滋賀報知新(ニュース)平成14年4月12日(金)第13041号

目指すは 「生きる力」の育成

八日市市教育研究所が報告

テーマに沿って課題探る
=新たな学校づくりに挑戦=

(湖東・八日市市)
 八日市市教育研究所は、市内の各校・園における教育研究活動をまとめた「平成十三年度研究紀要(第三十二巻)をこのほど作成し、幼・小・中学校の全職員約三百人に配布するとともに、各教育機関や関係者にも活用してもらい、教育の充実と発展に役立てることにした。

 今年四月からの小・中学校の新学習指導要項の完全実施に向け、子供の「生きる力」を根幹にした教育の創造を目指して、市内の一幼稚園、六小学校、三中学校ほか、先生グループが各テーマに沿って研究を行い、その報告を一冊(A4判、九十八ページ)にまとめている。

 研究テーマは、楽しく、のびのびと表現活動に取り組むためには環境構成をどのようにすればよいか(八日市寺幼稚園)ほか、小学校では▽主体的に行動できる子供を育てる―ものや人に主体的に働きかけ、自ら課題を見つけ、問題解決できる力を育てる―(玉緒小学校)▽一人ひとりが学びを生かし、互いにかかわり、求め続ける総合的な学習のあり方―子どもに生きる力を培うために―(御園小学校)▽自ら学び、考え、表現する子どもの育成―“自分らしさ”が輝く学習活動を目指して―(八日市北)▽一人ひとりの学ぶ力を育てる総合的な学習の時間―子どもの思いを生かし、さらにつなげる単元の工夫―(八日市南)▽「一人ひとりが瞳を輝かせ共に学びあう子どもの育成」=学ぶ楽しさ、生きる喜びが実感できる西小の『総合的な学習の時間』のあり方を探る=(八日市西)▽一人ひとりの願いがかなう総合的な学習の実践―子どもと共に作る授業をめざして―(布引)――をテーマにそれぞれ研究を行った。

 中学校では▽自ら学び、自ら問題解決していく生徒の育成(玉園)▽たくましく、実践力に富み主体的な生き方のできる生徒の育成―意欲的に取り組む総合的な学習の時間―(聖徳)▽豊かな心をもち、自ら考え、主体的に学習・活動できる生徒の育成〜生徒が意欲的に取り組む「総合的な学習の時間」の構想〜(船岡)――がそれぞれのテーマだった。

 このほか、グループ研究では、コンピューターやインターネットを使った授業と情報教育ガイドライン作成、生徒指導からみた子どもの問題点と課題、教育相談における一年の取り組み、各学校での「総合的な学習の時間」の編成、特色ある学校づくりなどを報告している。

 二十一世紀における「生きる力」を持った子どもの育成を根底に、基礎・基本の確実な定着をはじめ、総合的な学習の時間の展開、選択履修幅の拡大、開かれた学校づくりなど、今回の研究成果を新しい教育の創造に生かす。


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身近な施設を活用、利用に便宜

共澤館でデイサービス開始

=湖東町社会福祉協議会=

開所式のあと、ゲームなど楽しむ地域のお年寄りら
(湖東・湖東町)
 湖東町社会福祉協議会は、同町小田苅にある地域に残る伝統施設「共澤館(きょうたくかん)」を利用したデイサービス事業を今月からスタートさせた。

 介護保険サービスの認定外のお年寄りを対象に、生きがいや健康維持・増進のためプラチナハウスで町独自で行っているデイサービス事業を、地域施設の活用を兼ねて身近な場所で実施しようというもので、毎週火曜日午前十時から午後三時ごろまで、町社協職員らが道具を持ち込んで、体操、レクリエーション、昼食などのサービスを行う。

 共澤館は、江戸時代末期から昭和初期まで活躍した地元を代表する近江商人、澤井藤助氏が大正十五年に地域住民の教育研修施設として建てたもので、現在は老人憩の家、草の根ハウスとして地元住民が利用している。

 今回のデイサービス事業開始にあたり、町は車いす用スロープ、和室の休憩室二部屋、床暖房、トイレ、玄関の下段部分改修と手すり設置など、施設改修を行い、利用の便宜を図った。

