滋賀報知新(ニュース)平成14年1月12日(土)第12938号

東近江東部地域合併協議会

設立準備室が事務所開き

八日市、蒲生、日野、永源寺の1市3町
=近江八幡 と竜王が「東近江は一つ」で参入を要請=

東近江東部地域合併協議会設立準備室
─4日 八日市市役所別館に事務所開く─
(湖東・広域)
 市町村合併協議を進める八日市・蒲生・日野・永源寺の一市三町は年明け早々の四日、法定協議会の前段となる「東近江東部地域合併協議会設立準備室」を八日市市役所別館(旧勤労福祉会館)内に設置し、事務所開きを行った。

 準備室には、八日市市から広域行政推進室の次長一人と係長二人ほか、三町から職員各一人が派遣され、六人体制(専従五人)で事務レベルでの協議を行うことになった。協議会の名称や組織、規約、予算、今後のスケジュールなどを検討し、早ければ三月議会で承認を受け、四月の法定協議会を設立させたいとしている。
 事務所開きで中村功一八日市市長は、合併問題を五十年先、百年先を見越した大事業とした上で「地域住民の理解と協力を得て、一市三町が一糸乱れず強い結束を持って、合併に向けた作業を着々と進めていきたい」と今後の方針を語り、職員に「渾身の努力をふり絞り、互いに協力して頑張るように」と訓示した。

 一方、職員約三百人を集めた年頭訓示でも、合併問題に対し中村市長は「合併してどのようなまちづくりをするのかビジョンを描かなければならないし、未来の姿をどのように描くかも問われている。地域づくりのための新たな仕組みとやり方を編み出す努力をしなければならない」と職員の奮起を促した。

 一市三町は、一年前に設立した事務レベルによる東近江東部地域行政研究会で合併に向けた検討を加えてきた。一方、議会側も一市三町議会合併問題懇談会を設置し協議してきた。四市町の首長と議会代表との合同懇談会で法定協議会の早期設置が確認されたことから、昨年暮れに立ち上げた一市三町合併協議会設立準備検討会議の中で、設立に向けた基本的事項のすり合せを行ってきた。

 東近江地域での合併問題では、県内初となる法定協議会「安土町・五個荘町・能登川町合併協議会」が四日に設立され、平成十六年度中の新市(人口約四万六千人)誕生を目指している。

 残る近江八幡市と竜王町は、東部地域一市三町に「東近江は一つ」として合併協議参画を申し入れているが、設立準備室開設まで事務協議が進んでいることから、一年遅れとなった両市町がこの間のブランクを埋められるかがカギとなる。

 竜王町は、九日の東近江行政組合(管理者・川端五兵衛近江八幡市長)と一市三町に続き、十日にも近江八幡市と法定協議会を設立した安土・五個荘・能登川三町に対し、将来の地域発展に「東近江は一つ」となることが重要と、大きな規模での合併へ再検討を求めた。近江八幡市と竜王町の幹部が、それぞれの市町を訪れ要請文を手渡し、「東近江全体の合併」への共同歩調を提言している。
 


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全国初
合併視野の合同ISO14001

10月の認証取得に向け

全職員研修会を開催
=2月1日に「実施手順書」を制定=

3町の全職員を対象にした「ISO14001認証取得に向けた全職員研修会」(五個荘町会場の福祉センター大ホール)
(湖東・広域)
 法定協議会「安土町・五個荘町・能登川町合併協議会」(会長・小串勲五個荘町長)を立ち上げた三町では、合併を視野に入れた全国初の合同環境マネジメントシステムを構築しており、このほど各町職員を対象にした「ISO14001認証取得に向けた全職員研修会」を開催した。認証取得は今年十月末の目標で、二月一日から省資源省エネルギー化を図る実施手順書にしたがってエコオフィス関連を運用。グリーン購入等の総合的システム運用は五月からを計画している。

 従来通りの消費社会を展開すれば人類の持続可能性が脅かされるとし、各国の学界では「二一〇〇年には最大五・八度まで気温が上昇」「オゾン層破壊によって紫外線による皮膚ガン発生率が増加する」と発表している。日本ではすでに、平成十年の母子健康手帳から〈日光浴〉を削除して〈外気浴〉に変更しており、直接的光浴への危険性を示している。

 このように、人類共通の最重要課題として地球環境保全が叫ばれ、いま、環境負荷低減を図るPCDAサイクルの環境マネジメントシステムが注目されている。

 三町が取り組むISO14001は、国際標準化機構で制定した環境マネジメントの国際規格で、組織が自主的に環境改善を図り永続的に達成できる仕組みを構築するもの。

 具体的には、▽環境保全・創造に関する事業推進▽公共事業での環境負荷低減▽オフィス事務での環境負荷削減▽イベント、庁舎管理に伴う環境負荷削減―が活動範囲となり、このほど作成した「庁舎等における省資源省エネルギー等実施手順書」によれば、全実施部門(電気、ガス、水道、事務用紙、廃棄物、ノーマイカーデー)と公用車保有部門・使用部門(ガソリン、軽油、混合油、重油、灯油)を取り決め、直接的・間接的な二酸化炭素の排出削減等を図る。

 認証取得目標は今年十月末で、スケジュール的には内部環境監査および三町長による見直しが行われたのち、八月と九月下旬に本審査(第一段階と二段階の計二回)を受ける。

 なお、県内市町村の審査登録件数は六件となっており、県と水口町、高島町、野洲町がJQA(日本品質保証機構)、山東町はISC(日本国際登録センター)、甲良町はJACO(日本環境認証機構)の認証を取得。三町ではこのうち、日本初の合同取得と事後管理対応を示すJQAの認証を目指している。


