滋賀報知新聞(ニュース)平成13年1月27日(土)第12543号

7代目「瀬川菊之丞」を襲名

前進座の山村邦次郎さん

江戸歌舞伎女形の大名跡
=八日市出身 5月国立劇場で披露=


邦次郎改め7代目菊之丞襲名の発表会見

(湖東・八日市市)
 八日市市出身の前進座舞台俳優・山村邦次郎こと外村実さん(43)が、江戸歌舞伎女形大名跡の七代目瀬川菊之丞を襲名することになった。
 名跡を預かる岩井紫若・舞踏岩井流宗家から三年前、すべてを前進座に捧げた六代目菊之丞の意思をくんで「創立七十周年までに座の前途ある俳優に名跡を継がせたい」との申し出があり、外村さんに白羽の矢が立った。

 山村邦次郎改め七代目瀬川菊之丞の襲名披露は、五月の東京・国立劇場公演(五〜十六日)の中で上演される菅原伝授手習鑑の四段目「寺子屋」(竹田出雲作・高木康夫演出)で、前進座の創立七十周年記念として公演され、屋号も「岡村屋」から「浜村屋」に替わる。

山村邦次郎さん

 千代役を瀬川菊之丞が務め、松王丸に嵐圭史、源蔵は中村梅雀、戸浪に河原崎国太郎、玄蕃が藤川矢之輔という豪華な顔ぶれが揃い、「寺入り」「源蔵戻り」「首実験」「いろは送り」と寸分のすきもない起・承・転・結の見事な劇構成で知られる。

 初舞台から二十年になる山村さんは、これまで「巷談小夜たぬき」の新吉役で昭和六十年に文化庁芸術賞受賞、平成八年に「左の腕」の松葉おあさ(六代目嵐芳三郎の代役)を務め十三夜会賞を受賞している。現在、京都南座の「魚屋宗五郎」で、中村梅之助さん演じる宗五郎の女房おはま役を好演し、七代目瀬川菊之丞の名にふさわしい熱演と共感を呼んでいる。

 山村邦次郎こと外村さんは小学校四年生の時、大阪から母親の実家である八日市市林田町に引っ越し御園小、玉園中学、彦根工業高校へと進んだ。社会人野球を目指しトヨタ自動車(愛知)に入社したが、二年目に肩を壊し会社を辞めた。

 ふとしたことから前進座養成所の門をたたき、二年間の苦しいけいこを経て昭和五十五年に初代山村邦次郎を名乗り初舞台を踏んだ。外村さんは「一から始めた役者人生、これからは七代目菊之丞として、劇団の中心俳優としての役目を担い、芸の確立に精進したい」と、この二十年を振り返る。


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共学3年目の滋賀学園高校

志願者数で男女比逆転

=県内で一斉に私立高校入試=


男子の志願者が女子の志願者をはじめて上回った滋賀学園高校の入学試験

(湖東・八日市市)
 県内の全日制私立高校七校の入学試験が二十五日に一斉に行われ、受験生九千八百五人が志願率五・二四倍の難関に挑んだ。

 八日市市建部北町の滋賀学園高校(森美和子理事長、清田剛校長)でも、県外十六人を含む一千二百七十一人(男子七百三人、女子五百六十八人)が志願。受験者は受験番号と会場を確認して席に着き、試験開始の時間を高まる緊張感を抑えながら、じっと待った。

 一般注意に続き、午前九時半から一科目目の国語の試験が始まり、受験生は真剣な表情で試験問題に取り組んだ。この日、専願受験者は国語、数学、英語の三科目、併願受験者は午後の理科、社会と合わせた五科目(各四十分)の試験に臨み、二十六日には、専願受験者を対象に面接試験も行われる。

 女子高校を前身とする同校が男女共学になって三回目の入試となった今回、志願者の男女比率がはじめて逆転。また、定員二百人に対し、留学コース・国英コースがあるA類の専願志願者十六人、進学コース・福祉コース・生活情報コースがあるB類の専願志願者百九十四人と、合わせて二百十人で、専願志願者だけで定員をオーバーする高志願率となった。

 男女共学制への移行とともに、留学コースをはじめ、特別進学コース、スポーツ推薦制など、生徒の個性を十分発揮できる魅力ある教育への学校改革も大きな要因となって、志願倍率は中学卒業者数が年々減少しているにもかかわらず毎年着実に増え、今年も県平均をはるかに上回る六・三六倍(昨年六・三五倍)に。

