滋賀報知新(ニュース)平成14年4月23日(火)第13053号

新会長に 山田氏を選出

八日市大凧保存会が総会開く

凧揚げ文化を後世に伝えたい
=勇退の大西氏は名誉会長就任=

山田敏一会長
(湖東・八日市市)
 八日市大凧保存会は、このほど開いた平成十四年度総会で新会長に山田敏一氏(47)を選出し、大西清前会長(82)の名誉会長就任を決めた。二年前から大西氏は、八十歳を境に後進に道を譲りたいと勇退を申し出ていたが、八日市の空を飾る二十一世紀初となる大凧製作の陣頭指揮のため、会員らの要請を受け引退が延びていた。

 山田新会長は昭和五十三年に入会し、五年後に副会長に就任して以来、近江守山郵便局に勤務するかたわら、保存会の若手リーダーとして活躍してきた。住所は同市上大森町だが、八日市大凧発祥とされる中野・金屋・芝原以外から会長に選出されたのは山田氏が初めてのこと。

 保存会の門をたたいてから二十三年になる山田氏は、大凧の製作枚数を重ねていくごとに「スケールの大きい文化財だと実感していた」と振り返り、会長就任について「身の引き締まる思い。一抹の不安もあるが八日市大凧の発展に全力を尽くし、この大凧揚げの文化を末長く伝えていきたい」との抱負を語った。

 名誉会長に就任した大西氏は、大凧の製作や飛揚技術の保存継承、後進の指導などに数々の功績を残している。中でも、八日市大凧の最大の特徴である判じもんによる絵柄にはこだわりをみせ、伝統に則った多くの秀作を残している。

 特に、元の文字に二匹の亀を配した「元気(亀)なまち八日市」や、鯛二匹で「碧い地球を大切(鯛が接吻)に」と読ませる百畳大凧は、二百五十年の歴史の中でも目を引くという。今年の大凧まつり(五月二十六日)に揚げられる百畳大凧「ひとり一人が輝くとき」が大西氏の最後の作品となる。

 平成十年にはフランス・ディエップ市で開催の国際凧揚げ大会に参加し、同市の名誉市民に選ばれているほか、国際交流基金から地域交流振興賞を受けるなど、大西氏は「八日市大凧の魅力を多くの人に伝えたいと凧づくりに取り組んできた。後進に会の運営を委ね見守っていきたい」と話している。保存会の新役員は次のみなさん。

 【名誉会長】大西清(芝原町)【会長】山田敏一(上大森町)【副会長】灰谷精一(西中野町)中村章(中野町)山路光信(小脇町)【事務局長】樋口嘉和(寺町)【監事】寺田浩(小脇町)広田清和(中小路町)【世話人】村田賢蔵(今堀町)池田昇(瓜生津町)赤澤謙治(建部上中町)若林隆司(野村町)前伸隆(蛇溝町)


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奥伊吹サマビレ

青年リーダー

=八日市市教委が募集=

(湖東・八日市市)
 八日市市教委は、第二十七回サマービレッジの企画から参加児童・生徒の指導までを担当する「青年リーダー」を募集している。

 サマービレッジは、七月三十日―八月四日に奥伊吹青少年旅行村(伊吹町)で開かれ、参加者の事前研修会(三回)と事後研修会(一回)ほか、リーダー研修や事前準備など休日を中心に十数回行う。市内在住か在学で中学卒業以上の二十五歳までの人が対象となる。定員(二十人)で締め切り。

 同時に、看護経験のある人や写真の好きな人などで、サマービレッジ期間中(都合のつく日だけでも可)の活動を支援する協力隊員も募集している。いずれも五月十七日までに市教委生涯学習課内サマービレッジ実行委事務局(TEL24―5672)へ申し込む。


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合併見据え主体的に意識改革

職員のやる気で自治体変革

=愛東町と八日市市の職員組合が共同講座=

他市町からの参加も多い「新・自治体論講座」
(湖東・愛東町)
 合併問題を抱えている愛東町と八日市市の職員組合が今後のまちづくりに主体的に取り組むため、共同で「新・自治体論講座」を開催し、両市町以外の職員や行政、議会関係者らを巻き込んで議論を深めている。

 愛東町妹の町総合福祉センターじゅぴあで二十日に開催された第一回講座には、両市町職員のほか、周辺市町から町長、議員、職員ら、当日参加も含め約百人が出席した。

 基調講演では、地方分権改革推進委員会のメンバーで、東大名誉教授・千葉大教授の大森彌氏が、「自治体職員の意識改革と自治体改革」と題して、歯に衣を着せない目の覚めるような辛口の講演を行い、参加者の意識を揺さぶった。

