滋賀報知新(ニュース)平成14年2月26日(火)第12989号

新エネルギービジョン

八日市市 策定委員会が答申

市民・事業者・行政の協働体制を重視
=導入サポート推進会議を発足させる=

中村市長に新エネビジョンを手渡す内藤会長(左)
(湖東・八日市市)
 八日市市新エネルギービジョン策定員会(内藤正明会長)は、環境負荷の少ないクリーンな新エネルギー導入を目指した「八日市市地域新エネルギービジョン」をこのほど中村功一市長に答申した。昨年七月に諮問を受けて以来五回の協議の中から、新エネルギーを地域で生みだし利用するシステム導入の方向性や計画的な導入方策を検討してきた。

 ビジョンでは、自然界エネルギー(太陽光・風力・バイオマス・水力)、リサイクル型エネルギー(廃棄物・廃食油)、従来型エネルギーの新利用(燃料電池・クリーンエネルギー自動車)の導入を図り、みんなの力でつくる新エネルギー社会を目指すとしている。
 導入は、環境基本計画の目標「自然と共生する緑おりなす八日市」をエネルギー面から実現することを目的にしている。目標年度を十四―二十三年の十年間に設定したが、十七年に予定されている市町村合併を考慮し、前期(十四―十六年)と後期(十七年―二十三年)に分けた。

 新エネルギー導入の基盤をつくる前期は、市民参加型推進体制の構築や意識啓発プログラム推進を重点的に取り組むほか、導入に向けての五プロジェクトを展開する。一方、後期では、家庭や事業所への普及を中心に導入を図り、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会から温室効果ガスの発生を抑制し、資源の枯渇にも役立つ循環型社会の構築に対応することにした。

 新エネルギーを導入する場合、障害になるのが化石エネルギー(石油など)に比べてコスト(機器価格、設置費用、維持管理費)が高くつく。しかし、二酸化炭素削減根への森林保護や植林、大気汚染対策などに使われる経費を考えると、地球温暖化防止につながる新エネルギーのコストは「未来への投資」との意味合いが含まれている。

 この観点から、前期三年の間に市民、事業者、行政のパートナーシップで五つのプロジェクトを推進するほか、協働推進体制、意識啓発と教育、省エネ・ライフスタイルの形成、補助制度の創設検討に取り組む。さらに、新エネルギー推進会議(仮称)を発足させ、協働推進体制を確立させることにしている。導入への五プロジェクトは次の通り。

 【太陽の恵みプロジェクト】市民共同発電所の整備促進▽一般家庭における太陽エネルギーの利用促進▽公共施設での太陽エネルギー利用▽太陽光発電街路灯の設置による「サンサンロード」の整備検討▽太陽の丘ストリート(仮称)の整備

 【風の見える街プロジェクト】ワークショップによる風車の設置▽市内各所へのマイクロ風車の導入

 【森の力プロジェクト】公共施設へのペレットストーブ導入▽小型ペレタイザーの導入▽木質バイオマス有効利用にかかる研究会

 【菜の花プロジェクト】廃食油の回収量やBDF生産量の増量▽BDF生産システムの構築▽菜の花栽培―なたね油の生産―地場消費―廃食油回収―BDF化の循環型社会システムの構築

 【クリーンエネルギー自動車導入プロジェクト】電気・天然ガス・メタノールを燃料源にした自動車の導入▽エコステーション等のインフラ整備

 【その他の複合的導入事業】公共施設等の整備に伴う新エネルギー導入(市民活動総合拠点の建設計画に合わせた導入検討・自治ハウスへの導入検討・市民による里山管理と木質バイオマスエネルギーの利用)▽技術革新に伴う新エネルギーシステムの導入(生ゴミ・家畜ふん尿バイオマスエネルギーの利用検討、農業施設での新エネルギー活用検討、農村地域における新エネルギー導入の可能性)


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色どりも華やか春の味に大満足

お母さんたちが腕ふるう

=ひなまつり料理とエコクッキング=

ひなまつり料理に取り組む参加者――玉緒公民館で――
(湖東・八日市市)
 三月三日のひなまつりを前に、八日市市立玉緒公民館で「ひなまつり料理教室」がこのほど開かれ、お母さんたちが桃の節句らしい華やかでおいしそうなひなまつり料理に取り組んだ。

 今回の教室には受講者募集と同時に定員をオーバーする受講申し込みがある人気ぶり。女性十六人が三つのグループに分かれ、管理栄養士の大田初代さんの指導で、ケーキの型を使った押しずし「デコレーションずし」、レンコンや青ネギなどが入った「野菜入りミートボールのオーブン焼き」、季節をもじった春さめとハム「春雨のスープ」、サツマイモと牛乳で作るデザート「かんたんモンブラン」の四品の献立を約二時間で完成させた。

 また、これ以外に特別メニューとして、いつもは生ゴミとして捨てられているサツマイモとニンジンの皮の部分を、ゴマ油で炒めてきんぴら風にする「エコクッキング」にも取り組み、料理を通じて、環境問題や資源問題なども学ぶことができた。

 できた料理を囲んでの試食会で受講者は、見た目や味など自分たちの作品についての反省や提案など、料理談義に花を咲かせながらおいしく味わい、「見た目もきれいで、春らしい」「切り口もきれいで、あっさりしておいしい」「家でも簡単にできそう」「食材の上手に生かすことができ、子どもにも食べやすそう」と、出来栄えに満足そうだった。


