滋賀報知新聞(ニュース)平成12年10月24日(火)第12437号

福祉用具の製作を学ぶ

受講募集 八日市健康福祉センター

ボランティアに役立つ講習会
=工房YOUでの活動に期待=

(湖東・八日市市)
 八日市健康福祉センター(保健所)は、来月に行う「福祉用具製作ボランティア講習会」(五回講座)への参加希望者を募集している。老化や障害、ボランティア、福祉制度、施設見学などのほか、工房での製作過程も学ぶ。

 福祉用具は、体の不自由な人や高齢者の日常生活を支えるために工夫さてた道具で、目的と使う人に合わせて製作し、購入した市販品もその人に合わせて改良することで使いやすくなる。まひなどで握りにくい人のための筆記用具、はし、スプーン、ヘアブラシほか、着脱のしやすい衣類などが多い。

 福祉用具の製作に興味のある人を対象に講習会を開き、受講修了者には今後、福祉用具製作ボランティア工房YOUの活動(月二回)に参加し、製作メンバーとして活躍してもらう。

 管内市町在住の希望者は、二十七日までに同センター(TEL22―1253)へ申し込む。FAX(22―1617)も可で、受講無料。講習プログラムは次の通り。時間はいずれも午前九時半〜午後三時半。

【7日】主旨説明「身近で小さな福祉用具(自助具)」(小島寿一・県立福祉用具センター所長)
【16日】老化によるからだの変化、障害をもたらす病気(保健婦)▽障害を理解するために(作業療法士)
【21日】ボランティア活動とは(安土町・西村辰雄氏)▽福祉制度について(介護保険制度・身障者施策)
【27日】県立長寿社会福祉センター「介護実習普及センター・福祉用具センター」見学(福祉用具の種類と活用)
【30日】福祉用具製作工房YOU見学(工具使用時の注意と実際)

 福祉用具製作ボランティア工房YOUは、平成六年から活動を開始し、木工や鉄工職人ほか、縫製が得意な主婦など趣味の範囲で約十人が製作に携わっている。当初は四十人がメンバー登録していたが、現在では二十四人に減り、今回開くボランティア講座で、新たな活動メンバーに期待を寄せている。

 福祉用具の製作は、司学館高等学校(八日市市野々宮町)の工作室で、毎月第二水曜日と第四木曜日(いずれも午前9時半〜午後3時半)の二回行っている。福祉用具への相談は年々増加し、昨年九十二人から製作依頼を受け、はしやスプーン、フォーク、衣服の改良、リーチャー、ボタンエイド、段差解消などに取り組んでいる。


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ミュージカルの醍醐味に酔う観客

「人魚伝説」 感動のステージ

=湖国のアマチュア劇団に絶賛の声=


観客を魅了したミュージカル「人魚伝説」

(湖東・広域)
 「これだけの舞台ができるなんて、すばらしい」「すごく感動しました」「滋賀のアマチュア劇団のレベルの高さを実感しました」と、ミュージカル「人魚伝説〜そして花になりて〜」を見終えた観客からは絶賛の声が相次いだ。

 平成十二年度滋賀県芸術文化祭参加、滋賀県演劇フェスティバル2000(県、県教委、県文化振興事業団、同実行委主催)は、東近江地域のアマチュア劇団を核に県下のアマチュア劇団から集まった劇団員たちの演劇にかける情熱を、日野町小野に伝わる民話を題材にしたミュージカルに結集、ステージで爆発させ、二十一日と二十二日の二日間、補助席や立ち見の観客が出るほど観客でうまる県立八日市文化芸術会館大ホールを感動のうずに巻き込んだ。

 眞崎三幸(ステージ活火山・日野町)の作・演出、福永博子(ミュージカルカンパニークレムス・八日市市)の音楽による人魚と青年雑誌記者の悲恋物語を、三十八人のキャストと三十一人のスタッフの連日連夜に及ぶ血ににじむようなけいこと製作作業、そしてそれを支えてきた関係者によって一つになった力で、見事な舞台を創り上げた。

 歌と踊りと演技で繰り広げられる笑いあり、涙ありのステージに、ミュージカルのおもしろさを知った観客は、青年との運命的な出会いで愛を知った人魚が、「愛をありがとう」と自らの命を投げ捨てて、ものの化による人間への復讐(ふくしゅう)を断ち切り、ものの化の世界へ帰って行くラストシーンで、人魚の「愛の重さ」に涙を誘われた。幕が下りてもカーテンコールは鳴り止まない。

 実行委事務局の責任者として、最後まで厳しく、やさしくメンバーの取り組みを指導してきた端洋一さんは公演を終え、「地域の民話を題材にしたことで、地域の人達に舞台芸術、特にミュージカルのすばらしさを知ってもらえたと思います。県下のアマチュア劇団にとっても今回の公演は大きな成果となります」と、公演成功の喜びと、東近江からのミュージカル文化発信への手応えを語った。

