滋賀報知新聞(ニュース)平成12年8月30日(水)第12375号

「合併必要」が6割以上

市町村合併に関する意向調査

将来の行政需要に単独対応困難
=東近江パターン満足度は60%弱=

(湖東・広域)
 将来のまちを考える滋賀県懇話会と地域懇話会報告を受けて県は、合併パターンを含む市町村合併に関する基本的な考えを示す県推進要綱の策定に当たって、市町村や地域住民に密着した議論の材料となることを目的に事前調査を行い、このほどその結果を発表した。

 調査は市町村議会議員八百三十五人、自治会長三千百六十三人、商工会議所・商工会・老人クラブ・女性団体・青年団・社会福祉協議会など各種団体長二百十三人の計四千二百十一人を対象に郵送方式で行い、二千五百三十人(回収率六○・一%)から回答を得た。

 設問は「合併についての情報を知っているか」「将来、市町村は住民の行政需要に単独で対応できるか」「市町村合併は必要か」「提案の合併パターンは議論の材料として適当か」など十問のほか、市町村合併に関する意見(自由記述)も求めている。

 「合併情報を知っているか」で、自治会長と団体長の七二・三%が「知っている」と答えた。将来「市町村単独で行政需要に対応できるか」では、議員(六八・七%)と団体長(六七・六%)の七割近く、自治会長(五○・九%)も半数以上が「困難」とした。

 「合併は必要か」では、どちらかを含め「必要」(六三・四%)が「必要ない」(二九・四%)の倍以上を占めている。必要の理由に「効率的な行政運営」「総合的なまちづくり」「財政の充実」「サービスの安定供給」などを挙げ、「行政と住民の結び付きが薄れる」「地域への愛着が薄れる」「中心部と周辺部とに整備格差が生じる」「連携・協力で体制強化できる」などとして必要ないとした。

 合併パターンは、議員の六六・一%、団体長七二・一%、自治会長五九・九%が「適当」としている反面、効果や影響が実感できないなどとして「分からない」(一一・九%)ほか、どちらかを含め「適当でない」(一八・九%)と答えている。地域別での満足度で甲賀(七六・○%)が最も高く、東近江は五九・○%と他の五地域に比べ低い。

 東近江地域での主な意見(自由記述)は「同じ税金を納めているのに住民(国民)サービスに差があるのは納得できない」(議員)、「行政のスリム化、サービスの平均化、技術の高度化へ合併は必要」(自治会長)、「サービスや住民間の結び付きが薄れ、伝統・文化が損なわれる」(団体長)など。

 県懇話会が示した東近江の合併パターンは「近江八幡・安土・蒲生・日野・竜王」と「八日市・永源寺・五個荘・能登川・愛東・湖東」で、県全体の均衡ある発展と住民の生活圏のまとまりなどが重視された。県は、今回の調査結果も考慮に入れ、来年三月までに市町村合併推進要綱を策定する。


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県2大合唱コンクールで

八日市高が同時優勝

関西と近畿ブロックに出場

(湖東・八日市市)
 八日市高校音楽部は、滋賀県合唱コンクールとNHK学校音楽コンクール県大会で、いずれも金賞(第一位)を獲得した。同時優勝は学校始まって以来の快挙となった。

 県コンクール(滋賀県合唱連盟主催)は二十日にびわこホールで開催され、金賞を得た八日市高校は、九月二十三日に伊丹市立文化会館いたみホールで開催の「関西合唱コンクール」(関西合唱連盟など主催)への出場権を獲得した。

 一方、NHKコンクール県予選(NHK大津放送局、県音楽教育研究会連絡協議会など主催)は二十四日にひこね市文化プラザで開かれ、この大会にも優勝を果たし九月十日に八尾市文化会館プリズムホールで開かれる「近畿ブロックコンクール」(NHK大阪放送局、日本教育音楽協会など主催)に出場する。

