滋賀報知新聞(ニュース)平成12年12月7日(木)第12488号

中西、杉山両氏に絞られる!?

18日の大津市議会最終日に提出予定の助役人事案件

山田市長の後継者問題絡む

=ミスターX説も出回る=

大野氏

中西氏

杉山氏

(湖西・大津市)
 県都・大津市が揺れている。大野哲助役(65)がこの十八日に任期満了を迎えるため、一日から開会した大津市の十二月定例市議会最終日の十八日に、山田豊三郎大津市長が助役人事案件を提出するものと見られるが、同市長は次期市長選には出馬せず勇退を明言しているだけに、今回の助役人事は市長後継者との受け止め方もあり、注目を集めている。早くも議会筋では、二人に絞られたとの見方が出ている。【石川政実】

 五月の大津市長選が終わって早くも半年が過ぎたが、山田市長は竹内照夫市議会議長、河部哲幸副議長にも、いまだ助役人事について重い口を開いていない。この十一月まで庁内で囁かれたのは、大野助役続投説と杉山順幸・水道ガス事業管理者(61)の抜てき説。

 大野助役には与党会派の市民ネット(連合系)と緑風会(自民系)、杉山氏には山田市長の親衛隊会派ともいえる政新会(自民系)がそれぞれ後押しし、綱引きがを続いているとの憶測が流れた。市民ネットの大谷克行元幹事長と大野助役とは親交が深く、現在も大野助役再任への意向が強いと見られている。

 議長や副議長らは、何回も山田市長と会い市長の腹を探るが「今度ばかりは(任期中に助役人事を行うのは)最後になるので、私の好きなようにさせて欲しい」との答えが返ってくるばかりだったという。 このような綱引きの中で、十一月中旬から急浮上しているのが、中西昭収入役(61)の起用説である。

 保守系の有力市議は「中西収入役氏の長所は、なによりも口が堅いこと。また大津警察署幹部とは(中西収入役は)親戚関係にあり、いろんな面で頼りにできると山田市長が判断したのでは。一方、大野氏では、格から言って事実上、後継者指名(市長候補)をしたことになってしまう。山田市長としては、このシナリオだけは絶対に避けたいはずだ。三人の名が取りざたされていたが、ここにきて本命が中西氏、対抗が杉山氏の二人にほぼ絞られてきた」と予想している。

 別の保守系市議は「はっきりしていることは、三人のうち誰が助役になっても、山田市長の後継者ではないということだ。あくまで助役として、次期市長の時も水先案内をすることが任務となる。山田市長の後継者として、よく下馬評に世古正県議(自民)らの名がのぼるが、市長の意中の人は、ひょっとすると意外な人物かもしれない。奇想天外な説では、山田市長に大津市自治連合幹部が民間人の“ミスターX”を推挙したと、もっともらしい尾ひれまでついている。

 これは先の参院補選において、故山下元利元防衛庁長官の長男で、“銀行出身”の山下英利氏(47)が 初当選したことにヒントを得たのだろうが、山田市長はきっと快く思わないはずだ」と一笑に付す。
 いずれにせよ同市の助役人事は、山田市長の意中の後継者を占う意味でも興味深いところ。


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導入目標は2003年度

中高一貫教育研究会議が最終報告
協力校の意見も参考

=「併設型」「普通科タイプ」が望ましい=


石部中・石部高の吹奏楽
演奏交流が盛んだ

(全 県)
 公立校での中高一貫教育について、県教委の委嘱を受けていた中高一貫教育研究会議(委員長=藤田弘之滋賀大教授)はこのほど、同一敷地内に設置された中学と高校による「併設型」を前提に、各教科を幅広く学ぶ「普通科タイプ」が望ましいとする最終報告を提出した。導入目標時期は二〇〇三年度としている。

 中高一貫教育は一昨年六月の学校教育法一部改正で新設されたもので、詰め込みなどの学校教育から個性を重視する密接型教育への移行を図るもの。導入されれば現行の中学・高校進学に加えた選択肢が拡がるが、小学校の卒業段階で適切な進路指導が必要になり、大学受験などの準備に偏した競争が低学年に及ぶ可能性も懸念されている。

 なお、導入のパターンは全国的に次の三点が議論されている。一つ目は、中等教育学校として前期(中学)と後期(高校)の六年間を一貫。二つ目は、高校入学者選抜を行わずに同一の設置者による中学校と高校を接続。三つ目は、既存の中・高校が教育課程の編成や教員、生徒間交流などの連携を深める形―で、選択は地域の実情や生徒・保護者のニーズを踏まえて各自治体が判断することになっている。

