滋賀報知新聞(ニュース)平成12年6月18日()第12291号


自民批判に闘志の小西

景気回復と安定政権を軸に
=生活者の目線に合った政治を=


自民批判をバネに闘志燃やす小西候補

(湖東・広域)
 衆院総選挙滋賀二区において、自民党政治を強烈に批判する無所属でさきがけ前職の武村正義候補(65)=民主・自由・さきがけ推薦=と共産新人の桧山秋彦候補(57)の二人に対し、自民公認で新人の小西哲候補(50)=公明・保守推薦=は、不安定な政治が経済の混乱を招き、ようやく上昇気運に乗った景気回復を第一に、連立政権を維持しながら「政治の安定に努める」と切り崩す。

 早朝からJR主要駅での朝立ち、夜は地元近江八幡や近隣、彦根、長浜での個人演説会を一日五会場こなすなど、公示直後から精力的に選挙運動に取り組む小西候補は、さきがけ地元の八日市で初めて十五日夜、二会場の個人演説会を持った。

 会場となった浜野会館、上羽田町南方集落センターには、商工業や農業関係の支持者ら約百五十人が集まり、熱心に小西候補の訴えに耳を傾けた。二人の自民批判に対し「改めるべきところは改める」と謙虚に受け止め、日本の改革は「党内から取り組むのが本筋」と逆手に取った。

 「政治の安定こそ国民の生活を守る」と自公保連立の成果を強調する。前回の選挙で苦杯をなめて以来、三年八か月余りの活動の中から、「政治の原点は生活の中にある」と教えられた。「生活者の目線に合った政治家を目指す」と、政治生命をかけた今回の選挙に闘志を燃やす。

 それには「景気の回復しかない」と訴え、(財政再建を優先させる)他の候補から批判を受けても、生活安定に「経済上昇気運の今こそ一気に」と切り崩した。公共事業の前倒しや早期執行で「雇用拡大につなげたい」とも。

 少年の悲惨な事件を受け学校教育に関しては「制度に問題を残す」としながら、学力中心の画一的な教育でなく、個性を大切にした「夢が持てる教育が必要」とした上で、「心のカウンセリングにも踏み込むべき」との見解を示し、教育改革への意欲を語った。

 高齢化へ社会保障制度の見直しと共に、医療・年金・福祉の充実を訴え、少子化へは「女性の社会進出、子育てをバックアップするシステムづくりを」と意気込む。妻の協力があってこそ今の私があり「夫婦助け合いの精神」を政治に生かしたい―と。

 警察官僚出身の逆風には「意識改革しかない」と、真っただ中にいて内部事情を知る経験から、官僚主導でなく「政治家主導の政治に取り組む」とし、政治家自身の資質にも触れた。
 地元発展については、大津中心の開発に歯止めをかけ、下水道や道路整備ほか病院、福祉施設など「生活に密着した事業に取り組み、地元に根差した政治家を念頭に活動する」と言い切る。

 「Aランク候補」に位置付ける(中央の)党本部は、小西候補の応援に森喜朗総理総裁(十九日)、野中広務幹事長(二十二日)を滋賀二区に送り込む。河本英典県連会長は、今回の選挙を「自民党が駄目か駄目でないかを判断してもらうチャンス」、国政選挙だから「あいまいでなく、政党がはっきりした小西候補の勝利へ」とげきを飛ばした。


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八日市市の異部門芸術家6人

グループ「花筏」を結成

=今日まで 市立図書館で作品展=


様々なジャンルの芸術が楽しめる美術展

(湖東・八日市市)
 八日市市内で創作活動を続ける芸術家がグループ「花筏(はないかだ)」を結成して、はじめての作品展を市立図書館二階展示室で十八日まで開いている。

 彫刻家の北村隆行さん(上羽田町)の呼びかけに、日本画家・垣見真由美さん(青葉町)、陶芸家・小嶋太郎さん(外町)、洋画家・武久達さん(東本町)、写真家・中溝四郎さん(東沖野二丁目)、書道家・八田奈美子さん(清水一丁目)の五人が賛同。それぞれの最近の作品を中心に十八点を展示する。

 また、八日市市の姉妹都市である米国ミシガン州マーケット市から昨年秋に友好親善使節団員として来市、垣見さん宅にホームステイして交流活動を行った水彩画家のスー・エーコックスさんも特別出品し、来日したときに描いた日本の風景をはじめ、日本で学んだ絵手紙、マーケット市の風景画など九点を紹介している。

 個展や展覧会ではなかなか実現できない異部門の作品展示だが、作家が互いに刺激しあって新たな創作への意欲創出につながるとともに、見学者にとっても現在活躍中の作家の作品が一度に楽しめる美術展が開かれ、注目を集めている。また、グループの今後の活動にも期待が寄せられている。


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荷造り用ナイロンひもを再利用

かわいい置物にリメイク

=御園公民館のセミナー受講生=


荷造り用ナイロンひもを使った
置物づくりに取り組む受講生

(湖東・八日市市)
 八日市市立御園公民館で開かれている高齢者と住民の生涯学習教室「いきいき・ふれあいセミナー」で、段ボール箱など荷造り用のナイロンひもを使った置物づくりにこのほど受講生が取り組んだ。

