滋賀報知新(ニュース)平成14年1月8日(火)第12933号

コミュニティバス

八日市市が導入を検討

総合交通ネットワークシステム
=環境配慮と市民生活の利便性を考慮=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、コミュニティバス導入も視野に入れ、総合交通ネットワークシステムを検討している。鉄道や路線バス関係者、市民代表、交通所管行政らが策定委員会(代表・塚口博司立命館大教授)を設置し、市内公共交通の空白地域を重点に、高齢者や子供など生活弱者の足(通院・通学など)をカバーしようと協議が進められ、十四年度中にコミュニティバスのモデル運行を目指す。八日市駅や市役所、病院、図書館などの公共施設ほか、計画中の市民活動総合拠点施設の利用に役立つものとして、マイカーに依存しない市民から大きな期待を集めている。

 交通ネットシステムづくりは、省資源への環境配慮や市民生活における利便性などを考慮し、中村功一市長が温めていた市政運営構想の一つでもある。車依存社会は、自由に移動できるモビリティを与える反面、交通事故や道路渋滞、二酸化炭素の排出など様々な問題を投げかけている。

 さらに、地価の安い郊外型のショッピングセンター、ロードサイド店の立地が進み、中心市街地の衰退までも引き起す結果となった。六十五歳以上の高齢比率は一六%に達し、やがては運転能力の低下に伴い交通弱者の仲間入りし、目的地への移動が切実な問題となってくる。

 八日市駅を起点としたバス路線は、いずれも周辺市町への連絡網で、市内の公共施設アクセスに程遠く、これを補完するコミュニティバス計画「人に優しく、だれにでも使いやすい」へ、中村市長が昨年十月、策定委員会に諮問した。

 策定委は、市内の現状から問題点や課題を検討し、市民アンケート(三千人)の結果を考慮した上で、三月中に答申する。下部組織に計画案を作成するコミュニティバス導入検討委員会(委員長・井尻憲司近畿運輸局滋賀陸運支局運輸課専門官)を持ち、十四年度中のモデル運行を目指し協議している。

 近江バス路線は神崎線、永源寺線、愛東線、湖東線など五路線、湖国バスの市原線で、建部・八日市・御園地区に集中している。一方、空白地域をみると、南部・玉緒地区の一部、市辺・平田地区が該当し、特に平田地区にとって市中心部へのアクセスは全くない。

 市内には公共交通不便地域が点在し、これら地域住民のモビリティ確保ほか、高齢者の移動確保、児童生徒の通学手段確保など、交通サービスの向上が求められていた。利便性を確保することは、人口が増加する中で、利用者減少に歯止めを掛けることにもつながる。しかし、空白地域からは新たなバス路線を望み、既存バス路線や市街地に近い地域から採算性を危惧する声もある。

 一方、自動車保有台数の増加が招く道路混雑は、年々激しくなり経済・生活・自然環境に悪影響を及ぼしている。公共交通システムを充実し利便性を高め、一人一台の自動車利用から転換を図る必要がある。福祉の充実や良好な環境づくりを目指す八日市市にとって、公共交通ネットワークシステムは重要な施策の一つに数えられることは言うまでもない。

 中村市長は「市民の足を確保するだけでなく、生涯学習やボランティアなどの拠点となる市民センター(計画中)へのアクセスに期待がかかる。庁内で取り組む省資源、地球温暖化防止など環境面にとっても欠かせない」と、交通ネットに意欲を燃やす。
 


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夜回り続ける13子ども会を表彰

防災・防火への誓い新たに

=八日市市出初式 雪で訓練は中止=

優良火災予防活動子ども会で市長表彰を受けた子ども会の代表
(湖東・八日市市)
 八日市市消防出初式が六日に市立布引運動公園で行われ、宇川惠三市消防団長以下、市内八つの消防団と女性消防団の団員や関係者約三百人が出席し、新年の防火、防災の誓いを新たにした。

 前夜の雪に加え、開式直前から降り出した雪がひどくなったため、同公園駐車場で行われる予定だった入場行進や点検、一斉放水など第一部訓練は中止となり、体育館での第二部式典のみの開催となった。

 式典では、国旗掲揚、消防殉職者への黙とうのあと、県消防協会八日市支部長でもある中村功一市長が、仕事をもちながらも責任感と使命感で活動を続ける団員と理解あるその家族への日頃の感謝の気持ちを込め、災害への万全な対策と火災予防意識の高揚に市民一丸となった取り組みの必要性を訴え、「不屈の精神で訓練に励み市民の尊い生命と財産を守り、安心で安全なまちづくりへさらなる尽力を」と激励する式辞を行った。

 つづいて、県知事、県消防協会長、同八日市支部長、市長、市消防団長による功績功労および永年勤続などの表彰が行われたほか、昨年三月に退任した宮川征一前市消防団長をはじめとする昨年退団者に感謝状が贈られた。

 また、日頃の地域防災活動をたたえて、優良自主消防組織として建部北町自治会を、また、今年度から新たに設けられた優良火災予防活動子ども会として毎晩火の用心の夜回りを続けている中羽田町、上羽田町南方、東市辺、蛇溝町、瓜生津町、芝原町、中小路町、川合寺町、野村町、林田町、神田町、建部北町、太郎坊の十三の子ども会を市長が表彰した。

