滋賀報知新聞(ニュース)平成12年11月23日(木)第12472号

甲賀郡に予定地を変更!?

びわこ空港一時凍結の謎に迫る

第2名神のインター絡みで
=早くも3カ所が取りざた=

(全 県)
 一部既報のように国松善次・県知事は二十日に開催された県議会びわこ空港・交通対策特別委員会で「環境アセスメントの実施を見合わせて、しばらく(半年から一年間程度か)立ち止まって空港を実現する方策を考える」とし、事実上、空港計画を一時凍結するとともに、第七次空港整備計画期間内での空港設置許可申請を断念せざるを得なくなったとの判断を示した。なぜ国松知事は凍結を決断をしたのか、これまでの経過を振り返りながら最大の謎に迫ってみた。【石川政実】          


 昭和六十三年にびわこ空港建設予定地が蒲生郡の日野町と蒲生町に決まり、本格的な整備計画がスタートして十二年が経過。この間、平成三年には国の第六次空港整備計画に採択され、八年には第七次空港整備七カ年計画に組み入れられたが、県と日野、蒲生両町の地権者集落との交渉は難航。国松知事は、公聴会を開催する一方、びわこ空港の経済アセスメントを行い、空港建設の妥当性を訴えた。

 ようやく、この八月末に日野町野出区は条件付きながら環境アセスの実施を奥野弘三・日野町長に一任する決定を行い、県は蒲生町綺田区の同意さえあれば環境アセスに着手できる段階にまでこぎ着けた。このため県は安井一嗣・蒲生町長に九月末の期限を切って綺田区との話し合いを委ねたところ、綺田区は同月三十日の役員会で「空港建設反対、アセス不同意」を決定。これを受け安井町長は十月二日、「綺田区の決定は決定として、県が環境アセスに着手されたい」旨の町長意見を添えて知事に回答した。

 しかし同地区で対応を再考する意見が出たため、今月十日に同地区が住民総集会を開き「アセス実施は県、町の責任で判断を」との意見集約を行い、安井町長はこの十三日、国松知事に対し綺田区の最終回答書を提出した。この折り、国松知事は「前回の綺田区の文書(九月三十日)が撤回されたわけでもなく、アセス実施は極めて厳しい」と醒めた表情だった。この段階で国松知事は環境アセスを強行することもできたのに、なぜ見合わせたのか。

 自民党の中堅議員は「アセスだけならできるが、問題は用地買収。綺田区でも六人ほどの地権者が用地交渉に応じないと見られる。何億円もかけアセスをしても、肝心の地権者同意が得られず設置許可申請が出せなければ、県民からの批判は避けられない。国松知事は十四年七月十九日に任期満了日を迎えるだけに、このような事態は回避したかった。

 県は凍結することになったが、蒲生町では、少なくとも綺田区の前回の文書が撤回されるのが最低条件。さらに日野、蒲生両町ともアセスと空港建設の同意をセットで集落から取り付けないと、県はもはや興味を示さないだろう。ただ国松知事がこの二十日にびわこ空港と切り離して同予定地の名神と第二名神のアクセス自動車道を建設すると明言したのは、まさに置き土産だ。国松知事の目は十月ごろから甲賀郡に移っていた」と受けとめている。

 同党の有力県議も「採算性を重視するなら、京都に近い大津市や甲賀郡が適地だ。なかでも国松知事とは切っても切れない関係の岩永峯一衆院議員のお膝下である甲賀郡が最有力と見られる。また首都機能移転候補地の一つとして三重・畿央地域が検討されている点も大きい。すでに地元では、第二名神のインターが設置予定の信楽町、水口町、土山・甲賀町の三カ所が取り沙汰されている。きっと半年後には甲賀地域から空港誘致運動が起こるだろう」と予想している。


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世界水フォーラム

滋賀など3府県2市6団体が

=政府に開催誘致を要望 =

(全 県)
 第三回「世界水フォーラム」(平成十五年)の日本開催の決定を受けて、滋賀県、京都府、大阪府、関西経済連合会等の三府県二市六経済団体は先ごろ、連携してフォーラムの開催を琵琶湖・淀川流域の滋賀、京都、大阪の地に誘致するための政府要望を行った。

 同フォーラムは、世界の水問題解決への方向性を示す「世界水ビジョン」を基本に、具体的な解決方法や行動計画検討の新たなステップを切り拓く会議で、水のみならず、地球規模の環境問題を考える上でも非常に重要なものとなる。

 また、貴重な資源である「水」を多目的、効率的に利用している琵琶湖・淀川流域は、水を包括的に協議する場として格好の条件を備えており、府県市民に資源としての水の重要性を考えてもらうとともに、参加国や国連機関、NGO等を通じて、関西を世界に発信する絶好の機会でもある。

 このため、関西が一丸となって開催協力した地球温暖化防止京都会議(COP3)の経験を生かし、京都議定書が採択された京都を「全体会議、閣僚会議」などの主会場に。諸事業については滋賀、京都、大阪の地で連携して開催されるよう、同フォーラムの開催を国土庁、建設省などに要望している。


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「滋賀大講堂」と「かぎ楼」

2件を有形文化財に答申

=滋賀大学経済学部講堂(彦根市) かぎ楼(多賀町) =

滋賀大学経済学部講堂(彦根市)

