滋賀報知新聞(ニュース)平成12年6月15日()第12288号


21世紀の日本決める神の国・総選挙

5000人世論調査一挙公開

=今月3〜5日実施=

(全 県)
 日本を天皇中心の「神の国」にするのか、「改憲」を許すのか、自公保の「強権政権」を支持するのか、「利権誘導政治」を容認するのか、それとも否か・・・

 今回の総選挙は、二十一世紀の日本の針路を決定づけるものだ。そこで本紙では、マスコミ系列の調査機関(東京都)がこの六月三〜五日の三日間、県内有権者五千百人(一区千四百人、二区二千百人、三区千六百人)に対し実施した電話世論調査を入手し、紹介してみることにした。(石川政実記者)


1区

川端候補が独走態勢に

大津市で目片、吉原両候補を圧倒

栗岡候補      目片候補      川端候補     吉原候補



 それによれば一区の支持率では、民主前職の川端達夫候補が、自民前職の目片信候補を約倍、共産新人の吉原稔候補を五倍近く引き離している。また前回(昨年十二月調査)に比べると、川端候補は順調に比率を伸ばしているが、吉原候補は微増、目片候補は横ばいである。

 地域別では、大津市は、川端候補が目片候補の倍、吉原候補とは四倍の開きにある。高島郡では、川端、目片両候補が同率。また性・年代別で見ると、川端候補は男性三十、四十代、女性三十代で目片候補を三倍程度引き離している。男性六十歳以上でのみ目片候補が川端候補に対し、わずかに優位に。職業別では、全体の三五%を占める勤め人、二六%を占める主婦で、川端候補は目片候補を倍、吉原候補を三〜五倍程度リードしている。

 支持政党別では、全体の五三%を占める「支持層なし」が、川端候補一三%、目片候補四%、吉原候補三%となり、川端候補が圧倒。また公明は、一区が自主投票、二区が自民新人の小西哲候補、三区が自民前職の岩永峯一候補の推薦を決めたため、「公明支持層」のうち、川端候補の○・九%には変動がない。


お断り 一区の自由連合新人の栗岡尋孝候補は、立候補表明が遅れたために、世論調査には含まれていない。


2区

武村候補が一歩リード

『無党派層』でも優勢

    桧山候補        武村候補        小西候補



 二区の支持率では、無所属前職の武村正義候補が小西候補を倍、共産新人の桧山秋彦候補を十倍近く引き離すなど、底力がうかがわれる。前回に比較すると、三候補とも比率を順調に伸ばしている。

 地域別に見ると、武村候補は八日市市、愛知郡、彦根市で三倍近く小西候補を上回っているが、近江八幡市、犬上郡では両候補が拮抗。なお桧山候補は、彦根市、近江八幡市で突出している。性・年代別に見ると、武村候補はどの年代でも二〜三割の支持を得ているのに対し、小西候補は男性六十歳以上で三割強、男性五十代で二割強となっているが、他の年代でほぼ一割程度にとどまっている。桧山候補は、どの年代でも○・五割程度である。職業別に見ると、全体の三六%を占める勤め人や二四%を占める主婦では、武村候補が小西候補を二倍、桧山候補を十倍近くリード。農林漁業、商工サービス業、自由業・管理職・経営者では、
武村、小西両候補が伯仲している。

 支持政党別では、全体の五八%を占める「支持なし層」が、武村候補一六%、小西候補六%、桧山候補二%となり、武村候補が優勢だ。「自民支持層」でも小西、武村両候補は拮抗している。


3区

岩永、奥村両候補、互角の争い

草津市で最終決着!?

奥村候補        林候補         岩永候補



 三区の支持率は、岩永候補と無所属新人(前参院議員)の奥村展三候補との大接戦となっている。前回との比較では、奥村候補の支持率が七ポイント伸びたのに対し、岩永、林両候補は横ばいである。

 地域別で、岩永、奥村両候補を比較すると、甲賀郡は奥村候補が優勢だが、逆に野洲郡、草津市、守山市、栗太郡では、岩永候補がリード。連合滋賀の草津市での動きが焦点だ。性・年代別では、男性四十代以下では、奥村候補が岩永、林両候補をリードするなど、スポーツマンの面目躍如たるところか。女性二十、三十、五十代では岩永、奥村両候補が互角で、林候補がやや水をあけられた格好だ。逆に岩永候補は、男性五十代、女性四十代、男女六十歳以上では、一・五〜二倍近く奥村候補をリードしている。

 支持政党別で見ると、五六%を占める「支持なし層」では、奥村候補が岩永、林両候補をリード。反対に、自民、公明支持層では岩永候補、さき
がけ、民主、社民では奥村候補、共産では林候補が圧倒。なお「公明支持層」では、奥村候補は○・三%だが、この分は岩永候補に回る公算も。


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各区長が特定候補の支部長に

 『中立的立場を』と論議呼ぶ

=栗東町=

(湖南・栗東町)
 栗東町では区長制度のあり方に批判が集まっている。この総選挙で、自民党栗太支部は、岩永峯一候補選対の各支部長に、各学区の区長を据える異例の態勢づくりを行った。中立的な立場にあるべき区長が、特定の候補者の選挙活動に奔走することに「公職選挙法に抵触するのでは。高い報酬を返還すべきだ」といった声すら町民の間で巻き起こっている。

