滋賀報知新聞(ニュース)平成13年1月9日(火)第12522号

ミシガン号をチャーターして

びわこ新年互礼会

=本日 船内では隆昌祈願祭も=

(湖東・八日市市)
 新年を迎えた琵琶湖で今年一年の計を誓い賀詞を交換する滋賀報知新聞社主催の「第十六回びわこ新年互礼会」(隆昌祈願祭)は、九日に琵琶湖上に浮かぶ豪華外輪船ミシガン号をチャーターして開催される。

 東近江や湖東地域はじめ県下の政治、経済、文化界の代表らが一堂に集まり、その年の行方を語り合う新春恒例の行事。午前八時半に八日市市役所東玄関を出発し、バスに分乗して浜大津港に向かい、同十時にミシガン号に乗船する。

 チャーター船内の互礼会は、市神神社の中嶋高名宮司が執り行う隆昌祈願祭で始まり、来賓の国松善次知事や中村功一八日市市長、川端五兵衛近江八幡市長ほか国会議員、県議会議員らが年頭のあいさつを行う。


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元気よく新世紀の第1歩

日野でイベント年賀配達

=郵便局員が町火消しに扮装=


1日に行なわれた日野郵便局イベント年賀配達

(湖東・日野町)
 元旦恒例になった近江日野郵便局(橋本榮二郎局長)と同郵便局利用者友の会(広瀬三十二会長)のイベント配達が、一日に日野町の銀座商店街で行なわれ、四十戸の家庭に年賀状が配られた。

 このイベント配達は、同町と同郵便局の活動を全国にアピールしようと行なわれているもので、今年は二十一世紀の第一歩を元気よく踏み出そうと、消防の出初めをテーマに企画された。

 年賀状を手渡す局員は町火消しにふんし、それぞれ纏(まとい)を高くふりかざし、今年の干支・巳(へび)をあしらったユーモラスなみこしをかついで町内を練り歩いた。

 玄関先で年賀状を受け取った住民は、「年始早々からご苦労様」と感謝の言葉を局員たちにかけるとともに、二十一世紀を迎える喜びをかみしめていた。


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ふるさとの風土愛した画家

野口謙蔵生誕100年

=詩情あふれる洋画=

(湖東・蒲生町)
 昭和初期に活躍した洋画家、野口謙蔵が、一九〇一年に桜川村(現在の蒲生町綺田)で生まれて今年で百年。その詩情あふれる「日本的洋画」は、見る人に沃土広がるまほろばの地、蒲生野をイメージさせる。戦後の混乱で忘れられながらも、近年になってようやく見直されるようになった鬼才の足跡をたどった。

 なだらかに続く山々、小鳥たちのさえずり、そしてのどかに広がる田園風景。万葉の時代に数多くの名歌が詠まれた蒲生野は、今も人々のロマンを魅了してやまない。蒲生郡のほぼ中央部、戸数六十七戸の蒲生町綺田は、鈴鹿山脈から流れる佐久良川右岸に開けた集落だ。

 椿の生け垣を通り抜けると、数々の名作を生み出したアトリエがひっそりたたずんでいた。東京美術学校(現東京芸大)を卒業して帰郷した青年画家、野口謙蔵は昭和八年、ふるさとのこの地に制作拠点を構えた。

昭和9年に帝展特選に選ばれた
代表作「霜の朝」(東京国立美術館蔵)

 昭和六年から十一年までお手伝いをしていた、野口ち江さん(84歳)が迎えてくれた。「先生はやさしくて、素朴な自然を愛する方でした。私が野の花を摘んできたら、きれいだねって褒めてもらってうれしくて」と昔を懐かしむ。

 ただし芸術への姿勢は厳しかったという。ある日、お守を任されていた長男の彰一氏が発熱したため、謙蔵がデッサンをしていた近くの裏山へ急いで知らせに行った。黙々と筆を走らせる謙蔵は振り向きもせず、「描き終わったら帰るから、いちいち呼びに来るな!」と激しく一喝。制作中の気迫はすごいもので、周囲の者を寄せつけなかった。

 当時、洋画を目指すほとんどの若者は、東京美学校〜パリ留学〜東京在住をたどるのが一般的。それだけに、西洋美術が集まる東京から離れた謙蔵は、ハンディーを埋めるように画業に打ち込んだ。日記では決意をこう固めている。
 〈よい絵かけばよいのだ それだけでほかに何もないと白雲みてる〉

 同町教委で顕彰事業に関わる田中浩さん(44歳)は、「あえて東京との距離を置いたからこそ、時代に流されず独自の画風を確立できたのでは」と話す。
 そんな業績も戦後の混乱で忘れ去られ、地元の理解者がほそぼそと展覧会を続けてきた。市神神社(八日市市)宮司で、顕彰会会長を務める中嶋高名さん(75歳)もその一人。謙蔵に会った回数は数えるほどだが、絵画を通じて人柄を慕う。 「謙蔵さんには、雪を描くのに裸足で雪の上を歩き、体で感じて描いたエピソードがある。描かれた雪は冷たいだけでなく、どこかしら温かみがある」と、心の筆を強調する。

 昭和十九年に謙蔵(享年四十三歳)が亡くなって半世紀以上たった。今ではアトリエは記念館として復元され、遺徳をしのぶ地域住民が管理する。展示の中には、絶筆のクレヨン画「喜雨来」が飾られている。久しぶりの恵みの雨に、村人や牛、かえる、亀たちが小躍りして喜んでいる構図だ。ふるさとを見つめる温かいまなざしが、ひたひたと感じられた。

【生誕百年事業予定】

▽「野口謙蔵生誕百年展」=八日市文芸会館/5月19日〜27日。

▽「交流資料展と講演会」=蒲生町あかね文化センター/6〜9月。

▽「野口謙蔵のふるさとをたずねて」=蒲生町内/6月17日、8月11日または12日の2回。

▽「野口謙蔵遺作展」=県立近代美術館/6月9日〜8月19日。


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21世紀元旦「幸せ記念」

9組が婚姻届け

=近江八幡市=


特別出勤した市職員から21世紀特別の受付証明書を
受け取る濱田さん夫妻。

(湖東・近江八幡市)
 21世紀がスタートした元旦、近江八幡市では9組の婚姻と出生8人の届け出があり、ミレニアムを記念して特別に作成した「証明書」を交付した。

 同市では、昨年の元旦に婚姻、出生合わせて30組の届けがあったことや昨秋から問い合わせが相次いだことから宿直とは別に市民課の職員が申請を受理する特別の体制をとって待機した。その結果、受付が始まった午前8時半から午後5時15分の間に相次いで新婚カップルや新生児の親が届けに来庁した。

 21世紀1番目の婚姻届を済ませたのは、牧町の濱田義信さん(36)と照美さん(32)のカップル。夫婦愛に例えられるオシドリが並ぶ姿を挿し絵にした特別の受付証明書が「ご結婚おめでとうございます」の言葉とともに贈られた。2人は「新世紀は2人で力を合わせて頑張っていきます」と喜びに包まれていた。


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