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“心の故郷”伝える写真展

民家をたずねて30年

佐野さん、旅はまだ続く
=永源寺町立図書館で開催中=

懐かしい風景に魅入る来館者
(湖東・永源寺町)
 民家の記録だけでなく、日本人の“心の故郷”を伝える佐野昌弘さんの写真展「民家をたずねて30年」が、永源寺町立図書館ギャラリーで開かれている。

 その地の気候・風土など、民家は実用性を考えた独自の建築様式をなし、周囲の景観に溶け込む不思議な魅力を持っている。しかし、利便性の名の下に消えゆき、農山村においても過疎化や慣行の消滅などで大きく様変わりした。

 佐野さんは、人と自然が織りなした産物「民家」の姿を留めようと日本各地を訪ね回り、三十年間で約二万五千枚の民家を撮影。山梨県「押し上げ二階」や岐阜県白川郷「合掌造り」、滋賀県浅井町「伊香造り」、佐賀県「くど造り」など、写真四十三点、スケッチ(水彩)三十二点の計七十五点を展示している。

 いずれも四季の光が美しく、茅葺き屋根に熟柿、棚田、小さな祠など、懐かしい心の故郷を思い起こさせる。

 入場無料。会期は三月十日まで。開館時間は午前十時〜午後六時(月・火曜休館)。問い合わせは同図書館(0748―27―8050)へ。

 なお、同図書館に引き続き、八日市市立図書館(三月十四日〜二十四日)、愛知川町立図書館・びんてまりの館(同二十九日〜四月十四日)でも開かれる。

 佐野昌弘氏
 昭和七年に横浜で生まれる。テレビ局美術部で背景写真を撮影するほか、民家の撮影を開始。ニューヨークストックマーケット社などと共にCG映像を制作し、二十数カ国に向けて放映。平成八年に個展を開き、同十年に「かやぶき民家の四季」(扶桑社)を刊行した。


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永源寺町

医学生等奨学金

=無利子で貸与=

(湖東・永源寺町)
 医学部および看護学科などに就学中または入学が決まっている人で、経済的理由により就学が困難な学生に対し、奨学資金を無利子貸与する「永源寺町医学生等奨学金給付制度」が設置されている。資金提供は桝田医院で、永源寺町教育課では同奨学生を募集している。

 給付対象は、医師・歯科医師・薬剤師・保健婦・看護婦(士)・理学療法士を目指す学生で、医師養成学科は六年間、その他の学科は四年間給付する。上限は入学支度金が三十万円、授業料年間が五十万円。

 償還は、医師養成学科は卒業の翌年から起算して二年据え置き後十年以内。そのほかは十五年以内となっている。申し込みと問い合わせは町教育課(0748―27―0352)へ。


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蒲生町

高齢者の介護予防の拠点

いきがい活動支援センター完成
=4月から予防・趣味教室スタート=

(湖東・蒲生町)
 蒲生町いきがい活動支援センター「せせらぎ」がこのほど完成し、現地で行なわれた竣工式に行政や工事関係者ら四十人が参加した。高齢者が要介護状態にならないように各種予防教室を開催するほか、健康で生きがいをもって生活してもらおうと趣味・娯楽の拠点施設として活用する。

 総事業費二億三百万円を投じた同センターは、鉄筋コンクリート造り平屋建てで、延べ床面積六百二十平方メートル。お年寄りが移動しやすいよう、段差を極力なくすなどバリアフリー設計に努めた館内には、広々とした廊下を通し、社会福祉協議会事務局、多目的ルーム三室、調理実習室一室、相談室一室、洗濯室一室を設けた。

 竣工式のテープカットでは、山中壽勇町長と安井一嗣同町社会福祉協議会会長、大伴克己東近江地域振興局長、福地泰幸町議会議長がはさみを入れ、オープンを祝った。

 式のなかで山中町長は、「四人に一人が六十五歳以上になる高齢化社会を迎え、寝たきり、介護問題は老後最大の不安要因になった。住み慣れたまちで心身の健康を長く保持できるよう介護保険を整備し、予防の重要性から生きがい支援センターを建設した。四月から本格的に通所の動作訓練、趣味活動の基幹センターの役割など、効果的利用を図りたい」と、あいさつした。

 また、建設に尽力した関係者への感謝状贈呈も行なわれ、センターの愛称募集で「せせらぎ」を応募し、採用された同町鈴の奥田孝三さんにも手渡された。

 四月から開催される事業は次の通りで、問い合わせは同センター(エ0748―55―4895)へ。

  【介護予防教室】
 ▽転倒予防=生活相談やリハビリ。
 ▽日常生活関連動作訓練=炊事などの家事訓練を中心とした教室やレクリエーション。
 ▽高齢者食生活改善=高齢者がいる家庭や独居者を対象に、高齢者の食生活に関する研修。

  【生きがい活動通所支援事業】
 ▽ふれあいサロン=人との交流が少なくなった高齢者を対象に体操、ゲームを通して、交流の促進と痴呆予防を実施する。
 ▽生きがいづくり事業=しめ縄づくりなど通して、地域の子どもらと世代間交流するほか、囲碁や将棋、その他娯楽を提供。


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