滋賀報知新聞(ニュース)平成13年1月21日第12536号

国の重文など守れ!

26日は文化財防火デー

社寺など99か所を査察
=東近江消防本部 火災防ぎょ訓練も=

(湖東・広域)
 東近江行政組合消防本部は、二十六日の文化財防火デーを中心に、国の重要文化財が眠る管内二市七町の寺院や神社、資料館、個人宅などへの防火査察を行うほか、各消防署単位に火災防ぎょ訓練を実施する。

 査察には、消防署員や各市町教育委員会ほか関西電力などが合同で出向き、二十三―二十六日の毎日、丸一日をかけ消火栓、消防設備、電気配線などの点検や防火対策への安全確認などを行う。

 八日市市(二十か所)と近江八幡市(五か所)は二十三日、日野町(十三か所)と安土町(十五か所)が二十四日、蒲生町(八か所)と五個荘町(十八か所)が二十五日、永源寺町(六か所)と能登川町(十四か所)、竜王町(三か所)では二十六日に一日査察を実施することにした。

 昭和二十四年一月二十六日、現存する世界最古の木造建築物「法隆寺金堂」で火災が発生し、貴重な文化財の壁画(一部)が消失した。二十九年に法隆寺金堂の修復が行われ、この機に二度と惨事を繰り返さないためにと、三十年から毎年一月二十六日を「文化財防火デー」に指定し、今年で四十七回目を迎える。

 査察のほか、管内四消防署は文化財消防訓練を二十一日(八日市・能登川・日野)と二十七日(近江八幡)に行う。消防水利の掌握や初期消火、迅速な文化財の搬出などの訓練をする。

 八日市市では、建部日吉町の日吉神社北側の山林から出火―を想定した火災防ぎょ訓練が午前九時から約一時間行われる。北風にあおられ「重要文化財である日吉神社本殿へと延焼しつつある」との一一九番通報が消防本部に入った。

 地元自治会や神社役員ら十人による初期消火にもかかわらず火は広がり、消防署と消防団から車両六台と二十五人が出動する。訓練は、防火協力体制の強化や消防活動の技術向上、地域住民の文化財に対する防火意識の高揚を目的に繰り広げられる。


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自費出版「海軍生活の思い出」

元八日市市議の小森章次さん

55年ぶりに世に出た軍隊日記
=日々書き留めた原本そのまま=


小森さんの「海軍生活の思い出」

(湖東・八日市)
 元八日市市議会議員の小森章次さん(77)=同市妙法寺町六五四=は、軍隊生活時代に書いた日記を一冊にまとめた著書「軍事政権下・海軍生活の思い出」を自費出版した。

 日記は、海軍入隊(昭和十九年五月十五日)から復員(同二十年八月二十二日)まで毎日、厳しい軍隊生活の中で寸暇を見て書き留められている。著書(A5判、百七十四ページ)には、この日記(原本)をそのままに無修正で書き移し、参考資料や追憶なども記されている。

 当時は、軍事機密保持で「この日記が見つかれば軍法会議にかけられていたかも知れない」と振り返る。増して、終戦時すべての物は焼却処分せよとの指示が出され、日記帳を持ち返れたことすら不思議とも。

 河和海軍航空隊に入隊後、海軍二等整備兵としての新兵教育に始まり、この時の決意を「立派なる帝国海軍軍人として第一線で活躍できる日を一日千秋の思いで待ち焦がれている」と感想文にまとめ提出している。

 入隊約二か月後には普通科飛行機整備術訓練生となり、四か月の教程を修め甲種飛行予科(整備術)練習生准教員として岡崎海軍航空隊に転属した。その後、海軍上等整備兵、海軍整備兵長と進級している。

 この間、父・勘治郎の危篤と死亡で二十年四月二十四日―五月七日の間に二回帰郷している。日記によると、この頃の小森さんは先任衛兵伍長室の留守番を担当し、終戦まで酒を飲んだり小説を読むなど、比較的のんびりした日々を過ごしていたようだ。六月に入って敵機来襲が多くなる。

 このほか、日記に書けなかったことを「五十有余年前の追憶」として海軍生活の記憶をたどり、入隊時の新兵教育の苦しく辛い様子をこう書いている。
 「海軍は二歩以上歩くときはすべて駆け足、つり床は普通二〜三分かかるものを十八秒以内につり下ろしできるよう毎朝・毎晩何回となく反復訓練、甲板掃除、カッター訓練、家くらいの大きな波での遠泳訓練、手旗信号教育、軍人精神注入棒など、瞬時の気を許すこともできない大変な日常」

