加藤實学長の詩「青春」も添えられている。えんめい短大の文集としてだけでなく、市の生きた歴史資料としても貴重なものとなるだろう。


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1日から全面オープン見学会

五個荘町の「手づくり夢のふるさと村」

全国の農産物直売所も開設

=人気の夏野菜苗は10日頃まで=


農業施設のすべて完成し、見学会を開く
「手づくり夢のふるさと村」

(湖東・五個荘町)
 五個荘町竜田のレンタル農園「手づくり夢のふるさ村」で五月一日から農園施設の全面完成を祝うオープン見学会が開かれる。

 同農園は、県内最大の夏野菜や草花の育苗施設を活用して地域に根ざした農業経営をめざしている小杉農園(小杉長男代表)が、花や野菜づくりを通じて自然とのふれあいを求める人々に農業を楽しむ場を提供しようと整備を進めていたもので、敷地内にバンガロー付きの貸し農園(二十一区画)、市民農園(二百三十一区画)、フラワー公園(面積九千平方メートル)の三ゾーンを造った。

 貸し農園については四月から一般利用者の耕作が始まっているが、春を待って進めていたフラワーガーデンや珍しい立体花壇などへの草花の植え込み作業がこのほど完了。これにより計画施設のすべてが完成したことから広く、一般の人々に施設を開放し、一緒に土に親しむ喜びをみんなで味わってもらおうと見学会を開くことにした。

 見学会は、鮮やか色模様に植栽されたミニ花壇、気の合う主婦グループや農作業に生きがいを見つけた退職者などに人気を集めているバンガロー付き農園の施設、家庭菜園づくり目指す若い夫婦やちびっ子の農業体験教室などにも利用申込みがある市民農園のほか、公園の関連施設の現場を見てもらい、施設利用の拡大につなげていくのが目的。

 同農園では、見学会に合わせ全国農業法人協会に加盟する生産者二十人余りが野菜や生花の青果類、酪農製品、新茶などの自慢の農産物を市場より低価格で即売する「農産物の産地直売所」を開設。一日から公園駐車場に設けたテント村で直売を始める。また、五個荘町の農家が地元の新鮮野菜や漬け物などの加工品、民芸品も含めた町内特産物の直売所も開店する。

 また、施設の全面オープンを祝って一日午前十一時からと午後二時半からの二回、宗家岡田流大正琴グループ「つつじ会」が大正琴の演奏会をフラワー公園で開催。「琵琶湖周航の歌」や「荒城の月」など美しいハーモニーを披露する。三日にはフォークバンド「ホットライン」が来場し、熟年仲間による懐かしいフォークソングやオリジナル曲で見学会を盛り上げる。このほか、初日には先着百人に卵パックのプレゼントも用意している。

 同農園内は、今月中旬から良質な夏野菜苗を買い求める人でにぎわっており、約二十五万株が並ぶハウス内は一足早い初夏が訪れている。販売のピークは毎年ゴールデンウィークに合わせており、今年も五月十日頃までを見込んでいる。

 ことしから品種別に販売用の植え込み鉢を色分けし「 同じ野菜でも品種が分かりやすい」と好評。一株六十〜七十円と安値にも人気を集めている。問い合わせは同農園(TEL0748-48-2604)へ。


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青空にカラフル60匹悠々

こいのぼりの群れ泳ぐ

=五個荘町てんびんの里で=


青空をカラフルに彩るこいのぼりの群れ

(湖東・五個荘町)
 五個荘町てんびんの里文化学習センター駐車場に、このほど約六十匹のこいのぼりが一斉に揚げられ、地域の子どもたちや訪れる観光客らの目を楽しませている。

 子どもの成長に伴って不用になった各家庭のこいのぼりを寄贈してもらい、昨年から揚げているもので、今年は十匹程度増えた約六十匹を揚げた。

 春の日差しと暖かな風を受けて悠々と泳ぐこいのぼりたちは、赤やピンク、緑などカラフルな色彩で青空を彩り、午後になると学校帰りの児童たちが楽しげにその姿を見上げ、通り抜けている。また、センター壁面とエントランスホールには、熊本県阿蘇地方の人たちから昨年寄贈された色鮮やかな巨大武者絵幟二十点も併せて展示されている。こいのぼりは五月五日まで揚げられる。


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GWの5月4日、夜空を焦がす

今年は「沖縄サミット」をヒントに

=近江八幡・篠田の仕掛け花火=


地元公民館で行われている仕掛け花火の製作作業

(湖東・近江八幡市)
 宵の闇間の境内に色鮮やかな閃光の絵柄が浮かびあげる近江八幡市上田町、篠田神社の「篠田の火祭り」(国選択無形民俗文化財)は四日夜、同神社境内で行われる。

 一七七○年頃、雨ごい神事に地元で産する火薬で作った花火を奉納したのが始まりと伝えられる伝統のまつりで、およそ二百三十年の歴史を誇る。

 まつりのクライマックスに点火される仕掛け花火は、篠田花火保存会の手で製作され、毎年、世の中の動きや話題性のある事柄をヒントにした作画に見物人の興味を誘っている。

 今年の図柄は、七月に開催される沖縄サミットの成功を祈って「神の島、沖縄」と命名。沖縄のシンボル「首里城」と「守礼の門」に神の声が聴くことができるとされる「聞大君(きこえおおきみ)」が宮廷舞踊の「琉舞」を舞う姿を浮かびあがらせる。図案づくりには、久郷勲同保存会会長らが沖縄県リゾート観光局などから資料を取り寄せるなどして、忠実な再現に力を入れた。

 これまで、男手だけで作られていたが今年からは、近江兄弟社高校美術部の女性部員七人が、製作作業に初参加。保存会の指導を受けながら伝統の花火づくりに取り組んでいる。

 製作作業は洋薬を一切使わず、硫黄を生糊で固めた主剤で図柄の輪郭を型どり、それに硝石、桐灰などを調剤し黒色火薬を上塗りして仕上げていく。
 当日の点火は、午後八時から大小約七十発の打ち上げ花火の後、九時ごろ境内に奉納された仕掛け花火に点火される。雨天の場合は順延。


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