滋賀報知新聞(ニュース)平成12年12月26日(火)第12509号

お父さん、お母さんと

手づくり凧揚がれ

=八日市大凧会館で親子教室=


熱心に凧づくりに取り組む親子

(湖東・八日市市)
 “大凧のまち”八日市市でお正月を前に、「親子凧作り教室」が世界凧博物館八日市大凧会館別館(東本町)で二十三日に開かれ、市内の親子十組が思い思いの凧づくりに取り組んだ。

 教室は、市や日本の伝統文化を子どもたちに伝え、お父さんやお母さんといっしょにつくった凧を新春の大空に揚げ、新しい年を元気に迎えて祝ってもらおうと毎年開かれている。

 参加した子どもたちは、会館職員らから凧の作り方を押しえてもらい、骨や糸つけ、今年の干支(えと)の巳(み)やピカチュー、アンパンマンといったアニメキャラクターなどの絵を描いた。
 凧づくりを手伝っていたお父さんやお母さんも、いつの間にか子どもたちより作業を楽しんでいる様子で、親子の共同作業によるすばらしい作品が次々と完成した。

 思い思いにでき上がった凧を手に屋外の広場に出ると、八日市大凧保存会のメンバーから上手な凧の揚げ方を押しえてもらって、早速、試験飛揚に挑戦。お父さんやお母さんに凧を持てもらいながら、元気に走り回る子どもたちのいきいきとした笑顔や歓声がいつまで続いた。


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新年の干支「巳」もあります

年賀切手採用の民芸品を展示

=五個荘町のあきんど大正館=


年賀切手とともに展示された民芸品の数々

(湖東・五個荘町)
 「お年玉年賀切手」に採用された全国各地の郷土民芸品の数々を紹介する「郷土玩具・干支民芸品展」が、五個荘町金堂の「あきんど大正館」で開催されている。来年一月十四日まで

 昭和二十九年に「お年玉年賀切手」が発売されて四十年余り。毎年その年の干支にちなんだ全国各地の郷土民芸品などが切手を飾り、人びとの目を楽しませてきた。

 平成二年にはクジ付きの年賀切手も発売され、採用された民芸品の数は約八十点。同展では、初代「三春駒」(福島県)をはじめとするほぼすべての民芸品が、当時の切手と合わせて展示されている。

 同町の郷土玩具でもある小幡人形は、「小鎚乗りねずみ」が昭和五十九年のお年玉年賀切手に、「桃持ち猿」が平成四年のクジ付き年賀切手にと、二度も採用されているほか、新年の顔「まき巳」(東京都)・「ささのぼり巳」(山形県)も飾られており、会場は華やかなお正月ムードに包まれている。

 入場料は近江商人屋敷(旧外村宇兵衛・繁家)と三館共通で大人四百円、高校生三百円、小人百五十円。問い合わせは「あきんど大正館」(TEL0748-48-3399)へ。


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入所者にケーキと花プレゼント

楽しいクリスマス過ごして

=花源が清水苑をサンタ訪問=


サンタからプレゼントを受け取る入所者ら

(湖東・五個荘町)
 五個荘町山本の花店「花源」(三原誠太郎社長)が二十二日、同町川並の社会福祉法人六心会特別養護老人ホーム「清水苑」のクリスマス会を訪問し、入所者にクリスマスのプレゼントを贈った。

 心踊るクリスマスの日を元気に楽しく過ごしてもらおうと、五年前から毎年続けている取り組みで、今年も三原社長がサンタクロースに扮して登場。一人ひとりにショートケーキをプレゼントするとともに、施設を華やかに演出するポインセチアやコチョウランなど四十余りの鉢植えを寄贈した。

 突然のサンタクロースの素敵な贈り物に入所者らは大感激の様子で、「あとでゆっくり食べてね。元気でね」との言葉に「ありがとう」と満面の笑みで感謝を述べていた。


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必佐小6年生の総合学習

地域で太平戦争を取材

=壁新聞にまとめ成果発表=


学習発表会を見入る子どもたち

(湖東・日野町)
 太平洋戦争をテーマにした学習発表会がこのほど、日野町立必佐小学校(同町小御門)で開かれ、参観した父母は熱心に発表を聞き入っていた。

 企画したのは同校六年A組の児童。この学習発表会は、総合学習の一環として行なわれたもので、グループごとにテーマを設定し、地域へ出かけてお年寄りから戦時中の話を聞いたり、図書館で調べるなどして、取材内容を壁新聞にまとめた。

 「戦争中の子どもたち」について取材したグループは、身をもって当時の食糧事情を知ろうと、うどん粉を水でこねて汁で煮たごはんの代用食「すいとん」を発表会で調理。試食した児童からは「おいしくない。昔の人はこれぐらいのものしか食べていなかったのか」「塩を振りかけないと、味がなくて食べられない」と、戦時中の苦労を想像していた。

 指導した安田寛次教諭は「今の子どもたちは聞き取る力や、地域の人達とのふれあいが不足気味。 教室の外へ出てインタビューなどをして、多くのことを学んでくれた」と、目を細めていた。


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川端市政、任期後半へ

本領・企業人の感覚

世紀の橋を越える今
=吹いているか「新しい風」?=


インタビューに答える
川端市長(市長室で)

