滋賀報知新(ニュース)平成14年5月3日(金)第13065号

八日市市野口町に 地域の拠点施設誕生

アミティーあかね・人権啓発や学習機能

=旧会館などを改築=

中村市長(左から二人目)や松下功町自治会長(右端)によるテープカット
(湖東・八日市市)
 八日市市野口町の地域住民の環境福祉、教育文化、生活交流などの拠点として使用されてきた野口会館と野口教育集会所が、このほど総合施設「アミティーあかね」として生まれ変わった。

 野口会館は昭和四十年、野口教育集会所は昭和五十一年の建設で、それぞれ三十六年と二十六年の歴史を刻んできた。この間、同和問題の解決を目指した様々な事業が行われ、住民にも親しみのある施設となっていた。

 しかし、老朽化が進み、多種多様な住民ニーズに十分対応できなくなってきたことから、昨年八月から改築工事に着手、三月末に同敷地内に完成した。

 名称は市民から募集し、同町内の椙森ひとみさん(46)の「アミティーあかね」に決まった。英語の友好や親善を意味する「アミティー」と、近くに万葉集の“茜(あかね)さす……”の歌碑があり、同地域が万葉ゆかりの地“蒲生野”でもあることから、「あかね」をもらった。

 新しい施設は、人権や同和問題について近隣地域を含めた住民の理解と認識を高めるだけでなく、地域の文化や生涯学習、様々な交流事業など、幅広い活動に使用できるコミュニティーセンターとして活用されることになっている。

 鉄骨平屋建(延床面積五百二十平方メートル)の内部は、三部屋に分割使用もできる約百畳の大ホールのほか、二部屋に分割できる研修室、畳敷きの会議室、必要なときには会議室に早変わりできる調理実習室、蒲生野の歴史文化資料や様々な作品が展示されている教養娯楽室兼図書室、相談室などがあり、広い玄関ホールも展示機能を備えている。また、照明設備に間接照明を多く取り入れ、全体に落ち着いた雰囲気となっている。

 工事費総額は、市の六千二百万円と、国と県の補助金合わせて一億四千万円。


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イベント盛り沢山!

キッズ・フェスティバル

=学習センターで=

(湖東・五個荘町)
 五個荘町てんびんの里文化学習センターで三日、子どもたちが主人公になった楽しいイベント「オー!キッズ フェスティバル」が催される。

 午前九時開会で、手作りこいのぼりコンテストやこいのぼり&フラフ展示が行われるほか、似顔絵横町(プロによる似顔絵、一枚五十円)、ふうせんプレゼント、野田淳子ファミリーコンサート(午後一時半〜ホールあじさい、無料)などが繰り広げられた。(0748―48―7100)へ。


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近江八幡市など3市町参入へ

東近江東部地域1市3町との合併

10日に2市5町の
=「枠組み研究会」初会合 =

近江八幡市、愛東町、湖東町の参入を決めた1市3町の市町合併枠組み検討委員会
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市、湖東、愛東町の3市町が参画を申し入れている合併協議についての最終回答を話し合う、八日市市、蒲生、日野、永源寺町の東近江東部地域1市3町の市町合併枠組み検討委員会の会合が先月30日、八日市市役所別館で開かれた。

 話し合いの結果、3市町からの申し入れを受け入れ、今回で同検討委員会を解散し、新たに3市町を加えた「2市5町合併研究会」を発足して合併への検討を進めていくことを決めた。1日、1市2町に文書で回答した。

 また、同研究会の委員は、これまでの同検討委員会委員16人に3市町の首長、助役、議会代表各2人の計12人の参入を求めて構成するとし、法定協議会で進めている東近江東部地域1市3町の合併協議は堅守していくことで合意した。

 会合では、1市3町長の考えとして中村功一八日市市長が、「東近江は1つ」という理想に近づくために広域合併への検討は重要との認識に立ち、(3市町の申し入れを機に)改めて安土、五個荘、能登川の3町と竜王町に「東近江は1つ」への仕切り直しを託したが、4町の意志は固く、今回一緒になることは不可能との結論に達した。第2段階で「東近江は1つ」を考え、今回の3市町の申し入れを受け入れ、2市5町での合併研究会を発足させてはどうかと提案。

 これについて議会代表の議員からは、1市3町の枠組みはしっかり守っていく一方で、3市町が同時に加わった2市5町の枠組の検討も進めていくことが妥当だが、もう一度住民に説明する必要があるとしたうえで、首長らの提案に賛意を示した。
 各市町長からは、法定期限の問題もあるので、合併をするのか、しないのかの結論も早急に出すことが必要で、少なくとも6月か7月には答えを出さなければならないと発言。また、(合併を目指すことになれば)2市5町の協議会となると80人程の委員になり、期限内に意見集約がスムーズに行くのかどうかの懸念も示された。

 住民の意志を問う必要からも2市5町の住民を対象に合併の枠組について同じ設問のアンケート調査を実施し、住民の意志を研究会の論議に反映さす重要性も改めて確認された。

 これを受けて事務局側から、2市5町の第1回市町合併枠組み検討研究会は、1市3町の法定協議会が開かれる10日に開催し、住民アンケートは7月中旬までに実施できる見通しが示され、これを了承した。

