滋賀報知新聞(ニュース)平成12年7月29日()第12338号

聖徳まつり 総おどりに4千人

=金屋大通り3年ぶりに夏祭りのにぎわい=


見物客と踊り手が一つになった江州音頭総おどり

(湖東・八日市市)
 八日市市の夏の祭典「第三十一回聖徳まつり」(同実行委主催)が二十七日の江州音頭総おどりで開幕、三年ぶりに会場が戻ってきた金屋大通りは四千人の踊り手や見物客ら人の波ができ、久しぶりにまつりの熱気に包まれた。

 午前中に実行委や協力団体関係者、クイーンようかいちらが市神神社でまつりの成功を願う祈念式、午後七時二十分から八日市ばやしのオープニングに続き、開会式が行われるころ、ようやく夕闇も迫って通りのちょうちんなどに灯がともると、まつりムードも次第に盛り上がり、浴衣姿の子どもたちや家族連れなど、見物客も通りの歩道や夜店に繰り出した。

 午後八時からの総おどりでは、地域や市内企業、市や県の職員はじめ、「いにしえから未来へはばたく東近江」をテーマに三十日に第二十八回東近江びわ湖まつりが開催される蒲生町や日野町から江州音頭愛好会など、総勢二十六団体がそろいの浴衣やアイデアを凝らした仮装・変装スタイルでやぐらを中心に長い帯状の輪を作り、一時間にわたっておどり明かし、雰囲気は最高潮に。 夏の熱さをまつりの熱気で吹き飛ばしたこの勢いを、まちの活力にとの願いが募る。

【仮装・変装コンクール】優勝 上平木町仲よし会「旅姿次郎長一座」▽準優勝 平和堂アルプラザ八日市▽三位 砂川民舞会(日野町)▽特別賞 八日市市職員互助会・藤田清明(日野町)


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浮かび上がる紋様、広がる用途

日本最古 絹糸で飾られた木盾
能登川町石田遺跡で出土

=31日から一般公開=


木盾に浮かび上がる絹糸の点線模様

(湖東・能登川町)
 能登川町埋蔵文化財センターは、能登川駅西土地区画整理事業に伴う石田遺跡(山路・林)の第七次調査で「絹糸で飾られた黒漆塗りの最古の木盾が出土した」と発表した。

 同遺跡からは、弥生の水利用の新たな実態を示す製作途中の「鋤(すき)・鍬(くわ)」(平成十一年五月)をはじめ、県内初の弥生後期の「男茎型木製品」(同年十一月)、完形での出土は珍しい金属精練のための溶解炉で使われる「フイゴ(送風器)の羽口」など数多くの貴重な遺物が出土しており、全国の注目を集めている。

 盾の歴史といえば弥生初期、戦いの時の身辺防御具として登場したのを始まりに、弥生中│後期には朱塗りの大型、同末期には手持ちの小型、古墳時代初頭には黒漆塗りへと変遷を遂げ、さらに、つるひもなどで紋様を縫い込んだ革製の飾り盾(副葬用)へと変化していったとされている。

 木製・革製であったことから残存する事例は非常に少なく、弥生時代前期│古墳時代の木盾片は全国で百点以上発見されているものの、全形のわかるものはほとんどない。

 今回出土した木盾は、横十一センチ、長さ三十八センチ、厚さ九ミリのモミ板製で、表裏両面から絹糸で象徴的な凹字形紋様の刺繍が三│五ミリ間隔で施され、純度の高い黒漆塗りにより紋様が浮かび上がるよう工夫されているなど、木製としては他に類を見ない装飾性の高いもの。

 また、絹を使用している点では南郷大東遺跡(奈良県・五世紀前半ごろ)に次ぎ二例目で、出土した周辺を調査した結果、埋没時期は古墳時代前期(四世紀後半)と推定されることから、奈良県の例より古く、最古であることがわかった。

 さらに、同時期の盾を模した盾形埴輪との比較から、全体の六分の一の大きさであると想定され、当時の盾の全容を知る上で、また、革盾や盾形埴輪との関係を考える上で重要な資料として注目される。

 今回の事例に対し上原真人京都大学大学院教授は「紋様を刺繍する飾り盾が、革盾に限らず木盾でも発展を遂げていたことが確定された。今後、盾形埴輪の分析においても、木盾もその模倣対象の射程に入れて、改めて古墳時代における木盾・革盾の使用の場と変遷を検討する必要がある」とコメント。

 二十九・三十日には、今回の分析者である中川正人県文化財保護協会技術主任により「日本文化財学会第十七回大会」(千葉県佐倉市)で報告される。
 なお、一般公開は三十一日午前八時半から、能登川町埋蔵文化財センターで行われる。問い合わせは同センター(TEL0748-42-5011)へ。


