滋賀報知新聞(ニュース)平成12年12月5日(火)第12485号

八日市市 環境基本計画

審議会が中村市長に最終答申

基本理念に循環・共生・参加・創出
=推進主体は行政、市民、事業者=


最終答申手渡す小林会長

(湖東・八日市市)
 八日市市環境審議会(会長・小林圭介滋賀文化短大教授)は先月末、同市の二十一世紀初頭の環境施策の柱となる「環境基本計画」を中村功一市長に最終答申した。

 都市化の進行や大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動や生活様式が定着する中で、生活排水による水質汚濁、廃棄物の増大、エネルギー消費による二酸化炭素の排出など、直面する新たな環境問題への解決が求められていた。

 答申では、期間を平成十三〜二十二年度の十年間とし、健全で恵み豊かな環境を維持しつつ、環境負荷の少ない持続的発展が可能な循環型社会の構築を目指す。市・事業者・市民がそれぞれの責務を認識し、主体的活動とパートナーシップを基本に、「自然と共生する緑おりなす八日市」を環境目標像に定めている。

 目標実現へ、環境負荷を低減するための資源循環型社会の構築を目指す「循環」、生態系の基盤を確保し自然と人の共生を目指す「共生」、パートナーシップに基づく自発的かつ積極的な環境活動を推進する「参加」、自然や歴史的資源を保全活用し質の高い環境を生み出す「創出」の四つを基本理念に置いた。

 その上で、同市の環境を「生活環境」「自然環境」「田園環境」「まちなみ環境」「地球環境」に五分類している。現況と課題を明らかにし、その解決のため、市(行政)と市民、事業者を計画の推進主体と位置付け、環境目標の設定や市域の特徴を踏まえた施策の推進、省エネルギーやゴミの減量、リサイクルなど、環境に配慮すべき事項を掲げた環境行動指針を盛り込んでいる。

 重要施策に、地球温暖化防止のため二酸化炭素の削減に向けて、ふるさとを育む里山や丘陵地、社寺などのまとまった緑を保全し、生活環境を潤す花づくりを推進する「良好な緑環境の創出」と、伝統的な生活習慣や環境設計の知恵や工夫を自ら学び、自然生態系の回復やゴミの減量、リサイクルを中心に、資源循環型社会の構築に取り組む「新たな環境文化の創造」の二本柱とした。

 環境基本条例(平成十年十二月制定)に基づき、翌五月に計画策定を審議会に諮問。中間答申(十一年十二月)を受けまとめた計画への素案、原案を公表し、市民から提案を求め最終答申に反映させている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

あの感動を再び

新世紀への期待とともに

=第九in八日市 響く歌声=


「歓喜の歌」をたからかに演奏したステージ
=県立八日市文化芸術会館で=

(湖東・八日市市)
 二十世紀を締めくくり、新世紀への期待を胸に、また、昨年の感動を再びと、「第九in八日市」(実行委主催、市・市教委・市音協・市文団連・県文化振興事業団・滋賀報知新聞文化振興事業団共催、県・滋賀報知新聞社・県合唱連盟など後援)が、三日に県立八日市文化芸術会館で開催され、百二十人の市民合唱団とプロソリストの大合唱が大阪音大管弦楽団の演奏に乗せて「歓喜の歌」となって響いた。

 「第九in八日市」は、「文化都市八日市市」から新たな文化の創造と文化の向上を目的に、昨年の市制四十五周年を記念して開催され、市民参加による「手づくりの第九」として大成功を収めた。
 そのときの合唱団員や市民から「ミレニアムの今年も開催しよう」の声が寄せられ、六月に公募により再結成。ドイツ語のままで歌うための努力が、本番当日まで続けられ、毎週日曜日の厳しい練習を乗り越えて、心ひとつに「第九」を市民に披露した。

 第二楽章が終わり、団員が緊張ぎみにステージに登場、第三楽章が終わり、いよいよ第四楽章。松尾昌美指揮による大阪音大管弦楽団の演奏に、バリトンの井上敏典、テノールの西垣俊朗、メゾ・ソプラノの田中友輝子、ソプラノの井岡潤子のプロによる突き抜けるようなソロに、合唱団の歌声が加わり、会場を感動で揺り動かすクライマックスへ。

 戦争や、みにくい殺りくが数えきれないほど、こりることなく繰り返されてきた人間の歴史に終止符を打ち、世界中の人々が平和の中で「歓喜の歌」のハーモニーを響かせることができる二十一世紀の実現へ思いを寄せる演奏会となった。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

ふるさとの情景ずらり52点

最優秀賞に脇さんの作品

=能登川町で写真コンクール展=


能登川町の魅力が収められた写真の数々

(湖東・能登川町)
 能登川町でこのほど行われた「I・Love・Notogawa写真コンクール」の応募作品展が、町立博物館で開催されている。二十四日まで。

 町の良さを再発見してもらうことを目的に開かれたコンクールで、町内外者に限らず、日々変わりゆく町の中で残しておきたい風景、お気に入りの風景、能登川町らしい風景など『能登川町』を被写体に撮影した作品を対象に応募を募った。

 応募総数は五十二点で、厳正な審査の結果、最優秀賞一点、優秀賞三点、入選八点、佳作十六点、特別参加賞一点の計二十九点の入賞作品が決定し、最優秀賞には同町乙女浜の脇裕文さんの作品「夜明けの賑わい〈伊庭内湖〉」が選ばれた。

 また、同じ会場では、町内のアマチュアカメラマンたちで組織する「のとがわ写真倶楽部」による写真展も開催されている。

 コンクールの入賞作品および入賞者名は次の通り。敬称略。
【最優秀賞】「夜明けの賑わい〈伊庭内湖〉」脇裕文(乙女浜)

