滋賀報知新聞(ニュース)平成12年6月7日()第12279号


21世紀へ 制度充実を重視

平成13年度政府予算要望

国道421号トンネル事業着手
=74項目 びわこ京阪奈線鉄道も=

(全 県)
 平成十三年度の政府予算編成に向けて県は、滋賀の発展に欠かせない七十四項目の重点要望事項をまとめた。これに基づき、国松善次知事を先頭に各部課長らが関係省庁に出向き要望活動を行うとともに、県議会の各常任委員長なども上京し支援体制をとる。

 政府要望は、制度提案型(制度や施策の創設・改正)と予算確保型(事業費・事業量・採択枠の確保)に分類し、予算二十九項目(昨年三十二)に対し、四十五項目(同三十九)を要望の制度提案(施設誘致も含む)に重点を置いた。

 このうち新規は、すべて制度提案で
▽介護サービスの評価団体の育成と運営支援
▽小規模放課後児童クラブなど少子化対策
▽夫等の暴力による被害女性に対する緊急保護対策
▽市街地排水浄化対策への財政措置
▽県地球温暖化防止活動推進センターの推進措置
▽フロン回収促進の法整備▽公害防止特例法の期限延長
▽グリーン購入の地域ネットワーク活動支援
▽なたね生産振興支援措置
▽コミュニティサポート型商店街を目指す連携型自己診断手法の開発
▽雇用施策への積極的な情報提供
▽学生職業プラザと相談室の協力体制の確立が主なもの。

 県長期構想「新・湖国ストーリー2010」に沿って、くらし安心県(二十一項目)、環境こだわり県(十八項目)、たくましい経済県(二十四項目)、自治と教育・文化の創造県(十一項目)に分け整理している。

 県土では、国道421号の石榑峠道路(黄和田工区)の事業着手と佐目バイパス(永源寺ダム湖上道路)の事業推進、第二名神(近畿自動車道名古屋神戸線)の整備促進ほか、愛知川など河川改修を求めている。

 びわこ京阪奈線(仮称)鉄道建設計画の早期実現や、首都機能移転問題についても移転先地に「三重・畿央地域」の選定を要望している。従来の福祉充実や琵琶湖の総合保全、資源循環型社会の構築、下水道整備、中小企業強化、教育対策、農畜産推進などへの予算獲得にも力を入れた。

 すでに部課長らが上京し要望活動を行っているほか、これと平行して県議会の各常任委員長らも支援体制をとる。中旬までには、再び知事や副知事らも出向き関係各省庁に陳情するなど、今月いっぱいまで要望活動は続けられる。


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和服の似合う町をPR

番頭さんが、いらっしゃ〜い

=五個荘町がユニークなサービス=


丁稚、番頭、モンペ姿で観光客を出迎える職員ら

(湖東・五個荘町)
 バスを降りると、現われたのは丁稚(でっち)、番頭、旦那様?・・白壁美しい近江商人の町並みで知られる五個荘町で六月末まで隔週、町商工観光課職員らが商人の町ならではの和服姿で執務し、観光客らを出迎えるユニークなサービスを実施している。

 同町では、『旅の日』の五月十六日を皮きりに一年間、「和服の似合う町五個荘町」をキャッチフレーズに観光PRを展開することにしており、和服での執務はその一環。
 物産販売を手がける生活改善グループのメンバーもモンペ姿でPR活動に協力し、訪れる観光客らを喜ばせている。

 また、六月十五日までは近江八幡観光物産協会との共催で、和服(着物)で来館した人に対し観光施設入館無料のサービスを実施している。問い合わせは同町商工観光課(TEL0748-48-6678)へ。


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学校プールで魚つかみどり

命の大切さ教わったよ!

=能登川町料飲組合が4小学校で開催=


魚のつかみどりに歓喜する児童ら

(湖東・能登川町)
 能登川町料理飲食組合(小林晃組合長)は、このほど町内四小学校を対象に「魚のつかみどり大会」を開催した。

 他の生き物とのふれあいが希薄な現代の子どもたちに命の大切さを感じてもらうとともに、魚嫌いを防ぎ健康的な食生活を送ってもらおうと初めて開いた。

 能登川南小学校では五年生児童百五人が参加。小林組合長による説明のあと、約三百匹ものヤマトゴイやヒゴイが一斉に学校のプールに放されると、周囲からは「わぁーっ」と大きな歓声が上がった。

 合図とともに体操服姿で一斉にプールに飛び込んだ児童たちは、きらきらと輝く水しぶきを浴びながら懸命にコイを追いかけ、捕まえたコイを手に笑顔をほころばせていた。


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竜王町で水質保全モデル事業

琵琶湖を40年代の美しさに

=自然環境に調和した農業目指す=


水生植物などの機能を利用した
浄化池のイメージ図

(湖東・竜王町)
 水環境汚染の一因とされる農業排水を最小限に抑えるため県は、日野川支流の惣四郎川と祖父川の合流地点に挟まれた竜王町南部の耕作地八十一ヘクタール(薬師・島・鵜川)を水質保全対策のモデル地域に指定し、自然環境調和型農業を目指す計画を平成十一年度から進めている。総事業費は三億七千九百万円で、十五年度まで完了する。

 県の「水すまし構想」の一環である同事業は、河川の流域ごとに▽営農のソフト面▽水質保全対策などのハード面―を並行して取り組み、琵琶湖の水質を昭和四十年代初期の状態に戻そうというもの。

 具体的には、(1)田の肥料・水を管理することで汚濁を抑える発生源対策(2)農業用排水路の適正な維持管理や浄化池による浄化対策(3)循環型かんがいによる再利用対策の三事業を総合的に進める。

 発生源対策としては、余分な農業用水や肥料をなるべく使わないことで水質汚濁を抑える。節水については、田の水量が一定基準を超えれば、用水路からの供給が自動的に止まる「半自動給水栓」の研究を進めている。

 また浄化対策は、田からの排水をいったん浄化池に引き込み、水に含まれた汚濁物質を沈殿させ、取り除く。新しくつくる池には、沈砂池とヨシなどの水生植物を植えた湿地帯を組み合わせ、自然の浄化機能を活用する。

 再利用対策については、浄化池で汚濁物質を除去した水をポンプでくみ上げ、周辺の水田五十二ヘクタールを潤す循環型かんがいシステムを構築する。
 なお、これらの対策を進めた場合、水の汚れを示す数値CODは、現在の年間三千七百七十九キログラムから、一四%減の三千二百四十八キログラムに引き下げることができるという。

 八日市県事務所の田園整備第一課、鳴海正幸主幹は「現在のところ、地元に対して浄化池の用地買収、構想説明をしている段階。今後は地域の特色を引き出すため検討委員会を開き、専門家と住民の意見を吸い上げていきたい」と話している。

 COD=化学的酸素要求量のこと。琵琶湖の富栄養化の原因となる有機物をすべて分解させるのに必要な酸素量を示す。  


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