滋賀報知新聞(ニュース)平成12年8月9日(水)第12351号

別所哲也・藤村俊二など出演

舞台『天国からきたチャンピオン』

=10日 県立八日市文化芸術会館=

(湖東・八日市市)
 真実の愛を問うハートフルコメディーの傑作『天国からきたチャンピオン』(ハリー・シーガル原作)の舞台が十日午後六時から、県立八日市文化芸術会館で上演される。

 この舞台は、アカデミー賞で原案賞と脚色賞を獲得した一九四一年の米映画『幽霊紐育を歩く』と、ウォーレン・ビーティーが製作・脚色・監督・主演を務めて話題になった七八年のリメイク版『天国からきたチャンピオン』をもとにした作品で、「寿命を六十年も残して死んでしまった男が、変わりの身体を探し回る」という荒唐無稽な物語に「爽やかな笑い」と「人を信じて生きることの素晴しさ」という普遍的なメッセージが盛り込まれ、半世紀以上もの間愛され続けている。

 また、今回の舞台化では時代設定を現代にアレンジしており、別所哲也・藤村俊二・川上麻衣子といった豪華キャストがよりオリジナリティーあふれる世界を演出する。

 入場料は一般四千円、青少年(十八歳以下)二千円で全席指定。チケットおよび問い合わせは同館(TEL0748-23-6862)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ


森石雄・元教育長が

八日市の蝶を語る

=10日 市立図書館2階で=

(湖東・八日市市)
 八日市の里山保全活動団体「遊林会」は、十日午後一時半から森石雄・元八日市市教育長を招き、小さな講演会「八日市の蝶を語る」を八日市図書館で開く。

 キマダラルリツバメとアリの共生を明らかにするなど蝶の研究で有名な森氏を囲んで、蝶と植物のかかわりや蝶を増やすための環境問題について、愛知川河辺林を中心に蝶の話を聞く。講演後には河辺林で蝶の観察も行う。

 同氏は、旧制八日市中学への通学時代から八日市の蝶について観察を重ね、聖徳中学校教諭時代には蝶にまつわる数々の逸話が残されている。愛知川河辺林(同市建部北町)も長年にわたる観察場であり、論文紹介後には多くのマニアが採取に押し寄せるなど「蝶の森」と慕われている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ


「国立英霊奉安殿」建立を国民運動に

戦没者追悼し恒久平和願う

=英霊にこたえる会八日市支部総会=


戦没者の霊に献花する遺族ら
(八日市市立中央公民館大ホールで)

(湖東・八日市市)
 英霊にこたえる会八日市支部(望田宇三郎会長、会員一千四百八十七人)は五日、第二十三回通常総会を市立中央公民館大ホールで開き、特定の宗教法人である靖国神社に代わるすべての国民が宗教の違いや立場の違いに関係なく自由に参拝できる「国立英霊奉安殿(仮称)」の実現へ向けた運動を全国的に展開するとともに、県立「平和祈念館」建設の早期実現を決議した。

 総会は、第一部八日市市戦没者英霊追悼式、第二部総会、第三部英霊顕彰大会で行われ、会員をはじめ、市遺族会、市傷痍(しょうい)軍人会、自治会連合会、行政、議会など関係者ら約二百人が出席して開催。
 戦没者英霊追悼式では、菊の花で飾られた祭壇に各地区の遺族会長が戦没者名簿を置き、「海ゆかば」の演奏が流される中、全員で黙祷を行った。望田会長が「英霊に感謝の念をささげ、戦争のない平和な社会実現に向けて努力します」と追悼のことばを述べたのに続き、中村功一市長、国松善次知事、山田利治市遺族会長がそれぞれ「悲惨な戦争を繰り返すことなく、世界の恒久平和を願う」内容の追悼のことばが戦争犠牲者に送られ、出席者全員で祭壇に献花した。

 総会では、全国の戦没者遺族が遺骨を分骨し、遺族からの寄付や国費で全宗教宗派が参拝することができる「国立英霊奉安殿(仮称)」建立の促進を図る活動方針のほか、新規会員募集による組織強化、▽東条元首相ら十四柱の靖国別祭祀▽靖国神社・護国神社・各地区の合同慰霊祭への参加▽県護国神社「みたま祭」への献灯と寄付などの英霊顕彰、遺骨収集、平和祈念館の八日市市建設など、今年度事業計画を確認し、総会決議を全会一致で採択した。

 続く英霊顕彰会では、沖縄戦跡巡拝(二泊三日)と靖国神社昇殿参拝(一泊二日)へ代参してもらう(費用は支部負担)抽選会が行われ、次のみなさんに決まった。
【沖縄】奥村秀正(市辺地区)澤勲(中野地区)
【靖国】門野太一(中野地区)麻原康子(八日市地区)


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ


縄文時代と同じ石材使い

オリジナル矢尻で〜きた!