 今回の公演では、会場に小中学生や親子連れの姿が多く見られたのも一つの特徴で、この日の感動がきっと、東近江からのミュージカル文化の広がりにつながるに違いない。


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青年技能者の日本一目指す

能登川町の小鷹さんら3人

=技能五輪全国大会に出場=

小鷹秀樹さん

中俊介さん

吉田稔さん

(湖東・広域)
 国内の青年技能者の技能レベル日本一を競う「第三十八回技能五輪全国大会(技能五輪・彩の国さいたま・二〇〇〇)」が十一月九〜十二日に埼玉県内で開催され、滋賀県下から能登川町在住の小鷹秀樹さん(21・松下電工彦根工場)はじめ三人が出場する。

 同大会は、青少年技術者に努力の目標を与えるとともに、全国大会開催地域の若年者に優れた技能に触れる機会を提供するなど、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重の社会的気運の醸成に資することを目的に年一回開かれている。

 小鷹さんが出場する競技職種は「フライス盤」で、「電工」には大津市在住の中俊介さん(19・きんでん滋賀支店)、「日本料理」に守山市在住の吉田稔さん(22・ホテルラフォーレ琵琶湖)がそれぞれ出場する。


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絵本作家、片山さんが講演

子どもの世界見守って!

=文芸活動通じた教育観紹介=


竜王町で開かれた片山さんの講演会

(湖東・竜王町)
 竜王町立図書館で原画展を開催中の絵本作家、片山健さん(東京都)の講演会が、二十一日に同図書館で開かれ、絵本を通じて見た子どもの世界を紹介した。

 講演では、保育園に通う女の子コッコちゃんを主人公にした人気シリーズを取り上げながら、モデルとなった長女の幼年時代の逸話を披露。

 ひっこみ思案で自分を表現することが苦手だったため、入学した保育園では数カ月間、一人でいることが多かったという。 保母をはじめとする周囲の人は心配したが、やがて同じタイプの子どもと仲良くなり、いつの間にか友達づくりができるようになった。

 片山さん自身、子どもの頃から一人でいる方が落ち着く性格で、「おとなしいのがマイナスイメージにとらわれがちで、無理にでも友達をつくろうするのが教育と思われている。友達をつくるのが上手な子どもがいれば、下手な子どももいる。ひっこみ思案の子どもでも、一人で心の中で何か大切に育てているものもある」と、子どもの人格を受け入れること、成長のペースを焦らずに温かく見守ることも必要とソフトに語った。

 片山さんは昭和十五年、東京都生まれ。武蔵野美術学校商業デザイン科を卒業し、数々の個展を開き、画家としても活躍している。平成六年に「タンゲくん」(福音館書店)で講談社出版文化賞を受賞。代表作品に「おやすみなさいコッコさん」「おなかのすくさんぽ」「たのしいふゆごもり」(福音書店)、「どんどん、どんどん」(文研出版)、「大きい川、小さい川)(ほるぷ出版)など多数。


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こだわりの「食味」と「飼育技術」

市立運動公園で「近江牛まつり」

牛1頭分のバーべキュー大会
=牛乳祭り、農業感謝祭も併催=


「近江牛まつり」PRするポスター

(湖東・近江八幡市)
 高級和牛肉として知られる「近江牛」の良さや優れた品質を生み出している飼育技術を広く地元の消費者に知ってもらい、県内畜産業の振興につなげようと「近江牛まつり」が十一月五日、近江八幡市立運動公園で開かれる。

 近江牛の生産農家、流通業者など近江牛に関わる畜産関係者が一堂に集まり、近江牛のすべてを消費者に見て味わってもらい、その価値の高さを再認識してもらうことで畜産業界に新たな活力を生みだし、定評のある味覚と伝統を21世紀に継承していくことも大きなねらいの一つ。

 公園内のグラウンドとちびっ子広場全面を会場に充て「近江牛とのふれあい」をテーマに「メインステージ」、近江牛五千人分の「バーベキューコーナー」、近江牛の歩みや機材を展示した「歴史館」と永年に渡り培われてきた飼育技術を紹介す「匠の館」、「ミニ牧場」、飼育牛と仔牛の展示紹介コーナーなどが設けられる。

 また、乳牛の搾乳体験コーナーや牛乳をベースにした各種シェイクの試飲コーナー、牛乳の早飲み競争などを催す「牛乳まつり」やフリーマーケット、地元新鮮の直売等が行われる「市農業感謝祭」、大型ヘリの遊覧飛行体験(有料)も併催される。

 午前九時半からのオープニングセレモニーに続いてメインステージでは、幼児向けのキャラクターショー、近江牛不思議発見◯×クイズ、餅つきと餅まき、音楽隊演奏などが繰り広げられる。牛一頭約五千人分のバーベキュー試食コーナーは、会場で出入口のテント前に設けられる。


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