滋賀報知新(ニュース)平成14年1月21日(月)第12948号

八日市大凧保存会が受賞

国際交流基金地域交流振興賞

文化とりなす友好親善モデル
=海外遠征 凧仲間が世界に広がる=

(湖東・八日市市)
 八日市大凧保存会(大西清会長)は、凧を通じた世界交流が認められ、国際交流基金から地域交流振興賞を受賞することが決まった。県内団体としての受賞は初めてで、三月一日に東京・赤坂で開かれる国際交流基金フォーラムの席上で表彰を受ける。

 国際交流基金は、文化交流を通じて国際相互理解と友好親善の促進を目的に昭和四十七年、外務省所管の特殊法人(国際文化交流の中枢を担う専門機関)として設立され、学術・日本研究から日本語教育・芸術・人の交流を基本とした文化交流事業を展開している。

 この中で地域交流振興賞は、ある特定の地域に立脚して国際文化交流事業を行い、その地域における国際相互理解と友好親善に貢献するとともに、今後の国際文化交流の一つのモデルとして、他の模範となる優れた活動を行う個人や団体を顕彰しようと昭和六十年に創設された。

 十七回目を迎えた今回は、全国の各界から寄せられた百五十余りの推薦をもとに、外部有識者による選考の結果、八日市大凧保存会ほか二団体が受賞することになった。

 大凧保存会は、戦争で跡絶えかけていた地元の伝統文化を継承するため昭和二十八年に結成された。日本全国はもとより、ロンドンで開催の大江戸展(五十六年)参加を機に、凧を通じた世界との交流が始まる。

 中国(六十年)、シンガポール(六十一年)、オーストラリア(六十三年)、フランス(平成十年)への遠征で、三十―百畳の大凧を多くの引き手の協力を得て揚げ、現地の人々との友情を広げている。

 一方、平成三年に設立された八日市大凧会館には海外の凧を収集・展示し、毎年五月の大凧まつりには海外チームも参加するなど、地域に根ざした伝統文化の保存継承が自然な形で海外との交流に結び付き、地域振興にも大きな貢献を果たしていることが高く評価されている。
 


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書と判じもんの絵など40点あまり

新春ムード満点 一文字凧展

=八日市市立図書館 市内の書道教室など=

新年の抱負なども書かれた角凧などを展示する作品展
(湖東・八日市市)
 八日市市立図書館二階の風倒木ギャラリーでは、松吉書道教室(市内昭和町)と絵画教室アトリえFu(野洲町野洲)に通う生徒の作品と、鳥凧研究家の青木泰造(市内聖徳町)の作品を集めた「新春 一文字凧展」が開かれている。二十四日まで。

 松吉書道教室の企画による同会場でのはじめての作品展で、新年の目標を空高くあげようと開かれた。凧や書の作品四十点あまりが正月の玩具などのディスプレイとともに、新春ムードを醸し出している。

 縦四○センチ、横三○センチ大の角凧には、「春」「夢」「友」「馬」など文字が書かれ、小中学生の作品の足には、「べんきょうがんばるぞ」「友だちと仲よくできますように」など、それぞれの今年の抱負が書き込まれている。また、指導する松吉洋子さんによる書「たこの歌」などの作品が展示の雰囲気を引き締める。

 協賛のアトリえFuは八日市大凧の判じもんに挑戦。同じサイズの角凧にヒョウの絵と“目”の字で「目標」、貝の絵と“運”の文字で「開運」など、小学生たちのかわいい作品が並ぶ。また、教室の指導者、中村恵子さんの「春駒」(縦一三○センチ、横七○センチ)や「中国凧の絵」(縦七○センチ、横一三○センチ)も必見。

 鳥凧の研究と制作で知られる青木さんの鳥とチョウの凧は、細部まで精密に描かれたもので、実際に揚げることもできる。


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中嶋コレクション第13弾「近江の画人展」

湖国ゆかりの芸術家たち

=大通り風物時代館の新春特別企画=

湖国ゆかりの画人たちの作品を紹介する企画展
(湖東・八日市市)
 八日市市八日市町(金屋大通り)の八日市まちかど博物館“大通り風物時代館”は、新春特別企画展として湖国ゆかりの画人たちの作品を紹介する「近江の画人展」を開催している。二月二十七日まで。

 昨年末の企画展に続いて、同市本町の市神神社宮司、中嶋高名氏の協力により、そのコレクションの中から一部を紹介する「近江の画人展」としては二回目の開催で、前回とは展示内容がまったく違う。