=能登川町で「ジュニア水車塾」=


熱心に石器づくりに取り組む参加者

(湖東・能登川町)
 町内在住の小学五年生〜中学生を対象にした能登川町のふるさと体験教室「ジュニア水車塾」で、このほど縄文人に習って石を打ち割り、矢尻やナイフを作る「石器づくり体験」が行われた。

 当時と同じ硝子質の石材サヌカイトを使い、本格的な石器づくりを楽しもうと開かれたもので、夏休み真っ最中の児童と生徒十六人が参加した。

 教室では、県文化財保護協会の鈴木康二さんと瀬口真司さん二人の指導のもと、縄文時代の歴史や石器の種類などについて詳しく学んだあと、参加者それぞれが持参した打ち石用の石を手に屋外へ移動。奈良県と大阪府の境、二上山から調達してきたサヌカイトの破片を一人一つずつ手に取り、見よう見真似でさっそく石器づくりに取り組んだ。

 刃の部分を少しずつ丁寧に打ち割っていく緻密な作業に「たいへんだなぁ」と子どもたちは汗びっしょりになりながら、それでも根気よく作業に励み、数分後には見事なオリジナル矢尻・ナイフが完成。「うまくできた。良く切れそう」と満足気に作品を見せ合っていた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ


日野町の正明寺で落雷火災

県重文 大日如来坐像守った!

=お年寄り4人が救出リレー=


必死の消火活動にあたる消防署員ら(7日17時10分頃)

(湖東・日野町)
 七日午後三時四十五分ごろ、日野町松尾の正明寺(安部梁解住職)の禅堂に雷が落ちて出火、日野消防署などからポンプ車や救助車など十四台が同三時四十七分ごろ出動して、消火にあたったが、木造茅葺き平屋建の約二百六十八平方メートルを全焼し、約一時間半後の午後五時二十四分ごろ鎮火した。

 同寺は、日野消防署の北約八百メートルの丘陵に位置する。建物には県指定重要文化財「木造大日如来坐像」など三体が安置されていたが、檀家総代の桜井和夫さん(71)ら四人が運び出しため無事だった。けが人もいなかった。

 ドーン。たまたま庫裏屋(くりや)で事務をしていた桜井さんが、落雷の音を聞いて表に飛び出すと、向かいの禅堂屋根から真っ白い煙がもうもうと立ち上っていた。この時、土山町の寺と兼務の住職は留守で、居合せたのは桜井さんと椙原昭一さん(62)、高井喜久司さん(71)の檀家三人、寺守人の加藤笑子さん(64)の計四人だった。

運び出された県指定重要文化財「木造大日如来坐像」

 日頃から消防訓練を受けていた四人は、すぐに放水銃と仏像を持ち出す分担を決め、無我夢中で初期消火にあたった。屋根部分は茅葺きのため火の回りが早かったが、ひるむことなく消火を続け、二分後に到着した消防署員に引き継いだ。

 お手柄の桜井さんらは「本当にびっくりした。消火訓練を受けていたけど、頭の中は真っ白で、なかなか思うようにはできなかった」と話していた。また出火後、すぐに駆けつけた安部住職は「けが人がでなかったのと、仏様が無事だったのが不幸中の幸いだった」と胸をなで下ろしていた。

 類焼を免れた県指定重要文化財「木造大日如来座像」は、鎌倉時代初期に製作された寄せ木造の仏像で、座高一・一メートル。聖徳太子の創建とされる正明寺は、戦国時代に兵火で全焼し、禅宗の黄檗宗(おうばくしゅう)の寺として再興された。京都御所の一部を移築した本堂(国指定重要文化財)や、木造千手観音立像(同)などで知られる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