 九日には開所式が開かれ、地域のお年寄りら約五十人が開所を祝い、輪投げ、ビー玉取りなどのゲームや体操、昼食などで楽しく過ごした。

 同町社協では当面、週一回、定員十五人程度で実施し、今年度後半からは木曜日も加えて週二回開く計画で、希望者が増えればそれに対応していきたいとしている。

 地域のお年寄りにとっては、より近くで今までと同じサービスが受けられるとあって大歓迎。開所式の日も、明るくに元気な声が共澤館いっぱいに広がっていた。


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起工式で無事祈願

能登川駅舎いよいよ本格工事

=来年3月に供用開始予定=

玉串を奉奠(ほうてん)する杉田町長
(湖東・能登川町)
 JR能登川駅改築工事の地鎮祭・起工式が十日、同駅構内で行われ、杉田久太郎町長とJR西日本旅客鉄道、工事関係者ら約七十人が出席。来年三月末の完成を目指して工事の無事を祈願した。

 能登川駅は明治二十二年に開業し、昭和六十年からは新快速電車の停車駅として勢圏域が拡大。郊外住宅地として開拓も進み、現在では一日約一万二千人が利用している。

 昭和十年に一部改築されたが、狭隘化と老朽化に加えて改札口が一つしかなく、東西の地域が分断されている。このため、勢圏域内の六町(能登川町・五箇荘町・愛東町・湖東町・秦荘町・愛知川町)が能登川駅改築整備促進期成同盟会を設立し、JRをはじめとする関係機関との協議の結果、今年一月から仮設駅舎の工事が行われてきた。

 新駅舎は、駅機能と駅東西をつなぐ自由通路(幅六メートル)が一体となった橋上駅で、床面積は駅舎が約五百七十二平方メートル、自由通路が約七百二十八平方メートルの延べ約千三百平方メートル。

 外観は町のシンボル・水車をイメージし、大きな窓で自然光を採光。内部には、エレベーターとエスカレーターを計八機設置するほか、多目的トイレを設けてバリアフリー化を図り、啓蒙・啓発活動用のギャラリースペースも計画する。総事業費は町費など約十四億八千万円。今月から本格工事に着手し、十一月には外観が見えてくるとしている。

 起工式で杉田町長は「二十一世紀の街の拠点として、能登川町のまちの顔として新しく生まれ変わる」と話し、懸案の実現に喜びを表した。


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永源寺町長選挙

久田氏が無投票3選

=市町村合併、福祉充実=

3選を果たした久田元一郎氏(中央)
(湖東・永源寺町)
 九日告示された永源寺町長選で、現職・久田元一郎氏(66)が無投票で三選を果たした。届出締切の午後五時過ぎ、当選の一報が選挙事務所に入ると、集まった支援者約三百人から大きな拍手で迎えられた。

 万歳のあと、久田氏は「町政初の三期目を務めることになり、町民への感謝とともに緊張している」と喜びを噛みしめ、三期目の重点施策に▽環境保護の観点から見た森林整備と水源地の保水能力向上▽蛇砂川の河川改修▽障害者・高齢者福祉の充実▽中学校の統合▽国道421号のトンネル早期完成―などを挙げた。

 町懸案の第二ダム建設計画については「法に基づいた環境影響評価調査が行われることで、環境に配慮したダムになると思う。森林保護など住民との十分な話し合いをしたい」と話し、条件付き容認の考えを示した。

 市町合併については「将来を視野に入れた一市三町の合併を進めたい」とし、まず、町内の課題整理を進める方針。

 久田氏は前回の平成十年、十九年ぶりの町長選を制して再選。今回もダム建設反対や市町村合併見直しを掲げた町議との一騎打ちが見込まれたが、告示直前に立候補を取りやめた。


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中盤戦に入った蒲生町議選

目標400票に向け必死の攻防

=4人乱立の長峰団地に注目=

【蒲生町議選立候補者(16-19)届け出順】


大沢  貢60(長 峰) 会社役員 無新


安井 清治53(鋳物師) 無  職 無新


古島 又一71(木 村) 会社役員 無新


朝比 兼吉54(川 合) 農協職員 無新


外池 文次65(鋳物師) 農  業 無現1


田郷  正50(桜川東) 政党役員 共現2


福島 賢治69(石 塔) 農  業 無現2


西田 善生63(桜川西) 無  職 無現1


山口 謙二64(長 峰) 政党役員 公新


市川 邦夫56(市子殿) 自営業  無新


村上 順子53(長 峰) 主  婦 無新


吉田 孝一61(長 峰) 無  職 無新


安田  勲58(葛 巻) 農  業 無新


坂谷清治郎60(川 合) 会社役員 無現2


村田せつ子53(大 塚) 政党委員 公新


長沢 善三60(蒲生堂) 農  業 無新


森 隆一郎52(石 塔) 農  業 共現1


西村 武一66(下麻生) 農  業 無新


内堀 治夫55(大 塚) 自営業  無現1
(湖東・蒲生町)
  任期満了に伴なう蒲生町議会選挙は九日に告示され、定数十六人に対して予想通りの十九人(現職七人、新人十二人)が立候補し、十四日の投開票に向け、激しい中盤戦を繰り広げている。

