滋賀報知新聞(ニュース)平成12年5月12日()第12249号


東近江地域構想

県に報告 住民サロン提言
住民主導・行政支援体制へ

=まちづくりネットワーク構築=

(湖東・広域)
 八日市県事務所は、地域のビジョンづくりに反映させたいとして設置の東近江住民サロン提言集「ゆるやかな東近江文化の保全と創出」をまとめ、このほど県に報告した。サロンは、住民の声を県の施策に反映させる場として平成十年に開設されている。

 県長期構想「新・湖国ストーリー2010」の中で、東近江の地域構想の具体化を図るため、二年間にわたって住民サロン(アドバイザー・坂井秀男麻鳥環境構想代表、二十六人)を開き、将来の地域づくりへ行政と住民が率直に意見を交換してきた。

 議論の中から住民が取り組みやすい「観光」と「環境」にテーマを絞り、課題解決へ提言の具体化に向けた推進体制ほか、システムやネットワークづくりなどについて検討を加え、他のテーマ「交通・農林水産・福祉・人づくり」との関連性も意識しながら議論を深めた。

 住民と行政の新パートナーシップでは、行政主導住民参加型から「住民主導・行政支援」への方向性を打ち出し、観光や環境だけでなく人づくりなどへのボランティアも含め、将来へのまちづくりへ住民の積極姿勢が不可欠としている。

 この提言で骨格をなすのは、活動拠点機能「東近江まちづくりネットワーク」の構築を訴え、地域づくりに取り組む個人や団体の活動を支援する組織の立ち上げを求めている。

 観光や環境に限らず福祉、教育、交通、経済活性化などすべてが地域づくりに関連し、これらの調整機能だけでなく、資源の発掘や活用、関係諸団体の活動推進、人づくり、まちづくり診断など、行政・住民・企業が一体となったネットワークが必要とした。

 管内二市七町の活動団体の中心組織となるネットワークは、活動への支援や仲介、相談機能、意見交換、広報、広聴などの役割も担う。中でも、環境問題や観光振興に大きな役割を果たすボランティアの広域的な連携を促し、より充実した活動が展開できる条件整備が活性化につながるとしている。


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小学生を高校生がやさしく指導

イモもぼくらもでっかくなるぞ!

=農業ふれあいスクールの体験通して=


高校生のおにいちゃんの指導で
サツマイモの苗を植える児童

(湖東・八日市市)
 八日市市立八日市南小学校二年生百二十七人が十日に県立八日市南高校を訪れ、高校生のおにいちゃん、おねえちゃんに手伝ってもらいながら、サツマイモの苗を植えた。

 県が農業関係の四つの県立高校で昨年から取り組んでいる「農業ふれあいスクール」の今年度事業がスタートしたもので、動植物の継続した飼育や栽培などの体験を通じて、自然の恵や大切さ、勤労の尊さ、収穫の喜びなどを学ぶとともに、異年齢交流で人との接し方、年少者や他人を思いやる心を養ってもらうのがねらい。

 児童らは高校の先生からこの日の作業について説明を受けたあと、農業技術科三年生三十一人の誘導で同校農場内の農業ふれあいスクール用農園に入り、ベニアズマとナルトキントキの二種類のサツマイモの苗を、各自の名前を書いたプレートのある場所に植えていった。

 高校生のやさしい指導に子どもたちも「秋になったら大きなおいもがたくさんできるといいな」と秋のイモ掘りを今から楽しみな様子で、土で手を真っ黒にしながら一所懸命に作業に取り組んでいた。

 児童たちは秋の収穫までの間、何回かサツマイモの成長ぶりを見に来ることにしており、そのときには同校内の草花や野菜、果樹、水稲などの栽培、ウシ、ブタ、ニワトリ、アイガモなどの飼育の様子を学習するほか、その他の小動物とのふれあいとあわせて生命の大切さなどを学ぶ。


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定説100年早める新発見

日本最古の馬鍬出土

=13日 一般公開&学習会 能登川町石田遺跡=


石田遺跡から出土した日本最古の馬鍬(まぐわ)

(湖東・能登川町)
 能登川町教育委員会と同町埋蔵文化財センターは、縄文時代後期と弥生時代後期から中世にかけての集落跡が確認されている能登川町林・山路、「石田遺跡」の自然川跡から、古墳時代前半に埋没した日本最古の馬鍬(まぐわ)が出土した、と発表した。