 セミナーは同公民館の高齢者学級および住民学級として開かれているもので、御園地区の住民四十人余りが受講している。
 この日のセミナーでは、同市建部下野町の高田和子さんを講師に招いて、幅一センチほどの平たいナイロンひもの少し硬い性質を利用して立体的に組み合わせて目や鼻を付けて、かわいいイヌやネコの置物作りに挑戦した。

 参加者は、荷物を解いたあとは捨ててしまうだけのひもをうまく利用した高田さんの作品に感心しながら、「おもしろいし、完成するのが楽しみ」「頭の体操になっていい」などと話し、ナイロンひもとの格闘を続け、高田さんの指導を受けながらなんとか作品を完成させた。


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防災行政無線・開局

仙波町長が第1声

災害に強いまちづくりへ
=全所帯に受信機設置完了=


町コミュニティー防災センターに設置された基地局

(湖東・安土町)
 安土町が、事業費一億一、五六○万円を投じて昨年十二月から整備を進めていた町防災行政無線システムが完成。十八日午前七時、仙波秀三町長が全家庭に第一声の放送を行い開局する。

 同システムは、今年四月で解散され、放送業務が終了したのを受けて町が、情報通信システムとして導入。維持管理費がかさむ有線方式ではなく、通信費が不要でどこでも情報が得られる無線方式を取り入れた。

 町役場隣りの町コミュニティー防災センターに基地局を開設、屋上のアンテナから各家庭に設置された個別受信機に向けて情報を一斉送信するシステムで、各家庭への個別受信機は無償貸与とし、全所帯約三万八千台を取り付けた。

  また、各自治会長や区長宅、小、中学校、保育、幼稚園、文芸の郷など公共施設など合わせて三十九か所に指定地域に特定の放送ができる地域通信装置や屋外拡声受信装置五機も配置し、自治会内のお知らせや運動会など学校行事の実施の有無など、身近な情報が予約放送できる機能も備えた。土、日曜日が役場が休庁になる対応策として隣接の町立図書館にサブ基地局を置き、緊急の場合のバックアップ体制も整えた。

 町では、地震、水害、火災など災害時の緊急情報が、町内全所帯に一斉に伝わり、不測の事態に備えるとともに災害情報をいち早く伝えることで町民の不安感を軽減して速やかな防災活動を助け、災害に強い町づくりの情報伝達システムとして位置づけている。

 消防団幹部や町会議員、町内在住の町幹部職員には防災時専用の受信機を配布し、耳の不自由な人には専用ファックスも併設した。
 災害時での機能の発揮に期待が寄せられるが、平常時でも放送施設として活用できるため、町では庁内に放送委員会を設置し、午前七時と午後九時の一日二回、行政情報を中心とした五〜十分間の定時放送を行うほか、正午、午後六時には時刻を知らすチャイム音楽も流す。

 防災情報を住民に伝達するシステムには、いろんなものがあるが今回、安土町が導入した防災行政無線システムは、有線式と比較して通信回線の建設費が削減できるうえ、定期的な補修や維持費が軽費で済み、NTTの電話回線を通じてどこからでも放送が行えることが特徴。放送は無線方式の一方性であることから相互通信はできないマイナス面は、携帯電話や家庭の既設電話などでその役割を任し、防災を中心とした利用に的を絞り、全所帯に受信機を配置した意義は大きい。

 自治会長や区長宅には役場とファックスで結ばれ、スムーズな行政連絡が行え、その情報をすぐさま地域住民にその場から伝えることも可能になるが、このシステムを効果的に活用するには、その操作方法を毎年交替する自治会長がいつでも使えるように覚え込んでもらえるか、と住民の「聞き漏れ」をどれだけ少なくするか、にかかっている。 町では、開局式のあと、自治会長らに操作方法を覚えてもらう講習会を開くことにしている。また、住民には利用方法を分かりやすく解説したパンフを作成し、配布する予定。
 


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よくぞ咲いた60鉢

ムシヤリンドウ花見会

=武佐公民館=


持ち寄ったムシヤリンドウの品評で盛り上がる会場

(湖東・近江八幡市)
 武佐で発見され、名付けられた郷土の花「ムシャリンドウ」の花見会がこのほど、武佐公民館で行われた。

 ムシャリンドウは多年草の花で、昔は武佐に自生していた。ふるさとの名前が付いた郷土の花の復活を目指し、地域みんなで育てる運動に取り組んでいる西宿町、鳥居和雄さんが昨年七月、丹精込めて育てた苗を希望者に譲り、各自で育てていた。ちょうど見ごろの季節を迎えたことから出来映えを披露しあい、花づくりを通じて交流の輪を広げようと開かれた。

 会場には、約60鉢の花株が持ち寄せられ、可憐に咲いた鉢がその美しさを競いあった。ムシヤリンドウは、冬期の管理が非常に難しく、少しの水のやり過ぎで枯れる場合もある繊細な草花。見事に開花まで育て上げた喜びや枯れそうになったときの苦労話などで花見会は盛り上がった。


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