 今回の選挙では、強力な組織票をバックにした候補者が、前回の三人(共産二人、公明一人)から四人(共産二人、公明二人)に増え、各陣営では従来にない厳しさを感じ、目標ラインを高めの四百票(前回三百五十票)に置く。

 また、選挙戦を左右する大票田の長峰団地では、前回より一人多い四人が乱立し、団地外への票流出に歯止めをかけるとともに、投票率アップに向けて掘り起こしに懸命だ。なお、各候補の動向は次の通り。敬称略。

 【外池文次】地元・鋳物師(五百五票)を引き締め、票の流出を防ぐ。同じ地盤から新人が立候補したことに危機感を強め、安井一嗣前町長に選挙参謀を依頼。

 【安井清治】外池が固めた鋳物師に切り込むほか、全町的な支持拡大に努め、初当選を目指す。愛着もてるまちづくりや、青少年の健全育成を訴える。

 【西村武一】上麻生(百五票)、下麻生(百六十七票)、岡本(二百五十四票)を固め、初当選を狙う。生涯教育充実などを政策の柱に、教員経験をアピール。

 【内堀治夫】公明の新人、村田せつ子と地盤の大塚(三百八十八票)、田井(八十八票)でしのぎを削る。自転車作戦で草刈り場の寺・綺田・鈴・大森・上南・沖・合戸のほか、新興住宅の多い平和堂周辺で票を掘り起こし、滑り込み当選を狙う。

 【村田せつ子】公明の組織票(八百票)を長峰団地の山口謙二と割る。大塚の女性票、血縁のある川合の票吸収を図るほか、全町でローラー作戦を展開している。

 【長沢善三】宮川(二百六票)、蒲生堂(百八十四票)の一本化と平行して、地縁のある空白地・鈴(二百六十五票)に食い込み、着実に票を稼ぐ。

 【市川邦夫】川原(百六十三票)、松井(七十六票)、殿(三百五十八票)では、新興住宅の票の掘り起こしに躍起。候補不在の上南(百三票)、合戸(百三十三票)、沖(百二十票)でも支持を訴え、初当選を期す。

 【田郷正】同じ共産・森と組織票(六百票)を均等に割る。地元桜川東(二百十三票)の支持浸透も最終段階に入っており、安定した選挙戦を進める。

 【西田善生】地盤の桜川西では、旧集落(四百三十三票)一本化のほか、新興住宅チェリータウン(八十九票)の票掘り起こしにポイントを置く。また、上乗せのため桜川東にも攻め込み、続投に向けて弾みをつける。

 【福島賢治】石塔第一(三百六十九票)と石塔第二(百九十二票)をまとめる。また今回、平林(百十四票)の候補がいなくなったことで追い風が吹き、続投に期待がかかる。

 【森隆一郎】共産票のほか地元の石塔第二、空きの平林、寺(百六十三票)、綺田(二百七票)へも支援を訴え、当確ラインを目指す。

 【坂谷清治郎】川合本郷(二百三十八票)、上本郷(百三十二票)の票流出を食い止める一方、現職二期の人脈生かして、全地域にわたる支持拡大を狙いう。

 【朝比兼吉】川合の東出(二百二十四票)、西出(百十三票)、畑田(七十四票)、赤坂団地(八十六票)の四区をまとめ上げ、手堅く選挙戦を展開。

 【安田勲】葛巻(百六十六票)、宮井(百二十三票)、外原(五十九票)の結束は極めて強いものの、小さな票田のため隣りの横山(百四十七票)、稲垂(八十五票)、空白地域への浸透に躍起。遺族会の支援も依頼する。

 【古島又一】これまで草刈場だった木村(二百十八票)を固めたものの、安田による稲垂、横山地区への攻勢を警戒。人脈を頼って他地区の票取り込みにも必死。

 【山口謙二】大塚の村田と公明票(八百票)を二分。運動は地元の大票田・長峰団地(三千九百十一票)に絞り込み、さらなる上積みを図る。

 【大沢貢】引退する福地泰幸の前回票(四百六十九票)を受け継いだものの、同じ長峰の他候補三人の切り崩しに危機感が走る。団地内のダイハツ票(二百四十票)にも期待する。

 【吉田孝一】長峰五地区の連合自治会長として積み上げた成果をアピール。全区の新旧区長らで選対委員会を構成し、組織力で乱立戦に立ち向かう。

 【村上順子】男女共同参画社会の実現、環境問題などを訴え、若者や女性への浸透を図る。女性運動員を中心に活動し、ソフトなイメージを打ち出す。


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