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福招く左馬の凧など62点を紹介

新春特別企画 干支凧展

=29日まで 八日市大凧会館=

馬を描いた全国の凧を紹介する干支凧展
(湖東・八日市市)
 今年の干支(えと)「午(うま)」の図柄を使った全国の凧を紹介する新春特別企画「干支凧展――午――」が、八日市市東本町の市立世界凧博物館八日市大凧会館で開かれている。二十九日まで。

 開館以来恒例となっている同展も今回で十一回目。北は北海道から、南は長崎まで、各地に伝わる伝統の凧など六十二点を展示。

 なかでも注目は、「左馬・左駒」の図柄の凧。昔から左馬や左駒は招福・招運、商売繁盛など、吉兆の守り神として尊ばれている。

 将棋の駒で“馬”の字を左右裏返しに書いた左馬は、「うま」の逆、つまり「まう(舞う)」と読み、舞いがめでたい席で催されたことから、縁起のよい招福の駒とされたのをはじめ、馬の字の下の部分が巾着の形をしていてお金が散逸しないという“富”のシンボル、元来人に引かれる馬が逆に人を引き連れ千客万来になる、これを持っていると競馬に強い、武士が左側から馬に乗ると落馬しないと信じられていたことから初めての作品には左に頭を向けた馬の絵を書くなど、その由来が伝えられている。

 京都の伏見深草の工房古溪庵の凧は、朱色の左馬の文字が魔除けや厄除けに、地の濃い紺色は褐色(かちいろ)=“勝ち色”で“勝つ”、「馬」「九」「往」の字で“万事がうまくいく”と読ませ、大地を力強く踏みしめて跳ね回る馬のように、商売を広げ、繁盛を招くめでたい凧とされる。

 また、十四日の成人式で新成人が揚げる二十畳敷八日市大凧「天馬空を行く」のミニ大凧(二畳)も展示に花を添えている。

 明るい話題の少ない昨今、同展を訪れる見学者に、福や幸運、若駒のような元気が授かるかもしれない。

 入場料は、一般(高校生以上)二百円、小・中学生百円。水曜日と祝日の翌日は休館。問い合わせは同館(TEL0748―23―0081)まで。


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悠久の音色を初春に

―琴・尺八のしらべ―

=永源寺町図書館で26日=

(湖東・永源寺町)
 奈良時代に中国から伝来した「箏」―、悠久の音色を新たな世紀に楽しもうと、二十六日午後二時から「新春琴のしらべ〜琴と尺八 初春の弾き初め〜」が開かれる。

 主催は、地域の文化振興を図るポコ・ア・ポコの会(地域ふれあい交流センター事業実行委員会)で、永源寺町立図書館の視聴覚ホールで開催する。

 出演は、生田流淀の会で助教資格を持つ長谷出愛美さん。幼少の頃から母に手ほどきを受け、国立文楽劇場ステージでのソロ演奏や大阪メルクパール、シンフォニーホール等で邦楽演奏会に出演している。尺八奏者は同会長谷出社中の植田敏夫さん。

 また、開演前の午後一時からは茶席が設けられる(なごみ会、さらさ会、せせらぎ会協力)。実費は二百円。問い合わせと申込は同図書館(0748―27―8050)まで。


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苦難のなか生きる勇気紹介

「マザーテレサ あふれる愛」

=写真家・沖さんの作品126点展示=

マザーテレサ
沖守弘さん
(湖東・竜王町)
 日本で初めてマザーテレサ(一九一〇―一九九七年)を紹介した写真家、沖守弘さんの「マザーテレサ あふれる愛の写真展」が、竜王町立図書館で開かれている。

 ノーベル平和賞(一九七四年)を受賞したマザーテレサは、ユーゴスラビア・スコピエのアルバニア人家庭出身。アイルランドで修道生活を送ったあとインド・カルカッタに渡り、一九四九年に修道院を設立、ローマ法王庁から慈善宗教団体の許可を受けた。日本にも三回来日し、大阪のあいりん地区や広島、長崎の被爆者を接した。

 同展では、マザーテレサの拠点カルカッタでの活動を中心に、約百二十六点の写真でその生きざまを紹介している。カルカッタは古来から美しい宮殿都市だったが、今では爆発的な人口増加で世界最悪の居住環境といわれている。

 マザーテレサは、貧困のなかで必死に生きようとする人々のため、シシュ・バヴァン(孤児の家)、ニヒル・ヒルダイ(死を待つ人の家)、シャンティナガル(らい病リハビリステーションセンター)の三施設を設立。写真からは、時には微笑み、時には力強い表情で民衆に接する姿が見て取れる。

 シシュ・バヴァン(孤児の家)のスナップでは、刑務所やごみ捨て場などに生み捨てられた子どもらを紹介。施設に引き取ったものの、わずか三日で息を引き取った赤ん坊、生まれつき腕がない幼児の無邪気な笑顔、餓死寸前の弟にミルクを飲ませる兄の姿が心を打つ。

 同展の開催に寄せて沖さんは、「これはインドだけの話でない。カルカッタのスラムだけのことではない。何不自由なく生きていると思われている、私たちの国(先進国)でも心当たる。それは、心の飢え、誰からも必要とされない、誰からも愛されてはいない貧しさこそ、ひと切れのパンの飢えよりもひどい飢えだ」と、マザーテレサの言葉を紹介している。

 沖さんは昭和四年、京都市生まれ。学生時代にユージン・スミスの作品に触発され、写真家を目指す。これまで二十三年間にインド各地を八十回以上訪れ、インド文化全般を紹介している。


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