 出版について小森さんは、戦争の悲惨さを知らない世代が六割を越えた今日、戦争の愚かさが風化しようとしていることを思い「平和のための何かの糧になれば幸い」と話している。


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動植物の体を張った真剣さ見習うべき

市民ボランティアと子育て論議

八日市で「知事と気軽にトーク」


熱心に意見を交す國松知事
(正面中央)と出席者
=八日市市役所別館中ホールで=

(湖東・八日市)
 國松善次県知事と県民がひざを突き合わせてまちづくりや住民活動などについて話し合い、一緒にあすのより良い湖国づくりを考える第二十九回「知事と気軽にトーク」が十九日に八日市市役所別館で開催され、子育てサロン「チャオ」や地域で子育て支援活動を続けるボランティアら二十一人が、日頃の活動から感じる子育てや教育の問題について率直な意見を出し合った。

 出席者から今の子ども、親、学校、地域の現状と課題、子育て支援活動への国や県の支援対策などについての熱心な意見や質問が次々と出されると、知事も真剣に耳を傾け、一つひとつの意見に対して知事の思いや県の取り組みなどについて丁寧に答えていた。

 知事は「今の時代ほど子ども達に金をかけている時代はない。ところが、考えられないようなことが起きているのはなぜか。動物や植物は学校もないのに子育てに失敗しないできちんと次の世代をつくっている。人間は学校をつくったのに子育てに失敗している」と、家庭、地域、学校、職場が子育てを真剣に考える必要性を協調した。

 また、小さいときに身につけておかなければならないことができていないのは、親のほうにも問題があり、親が体を張って真正面に向き合い、子どもに社会のなかで生きていくための大切なことを体で覚えさせることができていないのではないかとして、家庭・地域・学校の体系的な体験プログラム、文化や信仰の大切さ、自然や行政などを含めた様々な生活環境との“絆”(適切な関係)づくりなどについて考えを示した。

 さらに具体的な施策として、商店街の活性化も視野に入れた空き店舗の活用による学童、高齢者、障害者、外国人などが一緒に育つことができるスペースづくりについての研究を進めていること、市民活動やNPO(民間非営利組織)に対する県独自の支援策の検討を進めていることについても言及した。

 トークは時間のたつのも忘れるほど熱心に行われ、予定時間を大幅にオーバー。出席者は直接自分たちの思いを知事に聞いてもらい、知事の考えも直接聞くことができ、たいへん感激している様子だった。


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日野町の広瀬三十二氏

「緑十字金章」を受賞

=長年の交通安全運動に功績=


広瀬三十二氏

(湖東・日野町)
 長年にわたって交通安全運動に貢献してきた人に贈られる全日本交通安全協会の「交通栄誉章・緑十字金章」の受賞式が、このほど東京都で開かれ、県から選ばれた日野町の広瀬三十二・県安全運転管理者協会副会長(日野安全運転管理者協会会長)を含む七十九人へ感謝状などが手渡された。

 式典では、交通事故犠牲者へ黙とうを捧げた後、緑十字金章のほかに優良団体への表彰も行い、最後に交通安全ゼロへの決意を盛り込んだ大会宣言を行って締めくくった。
 広瀬氏は、昭和三十二年に県安全運転管理者協会の理事に就任して以来、交通事故防止に向けた献身的な活動を繰り広げてきた。


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グリム冒険の森キャラ愛称は

森の妖精「クリン」と「キコロ」

=野洲町の小学生が名付け親=


クリン(左)とキコロ(右)

(湖東・日野町)
 日野町熊野の町営アウトドア施設「グリム冒険の森」のイメージキャラクターの愛称がそれぞれ、森の妖精「クリン」、妖精の友達「キコロ」と決まった。

 同町が昨秋から愛称を募集していたもので、町内外から百五十七通の応募があった。

 名付け親になったのは、野洲町の等裕美子さん(12歳)と柚木しおりさん(9歳)で、森の妖精はドングリのイメージから「クリン」、妖精の友達は切り株のイメージから「キコロ」と名付けた。

 同町は決定理由について、▽いつまでも親しんでもらえる▽呼びやすくグリムのイメージにあっている―の二点を挙げている。


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