 このほか、昨年十月十七日に東沖野三丁目で発生した建物火災で消火器による初期消火活動を行い被害を最小限に食い止めた木村光さんと、同月二十五日に聖徳町で発生した建物火災で消火栓による消火活動を行った斉藤ポンプ工業の社員のみなさん(沖野一丁目)、県消防ポンプ操法訓練大会に市代表として出場し健闘した第一分団と第五分団に、それぞれ市長から感謝状が贈られた。

 各来賓から、団員の活動をたたえるとともに、昨年五月きぬがさ山大火、九月の米国同時多発テロ事件、東京新宿の雑居ビル火災などを教訓にした自主防災の大切さと整備を強調する内容の祝辞が贈られたのを受け、第八分団の清水義隆分団長が「本日の栄誉を誇りに、なお一層奮起し、消防活動に邁進(まいしん)します」と謝辞を述べ、最後に宇川団長が「団員一丸となって防火、消火活動に取り組んで参ります」と答辞を行い、出席者全員で今年一年の防災への誓いを新たにした。


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16年新市誕生目指す

県内初 法定合併協を設置

=23日に第1回会合を予定=

記者会見で決意を述べる会長の小串勲五個荘町長(中央)と仙波秀三安土町長(右)、杉田久太郎能登川町長(左)
(湖東・広域)
 安土、五個荘、能登川の三町はこのほど、県内初の法定協議会「安土町・五個荘町・能登川町合併協議会」を発足させ、五個荘町小幡の福祉センター内に事務所を開設した。今月二十三日に第一回の会合を開く予定。

 会長に小串勲五個荘町長を選び、仙波秀三安土町長と杉田久太郎能登川町長がそれぞれ副会長に就任した。

 協議会委員は三町長のほか、町議六人、学識経験者(町民)二十四人、県職員一人の計三十四人で、総務、産業建設、住民福祉、教育の専門部会下に十九分科会を設ける。事務局は現在の五人体制から、四月より十人体制へと移行される。

 会合は月一回開き、▽合併の方式▽新市の名称▽新庁舎の建設場所▽起債残高・基金の取扱い▽合併期日の基本項目のほか、各種事業を盛り込んだ新市建設計画(十カ年計画)など計六十項目を協議する。平成十五年六月または九月の各町議会に諮りたいとしており、議決が得られれば知事への申請、総務相告示等を経て、平成十六年三月末までに合併する。

 記者会見した三町長は「政治生命をかけ、市制の実現を目指す」と決意を述べ、具体的目標となる新市の名称を早期に決めたいとし、「第二回会合(二月下旬予定)から議論を始めたい」と話した。

 三町が合併すると、面積は七一・七〇平方キロ、人口約四万六千六百人、世帯数は一万三千八百戸、一般会計歳出額百七十六億九千四百万円となる。


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日野郵便局の年賀状出発式

=戦国武将・前田利家で新春飾る=

戦国武将にふんし年賀状を手渡す局員
(湖東・日野町)
 近江日野郵便局(木山喜博局長)と同郵便局郵便利用者友の会(広瀬三十二会長)は、恒例の年賀状元旦出発式で、今年のNHK大河ドラマ主人公、前田利家をテーマにしたイベント配達を行なった。

 日野出身の戦国武将、蒲生氏郷の長女せきが、利家の次男・利政(能登七尾城主)に嫁いでいることから、戦国の風雲から加賀百万石を築き上げた前田家にスポットを当てた。

 式では、配達の局員らが、木山・近江日野郵便局長や広瀬・郵便利用者友の会会長から激励を受けた後、各自の担当エリアへ。続いて前田利家、利長(嫡男)、利政にふんした局員が、今年の干支である午(うま)をかたどったみこしを従え、郵便局近くの銀座商店街を練り歩いた。

 地域では、アイデア凝らしたイベント配達を楽しみにしている人が多く、なかには家族そろって玄関で迎える家庭もあった。心こもった年賀状を受け取った住民は、「ありがとう。ごくろうさまです」と、温かい言葉をかけていた。


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30日 グランキューブ大阪で開催

「美しい里山フォトコンテスト」

=写真家・今森光彦さんらが講演=

今森光彦さん
立松和平さん
(全 県)
 美しい里山の写真を集めたフォトコンテスト(近畿中国森林管理局主催・国土緑化機構共催)が、三十日に大阪市中之島のグランキューブ大阪(大阪国際会議場)で開かれる。入場無料。

 コンテストでは、昨年秋から募集している「美しい里山のフォトコンテスト」の入選作品の紹介、表彰を行なうほか、湖国の里山を撮り続ける写真家・今森光彦さんと、保全活動を積極的に取り組む作家・立松和平さんが、里山への思いを語る。

 講演会の参加希望者は、二十五日までにハガキまたはファックス、電子メールで、〒530―0042大阪市北区天満橋一―八―七五、近畿中国森林管理局企画調整室(06-6881-3406、FAX06-6881-3415、Eメールosakaf@ma2.justnet.ne.jp)へ。定員は二百三十人。


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