滋賀報知新聞(ニュース)平成12年7月15日()第12322号

地域のお年寄りの貴重な体験談など

戦争の悲惨さと平和の大切さ

=玉緒小児童 平和学習会で学ぶ=


西堀さんの話に聞き入る児童
(玉緒小学校多目的ホールで)

(湖東・八日市市)
 八日市市立玉緒小学校(岡井眞壽美校長)の全校児童二百八十三人は夏休みを前に平和学習に取り組み、十二日の一時間目に低学年(一〜三年生)、二時間目に高学年(四〜六年生)がそれぞれ多目的ホールで映画鑑賞や地域の人から戦争体験の話を聞くなどして、戦争の悲惨さと平和の尊さを学んだ。

 低学年百三十六人は、六歳の誕生日に投下された原子爆弾により亡くなった少女とおじぞうさんの物語を通して戦争の恐ろしさを訴えた人形アニメ映画「おこりじぞう」を鑑賞したあと、各教室で映画の感想や「戦争」「平和」について意見を出し合った。

 高学年百四十七人は、上大森町の西堀喜久江さん(67)がちょうど児童たちと同じ様な年ごろにあった戦争のなかで体験した、兄の出征、八日市空襲による友の死、戦時下の家庭や学校での苦しい生活の様子などの話を、地元の老人クラブと子どもたちが作った手作りの紙芝居「繰り返すな悲劇を」で鑑賞。

 「悲惨な戦争に耐えて、今日の平和な日本を築いてくれたおじいさん、おばあさんを大切にし、多くの犠牲者のおかげで今日の平和があることを忘れてはいけない、みなさんの手で尊い人権と世界の平和を守ってほしい」と、切々と語る西堀さんの話に子どもたちは真剣に耳を傾けていた。

 このあと、大阪空襲を描いたアニメ映画「火の海・大阪=消えさらぬ傷あと=」も鑑賞した児童の一人は、「家に帰って戦争の話を聞いてみよう」と話していた。また、児童たちは三時間目以降の授業で、西堀さんの話と映画から学んだことなどを話し合い、戦争や平和について考えた。


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サマーフェスタinひの2000

曳山で日野らしさアピール

=8月6日 役場駐車場で開催=

(湖東・日野町)
 日野町の夏祭り「サマーフェスタinひの2000」が、同町役場北側駐車場で八月六日に開かれることが決まった。今年は同町の町村合併四十五周年記念にあたることから、会場への曳山巡行や灯ろうコンテストなどで日野祭の宵宮さながらの幻想的なムードを演出、「ふるさと日野」をアピールする。

 同フェスタは、午後三時からの「日野商人杯争奪金魚すくい大会」を皮切りにスタート。毎年、大和郡山市で行なわれる全国大会のルールに沿って、小学生以下の少年(先着二百人)と中学生以上の一般(同百人)の各部で腕を競う。上位入賞者には、トロフィーと副賞を用意している。
FM滋賀の中野栄美子さん

 今年限定のイベント「曳山夏まつり」は午後七時ごろから、日野祭の豪華な曳山(基数は未定)が展示された会場で、笛や太鼓による祭ばやしが披露され、宵宮さながらの幻想的なムードを漂わす。この企画は、町村合併四十五周年という節目の年に、改めて郷土の伝統文化を見直してもらおうと、町内の曳山保存会のメンバーが提案したもの。このほか会場には、灯ろうコンクールで募った作品をT45Uの数字になるよう吊したモニュメントを設け、祭り気分を盛り上げる。

 また、ステージでは、FM滋賀のパーソナリティー中野栄美子さんが、落語家の桂三金さんとコンビを組んで、楽しいトークを織り混ぜながら司会を務める。出演は、大道芸のイアンさん(カナダ)、フォークソング歌手の田中英樹さん、演歌歌手の山口かずみさんの三人。

 祭りのメーン・花火大会は、午後九時から始まり、スターマインなど約三百発が夜空を焦がす。昨年は仕掛け花火が暴発し、けが人が出たため、今年は打ち上げ場所を会場から約三百メートル離れた農道に設定。台座部分をくいで固定し、再発防止に努める。


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日野女声合唱団がホームコンサート

=30日 大阪音大も出演=

(湖東・日野町)
 日野女声合唱団と大阪音楽大学室内アンサンブルによる「午後のホームコンサート」が、三十日に日野町わたむきホール虹で開かれる。

 第一部では女声合唱団が「夏の思い出」「白いブランコ」などを披露、第二部では 音大室内アンサンブルが「ドボルザーク作品87よりピアノ四重奏曲 第二番変ホ長調」などを演奏する。続く第三部は、アンサンブルのメロディーにあわせて、合唱団がフォスターのなつかしい曲集を歌い上げる。