 合格発表は二月二日、出身中学校長を通じて本人に通知される。


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交通事故で15人が死亡

八日市署管内 昨年の発生状況

10人が25歳までの若者
=人傷半数が交差点 県下ワースト4位=

(湖東・広域)
 八日市署がまとめた昨年一年間の管内(八日市市、永源寺・五個荘・能登川三町)の交通事故発生状況によると、死者が激増の十五人となり、交差点での事故率が県下ワースト四位を示したほか、自転車や女性ドライバーによる事故も高率だったことが分かった。

 発生件数(三千二百五十二件)は、人傷事故が四百六十三件と前年に比べ十八件増え、物損も三十四件増の二千七百九十八件となり、全体で五十二件の増加を示している。

 人傷のうち死亡事故は十二件発生し、十五人が亡くなっている。前年(八人)より倍近くの七人増となり、過去二十年間で昭和五十七年(十七人)、平成九年(十六人)に次ぐ最悪の死者数となった。

 全死亡事故のうち若者が関係する事故は八件で、十人(対前年比八人増)が十五―二十五歳の若者で占め、深夜の飲酒運転による事故(三件)で六人が死亡している。このほか高齢者は前年と同じ三件だった。

 単独事故の四件(同三件増)と出合い頭の五件(同三件増)がほとんどで、前方不注視(六件)と安全不確認(五件)で原因の九二%を占めている。
 一方、人傷事故は、八日市市で二六一件(同二件増)、永源寺町十二件(同九件減)、五個荘町八十六件(同八件増)、能登川町で百四件(同十七件増)が発生した。
 このうち、自転車による事故が七十六件(一六・四%)、女性ドライバー百四十五件(三一・三%)といずれも高率を示し、交差点事故の二百三十四件(五○・五%)に至っては県下ワースト4位となった。

 事故状況の分析などから八日市署は今後、飲酒運転の僕滅ほか信号無視、一時不停止への取り締まりを強化するとともに、自転車・歩行者事故防止へ街頭指導を徹底する。また、交通安全教室を開き若者ドライバーや高齢者のマナー向上に取り組む一方、市町や県と協力して交差点改良など安全対策にも力を入れる。


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健康滋賀21プラン

素案を公開し意見など求める

高齢化など生活習慣病にメス
=22年目標 健康づくり行動計画=

(全 県)
県は、策定中の「健康滋賀21プラン」の素案を公開し、県民から意見などを求め、同計画に反映させることにした。
 生活習慣の多様化や人口の高齢化による生活習慣病と要介護者の増加に伴い、生活習慣の改善による生活習慣病の予防、壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸などを目的にプラン策定作業を進めている。

 平成二十二年を目標年度とした同プランは、新・湖国ストーリー2010を上位計画とし、健康福祉総合ビジョン、レイカディア新指針、県保健医療計画に位置付けられた健康づくり分野での具体的な行動計画となり、十七年に中間評価と見直しを行うことにしている。

 基本戦略に「新しい健康づくりとヘルスプロモーションの推進」を掲げ、WHO(世界保健機関)の定義「健康とは単に病気でない、虚弱でないというのみならず、身体的・精神的そして社会的に完全に良好の状態を指す」を根底に置いた。

 これに新しい健康の概念「健康は、その人の潜在能力を最大限に生かし、個人の望みを確認・実現しようとする状態をいい、単に生きるという目的だけではなく、毎日の生活の資源である」を加えた健康感を目指す。
 また「自分の健康は自分でつくる」だけでなく、個人の健康づくりを支援する生活環境づくりを社会全体で推進する新たな健康づくりの考え方「ヘルスプロモーション」を推進する。

 一方、健康的な生活習慣が日常の中に定着するとともに、地域のきずなを大切にしながら、新たな健康課題への対応に住民が積極的に参加できるような社会の創造を文化として高めていく、いわゆる「健康文化」の想像を目指す。

 このほか、健康情報を活用し科学的根拠に基づいた施策の推進、目標値設定と評価公開、県や市町村、関係団体など連携を深めながら健康づくり県民運動を展開する。
 推進体制では、健康づくり支援情報システムを整備するほか、ネットワークの構築と目標値達成の評価、健康福祉センターにおける市町村支援機能を強化することにしている。

