滋賀報知新聞(ニュース)平成13年1月24日(水)第12540号

英国の里山保全の歴史

ラッカム博士から学ぶ

=八日市南高の活動も紹介=


スライドや古い資料などを紹介しながらイギリスの里山保全について講演を行うラッカム博士
=
八日市市立図書館集会室で=

(湖東・八日市市)
 八日市市建部北町の愛知川河辺林「河辺いきものの森」で里山再生運動を続けているボランティアクループの遊林会は、ケンブリッジ大学のオリバー・ラッカム博士を八日市に招待し、研修会「里山について考えてみよう」を二十日に市立図書館集会室で開いた。

 ラッカム博士は、森林総合研究所関西支社の招きで来日しているイギリスの里山研究の第一人者。研修会に参加した里山や自然保護に関心のある約百人の市民らは、博士の研究成果を通じて、農村生活と大きなかかわりをもちながら続けられてきたイギリスの里山の歴史や保全方法などについて熱心に学んだ。

 講演のあとの質疑応答では、出席者から「森に適さない木を除去する判断基準」「イギリスでの住民(ボランティア)運動」など次々に出される質問に、博士は、森の歴史的な使われ方、第二次世界大戦後の森林開発(植林など)の失敗とその後、それを機に二十五年ほど前から始まったボランティアグループによる「ウッドランドトラスト」の成果などについてくわしく解説を加えた。

 最後に、研修会を前に視察した「河辺いきものの森」での活動に対する助言を求められると、現在の活動を大いに評価、教育的にも、手を加え管理するところと「その森で何が起こったのか」がわかるようにそのまま残すことの重要性など、河辺いきものの森で行われている保全計画と共通した見解を示した。

 研修会では博士の講演を前に、県立八日市南高校緑地デザイン科の生徒八人による発表「里山復活で自然と人間の共生をめざして」も行われた。
 河辺いきものの森や五十年森で同科生徒によって続けられている里山再生の取り組みや、動植物調査と資料作成、定点観測による四季の変化をとらえた写真集作製、貴重種の保護・育成など、活動ぶりやその成果がスライドなどを使って報告され、生徒達の積極的な里山保全活動や自然保護への情熱、思いが出席者に伝わった。


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幼児らが悠々と過ごせる場に

幼・保合築施設の名称決まる

「児悠の里(こゆうのさと)あじさい幼児教育センター」

=4月開園に向け工事も順調 五個荘町=


景観に配慮した和風建築の外観が特徴的

(湖東・五個荘町)
 五個荘町はこのほど、同町金堂で建設中の南幼稚園・保育所合築施設の通称名を「児悠の里(こゆうのさと)あじさい幼児教育センター」とすることを発表した。

 この通称名は、住民や町職員らから出されたアイデアを基に名付けられたもので、「幼児らが自由に悠々と過ごせる施設になるように」との想いが込められている。
 同施設の建設は、南幼稚園とすみれ保育所の老朽化と、幼稚園での三歳児保育や預かり保育、保育所利用の低年齢化に対応するため、教育内容のより一層の充実と推進を図ることを目的に進められているもので、昨年六月に着工した。

 敷地面積は約六千三百平方メートル、園舎は鉄骨二階建て、延べ床面積約三千平方メートルで、伝統的建造物群保存築に隣接するため外観は景観に配慮した日本瓦葺きの和風建築になる。
 保育室は〇〜二歳児各一室、三歳児六室、四歳児二室、五歳児二室の計十三室、定員は保育部(三歳児未満)六十人、幼稚部(三歳児以上)百七十人。

 内部は幼・保を棟別にゾーン化しているものの、棟の各接点に絵本室や遊戯室、相談室を配し、幼児と乳児が互いに自由に交流できるよう工夫されるほか、二階は吹き抜けから光りを取り込んだ約三百平方メートルの大遊戯室が設けられる。

 また、直線五十メートルのコース取りが可能の伸び伸びとしたグラウンドには、複数の砂場やブランコが整備され、桜並木に囲まれた人工小川も設ける計画。
 現在の進捗状況は約八〇%で外観はほぼ完成、三月末の竣工、新年度四月の開園を目指す。総事業費は約七億円。


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一足早い春にようこそ

蒲生町で「盆梅展」

=樹齢50年の豪壮な古木も=


蒲生町文化センターで開かれている盆梅展

(湖東・蒲生町)
 蒲生町の「盆梅展」が、同町役場隣のあかね文化センターで開かれている。まだ多くの梅はつぼみの状態だが、二月十日過ぎには見ごろになると関係者は話している。二月十六日まで。

 今回で二回目を迎える同展は、町内の文化サークル「趣味の会」が主に運営している。これまで他市町で開催されている盆梅展を視察するなどして、展示手法に工夫を凝らしてきたことから、今年はさらに内容が充実した。

 会場には、「趣味の会」のほかに一般の参加者からの作品も並べられ、「野梅」「寒紅梅」「日月」など様々な種類の盆梅三十四点が一足早い春を感じさせてくれる。展示の中には、樹齢四十〜五十年で、大人の背丈ほどある豪壮な古木も数点含まれ、見る人を圧倒している。

 同センター職員は、「盆梅展が少しづつ町内の人に認知され、今年はさらに充実したものになった。これからも長く続けて、さらに親しまれる企画になれば」と期待していた。


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日野交通安全協会女性部

お年寄りの家庭を訪問

=交通事故防止を訴える=


事故防止を訴える交通安全協会のメンバー

(湖東・日野町)
 日野交通安全協会女性部(松岡千鶴子会長)はこのほど、お年寄りに交通安全の意識を高めてもらおうと、交通量が多い日野町大窪地区を対象に、高齢者がいる二百七十世帯を訪問、事故のない明るい社会を訴えた。

 啓発のため各家庭を訪れた同協会女性部は、シクラメンの花と注意事項をまとめたパンフレット、交通事故予防グッズを手渡し、「最近事故が増えているので、気をつけて下さい」と、未然防止への心構えを呼びかけていた。

 なお、昨年の日野署管内(日野・蒲生町)におけるお年寄り(六十五歳以上)の関わる人傷事故は、昨年と比べて一件増の三十四件で依然高い数値を示している。このうち死傷者数は、死者は二人(歩行中1人、自転車運転中1人)、傷者は十二人(同1人、同5人)だった。

 同署は身の安全を守るために、▽道路を横断する場合は左右の確認をしっかりする▽傘や荷物を持ちながらの自転車の片手運転をしない▽雨の日と夜間の外出は控える▽高齢者ドライバーはゆとりのある運転を行うの四点を指導している。


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福久豆のお面づくり・春を呼ぶ顔

=たねやで最盛期 =


本社の新工場で作られていくお多福の面菓子

(湖東・近江八幡市)
 お菓子メーカー・「たねや」の本社工場(近江八幡市上田町)で、春を呼ぶ面菓子「富久豆」づくりが最盛期を迎えている。

 「富久豆」は、節分行事に合わせ「福」を招き入れる願いが込められた季節のお菓子で人気商品の一つ。今年も昨年より五百個多い一万五千四百個の製造を見込んでいる。

 中でも一枚一枚手書きで作られるお多福面の表情は、やさしく、ふくよかで春を呼ぶ雰囲気をかもしだし、部屋の装飾品としての需要もあるという。お面は、片栗粉と砂糖、つくね薯(いも)を主材料にしたオリジナル商品で日持ちすることも特徴。

 製造は今月末まで続けられ、来月三日まで県内外二十六店舗で売り出されている。紅白の豆菓子とセットで一千五百円。


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