滋賀報知新(ニュース)平成14年3月6日(水)第12999号

東近江地域 一般会計26億円

平成14年度当初予算成立

高規格救急車など3台導入
=救急医療充実の365日体制=

中村功一市長
高橋至議長
(湖東・八日市市) 
 東近江行政組合(管理者・川端五兵衛近江八幡市長)の三月定例議会が一日開かれ、提出の八議案は原案通りすべて可決し、構成二市七町の分担金などで事業展開する平成十四年度予算が成立した。

 今議会では一年交代の役員改選を行い、議長に高橋至氏(八日市市議会選出)、副議長に北川留吉氏(五個荘町議会選出)、監査委員に川村恒松氏(安土町議会選出)を決めたほか、川端市長から管理者を中村功一八日市市長に四月一日から交代することを承認した。

 一般会計は、二十六億七百万円と前年度当初に比べ八千七百万円(三・四六%)増となった。人件費(十九億六千万円)や公債費(一億四千二百万円)の義務的経費(全体の八○・六%)が会計を圧迫する中で、緊急車両の購入など将来への投資充実に努めている。

 歳入の九○%弱を占める各市町からの分担金・負担金は二十三億二千五百万円と、前年より三千六百万円(一・五%)増え、国や県の支出金も二千二百万円増の三千六百万円となった。これでも不足するため財政調整基金などから九千二百万円(前年当初比三三・五%減)を取り崩し、借金に当たる組合債一億四百万円(同四倍)で切り抜けた。

 歳出のほとんどが消防費の二十三億七千六百万円で、予算合計の九一%強を占める。主なものでは、緊急車両三台を八千二百万円で購入し、タンク車を近江八幡消防署に、高規格救急車を南出張所(蒲生町)と八日市消防署(更新)にそれぞれ一台配備する。また、平成五年から稼働の一一九通報時の通信指令装置「発信地表示システム」の心臓部を九千二百万円で交換しデジタル化に対応する。

 一方、救急医療特別会計は一億三千六百万円(同一九・四六%増)となった。新たに対策費(委託料)二千六百万円を計上し、これまで日・祭日の夜間だけ実施していた輪番制による二次病院業務を拡大して、平日夜間と土曜日の午後から診療が受けられるようにした。これで休日急患診療を含め三百六十五日の救急医療体制が整ったことになる。

 また、ふるさと基金事業特別会計(一千万円)では、イメージアップ推進(百九十万円)や夏の祭典(二百九十万円)、地域間交流(百三十万円)、滋賀ロケーション誘致(百五十万円)など地域振興事業に取り組む。


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八日市南高の正面玄関前庭に

八幡瓦を生かした庭園

=緑地デザイン科の生徒が造る=

(湖東・八日市市)
 八日市南高校(山本辰己校長)の正面玄関前庭に伝統素材「八幡瓦」を生かした庭園が完成し、一日に行われた卒業式で保護者らに披露された。

 庭園は、緑地デザイン科の二年生全員(三十七人)が造園学習の一環で測量、設計、デザイン、施工、管理まで一連行程の修得と、新たな瓦利用と普及への研究活動にと、昨年十月から取り組んでいた。

 前年同様の学習テーマ「地域へ発進!八幡瓦〜伝統素材で街興し〜」を引き継ぎ、協同組合八幡瓦製作所の協力を得て約一千枚の瓦を使って、和風庭園を完成させた。瓦と七色の撤き石によるオブジェや瓦を用いたサウンドスケープ(鳴り子)=写真=が特徴で、平瓦を土の上に敷き瓦の気化熱作用効果などの調査も行う。


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本物の素材を使って衣文化を表現

岡本靖子 布でつづる風俗展

=24日まで 愛知川町びんてまりの館=

「なつかしい〜」と言いながら作品「ダムに沈む村」(岐阜県)に見入る見学者
(湖東・愛知川町)
 モンペに手っ甲、エプロン、頭に手ぬぐい。永源寺町政所の畑で茶摘みをしていた女性たちが並んでほほえんで立っている。布絵作家、岡本靖子さんの今から二十年前の一枚の作品からは、今にも女性たちがこちらに歩いてきそう。モデルになったのは君ケ畑の人たちで、地元の人が見ればすぐに名前が出てくるほどそっくり。