【優秀賞】「かぶ」中島紀一朗(種)▽「水車のある風景」北東幸男(八日市市)▽「きぬがさ街道」松吉三男(八日市市)

【入選】「もうすぐ冬ですよ」湯浅由美子(神郷)▽「夕暮」藤森朝子(佐野)▽「住宅にひびくにぎやかな稲刈りの音」中村和子(長勝寺)▽「夜景」新谷教子(伊庭)▽「伊庭内湖の朝」井口初美(乙女浜)▽「伊庭中湖の朝」小磯時一郎(伊庭)▽「暮色」藤沢和美(八日市市)▽「夕照伊庭内湖」藤沢廸夫(八日市市)

【佳作】「春雨の夕晩れ」森下貴子(種)▽「猪子の子供みこし」富永重三(猪子)▽「祭りの子」片山ミチ子(躰光寺)▽「初冬の朝」石田光明(五個荘町)▽「水辺の朝」里田俊子(山路)▽「散策」若林たか子(新宮東)▽「秋祭り万燈祭」深田實(能登川)▽「愛知川で遊ぶ・いつ迄も美しく」星野義雄(長勝寺)▽「冬」中村善一(五個荘町)▽「瞬陽」金森賢一(佐野)▽清澄」森弘子(林)▽「水車の朝」藤川節子(垣見)▽「こんなところに秋が…」川南千年(川南)▽「彼岸花(家の裏にて)」深田和子(能登川)▽「春祭り」脇規子(佐野)▽「田んぼの中のお宮さん」木下富男(伊庭)

【特別参加賞】「初冬の伊庭内湖」石田光明(五個荘町)


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

竜王町グループホーム設立向けて

やまびこまつり開催

=10日、シンポや仲間のステージ=


ステージで披露する沖縄舞踊エイサーを
練習する仲間たち

(湖東・竜王町)
 やまびこ作業所(島田多美枝所長・竜王町鵜川)主催の「やまびこまつり」が十日、同町公民館(小口)で開催され、同作業所の仲間や町内各団体が手づくりイベントを繰り広げる。

 この祭りは、地域の人たちと交流を深めるとともに、仲間たちが自立して生活するグループホーム設立に向けた資金づくりの一環として開催されるもの。

 グループホームとは、両親の高齢化などの様々な事情から、自立を目指す仲間たち四、五人が、生活を援助するハウスキーパーとともに、生まれ育った地域で安心して暮らせる施設のこと。

 祭りでは、作業所の仲間たちが歌や踊りを特設ステージで披露(10時40分)するほか、日曜品や陶器の販売・オークションを行なうリサイクルバザー(11時)、焼そばやフランクフルトなどが味わえる模擬店(10時半)が軒を並べる。

 また午後一時半からは、グループホームへの関心を深めるシンポジウムが開かれる。司会進行は同作業所職員の佐藤勝治さんが務め、シンポジストには彦根市のたんぽぽ作業所でハウスキーパーとして勤務する手原裕子さん、グループホームに入居する障害者代表として松村明美さん(安土町)と今村ちかこさん(彦根市)、アパートで生活する障害者代表として今若狩太郎さん(八日市市)、グループホーム入居を希望する障害者代表で和田祐子さん(竜王町)と中嶋淑江さん(同)がそれぞれ、グループホームの必要を訴える。

 島田所長は、「両親の高齢化が進むなか、仲間たちが地域に根差しながら自立しようと思えば、どうしても共同生活するグループホームが必要。まだ認知度が低いので、この催しで理解を深めてもらえれば」と話している。

 同作業所は、町からの無償提供で引き継いだ旧作業所(同町七里)をグループホームに改築する計画を進めている。改築費用千五百万円のうち、国・県と町の補助金を除いた自己資金五百万円を必要としている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ

ポルトガル語に興味津々

日系ブラジル人招いて国際理解

=桐原小5年生 =


児童の興味を集めながら熱心に
ブラジルの話しをする塩谷さん

(湖東・近江八幡市)
 市立桐原小学校で二日、海外に目を向け、国際理解につなげる五年生の全体学習会が開かれ、人材派遣会社M・K・Kの統括部長を務める日系ブラジル人、塩谷へナット幸男さん(37)のブラジルの話しに耳を傾けた。

 塩谷さんは十年前、ブラジルで日系の大手家電メーカーを退職したのち、就労を目的に来日し、堪能な語学力を活かして通訳を務めるなど、日本とブラジルの国情を最も理解している一人として仕事に励んでいる。

 多目的広場に集まった児童百人を前に塩谷さんは「ブラジルの小学校は一日四時間で、共働きの家庭が多いために一人ぼっちで昼食を食べる子供が多いです。これからの日本はさらに国際化が進み、世界の人々と仲良くしていかなければならない。そのためには特に言葉を勉強することが大切です。何か好きなことを見つけて一生懸命やってほしい。将来きっと役立ちます」と自分が日本語を習得した例をあげて説いた。

 また、ビリバオと言われるブラジルの弦楽器を演奏したり、ブラジルの子供たちがよく歌っている歌を披露し、児童の代表が歌に合わせたダンスに挑戦した。
 児童たちは、ポルトガル語の紹介に一番興味を示したようで「オブリガード」(ありがとう)、「チャオ」(さよなら)などの言葉や発音の仕方を質問する手を元気に挙げていた。
 この日、保護者の授業参観も行われ、児童たちはお父さん、お母さんの前で少し緊張しながらも楽しい塩谷さんの話に大喜びだった。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail
TOP インデックスへ