 今回の主な展示内容は、大津市生まれの山元春挙「雪の山」をはじめ、明治を代表する女流画人の一人で、野口謙蔵の兄嫁でもある蒲生町の野口小蘋と娘の小慧の作品、近江八幡市出身の国学者、伴蒿蹊の歌が添えられた日野町の月岡雪鼎の「美人画」、八日市市中野の林東渓「山水の図」、日野町の高田敬輔「万歳の図」など。現在、十七点の掛軸が展示されているが、会期中に作品の入れ替えも行われる予定。

 月・木曜日休館。問い合わせは、大通り風物時代館(TEL0748―23―5703)へ。


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一枚一枚手漉きで再生

増田住職の『おわび紙と書とことば』

=26日まで永源寺町立図書館=

感謝を込めて「ことば」を綴る『おわび紙と書とことば』
(湖東・永源寺町)
 反故紙を一枚一枚手漉きで蘇らせた増田洲明さんの個展『おわび紙と書とことば』が、永源寺町立図書館のギャラリーで開かれている。二十六日まで。

 落語も愛する書家・増田住職(法泉寺=八日市市建部堺町)は、日常生活で気付かされた言葉を板書伝道として門前に掲示しており、その書作で生じた反故紙を手漉きによって再生させている。

 この再生紙「おわび紙」は、焼却してきた反故紙への感謝とお詫びの気持ちを込めて付けた名であり、平成三年から滋賀県をはじめ、東京都、京都府、奈良県などで同展を開いてきた。

 館内には計六十八点が展示され、ギャラリーや和室、書架の雰囲気に合った紹介が行われている。いずれも手漉きの味わいが深く、想いを集約した「土に埋もれてひかる糞」や、筆鋒するどい「狂牛病 困っているのは人間さま。辛くて悲しいおもいをしているのは、牛だ」のほか、「三日坊主でも良い」「コドモノ一歳ニハ夢ガ オトナノ一歳ニハ味ガ」などの言葉が綴られている。

 増田さんは「量り知れない良き人々との出逢いを与えてくれる。人間の命も、物の命も「いっぺんきり」。だから生かしきらなければならず、おわび紙はそのことを教えてくれる」と話している。


 増田洲明
 県立淡海学園(教護院)、知的障害者更正施設・同しゃくなげ園に勤務し、田村一二氏の茗荷村構想に共鳴して以来僧職に腰を据える。昭和五十九年には知的障害者と共に「土と汗の会」を結成し、畑仕事などを通して自立への道を模索。日々の言葉を門前に掲示し、昭和六十三年からおわび紙の創作を始める。
 問い合わせは図書館(TEL0748―27―8050)へ。


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手づくり年賀状コンクール

思い込めた作品140枚展示

=年賀状の変遷紹介する郵便展も=

蒲生町あかね文化センターで開かれている年賀状展
(湖東・蒲生町)
 蒲生町教育委員会は、心のこもった手紙の大事さを知ってもらおうと、「年賀状コンクール」と年賀状の変遷を紹介する「郵便展」を、同町あかね文化センターで開いている。

 同コンクールは、▽ガリ版▽家庭孔印刷▽絵手紙―の三部門に分けて手づくり年賀状百四十五枚を展示。いずれも温かみのある作品ばかりで、今年の干支・午をモチーフにした楽しいイラストや写実的な版画などが施され、来館者の目を引いている。
 また、郵便展コーナーでは、昭和二十五年のスタートから同六十四年までのお年玉つき年賀はがきを展示し、三十九年間にわたるデザインの変遷を紹介している。

 お年玉年賀はがきは、二十四年十二月、通常の官製はがきの販売価格二円に寄付金一円を上乗せして発売された。三十六年からは、特別扱い期間中に投函された官製はがきの消印は省略され、料額印面の下に鶴や富士山、凧など正月らしい意匠が施されるようになった。

 なお、コンクールの入賞者は次の通り。敬称略。

  【ガリ版印刷】
 小学生以下=▽金賞・熊倉大介▽銅賞・広田智也・熊倉寛晃・南迫利幸・熊倉侑子
 中学生=▽ 銅賞・南迫幸
 一般=▽金賞・広田美奈子▽銀賞・川西信子▽銅賞・西川眞治

  【家庭孔印刷】
 小学生=▽銀賞・木村春菜▽銅賞・佐野瑞穂
 一般=▽銅賞・木村忠之

  【絵手紙】
 小学生=▽金賞・西村じゅんな・坂本和生・山中美早紀▽銀賞・川西やや・北村光▽銅賞・安次嶺秀一・高尾莉可・中島駿介・川西ねね・勝永泰章・吉廣海奈美・西村恵太・朝比大揮・服部幸
 中学生=▽銅賞・村川茉央・石岡愛・小野友未佳・服部剛次
 一般=▽金賞・奥村喜代子▽銀賞・奥野希子▽銅賞・村田陽子・佐々木美智枝・川島栄枝・小林すず子


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