 なお、県コンクールの模様は九月七日午後六時からFMラジオで放送(五十分間)され、近畿ブロックコンクールは九月三十日の午後二時半から同五時までNHK教育テレビで放映される。


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好天続きで例年より5日早く

生育順調 各地で稲刈り

=夏の暑さが恵みの秋もたらす=


連日の暑さの中ではじまった収穫作業
―八日市市林田町で―

(湖東・八日市市)
 厳しい暑さが続いた今年の夏は、米の成長にとっては充分な陽の恵みとなり、早くも稲刈り作業が各地で始まった。

 八日市市内では二十四日ごろからコシヒカリの刈り取り作業が始まり、着実に近付く秋の気配とは裏腹に、焼きつける日差しの下で収穫作業が続けられている。
 今年の稲作は出だしから好調で、田植え時期にも大きな天候の崩れはなく作業が順調に進められ、市内で一千六百七十ヘクタールの田で苗が植えられた。

 生育期の七月以降も晴天が続き、日照に恵まれ、高温で、いもち病などの病害虫の発生が少なかった。また、穂が出てからも好天続きで、病害虫の発生もほとんど見られず、順調に生育し、コシヒカリ、キヌヒカリ、ゆめおうみ、日本晴といった各品種は、いずれも例年より五日程度早く成熟しており、これから順次、収穫期を迎える。


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藤岡氏の作品を市へ寄贈

たつみ会「一枚の繪」展

=収益金は福祉支援に=


自身の作品「りんご」を奥善夫収入役(左)に
手渡す藤岡氏(左から2人目)
―アピア特設会場で―

(湖東・八日市市)
 地域の福祉向上を目指す市民ボランティアサークルのたつみ会(小島智津子代表)による「一枚の繪 八日市絵画展」が二十六日から二十八日まで八日市駅前のアピアで開かれ、大勢の絵画ファンの目を楽しませた。

 文化勲章受賞の大家から、今注目の新進アーチストまで、現代絵画をリードする作家たちの最新の作品が会場を飾った。また二十六日には、現代洋画精鋭選抜展銀賞など数多くの展覧会で入選を果たしている人気作家、藤岡心象氏も会場を訪れ、自身の作品「りんご」を、市に寄贈した。

 絵画展は平成二年からはじめられたもので、展示だけでなく、作品の即売、同会のソーイング部による手づくり布団カバーや敷マットなどの即売会も行われ、収益金は毎年、福祉施設の支援金や介助器具として福祉関係機関に贈られている。

 また会場では、県立八日市南高校の茶道部と美術部の生徒による抹茶の無料接待も行われ、「お茶をいただきながらゆっくりと絵画鑑賞ができる」と、来場者に好評だった。
 なお、今回寄贈された藤岡氏の絵は、「一人でも多くの市民に鑑賞してもらえるように」と、近く、市役所一階ロビーに展示される。


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マイカルタウン近江八幡最終仕上げへ

オープンまであと1か月余り

県内最大の商業ゾーン
=ファッション中心に専門店集積=


全体の8割以上が出来上がり、
9月から外構仕上げに入る
マイカルタウン近江八幡
(サティ屋上から写す)

(湖東・近江八幡市)
 JR近江八幡駅南側で建設工事が進められている「マイカルタウン近江八幡」は、全体工事の進捗率が八○%を超え、計画通りの順調な仕上がり。今月中旬から始まった内装工事と平行して来月からは外構の仕上げ工事に着手し、建物工事の最終段階を迎える。
 九月下旬には建設工事会社からマイカル側に完成した建物施設が引き渡され、十月上旬のオープンに向けて開店準備が加速する。

 マイカルでは、当初、新設商業施設を「ビブレ」としていたが、経営コンセプトを一段階アップさせた内容に切り替えた店舗棟とし、サティとその西隣のスポーツ施設「近江八幡エグザス」を含めた施設全体を「マイカルタウン近江八幡」に格上げ。その中に一番街(サティ)、二番街(当初はビブレ)、三番街(近江八幡エグザス)を位置づけ、全国五番目のマイカルタウンを形成。近畿では二番目の大きさで県内の商業施設としては最大規模を誇る。