 これらの素案は、県庁の健康対策課と県民情報室、各県事務所県民情報コーナー、各健康福祉センターで閲覧できるほか、県ホームページ(http://www.pref.shiga.jp/)でも公開している。

 素案への意見や提言(様式自由)は、来月十八日までに〒520―8577(住所不要)県庁健康対策課へ送付するか、FAX(077―528―4857)かEメール(efOO@pref.shiga.jp)でも受け付ける。住所、氏名、電話番号は明記のこと。


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11月の世界湖沼会議で参加募集

会議やツアーなど4事業

=淡水資源の保全・回復考える=

(全 県)
 世界湖沼会議実行委員会(会長・国松善次知事)は、十一月十一日から十六日までの六日間にわたって、びわ湖ホールと大津プリンスホテルをメーン会場に開催される「世界湖沼会議」の参加を募集している。具体的には、(1)分科会での発表文(2)会議参加の早期登録・事前登録(3)自主企画ワークショップ(4)琵琶湖視察テクニカルツアーの四事業となっている。

 同会議は、研究者と行政、市民が連携して湖沼における環境問題を解決しようと、昭和五十四年に滋賀県で発足したもので、これまで八回の会議が世界各地で開催された。今回の会議では、二十世紀に解決できなかった環境問題について意見交換しながら、国際間または地域間のパートナーシップを深める。なお、各事業の募集内容は次の通り。

【分科会(11月13―15日)】
 研究者と行政、産業界、市民が、(1)文化と産業の歩み「環境共生のライフスタイルを考える」(2)環境教育の新たな展開「学んで・知らせて・共に活動する」(3)飲み水と汚染「きれいで安全な水を創る」(4)水辺の生態系とくらし「壊れやすい水と陸の接点をどのようにするか」の五つの分科会に分かれ、それぞれ議論を深める。

 発表の申し込みは、決められた提出方法に従って、発表形式と発表文(オリジナル原稿一枚、コピー三部)、申込受領書、発表採否通知書の四点を、三月三十一日までに同会議実行委員会事務局へ提出する。なお、採用結果は六月末までに本人に通知する。

【会議への参加登録(11月11―16日)】
 会議への参加登録は、全日程に参加する「通常登録」、または参加日を自由に選択できる「一日登録」の二パターンが設けられている。参加料金は、通常登録は一般一万八千円(学生一万四千円)、一日登録は一般三千円(学生千五百円)となっている。

 参加希望者は、所定の用紙に必要事項を記入し、通常登録は四月三十日(5月1日 〜10月20日は二千円増)、一日登録は十月二十日までに同会議実行委員会事務局へ申し込む。

【自主企画ワークショップ(11月13―15日)】
 琵琶湖セッションや各分科会で取り上げられなかった課題などについて、発表・討論を通じて理解を深める。参加者の自主企画という形で行われ、十一月十三〜十五日(午後7〜10時)に四十〜五十人規模の会場が提供される。開催希望者は、所定の用紙に目的と内容を記入し、五月三十一日までに同会議実行委員会へ申し込む。

【琵琶湖視察・テクニカルツアー(11月10―11日)】
 会議に先立つ十、十一日、琵琶湖や流域の視察を通じて、人と水のかかわりについて理解を深める。午前と午後の半日五コース、一日単位の二コースを設けている。参加料金(昼食付き)は半日コースが二千五百円、一日コースが四千円となっている。

 具体的には、半日コースは▽船で巡る湖上視察(沖島など)▽治水・流域管理を考えるコース(瀬田川洗堰・水のめぐみアクア館など)▽環境学習を見る(琵琶湖博物館・UNEPなど)▽様々な水処理を見る(水環境科学館など)▽ヨシと内湖に触れる(西の湖・伊庭内湖など)など湖国の取り組みを紹介するコースを設定した。

 一日コースでは、▽疎水でたどる京都(琵琶湖疎水・京都市琵琶湖疎水記念館など)▽淀川でたどる大阪(大阪市柴島浄水場・大阪市水道記念館など)を設け、流域全体で環境問題が理解できるコースを設けている。
 なお参加希望者は、十月五日までに同会議実行委員会へ申し込む。

【各行事の問い合わせ・申し込み先】
 〒520―8577大津市京町4-1-1、第九回世界湖沼会議実行委員会事務局(TEL077―528―3466、FAX077―528―4849、http://www.biwako2001.com/)。 


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