 馬鍬とは、田植えの前に鍬や鋤(すき)などで土の塊を掘り起こし、水を張ったあと、馬や牛に引かせて塊をかき砕くのに使った農具で、現在のトラクターのロータリーにあたるもの。土を砕くための歯と台木(だいき)、牛馬につなぐための引き棒、使用者が握る把手のついた柄から成り、農具が機械化されるまで日本各地で使われていた。

 今回出土した馬鍬は、台木の長さが七十センチ、歯は根元だけのものが四本、完全なものが三本残り、長さは最長で約五十三センチ。歯の断面は三角形に近く、進行方向がとがっている。台木の材質はヒノキ類、歯は固いカシ類と見られ、全体を復元すると幅約一メートル、歯の数は計十二本となる。

 出土した場所は、石田遺跡を東西に流れる弥生時代後期〜古墳時代前半の自然河川の北肩斜面。台木と歯の部分が埋め込まれた状態で発見され、周辺から古墳時代の土師器の破片などが出土していることから、埋没時期は古墳時代前半と推測される。

 これまで馬鍬は全国で約三十例確認されているが、時期はいずれも古墳時代の終りから平安時代。今回の発見で、定説とされていた馬鍬の導入時期が百年以上も早められることになることはもちろん、その技術が中国からの渡来人により伝えられたとされていることから、四世紀末から五世紀の初頭には同地に渡来人が移住していたことも新たに判った。

 古代の木器に詳しい上原真人京都大学教授は、現地を確認したうえで「日本最古は間違いない」と断定。「従来から馬鍬の伝来は五世紀にさかのぼると予想されていたが、今回の発見で乗馬の風習の伝来と相前後する時期までさかのぼったことになる。形態的にも典型的な馬鍬であり、乗馬の風習の伝来と相前後して馬耕の技術が日本に伝えられていたことになる」とのコメントを寄せている。

 同センターでは、十三日午後一時から馬鍬の一般公開を行うとともに、同一時半から馬鍬に関わる講演会および遺跡見学会を開催する。入場無料。問い合わせは同センター(TEL0748-42-5011)へ。


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泥んこだけど気持ちいい

竜王小で田植え体験

=米作りの苦労、喜び学ぶ=


田植えに取り組む児童たち

(湖東・竜王町)
 竜王小学校(山中嘉次校長)の二、五年生の児童約二百二十人が十日、米作りの苦労や喜びを知ろうと、学校の近くに借り受けた水田で田植えに挑んだ。

 この授業は、平成十四年度から導入される総合学習に向けたもので、同校では試行期間の十二、十三年度に米、大豆作りの体験授業を取り組む。

 はじめにPTAの役員が植え方の説明をした後、児童は水を張ったばかりの田んぼに裸足で入った。水田の中は予想以上に動きにくく、はじめは足を取られて悪戦苦闘していたが、次第に慣れてきて一株ごと丁寧に苗を植えていた。

 泥んこになった児童は「難しいと思ったけど簡単。またやりたい」「田んぼの中は歩きにくかったけど、楽しかった」「水がぬるくて気持ち良かった」と、初めての田植えに声を弾ませていた。


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国内トップ奏者が贈る

「音楽世界一周の旅」

=6月 あかね文化センター=


「音楽世界一周の旅」のポスター

(湖東・蒲生町)
 NHK交響楽団(N響)と国内トップアーチストが繰り広げるコンサート「音楽世界一周の旅」が、六月二十五日に蒲生町あかね文化センターで開かれる。この催しは、同町の町制四十五周年と同町文化体育振興事業団設立五周年を記念して開かれるもの。

 コンサートでは、N響のヴァイオリン永峰高志氏とフルート菅原潤氏、藤原歌劇団のテノール五郎部俊朗氏、CD「ファンタジー」などで注目されるピアノ三木香代氏が、国内最高レベルの演奏を披露する。曲目は、「春の海」(日本)「幻想即興曲」(ポーランド)「サンタ・ルチア」(イタリア)など世界各国のメロディー十四曲。

 全席自由で、入場は大人千円(当日千二百円)、子ども五百円(当日七百円)。チケットは、蒲生町あかね文化センター(TEL55―0207)のほか、フードショップ木又(本店、長峰店)▽平和堂(蒲生店、日野店、近江八幡店)▽アルプラザ八日市▽JA滋賀蒲生町▽文平堂▽理容すず▽県立八日市文芸会館▽日野町わたむきホール虹▽近江八幡文化会館で扱っている。


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