 二番街は、サティとの商品競合を避け、ファションを中心にしたヤング向けの個別商品情報の提供など多様なニーズに応えるため、広いワンフロアーに大量陳列した画一的な販売方法ではなく人気商品を揃えた専門店の集合体とし、まだ県内にはないブランド店も含めた計八十店舗のブース型売場を作る。

 若者層をターゲットに一階には、ファミリー型ファッションショップ、生活雑貨、食料品、二階にはティーンズとヤングレディースファション、三階はヤングファミリー層のカジュアルファションに的を絞った専門店街とする。

 四階は、県内最大級のシネマコンプレックス(複合映画館)「ワーナー・マイカル・シネマズ」を導入。最小111席、最大513席の大小八つの映画館(全一、七六二席)をワンフロアーに設けて洋、邦画の話題作を上映する。各館には、二席から四席までの車椅子スペースも設け、初年度入館者数六十万人を目指している。

2番街4階に登場する「シネマコンプレックス」の館内イメージ

 フロアー入場口が一つで通路に並んだ八館の中から好きな映画の上映館を選んで観る主流のスタイルを採用し、入場料は大人一、八○○円、小・中学生千円のほか六十歳以上は千円の予定。午後九時以降の上映も毎日行う。

 サティでは、マイカルタウンのオープンに合わせて現在、営業しながら大がかりな店内の改装工事を進めており、売場のリニューアルと合わせて、顧客からの要望が多かった休憩所の増設を図ることにしている。

 マイカルのオープン準備に追われている大西信義店長(41)は「滋賀県に新しい商業施設の先進的な役割を果たしたい。八幡にファッション、音楽、映画で遊ぶ新文化を創造する場を提供したい。県内初進出の有名ショップも仲間入りするので期待して欲しい」と話している。

 二番街にドッキングする21駅南開発商業協同組合(西次郎理事長)のアクア21も、同時並行で工事が進められ、マイカルとの協調を保ちながら独自の店舗設計を採り入れ、顧客のニーズによりきめ細かな販売対応と新しい商品感覚を提供できる店舗づくりを計画。一階に輸入食材を集めた飲食品ゾーン、二階にティーンズ向けの大都市スタイルのファッションショップ、三階にCDを含めた大型書籍店など、合わせて七十店舗の専門店街を構築する。

 また、二階に市の行政サービスコーナーを開設し、住民票などの諸証明の交付申請の取り次ぎや市立図書館の図書返却、ホットTVの放映等のコーナーを設け、臨時市職員二人体制で年末、年始を除き、毎日閉店午後九時まで受け付ける。

 当初、アクア21に隣接する地上十二階建てのホテルを計画していたホテルニューオウミは、低迷が続く日本経済の影響でホテル業界が地盤沈下にさらされている現状下では、新たなホテルの経営は難しいと判断。当初計画を凍結し、ホテル施設のうち、店舗棟だけの建設にとどめ、鉄筋コンクリート造り三階建ての「ホテルニューオウミ・プラザ」をオープンさせ、アクア21と接したショッピングストリートに賑わいの空間を創る。

 木村隆司社長は「当初のホテル建設は、業界の厳しい冷え込みで難しくなった。(ホテルニューオウミ・プラザでは)マイカルタウンにない商品を揃えた特色ある店舗棟にし、地域の人々に喜んでもらえるものにしたい」と話している。

初年度総売上げ260億円見込む

 マイカルタウンは、十月初旬の竣工式のあと、カード会員向けのプレオープン、そしてグランドオープンで華々しくデビュー。施設全体で従業員およそ一、八○○人が働く大規模商業施設になる。初年度売り上げ額は、アクア21が六十億円、一番街(サティ)一二○億円、二番街八○億円の計二六○億円が見込まれている。


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