滋賀報知新聞(ニュース)平成12年10月22日第12435号

近江古陶会のコレクションから

茶道具展 荘厳の魅力

=八日市大通り風物時代館で=


古陶磁の魅力を紹介する「茶道具展」

(湖東・八日市市)
 地域の旧家に眠る美術工芸品などを紹介する展示を行っている八日市まちかど情報館“大通り風物時代館”(同市八日市町、金屋大通り)で、企画展「茶道具展=室町・桃山・江戸 茶陶の魅力」が開かれている。十一月十九日まで、入場無料。

 今回は、市内を中心に古陶磁など古美術愛好家でつくる「近江古陶会」の協力で、茶道具などを通じて古陶の魅力を紹介する。
 会場には、古信楽をはじめ、古備前、古瀬戸、古萩、美濃、湖東などの茶器が並び、それぞれ個性ある魅力に輝いている。また、国内だけでなく、朝鮮半島の高麗や李朝、中国の水差、茶碗、茶入れなどの古陶磁も出品され、日本のものと比較して楽しむこともできる。

 展示されて茶道具約五十点に加え、茶室などに飾られる掛軸や短冊も生け花などとともに展示され、茶の湯の世界の雰囲気を引き立てている。中国南宋の水墨画、頼山陽の書、小堀遠州の書簡、井伊直弼と重臣長野主膳の短冊、二代目彦根藩主井伊直孝の書簡など、歴史資料としても貴重な逸品約十点。

 近江古陶会では、「先人たちの持つ感性、古陶磁から受ける量感、力感、静寂感、ものから醸し出される風格、品格、佗び(わび)の格などを味わってもらいたい」と、その魅力をアピールする。

 なお、昔の携帯筆記具である「矢立」(市内に製造業者があった)や煙管(きせる)が使われていたころの「煙草入れ」などの展示も同時開催しており、興味のある人やお年寄りにとってはたまらない輝きを放って来館を待っている。


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一般オープンは28日午前10時

永源寺町立図書館 竣工

=招待者など集め式典・見学会=


竣工した永源寺町立図書館

(湖東・永源寺町)(一部既報)
 昨年十月から建設が進められていた「永源寺町立図書館」(永源寺町山上)がこのほど完成し、二十日、関係者や近隣市町からの招待者など約九十人が集まっての竣工式および見学会が開かれた。

 同図書館は、鉄筋コンクリート造りの平屋建てで、述べ床面積は約一千五百平方メートル。館内部は一般開架室を中心に子ども専用の開架室、雑誌・新聞コーナー、視聴覚室、談話コーナー、印刷作業室、多目的室、書庫、移動図書館車作業室、サービスカウンター、ギャラリーから成り、一般開架室には木地師をはじめとする郷土資料コーナーや暮らしに役立つ実用書コーナーが設けられているほか、七十人収容可能の視聴覚室は講演や演奏会など催し物の場として利用することができる。蔵書収容力は十万冊。総事業費は約八億円。

 久田元一郎町長らによるテープカット=写真=に続きおこなわれた竣工式で、久田町長は「夏休みに八日市市の図書館をのぞいた時、『我が町ではクーラーも無く、子どもたちは汗を流して本を読んでいるのだなぁ』と思い、改めて町立図書館の早期実現を決意した」との準備当時の思い出を語るとともに、「無事竣工を迎えられたのも地元住民をはじめ多くの人の協力のおかげです」と謝辞を述べた。

 一般オープンは二十八日午前十時からで、初日から多彩な記念イベントや展示が続々と開催される。開館日時は水曜日から日曜日の午前十時〜午後六時。休館日は月・火曜日で、月末週の木曜日は館内整理日。予定しているイベントおよび展示は次の通り。詳しい問い合わせは同図書館準備室(TEL27-8050)へ。

