滋賀報知新聞(ニュース)平成12年8月5日()第12346号

八日市支部総会 英霊にこたえる会

きょう 市立中央公民館で開催

国立英霊奉安殿の創建目指す

=沖縄・靖国への代参抽選会も=

(湖東・八日市市)
 英霊にこたえる会八日市支部(望田宇三郎会長、約千六百人)は、五日午後一時から「八日市市戦没者英霊追悼式」を市立中央公民館大ホールで開催する。続いて、同支部の第二十三回通常総会を開き本年度に取り組む事業などを決めるほか、英霊顕彰大会では、沖縄戦跡巡拝と靖国神社昇殿参拝に代参の四人を無料招待する抽選会も催す。

 第一部の戦没者英霊追悼式には、中村功一市長や山田利治市遺族会長らが参列し、市民を代表して追悼の言葉を述べるとともに、県議や市議、自治会長、参加団体長、支部役員、一般市民らが献花を行い、戦没者の英霊を前に平和で明るい郷土づくりを誓う。

 第二部の支部総会では、前年度の事業報告や会計決算の承認を得て、平成十二年度の事業と予算を決める。このほか、戦没遺族の心のよりどころである靖国神社が特定の宗教法人(神社神道)であり、総理や閣僚の公式参拝を求める運動推進は無意味であることから、遺骨を分骨して全宗教宗派が祭祀できる「国立英霊奉安殿」(仮称)の建設促進運動への方向転換を断行する、との活動方針を決める。

 また席上、東条元首相ら十四柱の別祭祀を積極的に唱え、戦没者の遺骨収集を政府の責任で早期に終えるよう求めていく一方、県が八日市市に建設計画の「平和祈念館の早期着工」についても強くアピールする。

 最後に、政府に対し国立英霊奉安殿の創建要請を県本部と中央本部に上申するとの総意を受け、県立平和祈念館の早期着工とともに、参加者全員で「実現する日まで徹底した国民運動を展開する」との総会決議を行う。

 第三部の英霊顕彰大会では、総会資料の表紙に付された抽選番号に基づき、支部役員らが沖縄と靖国に代参する幸運の四人を引き当てる。プレゼントの内容は、「沖縄戦跡巡拝・近江の塔」(二泊三日)二人と、さらに「東京・靖国神社昇殿参拝」(一泊二日)二人の計四人を招待(旅行経費はいずれも全額支部負担)し、それぞれ代参してもらう。


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おいしくて地球にやさしい

菜の花から広がる環境保全

=愛東町で「菜種をしぼろう学習会」=


菜種から油がしぼり出される
行程を見学する参加者
(愛知食油で)

(湖東・愛東町)
 愛東町でこのほど、「あいとうの菜の花畑で収穫した菜種をしぼろう体験学習会」(町主催)が開かれ、子どもたちが菜の花による環境保全の取り組みを学んだ。

 学習会は、同町が取り組んでいる菜の花からの資源循環型社会を目指す「イエロー菜の花エコプロジェクト」を体験を通じて子どもたちに知ってもらい、母なる湖“琵琶湖”や地球を環境破壊から守る運動への理解と積極的な参加につなげようと開いたもので、町内外の小中学生約二十人とその保護者らが参加した。

 参加者らは、あいとうマーガレットステーションで説明を聞いたあと、町内で栽培された菜の花から収穫された菜種をしぼる行程を、戦後から半世紀にわたって菜種油の精製を手がけている愛知川町の愛知食油の工場で見学。製品の善し悪しを決める煎(い)り、圧搾(あっさく)機によるしぼり、水洗い、加熱、ろ過などの行程を経て、最初黒かった油が黄金色の輝きを放って抽出される様子に皆感動していた。この日は、昨年九月に種まきをし、六月に収穫した二百三十アールの畑の内、百アール分、約一トンの菜種から、約四百キロの油が取れた。

 あいとうマーガレットステーションに帰り、今度はジャガイモ、ナスビ、サツマイモ、カボチャなど地元の野菜を菜種油で揚げた天ぷらと、ホットケーキを作って味を確認。子どもたちには「さっぱりしておいしい」と大好評で、お母さんたちも「たくさん揚げても油が傷まない」と、これまた好感触を得た。

 このあと、町産業振興課の奥村清和さんから地球で起こっている様々な問題と、同プロジェクトの概要や廃食油からのディーゼル燃料やせっけんの精製といった同町ですでに継続されている取り組みが紹介された。

 また、同プロジェクトの指導・支援にあたる滋賀県環境生協の藤井絢子理事長が、脱化石燃料、世界の水事情などの話を織り混ぜながら、琵琶湖、水、空気をきれいにするために、地域で生産したものをごみにせずに使い切る菜の花プロジェクトが、菜種油先進のヨーロッパでは日本と違って食用にせずに直接燃料として使われている状況などにも触れ、いかに素晴しいものであるかを強調するとともに、今後、価格の問題など解決すべき課題にも触れた。

 同プロジェクトは、菜種を油と油かすに分け、油かすは肥料に、油は学校給食や家庭で使われたあと町のプラントでディーゼル燃料とせっけんに再生され使用される資源循環リサイクルのシステムになっている。

 現在、このディーゼル燃料で町の公用車と町社協の車、計四台が運行。軽油と比べて燃費、馬力、乗り心地はほとんど変わらず、黒煙が三分の一に軽減されるなど、実用性に優れている。また、せっけんはあいとうマーガレットステーションでペットボトル(五○○ミリリットル、二リットル)に詰められて販売されている。


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日野商人館で太平洋戦争展

モノを通じて知って!

