滋賀報知新聞(ニュース)平成12年9月15日(金)第12393号


交通事故防止へ白線敷設

勝見団地から活動開始

=対策を考える会メンバー=


安田会長の立ち会いで白線を引く津野代表

(湖東・八日市市)
 ボランティア団体「地域自治会の交通安全対策を考える会」(津野敏郎代表)のはじめての活動が、八日市市東沖野四丁目の勝見団地(安田新治自治会長、九十七戸)でこのほど行われた。

 考える会は、市内のある自治会で独自に引いた白線付近の交通事故による自治会の過失責任が問われる事象があったことから、自治会、住民、子どもたちやお年寄りを交通事故から守るための交通安全施設や道路区画線の敷設を行おうと、賛同者を募り結成された。

 この日は、安田会長をはじめ、PTA、老人会、婦人会など自治会役員らも交通整理などの協力にあたり、団地内に中央クロスマークやT字マーク、国道421号への出口の停止線といった九個所に白線を引いた。

 考える会のメンバーの熱心な作業ぶりに安田会長は、「会のご好意、活動に感謝します。これまでに団地内での事故は一件も起きていませんが、これを機会に自治会員の交通安全への意識もさらに高まるでしょう」と話していた。

 地域自治会の交通安全対策を考える会の問い合わせはTEL0748―20―1600まで。


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新成人の意見反映

実行メンバー募集

=八日市市成人式=

(湖東・八日市市)
 八日市市教育委員会は、来年の成人式(一月八日)開催に向けて、新成人の意見を反映する実行委員会を組織するため、そのメンバーを募集することにした。

 昭和五十五年四月二日〜同五十六年四月一日生まれの人を対象に、聖徳・船岡・玉園中学校区で一校区当たり男女各二人の計十二人を募集し、十月から三〜五回の委員会を開く。十八〜三十日に市教委生涯学習課(TEL0748-24―5672)へ申し込む。


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100年を語る講演会

『江差の20世紀』

=16日 能登川町=

(湖東・能登川町)
 能登川町立博物館では、能登川町の姉妹町・江差が町制百周年を迎えたことを記念して、滋賀県とも関わりの深い『江差の百年の歩み』に耳を傾ける講演会『江差の二十世紀』を、十六日午後二時から同館集会ホールで開催する。講師は江差町教育委員会の藤島一巳さん。入場無料。問い合わせは同館(TEL0748-42-7007)へ。


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果物の即売市

サンクスフェアー

=竜王町で16、17日=

(湖東・竜王町)
 果樹の味覚祭「サンクスフェアー」が、十六・十七両日に竜王町山之上の農業公園アグリパーク竜王で開かれる。

 会場では新鮮なナシ、ブドウが安価で販売されるほか、観光果樹園(ナシ・ブドウ・さつまいも)では入場や持ち帰り料金の値引きサービスが行われる。

 なお、期間中のイベントは次の通りで、レース参加は当日受け付け。問い合わせはアグリパーク竜王(TEL0748―57―1311)ヘ。

◎16日=ぶどうの早食い競争(11時)新米大食い競争(15時)。

◎17日=なしの皮向き競争(11時)ポニー乗馬体験(14〜16時)。


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7世紀後半の焼失住居跡 出土

安曇川町下五反田遺跡から

スサ入り土壁造りの最古級
=渡来人集落の首長住居?=


今回の調査で判明した竪穴住居の復元図

(湖西・安曇川町)
 県教委は、今年四月から発掘調査を進めていた安曇川町下五反田遺跡で、七世紀後半の焼失住居を確認し、その基礎構造にスサ(壁土に混ぜてつなぎとして塗り込むわらや麻、紙)入り粘土の土壁を立ち上げ、地表から掘り込んだ土面には化粧板を張り巡らした国内最古で最大級の壁立式住居が見つかった、と発表した。

 今回の調査は、同町田中地先の県道改良工事に伴い進められていたもので、発掘した竪穴住居(横六・六メートル、縦五・○メートル、深さ七○センチ)の床面の大部分と壁面の一部が赤変し、床面には燃えて炭化した板材や焼土なとが約十メートル堆積していることが分かった。また、床上に六枚の炭化した板材が敷き並べるように出土、さらに別の場所では板材の一部が当時の壁面に張り付いた状態で見つかった。これらの状況から住居が火災に遭い、壁面の化粧材として使われていた板が焼けて床面に倒れ込み、堆積して残ったと見られている。

火災により床面から炭化した板材や焼土が出土した調査現場

 壁面周囲からはスサ入りの土壁跡も見つかっており、周囲をしっかりした土壁を建て上げた住居であったことが判明した。このほか、丸太材や草木類の断片が見つかっているが、全体的に量が少ないことや主柱穴がないことなどから草葺き屋根で四面の土壁で屋根を支える構造であったと考えられている。

 県教委では、非常に丁寧な造りをする当時の住居の構造を復元することが出来る貴重な資料であるとともに、規模が同時期の住居としては大型であることから集落の首長住居の可能性が高く、律令時代の社会構造を知る上でも重要な遺跡であると分析している。

 同遺跡は、過去の調査結果から弥生時代から中世にかけての集落の存在が確認されており、これまでに古墳時代の竪穴住居が多数検出され、初期の須恵器や陶質土器などが出土していることから渡来人の集落跡ではないかと考えられていた。

 宮本長二東北芸術工科大教授の談「遺跡例の少ない律令時代初期の竪穴住居の構造を具体的に示すものとし国内最古の実例の一つに属するものとして貴重である」

 一般公開は十月以降に予定されている。


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