【展示】十月二十八日〜十一月二十一日「布の手作り絵本展」▽十一月三〜十八日「東野健一展」▽十二月二〜九日「葉祥明展」

【催し】二十九日「かざぐるまを作ろう」▽十一月三日「カプラで遊ぼう」・オープニングコンサート「ギターとオーボエコンサート」(要予約)▽同五日「子ども映画会」▽同十一日「記念講演会・絵本と子育て」(要予約)▽同十八日「インドの紙芝居を楽しもう」▽同二十五日「おはなし会」▽同二十六日「映画会」▽十二月二日「地球のことみんなで考えてみよう」▽同三日「子ども映画会」▽同十六日「クリスマスコンサート」


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日頃の努力認められ

愛東南小 給食優良校

=文部大臣表彰受ける=

(湖東・愛東町)
 学校給食の普及と充実を図ることをねらいとした平成十二年度学校給食文部大臣表彰で、愛東町立愛東南小学校(岩崎宏謨校長、児童数百九十八人)が「学校給食優良学校」に選ばれ、十九日に沖縄県那覇市で開催された第五十一回全国学校給食研究協議大会で表彰された。

 今回の表彰は、同校が新しい施設と設備による衛生的な給食室での調理を行い、食中毒予防のため徹底した食材や調理済み食品に対する衛生管理に務めたほか、食器をポリ製から安全性の高い強化ガラスや磁器製品に替え、真空冷却器を設置するなど絶えず改善を加えていること、献立に地元で取れるものを多用している、花見・もみじ・鍋などの季節に応じたつどいのための献立や自分で選べるリザーブ給食など給食を工夫している、平成十年度から文部省の「パソコンを活用した食に関する指導の実践研究」に取り組んだ成果を十一月に発表する、今年度からは「学校給食における学校・家庭・地域の連携推進事業」にも取り組んでいることなどが評価された。


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21世紀の将来像提案して!

竜王町で「未来まちづくり会議」

=29日 公民館大ホールで開催=

織田直文教授

(湖東・竜王町)
 第四次総合発展計画(平成十三年度〜同二十二年度)の策定を進める竜王町は二十九日、住民参加のまちづくりを目指すフォーラム「龍の町 未来まちづくり会議」を同町公民館大ホールで開催する。

 「二十一世紀型 協働・共生社会をめざして!」をテーマに意見を集約し、総合計画に反映しようとするもの。町内在住、または在勤する人が対象。なお、当日は手話通訳による解説も行なう。

 同フォーラムでは、はじめに総合発展計画基本構想の中間報告、長野県天龍村の村づくり基本計画の事例をビデオ紹介をした後、各方面で活躍する住民代表がパネルディスカッションを行なう。

 コーディネーターに織田直文・滋賀文化短期大学教授を迎え、パネリストには谷村美知代・農産加工グループ山之上レディース代表(生活環境)、関川玲子・町婦人会長(教育福祉)、北川博巳・稲作経営者研究会長(農業・地場産業)、西村敏明・タックス株式会社代表取締役(企業・事業所)、今井幸治・七里自治会長(自治・まちづくり)、森岡利之・町青年団前団長(同)が出席し、それぞれの立場から意見を述べあう。

 同計画の重点課題については、(1)誇りある郷土づくり(2)若者が定着する魅力づくり(3)農業を生かした新産業の創出(4)暮らしやすい生活環境(福祉、教育、防犯、防災)(5)地方分権時代ヘ向けた自立の五項目が掲げられている。

 同町の人口は一万三千二百九十九人(九月三十一日現在)、主産業である農畜産業のほか、ダイハツをはじめとする事業所も多く抱える。高齢化率は一五・九%で、県全体の平均一六%とほぼ同じ数値で推移しているが、近年は少子化に加えて若者の流出が目立ち、魅力あるまちづくりが求められている。

 これまで同町では、運動公園や町立図書館など体育・教育施設の整備、アグリパークを中心とした農業振興を図ってきた。今後はこれらをどう生かすかが問われるとともに、地方分権の試金石といわれる介護保険制度の充実のほか、医療・商業施設の利便性の確保などが課題となりそうだ。

 ちなみに、今年一、二月に実施された住民聞き取り調査では、約八割の対象者が「現在の生活環境を満足している」と答え、望ましい将来像として「田園都市」「観光リゾート都市」「田園文化都市」を挙げている。


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