 講演の冒頭で大森氏は市町村合併に触れ、今進められている合併は「政権党による明白な都市戦略」と指摘した上で、農山漁村をどうするかが最も大きな課題で、住民主導・個性的・総合的な施策の大切さを訴え、両市町の「河辺いきものの森」や「菜の花エコプロジェクト」に地方分権時代の自治の大きなヒントがあると示唆した。

 また、右上がり経済成長の終焉、少子高齢社会など社会の変化による課題に対応して、「自治体も変わらなければならないと」し、「明日を創る挑戦的自治体」をイメージに、基盤となる「地域」「住民」を支えるため「政策指向」と「人材指向」を強化しなければならないと強調。特に、人事システムには徹底的にメスを入れるべきであると指摘した。

 このあと参加者との意見交換も行われ、人事や合併などの問題について、積極的な質問や意見が出され、スローガン「職員のやる気起こし、自治体新革命!」そのままの熱い論議が続いた。

 第二回は五月十六日午後六時半から八日市市役所別館で開かれ、「町づくり自治体」をテーマに、NPO政策研究所代表幹事の木原彬事務局長が、まちづくりの可能なコミュニティー規模の模索について講演を行う。


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湖東町長選きょう告示

=出直し選挙 無投票か=

(湖東・湖東町)
 前町長辞任に伴う湖東町長選挙はきょう告示される。午前八時半から午後五時まで町役場二階の中会議室で立候補の受け付けが行われ、五日間の選挙戦に入る。

 庁内の慣習改善や綱紀粛正、職員の意識改革を掲げていた町長が、自らの公職選挙法違反という形で先月二十日の突然の辞任劇。あれから一か月、市町村合併を前に湖東町史の最後に残した汚点を払拭するためにも、町民はクリーンで実行力のある町長の登場を期待する。

 現在のところ、元町議の宮部庄七氏(56)以外に立候補の動きはなく、無投票になる可能性が大きい。

 選挙になれば、二十八日午前七時から午後八時まで町内九か所の投票所で投票が行われ、午後九時から町役場三階の大会議室で開票が行われる。


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日野町のほんしゃくなげ群落

=早咲きで開花ピーク!!=

山道を案内するように咲くほんしゃくなげ
(湖東・日野町)
 日野町鎌掛谷に自生する国の天然記念物「ほんしゃくなげ群落」の観光が、二
十日から始まり、県内外から観光客が押し寄せ、その可憐に咲き誇る花々に心奪
われえている。五月六日まで。

 今年は春先のポカポカ陽気に誘われて、開花は一週間以上早く、すでに八日ご
ろから日当たりのよい場所では、ほんのりピンク色した花びらが美しさを競い合っている。例年より早い開花と日曜日の雨で、日野観光協会では見ごろを今週いっぱいと予想している。

 鎌掛谷には、通常は標高八百〜千メートルの高所にしか自生しないほんしゃく
なげ約二万本が群生し、一目見ようと京阪神や中京方面から毎年多くの観光客が訪れる。開花は表年(花が多い年)と裏年(花が少ない年)があるが、今年は花つきのよい表年に当たる。運動靴を履き軽快な服装で訪れた観光客らは、渓谷を覆うほんしゃくなげを見つけると「あんなに上に咲いているとは。本当にきれい」と歓声を上げ見入っていた。

 先日行われた一斉掃除のおかげで、散策道は落ち葉の散乱もなく、川のせせらぎや綿向山から吹く心地よい風、鳥のさえずりなど自然を味わいながらさわやかな汗が流せる。

 また、二十七日からは遊歩道の入り口に、地元の名産品やお弁当を販売する売店が立ち並び、行楽ムードを盛り上げる。

 同観光協会では、鎌掛谷入り口に駐車場(普通車二百台)を整備し、入り口か
ら群落地までを無料バスがピストン運行している。さらに、近江鉄道も二十七日から、同鉄道日野駅から鎌掛谷入り口までの臨時バスを運行させる。午前九時五十三分から十五分刻みで発着し、約十五分で現地に到着する。

 問い合わせは、日野観光協会(電話52―6577、FAX52―1211)、開花情報については日野町ホームページ(http://www.biwa.ne.jp/~hino-to/)、iモード(http://www.biwa.ne.jp/~hino-to/ihome.html)へ。


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