(湖東・近江八幡市)
 市役所に企業感覚の新しい風を公約に川端五兵衞氏が市長に就任してちょうど二年。任期四年間の前期が過ぎた。

 市民が期待した企業人の感覚が市政にどのように活かされ、待ち構えていた問題や課題を乗り越えたのか、また、迎える新世紀にどのようなまちづくりの想いがあるのか。

 来年は川端市政の「一期折り返し」でもある。そして21世紀の始まり。川端市長は「新世紀は20世紀の反省に立った倫理を取り戻す世紀だ」という。目前の課題も含め、任期半ばの市政の取り組みを聞いた。


 市長就任から二年。企業人から見た行政は・・。

 行政の仕事には、実効性のあるものとないものとがある。企業の場合は、形式よりも実効性が重視され、結果オーライのところがあるが、行政の場合は形式も求められる。得てして形式に流されてしまうこともある。来年度は、自治省方式のバランスシートを作りたいと考えている。市の資産はどのぐらいあって、インフラ価値はどうなのか、などです。他市との比較が大切だと思う。市の発展を考える上で重要な資料になると思う。

 今年度は新しくコンプライアンス制度が導入されましたが、その効果は・・。

 (職員の中には)日常の仕事はこれでいいんだという先入観があって、悩みや問題をため込んでしまっている。疑問が出たとき、コンプライアンスマネージャーに相談してもらうことで解決へのスピードをあげ、次のリアクションが早く取れるようにすることが大切です。この制度は職員のためにあるのでもっと活用してストレスをためないでほしい。それは市役所の健康につながる。

 今年、審議会などがたくさん生まれましたが・・。

 審議会がたくさん設置されると『何もよう決められへんのか』という意見もあるが、行政が熟知している事柄がもう曖昧になっているかも知れないという心配がある。行政のルールも変わりつつある中で住民と行政との価値観に相違があることも確かだ。新しい考えがあるのなら、耳を傾け、幅広い意見を集約することが大事だと思う。

 近年、市道の管理不備が問われる自動車事故が多発していますが・・。

 農道で起きている場合が多いが、市道よりも簡易な舗装であるために発生しやすくなっているのかも知れない。保険で補償されているが、保険があるからではいけない。農道の管理責任が市道と同じであることなど含めた安全管理(の再検討)が必要になっている。

 年頭の市長訓示で「今年は課題解決パート2」と云われましたが結果は・・。

 大小あるが、懸案課題の一つである火葬場の問題は、地元の話しを熱心に聞くことに努力している。少し前に進んだと思う。このほか、途中までうまくいっているものもある。部長会が市の課題テーマを共有しあい、(職域を越えて)施策を論じることも課題を解決するソフトの一つと思う。

 病診連携の取り組みが始まりましたが・・。

 研究会で進めてもらっている。来年度予算で市民病院に病診連携室を作り、市内の開業医と病院医師とが勉強会をしたり、打ち合わせしたりする場にしてほしい。また、国が進める日帰り手術を実現するために、その分野の医療技術が進んでいる欧米の医師を迎える計画がある。

 新市民病院にPFI導入など新しい提案もありましたね・・。

 新しい情報の収集能力は、まだまだ未熟だと思う。来年はその内容も含めた勉強会をしたいと思います。最近は電子メールがあるから、遠い他市町との情報交換や交流も考えられる。

 就任二年目、企業人感覚は衰えていませんか・・。

 企業人と行政マンは自ずと違う。企業人が仕事に行き詰まった場合、ずくに軌道修正に動くが、行政の場合は言われたからやったという段階で終わることがある。公務員は、命令系統をはっきりさせ過ぎている。逆に民間人は誤解を受けやすいかもしれない。

市町村合併問題は下準備が不足している


 今後四年間に市町村合併をしなければなりませんが・・。

 まだ、突破口が見つからない手詰まり状態が続いている。同じ指標をもって自治体を判断することが大切と思う。人口、生活インフラ、公共施設の規模、自治体の一人当たりの総資産など。現在のところ、いろんなデータが出されていますが生活感のあるものはない。どんなまちづくりが出来るのか論議が必要です。

 今後IT化が進めば家庭に居ながら住民票が取れたり出来るようになるでしょう。在宅で行政サービスがどれだけ受けられるのかそのまちの実力が問われる時代が来ると思います。 この間、国松知事にどのような合併イメージを持っているのかヒアリングを受けたが、その時、私は『私にいう権利はない』と言いました。

 しかし、住民に出来るだけ多くの情報を開示する責任があります。住民意向調査の実施や住民意見を論議のテーブルに乗せ、いろんなパターンを想定し、それぞれについて検討を深め集約していくことが大切です。合併パターンを示すには下準備がかなり不足しています。漠然としたものではなく、具体的な指標を示し、開示していくことが肝要です。住民を大切にしょうと言っていながらまだ、そのレベルではない。

 21世紀からは任期の後期に入りますが・・・。

 20世紀の反省を始める年にしなければなりません。人類は科学技術の進歩によって多大な恩恵を受けたが、その反動も大きものがある。アクセルを踏み続けた世紀にブレーキを掛ける倫理を取り戻すことが大切です。人間は鉄腕アトムのように『科学の子』ではなく、『自然の子』に戻ることです。わずらわしさと一緒にいきる時代を迎える覚悟が必要です。自然への恩返しだと考えている。
(聞き手・畑 多喜男)


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