滋賀報知新聞(ニュース)平成12年8月1日()第12341号

マスコミ12社が出席

近畿電気通信監理局の説明会

新無線通信システムを導入
=地方紙では 滋賀報知新聞社だけ=

(全 県)
 近畿電気通信監理局(大阪市中央区大手前)は、今年十二月から移動系無線局の再免許申請の手続きが変更されるのに伴い、このほど管内の新聞、通信社を集め、新無線通信システムに関する説明会を開いた。

 同監理局が報道関係社に直接説明する場をもつのは初めてで、情報通信技術が急速な進歩を遂げる中で、ニュース取材用の無線局を運用するマスコミ各社と情報や意見交換の場を持ち、次世代をにらんだ新しい無線通信システムの導入を一緒になって考えるテーブルを持つ目的もあった。

 説明会には、在阪の朝日、読売、毎日、産経、神戸、京都、日本経済、報知、中日の新聞九社と共同、時事の両通信社、滋賀県から地方紙唯一の滋賀報知新聞社を合わせ十二社から計十九人の責任者が出席した。

 冒頭、同監理局から電波行政の現状について説明が行われた。電波法が施行されて五十年を迎えた今、無線局は当初の五千局から五千万局に急増するめまぐるしい進歩を遂げ、高度情報化社会の発展に大きな役割を果たしてきた。国民の共有財産である電波も限りがあり、携帯電話にみられるようにアナログからデジタル化が進み、有効利用が図られている。

 その一方で、最新のコンピュータシステムを活用して不法無線局を摘発し、行政指導や警察への告発などにも力をいれ成果を上げていることや、省庁再編成で来年一月六日から総務庁組織内の近畿総合通信局に変更されるなどと説明した。

 続いて、再免許の申請手続きで変更された項目や様式の変更、フロッピーディスクによる申請方法、無線局の利用目的や移動範囲、変調方式のコード化などについて意見が交された。

 同監理局は、マスコミ各社の情報通信担当責任者が集まった機会をとらえ、電波利用税で運営されている電波監視システム「デューラス」の施設見学会を行った。重要な無線通信に混信を与えたり、妨害する不法電波局を発見し所在を特定するまでの操作手順と、それを支えるコンピュータシステムを公開するなど、参加者の関心を集めた。


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パートタイマー活用法セミナー

=受講者募集=

(湖東・八日市市)
 八日市商工会議所は、二十二日午後二時から「ためになるパートタイマー活用セミナー」を会議室で開催する。

 単純・補助的労働力から基幹的な労働力として、高いニーズのパートタイマーを見直し、やりがいのある職場とともに企業発展を考える。21世紀職業財団滋賀事務所の雇用管理アドバイザー柳崎光枝さんが「モデル事業主助成金の活用について」をアドバイスする。

 続いて、社会保険労務士の北川昇さんの講演「ためになるパートタイマー活用法」から、雇用形態の多タイプ化への対応や勤務時間シフトの定形化づくり、リーダー制の採用などを学ぶほか質疑応答もある。

 受講希望者は同商議所(TEL0748-22―0186)へ。無料で定員三十人。FAX(22―0188)も可。


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世界の民族音楽・衣装が一堂に

県下初の開催・みんぱく移動博物館

=あすから 能登川町立博物館=

(湖東・能登川町)
 多くの人の利用を目的に全国各地を移動巡回している、大阪万博公園内の国立民族学博物館(愛称・みんぱく)の企画「動くミニみんぱく」が、県下で初めて能登川町立博物館に来館、多彩なイベントを盛り込んだ博覧会を八月二〜六日の五日間にわたり開催する。

 会場では「みんぱく」のそのものの魅力を知ってもらうため、アジア・アフリカなど世界を各地域ごとに設定・展示した常設展示場を写真パネルで紹介し、展示資料に付けられたチップをコンピューター前に持っていくだけで、その資料の解説が瞬時に画面で見ることができる、みんぱく採用のマルチメディアシステム『Dr.みんぱく』も登場する。

 『世界の民族ダイジェスト』と『ルーマニアの生活と宗教』の二大テーマで紹介する民族展示では、儀礼的装飾品や仮面、楽器、衣装、乗り物など約五十点とルーマニアの民族衣装や生活用具、宗教用具など約八十点がずらりと並び、さらにベトナムやブータンなどの民族衣装を試着したり、世界各国のオモチャで遊べる体験コーナーも。

