滋賀報知新(ニュース)平成14年3月21日(木)第13016号

菜の花プロジェクト

バイオエナジーに託すもの

=26日に「第1回研究会」=

(湖東・八日市市)
 菜の花プロジェクト・ネットワーク(安土町上豊浦、藤井絢子会長)は、二十六日に「第一回バイオエナジー利用研究会」を開催する。会場は安土町大中の県農業総合センター。

 昨年の菜の花サミットで全国に菜の花プロジェクトが広がり、今年五月には第二回サミットが青森県横浜町で予定されている。また、これに先立って「九州菜の花サミットin伊万里」が開かれることになり、ゲストとしてドイツのバイオマス促進団体CARMENのロベルト・ワーグナー氏が来日する。

 同ネットワークでは、この機会に滋賀にも招こうと、ワーグナー氏の基調報告「ドイツにおける菜の花プログラム、そして今後の課題」が実現した。国を挙げての取り組みを学ぶ。

 開会は午後一時半。基調報告に引き続き、事例報告「県農業試験場での菜の花プロジェクトの取り組み」(渡辺健三・県農業総合センター農業試験場先端技術開発部長)、「ガソリンスタンドで廃食油回収、エコステーション化の取り組み」(青山裕史・油籐商事代表)、「畜産ふん尿のバイオガスエネルギー利用の取り組み」(武居和樹・同センター畜産技術振興センター次長)が行われる。

 参加料五百円。申し込みは同ネットワーク(0748―46―4551)へ。


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日本と西洋文化の競演!!

「カフェ叶匠壽庵」 長浜にオープン

=自然光が差し込むゆったりとした空間のカフェ部門 =

(湖北・長浜市)
 (株)叶匠壽庵(本社=大津市)はこのほど、和洋折衷をテーマとした「カフェ叶匠壽庵」を城下町の面影を残す長浜市の黒壁スクエアの北東にオープンさせた。

 約百年前に建てられた民家三軒を壁の珪藻土や柱、梁を生かした形で改築し、いすや机は七十〜百年前のイギリス・フランス製の西洋アンティークで統一。明治時代に日本へ西洋文化が入ってきたころのモダンな雰囲気を再現し、ダウンライトでほんのり照らされた店内はどこか懐かしく心落ち着く空間となっている。

 一階のカフェ部門(四十席)では、新たに洋菓子「匠壽庵スイート」が目を引く。和菓子作りのために集められた厳選素材を洋菓子に利用し、和・洋の垣根を取り払った斬新なケーキを考案した。湯葉で抹茶ムースを巻いた「琵琶の風」、豆腐を使ったレアチーズケーキ「花ふくさ」、チョコレートケーキの中からわらびもちが現れる「恋語り」など、その発想と味は新鮮な感動を与えてくれる。

 このほか、日本の歳時記にあった和菓子やぜんざい、独自ブレンドのコーヒー、オリジナル紅茶などを用意するなど、注文したものが一人ずつお盆にのって運ばれてくるおもてなしスタイルにも趣きがある。また、桜もちといった季節の生菓子や詰め合わせなど叶匠壽庵の和菓子がフルラインナップしたショップ部門も設けられている。

 二階へ上がると、大津市の寿長生の郷(すないのさと)での人気メニュー「美山つづら弁当」(要予約)が味わえるダイニング部門(二十八席)がある。輪島塗のテーブルがさりげなく配置され、隠れ家のような雰囲気を醸し出している。 さらに、日本の若手作家の作品が気軽に鑑賞できるギャラリー部門を設けた。現在は地場産業である信楽焼「陶耀会」の創作作品の発表・販売を行っており、一階に仮面のオブジェが飾られている女優で陶芸作家としても注目を集める結城美栄子さんの作品展も予定されている。

 「カフェ叶匠壽庵」へは、駐車場がないため公共機関を利用、JR長浜駅から徒歩五分のゆう壱番街。営業時間は午前九時〜午後六時まで。問い合わせは、叶匠壽庵長浜黒壁店(電話0749―65―0177)まで。


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無許可で伏流水取水?

信楽町だけでない河川法抵触の疑い

「井戸」の実態は「伏流水」!?
=河川保全区域に集中する浄水施設=

栗東市の出庭水源地
(湖南・信楽町)
 信楽町の水道水から有害物質フェノール類が検出されたことに関連し、同町が無許可で一級河川の大戸川から県の許可を得ずに取水していた問題は、県民に大きな衝撃を与えた。同町のズサンな水道事業に対し、住民の行政不信はピークに達している。さらに滋賀報知新聞社の調べで、他の市町でも河川法に抵触する疑いもある「伏流水」の取水が行われていることが分かった。        

【石川政実】



 信楽町は昭和六十年、井戸二か所から地下水を採取するして、大戸川に隣接する牧浄水場(同町牧)の許可を申請した。ところが同町は、同六十四年までに、牧浄水場の井戸から、大戸川の川床下に取水パイプ二本を敷設し、一日最大二千トンを取水していた。この場合は、河川法第二十三条(流水の占用の許可)、同二十四条(土地の占用の許可)、二十六条第一項(工作物の新築等の許可)、五十五条第一項(河川保全区域における行為の制限)の許可が必要だが、同町では無許可で取水していた。