 愛知川町市の愛知川町びんてまりの館で開幕した企画展「岡本靖子の布でつづる風俗展」は、徹底した現地調査に基づいて、実際の布素材などを縫い合せたり、背景や顔など細かな部分に刺繍を施し、よりリアルで、しかもあたたかみがあり、日常の衣文化を通して、日本の風俗や生活文化を的確に表現し、記録している。

 百十二枚の端切れで作られたカタログのようなモンペ集。「銭湯で見た下着」は、女性の下着姿(実物)が年代、季節に分けられて整然と並ぶ。作品にはユーモアのセンスもたくさんちりばめられ、懐かしさやおもしろさに、見るほうもつい顔がほころぶ。

 一昨年冬からは、おばあさんの紙の着せ替え人形にも取り組みはじめ、今回、二十七点を展示。服の組み合わせや種類、くらしや年齢による好みの変化などにも着目している。

 それぞれの作品には、採集(調査)年と制作年、調査結果などが記され、一つの作品が仕上がるまでの過程の長さが作品の中に込められたメッセージとなって伝わってくる。

 同館では、「岡本さんのいきいきとした作品を通して、ものを見つめること、手仕事の楽しさを知るきっかけに」と来館を呼びかけている。

 会期は二十四日まで。入場無料。月・火曜日休館。


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春の全国火災予防運動にあわせ

子どもたちに防火ハッピ

=愛知郡消保協 発足25周年で寄贈=

真新しいハッピで記念写真に収まる園児と役員――湖東町ひばり保育園で――
(湖東・湖東町)
 愛知郡消防保安協会は発足二十五周年を記念して防火ハッピを更新することになり、春の全国火災予防運動(一―七日)を前に、郡内保育園の幼年消防クラブに防火ハッピを寄贈した。

 郡内には幼年消防クラブが八つあり、ハッピを着て啓発活動を行うなど、日頃から火災予防運動に一役かっている。

 このほど湖東町ひばり保育園(同町平松)で行われた贈呈式では、澤田康弘副会長はじめ四町の地区代表ら協会役員六人が訪れ、園児たちに真新しい防火ハッピ五十着をプレゼント。子どもたちは大喜びでお礼の歌を披露するとともに、「火遊びは絶対にしません」と約束した。

 園や家庭での火災予防はもちろん、運動期間中は登降園時にもハッピを着て、地域にも防火を訴えることにしている。


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湖国の魅力県内外にアピール

観光ボランティアが研修会

=近江商人のまち日野町を学ぶ=

多くの商人を輩出した日野町を紹介する正野雄三・近江日野商人館館長
(湖東・日野町)
 「淡海観光ボランティアガイド交流研修会」が、四日に日野町町民会館わたむきホール虹(同町松尾)で開かれ、県内のボランティアガイド三百二十五人が、観光振興について認識を深めた。

 平成九年に発足した淡海観光ボランティアガイド連絡協議会は、県内のボランティアガイド二十二団体で構成され、互いに連携を図りながら、湖国の魅力を県内外の観光客に情報発信している。

 研修では、地元の日野観光ボランティアガイド協会が活動発表した後、近江日野商人館館長の正野雄三氏が、「日野の歴史と見どころ」をテーマに講演。日野のまちの特徴として、蒲生氏の城下町であることや、近江八幡市と五個荘町に並んで多くの近江商人を輩出したことを挙げた。

 このなかで正野氏は、日野商人が全国的に活躍した原因について、同町の繁栄に力を注いだ戦国大名、蒲生氏郷が国替えで他国へ去ったことから、地元の商人は活路を見い出すため行商に出たためと説明した。

 また、商家の家訓である▽勤勉▽検約▽誠実―を取り上げ、こつこつと夢の実現に向けて努力しながら、利益は寺社建設や公共土木に寄付し、社会貢献に努めた日野商人の生き様を紹介した。

 この後、参加者は、寺社などを巡って蒲生氏郷や日野商人らの足跡をたどり、あらためて同町の歴史・文化を見直していた。


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