 また、会期中の特別イベントとして二日午前十時からと午後三時からの二回、インドネシア民族の音楽を聴いて、体験できる『ガムラン演奏会&演奏体験』が、五日午後二時からは新免光比呂みんぱく助教授による講演会『ルーマニアの夏=労働と聖母巡礼の季節=』が催される。

 このほか会場には、書籍およびTシャツ、スタンプなどの「みんぱくオリジナルグッズ」や現地で仕入れた各国の楽器などを販売する『ミュージアム・ショップ』も開店し、世界の民族の歴史を存分に味わうことができる。

 入場は無料で、問い合わせは同館(TEL0748-42-7007)へ。


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びわ湖の夏108人が満喫

富士宮と八幡の小、中学生交流

休暇村をベースキャンプに
=自然にふれ、友達づくり=


休暇村近江八幡のキャンプ場で行われた開会式

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市と夫婦都市の友好関係にある静岡県富士宮市の小、中学生が先月二十六日から二十八日までの二泊三日の日程で近江八幡市を訪れ、休暇村近江八幡キャンプ場を拠点に市内の小、中学生と交流を深めた。

 一九六八(昭和四三)年に夫婦都市提携を結んだ翌年から両市の子供たちが隔年に相互訪問している夏休み恒例の交流行事で今年は、五十八人が訪れた。
 初日午後一時過ぎ、キャンプ場に到着した子供たちは、近江八幡市の小、中学生五十人に拍手で迎えられ、広場で行われた交歓会開会式に臨んだ。

 川端五兵衞市長と堀徳治市教育長が歓迎の式辞を述べたのに続いて近江八幡市側の参加者を代表して今井良輔くん(岡山小六年)が「僕たち近江八幡市の児童生徒は、この日が来るのを楽しみにしていました。中でも飯ごう炊飯と琵琶湖での遊泳が楽しみです。日本一の大きな自然いっぱいのプールで思いっきり楽しみ、たくさんの友達と思い出を作りましょう」とあいさつ、これに応え富士宮市の赤池居代里さん(北山中二年)が「今回のキャンプがきっかけで富士山と琵琶湖が一夜にしてできたという伝説を知り、両市が夫婦都市となっていることを知りました。私達もこの伝説のように友好を深めましょう」と呼びかけた。

 開会式のあと、富士山の清水を琵琶湖に注ぐ水の交流に参加。沖島の湖上遊覧などを楽しんだあと、班別に飯ごう炊飯による夕食づくりに取り組んだ。
 二日目には水の学習として琵琶湖博物館の見学や午後から琵琶湖での遊泳、宮が浜の清掃活動に汗を流した。夕方には、楽しみのキャンプファイヤーが行われ、両市の子供たちが班別に出し物を披露し合ったり、琵琶湖周航の歌の大合唱や火を囲んで江州音頭を楽しみ、踊りと友好の輪を広げた。最終日は、近江八幡市内の町並みや文化財施設などを訪れて見聞を広めた。

 あきんどの里での閉会式のあと富士宮市の子供たちが帰りのバスに乗り込み車窓から手を振る友達が見えなくなるまで近江八幡市の子供たちも手を振って別れを惜しんだ。


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どんな子でも心はやさしい

ハートルーム開設1年

子供の本音を支援
=オープンから50件の相談=


「ハートルーム」の内部、間借りのため
置いてあるものは少ないがホットな雰囲気

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市民病院前の八日市健康福祉センター八幡支所(旧八幡保健所)内に青少年の悩み相談所「ハートルーム」が開設されて丸一年を迎える。

 大人がつくりあげた社会や日常の生活環境を受け入れながら暮らさなければならない青少年たちに、心の悩みや日常生活への不満などが募ることは不思議なことではない。

 ハートルームは、その悩みや不安を一気に解決はできないけれども、やる気をなくし倒れかけそうになった心に支え棒をあてがい、いきいきと生きられる新たな目標を一緒に見つけ出し、ひと回り精神的に大きく育てて社会に送り出す支援活動を続けている。開設から一年を迎え、どんな相談が寄せられ、それにどのように対応し、そしてどうなったのか、ドアを叩いてみた。 (畑 多喜男記者)