かぎ楼(多賀町)

(湖北・広域)
 文化財保護審議会(西川杏太郎会長)は、このほど滋賀大学経済学部講堂(旧彦根高等商業学校講堂)と、多賀大社門前町にあるかぎ楼の二建造物を新たに登録有形文化財に指定するよう大島理森文相に答申した。同答申で県内の登録件数は百四十四件になる。

 滋賀大学経済学部講堂(旧彦根高等商業学校講堂)は、彦根市馬場にある国所有(文部省)の建造物で、大正十三年に建築されたもの。構造は木造二階建の瓦葺、建築面積は六百七十九平方メートル。

 同講堂は、彦根城の西側・中堀に接するキャンパスの正門近くにあり、外装はほぼ全体を下見板貼りとし、上下階で連続性をもつ窓を配している。講堂の屋根は切妻造で、正面は妻面上部にコーニス(軒蛇腹)を用いてペディメント(三角形)を型取り、柱型付の玄関を設ける。また、屋根には半円形の屋根窓やドーム屋根の小塔を設けることで、大きな屋根にアクセントをつけている。

 かぎ楼は、多賀大社門前町にある江戸時代創業の旅館(小沢嘉彦氏所有)で、明治十年に建築(大正期に増築)された木造二階一部三階建の瓦葺。建築面積は三百八平方メートル。参道に面して二階建、入母屋造の主屋が建ち、後方に三階建寄棟造の客室棟が接続する。主屋の内部はモダンな和風に改造されたが、客室棟は数寄屋風にまとめられた建築当時の姿をよく残しており、朱色の壁面とともに門前町のランドマークとして親しまれている。


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子供の未来は無限 地域で伸ばそう

第17回 「甲西町青少年育成大会」

きょう、サンヒルズ甲西で開催
=知事賞受賞の相良さんが作文発表 =


地域・家庭・学校が一体となる健全育成活動を
目指す「町青少年育成大会」

(湖南・甲西町)
 悩みや願い、体験を通じて学び得たものなど、中学生が直面する身近な問題を伝える「第三回中学生広場『私の思い二〇〇〇』」(県主催)で、滋賀県知事賞と中学生賞を受賞した相良美帆さん・日枝中学校一年の作文発表がきょう二十三日、甲西町主催の「第十七回町青少年育成大会」で紹介される。

 保護者や学校関係者をはじめとする大人達が、子供たちへの理解と成長を支える眼差しを深めるのが狙いで、相互の絆を強める大会を目指す。

 青少年が健やかに成長することは県民だれもの願いである。同町では、青少年育成町民会議のほか、各小学校区を単位とした学区青少年育成区民会議が結成されており、「大人が変われば、子どもも変わる」をテーマに地域・家庭・学校が一体となる健全育成活動を進めている。

 十七回目を迎える同大会は、青少年が活躍できる機会を地域社会の中につくろうとするもので、大会テーマを「地域で伸ばそう若い芽を あの子もこの子も未来は無限」とし、善行青少年、育成功労者、標語入選者表彰のほか、相良美帆さんの作文発表を行う。また、大人と子供が一体となった湖國十二坊太鼓演奏も開かれ、甲西自慢の宝を紹介する。

 会場は勤労者総合福祉センター(サンヒルズ甲西)。午後一時二十分に開演し、E−radioパーソナリティーの中野栄美子氏が総合司会を務める。なお、二部の作文発表では日枝中学校の生徒たちが司会する。

 県知事賞を受賞した相良さんは、障害者を不幸としか捉えられない人がいなくなるよう呼びかける「障害者が不幸なんかじゃない」を発表する。間違っても良い違いと、あってはならない違い―。夢に向かって努力する人に不幸の影はないと語る相良さんの作品は、強く残る心への問いかけである。

 同大会の問い合わせは、町生涯学習課(TEL0748―71―2344)へ。


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開設30周年記念

公開講座&講演会

=成人病センターで12月 =

(湖南・守山市)
 県立成人病センターは、開設三十周年記念の『県民公開講座&記念講演会』を十二月二日、同センター研究所講堂で開催する。無料。

 がん・心臓病・脳血管障害の三大成人病を中心とした高度専門医療機関として昭和四十五年に開設し、今年で三十年を迎える。そこで、県民を対象にした公開講座を開催すると共に、医療従事者を対象とした記念講演会もあわせて開催する。

 午後一時半から第一部が始まり、一般対象の講座(1)「心臓病から身を守る―狭心症、心筋梗塞のお話―」(講師=小菅邦彦・成人病センター救急部医長)、(2)「迫り来る脳卒中に備えて―脳血管障害の診断と治療―」(講師=秋山義典・同センター脳神経外科部長)、(3)「タバコは害だ一喫煙と呼吸器疾患―」(講師=島田一恵・同センター呼吸器科部長)―が行われる。

 第二部は同三時半からで、主に医療従事者を対象とした『より良い医療をめざして一医療人に求められるもの一』(講師=福井次矢・京都大学医学部附属病院総合診療部教授)。なお、両部とも糖尿病や栄養に関するパネル展示が行われる。定員は先着百五十人。問い合わせは同センター(TEL077―582―5031)へ。


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