 入場は千円。問い合わせは日野町必佐公民館(TEL0748―52―3091)へ。


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安土町の温室ハウス問題

解決へ一歩前進

=企業が倉庫建設へ=

(湖東・安土町)
 安土町下豊浦のシイタケ栽培跡地の温室ハウス(町所有)の一部が、町内の民間企業の倉庫に使われている問題で、この民間業者は、新しい倉庫を建設することを決め、倉庫が完成する来年春までに温室ハウス内に置いている荷物を引き上げる計画を進めていることを明らかにした。

 この民間企業は、町から温室ハウスの一部を無償貸与されている知的障害者施設・きぬがさ作業所と覚え書きを交わして温室ハウスを倉庫として使用していたが、公有財産の管理規定に違反していることに気付いた町が、きぬがさ作業所に対し契約解除を通告したことにより、連鎖的に明け渡しを迫られていた。

 企業側は「五個荘町内の社有地(約二千坪)に新しく倉庫を建設することにし現在、設計を進めている。秋ごろから建設に着手し、来春には完成する」と話している。また「(明け渡し命令により支払っていない)賃貸料は、町に寄付の形などで収めることも考えている」とも話している。

 この企業が温室ハウスを利用するようになった背景には、(退職している)町職員が関わったことが町の住民監査報告でも明らかにされている。企業に利用を頼んだ町が、自ら招いた不当貸与で企業に明け渡しを求める結果を招いたとになる。企業側は「町が頼んだから借りたのに・・・」という不信感をこらえている。
 温室ハウスの明け渡しに見通しがついたことで問題の解決に向けて一歩んだ。


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ラオス小学生を支援

NGOが教育里親を募る

地域で取り組む身近な国際交流
=年間1万円 顔の見える「ダルニー奨学金」=


貧困で8割以上が中退するラオス小学生

(全 県)
 国際教育里親援助制度「ダルニー奨学金」に取り組むNGO(国際協力市民団体)の日本民際交流センターは、九月に新学期を迎えるラオスの小学生を支援する里親を募集している。

 書き損じはがきなどでタイ東北部の子供の中学進学(年間延べ一万五千人)を支援する同センターは、三年前から同地域とメコン河を挟んだ対岸のラオスへも支援の輪を広げている。

 世界で最も貧しい国の一つに数えられるラオスは、人口約五百万人の半数以上が貧困レベル以下の生活を強いられ、小学校(一〜五年)就学率も全国平均七○%と低く、卒業に至っては四○%に落ち込み、同センターが手を差し延べる南部の農村部では二○%にも満たない。中途退学は早婚、家庭の世話、労働の担い手などが主な原因だ。

 家庭の問題にとどまらず、授業もままならない屋根と柱だけの校舎や教材・教員の不足などが子供の学習意欲を妨げている。農村部の教師は学歴が低いため初任給は五百バーツ(約千六百円)と低く、先生の多くは農作業に精を出し授業の準備どころではない。教科書を読み上げ生徒に書き写させるのが授業という。

 三〜五年生を対象にしたダルニー奨学金は、年一万円で奨学生一人の就学(一年間)を支援することができる。年間一万円のうち千五百バーツ(約四千五百円)が奨学金となり、九割が生徒に学用品、教材として現物支給され、残り一割を学校用の備品、教材、特別クラス指導費に充当する。昨年は八百人以上のドナー(奨学金提供者)が千三百人の子供を支援した。このほか、校舎建設や教員の授業力向上など総合的な教育支援も行なっている。

 県内でも、野洲郡中主町の丸山忠治・敏子夫妻がラオスの小学生四人を支援している。これまで、敏子さんはタイの子供二十四人の中学進学とラオスの小学生三人を支援し、子供(里子)に会いに行くツアーにも参加している。定年後、妻の奨学金活動に興味を持った忠治さんもラオスの子供一人の支援に加わった。
 「奨学金提供は私の道楽」と話す敏子さんは、「屋根と柱だけの学校に遊ぶ子供の目は輝き感動的だった」と振り返り、「顔の見える」国際教育里親支援に心和み、地域で取り組む身近な国際協力に「関心を持ち続けたい」と話している。

 奨学金は、ラオス(十七県)の中で最も貧しい南部の山岳部にあるセーコーン県とカムアン県で活用される。奨学生の選考は、就学の意思のある子供と両親から申請を受け、家庭の経済状況を基に村人・教師・公務員の話し合いで決められ、村中挙げて教育推進に取り組んでいる。

 子供たちは、将来「先生や警察管になりたい」と話す。しかし、小学二、三年で多くがあきらめるという。親も学校へ行くより弟妹の世話や本格的に農業に従事してくれることを望むからだ。このような教育環境にあえぐラオス小学生の支援に関心を寄せる人は、東京・新宿の日本民際交流センター(TEL03―3269―1880)へ問い合わせる。


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