 この一年間でおよそ五十件の相談が寄せられたという。開所後早くも二日目には、十九歳と十七歳のカップルが訪れるなど、手探りでオープンにこぎ着けた少年補導員や少年センター関係者の思いが、受け入れられた。

 この四月から六月までの三カ月の間でも二十二件の相談を受けた。就職先を探しているがなかなか決まらない少年、シンナーを吸う子の更生を願う親、不登校の小学生へのアドバイスなど相談内容は多岐で、プライバシーに深く関わることが多い。

 相談には近江八幡、安土、竜王の一市二町の女性少年補導員ばかり十五人が、二人一組で週二回の担当日を決め、ハートルームに午後から三時間詰める。
 年齢は三十歳代から六十歳代までで、補導員十年以上の経験をもつベテランも少なくない。相談員の一人、嶋川千代子さん(63)=安土町=は「おばさんの集まりです」と明るく話す。

 堅苦しい雰囲気がすると相談に訪れにくくなるので、心が癒せる温かい雰囲気が大切と、部屋には漫画本やテレビ、ぬいぐるみなどが自由に見られるように置いてある。部屋は靴を脱いであがり、およそ十畳ほどの部屋の中央に四人掛けがやっとの座卓が置いてある。「もっといろいろな物を置いて、明るい雰囲気にしたいのですが、間借りなので・・・」と、遠慮もある。

 補導員十二年のベテラン、中江キン子さん(67)=近江八幡市=は、「頭髪がどんなに茶髪であろうと、本当の心はやさしい子ばかりです。孫みたいな感じです。でも、学校卒業後何もしない無職の子が増えていることは気掛かりです」と前途に心配を寄せる。

 就職相談に十七歳の三人の男の子グループがやってきた。ハローワークに置いてある就職情報のファイルも持ち込まれているので、それを見ながら、勤め先を決めていく子もいた。でもいつの間にか、トンカツ屋さんに転職。ある日「おばちゃん、トンカツ上手に揚げられるようになったので一度食べにきてや」の電話もかかってきた。「就職できただけでもよいと思っていたのに、ちゃんと覚えてくれていたんですね、うれしかったです」と中江さん。

 二十歳の若いお母さんが一歳になったばかりの乳児を抱いてやってきたこともある。離婚して子どもを引き取り、頼るところがなく生活に困っているという。子どもをハートルームで預かり、一緒に職探しが始まった。母親は子供を連れて二カ月間通い詰め、子どもを看てもらっている間、職探しに奔走した。

 「きょうもお願いしますとやってくるのですが、手渡す小さな手提げ袋には、おもちゃとお茶を入れた水筒がいつも入っていました。お茶は買ったものでなく、我が子が飲みやすいように自分で作ったものでした。それを見た時、このお母さんは大丈夫と思いましたね。はじめ人見知りしていた子どももそのうちになついてくれるようになりました。しばらくして就職も見つかり、元気にしていると、ときどき電話もくれます」と喜びもある。

 「私達は指導者ではなく、子どもたちの心を癒せたり、いきいきと生きていくための環境づくりを手伝ってあげたいのです。立ち直れる子供達はたくさんいます。本当の愛情を受けていない子供が多いのかも知れませんね」と二人は口を揃える。

 「お年寄りには、社会的な福祉制度がある。老人、老人というけれど、もっと子供に目を向けて、社会で支えていくことも大切では」と訴える。
 女性少年補導員がボランティアで相談所を開設、運営しているのは県内でここだけ。相談者がこないときは、相談員同士の情報交換ややってくる少年たちにプレゼントする手芸品づくりに時間を費やす。

  毎月一回の相談員が集まって反省会を開き、ハートルームでの出来事や街頭補導のことを話し合い、チームワークも強固なものに。入ったとたん、温かな雰囲気が漂うハートルーム「ただのおばさんたちが、困り事の話しに耳を傾け一緒に考えます。いつでもおいで」と相談員は、ドアーが開くのを待っている。

 相談開設日は毎週火、木曜日の午後一時から午後四時まで。
 連絡先TEL0748-36-5555(近江八幡、安土、竜王少年センター)。


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