 現在、県内には▽石部中学校―石部高校(石部町)▽堅田中学校―堅田高校(大津市)▽彦根南中学校―河瀬高校(彦根市)の六校が協力校に指定されており、地域に密着した特色ある教育が行われている。県教委では昨年七月に、学識経験者や学校関係者らによる同研究会議を設置し、これら協力校からの意見を参考に導入等についての検討を要請。このほど最終報告書が提出されたもの。

 それによると、中高一貫教育の意義について「六年間の計画的、継続的な指導で生徒の個性や創造性をより一層伸ばすことができる」とした上で、教育内容を▽国際化や情報化に応じた資質・能力の育成▽環境と福祉▽地域文化や歴史、産業などの学習重視を上げた。パターンは、同一設置者が同敷地内に置いた中学と高校による「併設型」導入を前提に、設置学科は「普通科タイプ」が望ましいとしている。なお、受験競争の低年齢化を招かないため、入学者の決定方法は面接、作文、調査書、集団活動などを組み合わせ、意欲・適性を的確に把握することを提言している。


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障害者週間の更生大臣表彰

永源寺町の谷田さん

=知的障害者福祉の向上に尽力=

谷田恵美子さん

(湖東・永源寺町)
 障害者週間(十二月三〜九日)の記念行事として厚生省は、障害者更生援護功労者に永源寺町箕川、谷田恵美子さん(64)を選出し六日、表彰した。

 谷田さんは、昭和五十一年四月に東近江地域で最初の知的障害者のための共同作業所ならびに生活ホーム開設に尽力し、知的障害者相談員や生活ホームでは知的障害者の自立に対して母親と変わらぬ愛情で良き相談相手になってきた。

 また、五十一年四月には県手をつなぐ育成会理事として、平成九年四月には同会副会長として県内の育成会活動に指導的な役割を持つとともに、スポーツの振興面でも協力し、知的障害者の福祉向上に取り組んできた。

 現在は、県手をつなぐ育成会副会長兼理事、永源寺町手をつなぐ育成会副会長、県知的障害者相談員、たけのこ福祉作業所指導員、たけのこ生活ホームキーパーを務める。


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えん罪・日野町事件支援

野田淳子コンサート

=28日 わたむきホール虹=

野田淳子さん

(湖東・日野町)
 日野町事件でえん罪を訴える「阪原弘さんを守る会」などが主催する「野田淳子コンサート」が、十四日に日野町わたむきホール虹で開かれる。

 コンサートではフォークソング歌手の野田淳子さんが、えん罪をうたうをテーマに「ゆらゆら春」「父よ」、愛と平和をうたうをテーマに「花」「島原の子守歌」を弾き語る。

 協力金は、一般二千円、学生千五百円、小学生千円。問い合わせは滋賀第一法律事務所気付阪原さんを守る会(TEL077―522―2118)へ。

 同事件は、昭和六十年一月、前年十二月二十八日から行方不明になっていた日野町豊田の酒店(兼立ち飲み)経営、池元はつさん(当時69歳)が、自宅近くの造成地で遺体となって発見されたもの。常連客だった阪原さん(当時52歳)は殺人容疑で無期懲役が確定しているが、「はつさん殺しに結びつける証拠がない」として、「阪原さんを守る会」が中心になって無罪を訴える支援活動を展開している。


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農業公園アグリパーク竜王

生ごみ処理機を導入

=肥料へリサイクル利用=


ふれあい動物園から出た糞を処理機に投入する職員

(湖東・竜王町)
 竜王町はこのほど、動物の糞や残飯を肥料にリサイクルする生ごみ高速処理機(二百六十万円)を、同町山之上の農業公園アグリパーク竜王に導入した。全住民あげての生ごみリサイクル運動を二十一世紀事業として掲げる同町にとって、実験的な試みになりそうだ。

 この生ごみ高速処理機の処理能力は十―百キログラムで、摂氏六十〜八十度に温度制御された処理機内に生ごみを投入すると、分解菌が発酵処理し、四十八時間後に有機肥料が出来上がる。

 有機肥料は、大量使用しても耕作地で濃度障害を起こさず、通気性・保水性・保湿力の向上によって病害虫に対する免疫力を高めるという。アグリパーク竜王では、公園内のふれあい動物園から出た糞や、レストランなどの残飯などを肥料にリサイクルし、周辺の農地で活用したいとしている。


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