 同町内には現在、百五人の区長がいるが、町では各区長と嘱託契約を結び、広報紙の配布など行政業務の委託を行っている。いわば区長は、準公務員の立場にあるわけで、この見返りとして町から区長に対し均等割と世帯数割の報酬が毎月支払われている。

 ちなみに均等割は一人当たり月額六千六百三十円、世帯数割では一所帯当たり月百四十二円の報酬。たとえば同町H行政区の世帯数は二千百六十八世帯であり、これに百四十二円をかけると区長報酬は月三十万八千円になる。均等割を加えれば、月額約三十二万円と一般サラリーマン並みである。

 このような区長のうえに、学区(八つ)区長会がある。一学区から正、副二人の役員が選出され、上部組織の区長連絡協議会に組み込まれる。ちなみに同協議会の十二年度予算は二千四百九十万円を計上しているが、町は協議会に七百四万円の補助金を始め、千五百万円の文書配布事業を委託するなど、至れり尽くせりだ。潤沢な資金を背景に協議会では「指導参事」を設け、町の住民自治課の一角に配置している。

 大宝学区区長会長の西田清祐氏は「知らない間に岩永栗東選対の大宝支部長に祭り上げられた。区長が政治に関与することが好ましくないことは重々分かっており粛々と政治活動をしている」という。区長の司令塔と目されている区長連絡協議会の寺井光男指導参事は「岩永選対の治田西支部の副支部長を務めているが、指導参事という立場上、早くやめたい」と弁明する。各区長が集票マシーンと化す時、そこにはきっと地域ファシズムが台頭するはずだ。


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子どもたちの“マイ田んぼ”

秋の収穫楽しみに体験学習

=八日市西小2年 バケツで稲づくり=


バケツに苗を植える児童

(湖東・八日市市)
 八日市市立西小学校の二年生四十九人が、生活科の授業で「バケツ稲づくり体験学習」に取り組んでいる。

 農林水産省が米の消費拡大を図ろうと、小学生に稲作体験を通じて農家の苦労を学び、米をはじめとする食糧の大切さを知ってもらうため、大津食糧事務所八日市支所の指導で実施しているもので、秋の収穫まで育成と観察を続ける。

 二〜三人一組で児童達が先月十三日にバケツに種まきした日本晴の苗は一月でぐんぐん成長、今月十三日には成長した苗を選別して植え付ける「田植え」の作業を行った。
 児童たちは泥んこになりながらも、バケツの中の雑草を取り除き、育った苗を丁寧に抜き取り、太く、大きく、元気に育っている苗を選び、土に肥料を加えて、選んだ苗をバケツ中央に植え直し、二十個のバケツの「田植え」作業が完了。

 同支所職員が「きちんと世話をしないと稲が育ちません、がんばって育ててください。秋にはみんなでおいしく味わいましょう」と作業を終えた児童を激励すると、児童たちも「絶対うまく育ててみせる」という思いを込めて、「はい」と元気よく返事を返した。


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御代参街道を知って

つるべの会がパネル展

=近江鉄道八日市駅=


駅ホールで開かれているパネル展

(湖東・八日市市)
 八日市市民大学の学習サークル「つるべの会」(加藤實会長)は、御代参街道の魅力を広く知ってもらおうと、「御代参街道パネル展」を近江鉄道八日市駅のホールで開いている。三十日まで。

 会場の駅ホールには、街道筋にある神社、寺、道しるべ、街道の家並みなど、昔の面影を残している場所を記録した写真パネル六十八枚を展示され、電車の利用客が興味深そうに眺めていた。

 「つるべの会」は昨夏、御代参街道の聞き取り調査を行ない、その成果をガイドブック「歩いてみよう御代参街道」にまとめた。その他にも、一般市民を対象にした街道散策などを開いている。なお、ガイドブックの希望者は松吉桂三氏(TEL0748-22―5661)へ。


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竜王町長選3期続投果たす

福島茂町長無投票当選

=若者が定着できるまちづくり=


支援者とともに喜ぶ福島茂町長

(湖東・竜王町)
 十三日に竜王町長選が告示され、現職の福島茂町長以外に立候補者がなく、同氏が前回に引き続き無投票で三期目の当選を果たした。産業振興による若者の定着、介護保険など福祉が充実した「安全・安心のまちづくり」を公約に掲げていた。

 当選が確定した午後五時すぎ、選挙事務所には近隣の県議や市町長、支援団体の会員ら約三百人が集まり、一日限りの選挙活動を終えた福島氏へ祝福の拍手を贈った。

 町政のかじとりを任された福島氏は「再度当選させてもらえると考えていなかったが、期待をかけてもらったことに責任を感じている」と心境を語り、「若者が定着し活力ある地域づくりを進めるよう、町民のみなさんと相談していきたい」と、行政と住民が一体となった地域活性化に意欲を示した。

 祝いに駆けつけた安井一嗣蒲生町長は「まちづくりの中で竜王・蒲生町の大同合併を、これから住民一人一人が議論していかなければならない」と、両町で連携した新しいまちづくりに期待した。

 このほか、「今後は介護保険の認定作業以外に、多くの共同作業が増えるだろう」(川端五兵衛近江八幡市長)、「現在、希望ケ丘文化公園やJR篠原駅で連携しているが、引き続き広域的な課題に取り組んでいきたい」(山崎甚右衛門野洲町長)など、将来の広域合併をにらんだ声が相次いだ。


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