信楽町のようなケースは稀だが、それでも河川保全区域内で地下水を採取する名目で河川の伏流水を取水している県内の市町村は、枚挙にいとまがない。例えば、一級河川の野洲川の堤防沿いにある栗東市の上水道出庭水源地もその一つ。出庭水源地は、深さ七メートルの浅井戸と百三十メートルの深井戸二本から一日一万トンを取水している。深井戸は確かに地下水だが、浅井戸は野洲川の伏流水を取水していると見られる。

 ちなみに野洲川の河川保全区域は、区間によって堤防から三十メートル以内、十八メートル以内など定められている。出庭の区間は堤防から十八メートル以内と定められているが、ほぼこの範囲内に同水源地がある。 

 同市水道課の担当者は「すでに昭和三十五年に水道事業の認可を得ており、同三十九年に改正された河川法の許可を当時とらなかった。ただ平成十二年十一月に厚生労働省から(水道法に基づく)水道事業の変更認可を得たが、国土交通省の河川法の許可を取っているかわからない」としている。

 野洲川沿いには、土山町や水口町のように水利権を取得しているところばかりでなく、河川法の許可を取っていないと見られる取水施設もある。例えば甲賀町では昭和四十年ごろから野洲川沿いの岩室地先の井戸を水道水源としている。ちなみにこの付近の河川保全区域は、野洲川堤防から三十メートル以内。

 同町の水道課担当者は「堤防からの詳しい距離について今は即答できないが、河川法の許可は取っていないと思う」と説明している。いずれにせよ同河川の伏流水を取水している可能性がある。甲南町も一級河川杉谷川の市の瀬地先にある浅井戸について河川法の許可を取っていない疑いがある。これらは、氷山の一角に過ぎない。

 白倉正浩・国土交通省水政課水利調整室水利企画係長は「一般論としては、河川の表流水だけでなく、伏流水も公水であり、水利許可の対象になる。もちろん河川ごとに現地調査をして判断すべきものだが、一級河川などの保全区域内に設けられている井戸は、河川の伏流水を取水しているケースが多いと見られる」と話している。県土木交通部河港課も信楽町の事件を教訓に、伏流水の取水実態をキッチリと調査すべき時期にきているようだ。


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“なぜ大津・志賀地域か”

=キーワードに 24日シンポジウム=

(湖西・大津市)
 大津市と志賀町は、“なぜいま市町村合併なのか”“なぜ大津・志賀地域なのか”をキーワードに「大津・志賀地域まちづくりシンポジウム」を、二十四日午後二時から大津市役所別館大会議室で開催する。参加無料(事前申し込み不要)。

 昨年十一月に志賀町で開かれ二回目となる同シンポジウムでは、昨年六月に行政事務レベルでの調査・研究を目的に発足した「大津・志賀まちづくり研究会」の取り組みについて大津市助役・佐藤賢氏が報告したあと、第一回のシンポジウム同様「なぜ、いま、市町村合併か」と題して関西学院大学大学院・小西砂千夫教授が基調講演する。

 続いて、「大津・志賀地域の将来のまちづくり」をテーマに、コーディネーターとして小西氏、パネリストとして大津市自治連合会長・山本俊一氏、志賀町商工会副会長・後藤又久氏、大津市地域婦人団体連合会長・吉本美枝子氏、大津青年会議所理事長・新庄博志氏の五氏が参加し意見を交わす。問い合わせは、大津・志賀地域まちづくり研究会事務局(電話077―528―2701)まで。


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北方領土をテーマに

=作文入賞者を表彰=

賞状を受け取る木下さん
(全 県)
 北方領土返還要求運動滋賀県民会議(会長=黒田昭信県議会議長)主催による第十五回「私たちと北方領土」作文コンクールの表彰式が、このほど県公館で行われた。同会議は、昭和五十七年に設立され、県、県議会、各市町村、各市町村議会をはじめ二百八十二団体が会員となって、北方領土視察団の派遣や根室市との交流など官民一体の運動を展開している。

 今回のコンクールには、県内の中学校十四校から、前回の応募総数百三十八編を上回る二百七十四編の作文が寄せられ、応募作品の中から知事賞、県教育長賞、県民会議会長賞、県市長会会長賞、県町村会会長賞の五人が選ばれた。入賞者は、二十四日〜二十七日まで根室市を訪れる予定で、現地を視察し地元の中学生との交流を通して北方領土についての認識を深める。

 最優秀賞(県知事賞)に輝いた今津町立今津中学校二年生の木下侑子さん(14)は、作文「日本とロシアのこれから」の中で返還運動をしてきた人々の軌跡に触れ「日本人もロシア人も一緒に暮らせるようになってほしい。これからは北方領土に関するニュースを小まめにチェックし日本とロシアの関係に注目していこうと思う」と述べ、解決には日本国民一人一人の理解と協力が必要であることを訴えた。これから向かう根室市の視察については「北方領土を実際に見たことがないので、しっかりと見てこようと思う。それと、現地の人の思いに直に触れたい」と話していた。

 なお、入賞者と作文の題名は次の通り(敬称略)。

 【最優秀賞(県知事賞)】「日本とロシアのこれから」木下侑子(今津町立今津中学校二年)

 【優秀賞】県教育長賞=「北方領土から学んだこと」老邑温子(大津市立青山中学校二年)▽県民会議会長賞=「北方領土返還に必要なこと」大西一繁(今津町立今津中学校二年)▽県市長会長賞=「北方領土返還への願い」那須安貴(中主町立中主中学校三年)▽県町村会長賞=「北方領土の春」徳山清恵(余呉町立鏡岡中学校二年)


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