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町内24か所の忠霊塔を巡拝

=永源寺町遺族会=


忠霊塔を巡拝する永源寺町遺族会

(湖東・永源寺町)
 戦後五十五年目を迎え永源寺町遺族会(奥居清一郎会長、会員三百二十六人)は、このほど日差し照りつける真夏日の中、町内二十四か所に祀られている戦没者忠霊塔を巡拝した。

 巡拝には町職員をはじめ「英霊にこたえる会」の代表ら三十一人が参加。花と線香を供えるとともに、平和への願いを込めて御霊のめい福を心から祈った。


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エコドライブ・フェス

=29・30日 クレフィール湖東=

(湖東・湖東町)
 二十一世紀の車社会を見直そうと「安全と環境」をテーマに、「エコドライブ・フェスティバル2000」(同実行委主催、県・湖東町など後援)が、二十九・三十日の二日間午前九時半から、湖東町平柳のクレフィール湖東で繰り広げられる。親子で楽しめ、入場無料。主な内容は次の通り。

【エコドライブ・レクチャー】両日10時・14時半 地球にやさしいドライビング
【エコドライブ・コンテスト】両日11時半・16時 レクチャー参加でエントリー
【ゴーカート】両日10―18時
【親子で楽しく学ぶ安全教室】両日12時半・17時
【エコクリーン整備】両日先着10人
【ガーデニング・レクチャー】両日13時半・16時 電話予約(0749―45―3880)
【農産物・自然食品の展示即売】両日10―18時
【子どもシアター】両日12時・16時半
【大福引抽選会】両日19時 アンケート回答者に低公害スクーターや折りたたみ自転車などが当たる
【エコカー・EVカー試乗会】両日終日
【来場者プレゼント】▽花火 両日小学生以下のちびっ子先着百人▽花の種・苗 両日13時から総合受付で


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異例の土地収用法適用を検討
南伸道路の未収用地問題

これ以上、遅らすことはできない!

=平成14年春開通へ法的手段 =


建設工事が進められている南伸道路
7月には土地収用法による事業認可決定の
告示板も建てられた(右端)。

(湖東・近江八幡市)
 JR近江八幡駅南口から国道八号線までを結ぶ南伸道路の建設を進めている近江八幡市は、延長一、二一六メートルのうち計画用地の買収交渉が難航している三区間合わせて二四○メートルの解決に向け、土地収用法による県の事業認定を申請。その決定を受けて未収用地問題に法的な解決策を導入し、停滞している工事の早期完成に乗り出した。

 建設中の道路は、上田町地先の交差点から同町集落の西端を通り、国道八号線まで伸びる新道・市道上田出町線。駅南部商業地域の開発や交通渋滞の解消に欠かせない国道から駅までのアクセス道路として位置づけ、国の緊急地方道路整備事業として平成二年に事業着手し、同四年から用地買収を進めている。

 総事業費十七億円のうち、すでに十三億円が投入され、現在、全体計画のほぼ七割が完了している。計画ルート上にある新幹線のスプリンクラー用水源施設の移設問題もJR東海側と合意に達し、最後の課題として未収用地問題が残存。事業進展へのネックとなっている。

 市では、地元関係者の協力も得ながら未収用地の地権者三人と幾度も交渉の場を持ち、合意に取り組んできたが、市側と地権者が示す条件に折り合わない部分が生じていることや昭和五十三年から進められ、現在も継続中の土地改良事業に絡む地元間の問題などが持ち上がるなど、話し合いは行えるものの合意には至っていない。

 市土地開発公社が進めた駅南部の開発計画提案競技の中に平成十二年四月に南伸道路の開通予定を揚げているにもかからず遅れていることや多くの市民から早期開通が強く望まれていることを重視する市では、これ以上、計画が遅れることは避けなければならない行政の立場を堅守。地権者と交渉を進めていく意向がある一方で、法的解決策によって用地を収用し、平成十四年春には事業を完了させ、暫定的にでも共用開始に結びつけたい、としている。

 公共事業にはよくある総論賛成、各論反対。地権者側も道路建設には理解を示しており市側との交渉の場はいつでも開く用意があることから、歩み寄るきっかけが見出すことができれば、解決は早いと見られているが、現在のところ、こう着状態が続いている。

 市では、できれば法的手段は避けたいとしているが、最後まで合意に至らなければやむを得ないとして、県の収用委員会に提議する方針で、現在、提出する申請書類の作成作業を進めている。提議の決断は、近く土地調書作成のために地権者に立ち会いを求めることにしているが、その際、協力が得られなければ申請に踏み切る考えを持っている。

 地権者側は、県収用委員会の決定に不服がある場合は、民事裁判に訴えることもできる。同市の道路建設事業で、土地収用法が適用されるまでに至った例はなく、市史のうえでは注目されるが、問題解決が長期化することで、市民の願いとは反対に開通がさらに遅れることも予想される。


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