=暮らし伝える生活品200点=


国が戦意高揚のため発行した情報誌

(湖東・日野町)
 日野町大窪の近江日野商人館(正野雄三館長)は、生活用品などモノを通じて戦争を知ってもらおうと「日野と太平洋戦争展=戦時下の生活=」を開いている。三十一日まで。

 同展は、太平洋戦争の記憶・反省が薄れる中、戦争を体験した世代が、そうでない世代にその非道を語り継ごうと十三年前に始まったもの。配給切符や戦意を高揚する官報雑誌などを、(1)戦争とのかかわり(2)乏しくなる物資生活(3)空襲に備えて(4)子どもの世界―の四つのテーマに分け、約二百点を展示している。

 「戦争とのかかわり」では、通称「赤紙」と呼ばれた召集礼状、兵士が遺言など大切なものを入れていた奉公袋、必ず生きて帰ってほしいとの願いから贈られた千人針が展示されている。そこからは、国家が有無を言わせずに国民を戦場に駆り立てた世相、生還を祈る家族の思いがくみ取れる。

 また「乏しくなる物資生活」は、配給切符や生活物資の代用品などを陳列。あらゆる資源が軍需に転用された当時、生活必需品の原料は極度に乏しかった。終戦近くなると硬貨の原料アルミが不足したため、大蔵省は昭和二十年四月、瀬戸市の辻惣兵衛商店(日野商人の出身)に陶貨(陶製のお金)を製造するよう依頼した。試行錯誤の結果、同年八月に実用できるところまでこぎ着けたが、日の目を見ることなく終戦を迎えた。

 「空襲に備えて」では、頭部を守る防空頭巾、米軍が空襲予告した宣伝ビラなどを展示している。米軍機から全国各地にばらまかれた宣伝ビラは、国民に戦意を喪失させるための神経戦術の手段だった。ビラは「国民に告ぐ!」で始まり、空襲予定都市として大津、水戸など十二都市を列挙。戦争末期になると頻繁に散布されるようになり、日時・場所を通告しても日本軍は対抗できなかったことがうかがえる。

 このほか「子どもの世界」では、模範兵の逸話を載せた修身教科書や、米英両国への敵意を育てたぬり絵、手紙などを並べ、当時の教育を浮き彫りにしている。同町野出の西村衛夫さん(62)は国民学校二年の時、戦場の父親へ手紙を送った。畑へさつまいもを掘りに行ったこと、父の好きなききょうの花が咲いていることなどを近況報告し、最後に「おとうさん、しっかりしなないように、お國のためにはたらいてください」と締めくくっている。

 館長の正野氏は、「当時を知るおじいさんやおばあさんが孫たちを連れて、戦時中に使用した品物などの説明や、当時の暮らしの思いを伝えてほしい。さらに、大きな犠牲の上に今の平和があることを知ってほしい」と話している。問い合わせは近江日野館(TEL0748-52―0007)へ。


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がんばれ!八商・激励会

優勝旗へ、まず一勝から

=きょう組み合わせ抽選会=


「頑張って下さい」と出場選手に
声をかけ、握手する川端市長

(湖東・近江八幡市)
 九年ぶり五度目の甲子園出場を決めた県立八幡商高野球部(林幸輝監督)の激励壮行会が二日午後三時から近江八幡市役所玄関前で行われた。

 市庁舎前に甲子園に出場する選手十五人がユニホーム姿で勢揃い。一人ひとり紹介されたあと、川端五兵衞市長が「全国で注目されている甲子園に出場されることを市民を代表してお祝い申し上げます。おめでとうございました。(私が)大学二年生の頃だったか、昭和三十二年の春の大会で(八商が)ベスト8に入ったことを祝って行われた提灯行列に参加し、みんなで校歌を歌いながら市内を歩き、感激したことを覚えています。まず第一戦を大切にし、毎回、校歌を聴かせていただけるよう、活躍を期待しています」と激励の言葉を贈った。

 これに応え、外村智弘主将が「私達のためにこのような盛大な激励会を開いていただきましてありがとうごさいました。滋賀県五十二校の代表としての誇りを持って、皆さんの期待に応えられるよう精いっぱい頑張ります」と決意を披露した。

 この日の激励会では、出場を祝して市と市議会からそれぞれ練習用ボール2ダースを、県市長会(十万円)と市議会議長会(五万円)からの激励金が伝達された。市では、前例に従い出場祝い金百万円を贈ることを決め、今後、一試合勝つごとに応援助成金五十万円を贈ることにしている。


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