 今回の会合では、格差がある行政レベルの数字の比較で合併の是非を論議するのではなく「合併する気があるのか、ないのか」の基本的なスタンスでの話し合いとなり、7月中のアンケート調査で住民の意志が確認できれば2市5町の合併に向け、法定協議会と変わらぬ7市町間のすり合わせ作業が急テンポで進むものと見られる。

(畑 多喜男)


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文芸の郷グラウンドに

町内初のナイター照明完成

=安土町 =

文芸の郷グラウンドに完成したナイター照明
(湖東・安土町)
 安土町文芸の郷グラウンドとテニスコートに設置工事が進められていたナイター施設が完成し、先月27日に竣工式を兼ねた点灯式が行われた。

 スポーツ施設のナイター照明は町初めてのもので、グランドには1キロワットの照明ランプを上段に8個、下段に6個取り付けた高さ20メートルのH型コンクリート柱の照明灯をグラウンド周囲にあわせて6基設置した。

 また、テニスコートは同じく1キロワットの照明灯1個を取り付けた高さ7メートルの照明塔12本をコートの回りに建てた。

 いずれも照明の点灯方式は、磁気カードを利用するもので1時間用と2時間用を利用する。グランドの照明パターンはソフトボールA、Bの2面、サッカー1面、野球1面の4パターンがあり、テニスコートは4コートごとに点灯出来る。総事業費は1億4、550万円。


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26日、6月2日に春の講座

奈良〜鎌倉時代 近江の仏教彫刻に迫る

=県立近代美術館が受講生を募集中=

薬師如来像が眠る日野町の安楽寺
(湖西・大津市)
 県立近代美術館は、春の美術館講座「近江の仏像・四つの造り方」の受講生を募集している。同講座は、毎年春と秋の二回、一般の人々を対象に美術の歴史や作品の見方、制作技法などについて分かりやすく解説するもの。

 今回は、同館の高梨純次専門学芸員が講師を務め、講堂で四講座を連続して開講する。内容的には、奈良時代から鎌倉時代までの近江の代表的な四体の仏像を取り上げ、仏教彫刻の歴史をひも解きながら、いにしえの技術や先人たちの努力、造られた時代、地域の仏教の様子を探る。また、第三講では、日野町の安楽寺に眠る薬師如来像を題材に、造った後にものを納めた意味や仏像に込められた思いなどをひも解いていく。

 日程は五月二十六日と六月二日の二日間で、開講時間は午前十時半〜十二時と午後一時半〜三時。受講無料。
 受講希望者は、往復ハガキに住所、氏名(ふりがな)、電話番号を明記し申し込む。締め切りは七日(必着)。申し込み、問い合わせは、〒520―2122大津市瀬田南大萱町一七四〇―一 県立近代美術館「美術館講座」係(電話077―543―2111)へ。
なお、各講座の内容は次の通り。

 【第一講】「都と同じ造り方で造る―鶏足寺十二神将像」(五月二十六日午前十時半〜正午)=木之本町古橋の地は奈良時代の終わり頃、山麓や山腹を開拓してお堂を建立したり、仏像の造像といった喧騒に包まれた時期があった。また、奈良の都で仏門の修行に励み、仏像造りに携わっていた人が、多くの神々が鎮座する湖北の地に至り、修業のための山林道場を建立し栄えたという。木之本町の鶏足寺に残る十二神将像から都の技に迫る。

 【第二講】「地元の材料で造る―石道寺十一面観音像」(同二十六日午後一時半〜同三時)=比叡山延暦寺の勢力が平安京や特に近江の各地へと浸透してゆく平安時代の中ごろ、湖北の各地には、延暦寺の教線の伸張に伴って造像されたと見られる本格的な大作が伝えられている。湖北に自生する材木を御衣木として用い、優しい姿で村人をはじめ各地より参詣に訪れる人々に愛されている木之本町の石道寺十一面観音像。地元の材料を生かし、地域に根づく仏像づくりについて考える。

 【第三講】「造った後にものを納める―安楽寺薬師如来像」(六月二日午前十時半〜正午)=平安時代の終わりころ、かつて狛月谷と呼ばれていた日野町狛月の地に、比叡山の地主神日吉大社の十禅師社の荘園ができた。そしてその頃、一体の薬師如来坐像が造られ、その像内に陀羅尼を書いた木札が納められた。造像を発願したのは女性で、開眼供養したのは栄耀栄華を誇る平家の一門に生まれた延暦寺の僧だった。その仏像が供養された二〜三年後、僧は平家一門とともに西国に落ちてゆき、壇ノ浦で源氏の捕囚となり、伊豆に流罪となる。村人によって守られる安楽寺薬師如来坐像は数奇な人の世を語り伝える。

 【第四講】「造った証に文字を書き入れる―金剛輪寺阿弥陀如来像」(同日午後一時半〜同三時)=鎌倉に幕府ができて少し経ったころ、紅葉の名所として知られる湖東三山のひとつ秦荘町の金剛輪寺周辺は、次々と大きな仏像が造られた。国宝に指定される金剛輪寺本堂の須弥壇には、ところ狭しと仏像が安置されているが、そのほとんどはこの時期に造像された。半丈六の巨像阿弥陀如来坐像には、経円という仏師が長い年月をかけてこの像を造ったと記録されている。なぜそれほどの年月を要したのか、そのメッセージを読み解く。   


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