滋賀報知新(ニュース)平成14年5月17日(金)第13081号

共通課題や交流イベントなど協議

相互発展へ 連携強化を再確認

=八日市・永源寺・愛東・湖東地域振興協議会=

1市3町の連携強化による事業展開を協議した総会
(湖東・広域)
 市町や広域行政地域の枠を越えて地域振興事業に取り組むため、愛知川をはさむ一市三町でつくる「八日市・永源寺・愛東・湖東地域振興協議会」の平成十四年度総会が、湖東町平柳のクレフィール湖東で十四日開かれた。

 総会には構成各市町の首長、議会議長、担当職員ら、三十人あまりが出席、会長である権並清愛東町長の議事進行で、平成十三年度事業報告、同決算、平成十四年度事業計画、同予算、新役員選出などについて、協議した。

 協議会では、地域振興、基盤整備、地域医療、観光物産振興、文化スポーツ交流の五つの専門部会が設けられ、相互交流と地域の共通課題の解決に取り組んでいる。

 昨年度は、県道湖東八日市線や永源寺愛東間新橋構想、国立滋賀病院整備や看護士と保健婦交流、名神高速道路上り線黒丸パーキングエリアでの観光物産キャンペーン実施、ウォークラリーの同日開催、夢〜舞めんと滋賀湖国21世紀事業でもあったイベント同日開催と連携による「虹のかけ橋推進事業」、などを実施した。

 今年度は、五月二十六日に「八日市大凧まつり」(八日市市)、「ART FAIRむらまつり」(湖東町)、「花フェスタin愛の田園」(愛東町)を開催し、各会場を結ぶ無料シャトルバスの運行や景品が当たるスタンプラリーなどを行う「虹のかけ橋事業」をはじめ、黒丸PAでの観光物産キャンペーン、県道湖東八日市線早期完成、広域の都市基盤整備に関するソフトの基礎資料づくり、地域ケアの環境整備、スポーツ施設マップや公共施設相互利用のネットワークづくりなどに取り組む。

 役員と事務局は、申し合わせにより順番持ち回り制で、今年度は宮部庄七湖東町長が会長、久田元一郎永源寺町長と権並清愛東町長が副会長、中村功一八日市市長と小嶋柳太郎湖東町議会議長が監事を務め、湖東町役場に事務局を置く。

 閉会のあいさつに立った宮部会長は、「市町合併を控えた時期で(同協議会の取り組みは)特に大きな意義がある。これまでの経験を大切に、これまで以上の効果があがるよう、一層の努力を」と、締めくくった。


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政中と青中生が交流

産地・政所で新茶摘み

=16年の学校統合に向け=

陽気のなか、新芽を摘み取る初の合同一番茶摘み
(湖東・永源寺町)
 政所茶の産地・永源寺町政所でこのほど、初夏の風物詩となっている政所中学生による一番茶摘みが行われた。今年は、二年後に統合する青野中学生との合同茶摘みとなり、初体験の青野中学生に摘み取りを手ほどきするなど楽しく交流。汗ばむ陽気のなか、約三八キロの茶葉を摘み取った。

 合同茶摘みは、平成十六年四月の学校統合を踏まえた取り組みで、政所中の全校生徒二十九人と、青野中の一年生六十人が参加した。小学生から経験している政所中生たちは手慣れた手つきで、「一芯二葉の新芽を摘み取ってね」と優しく手ほどきし。授業やクラブのことを話しながら、約三八キロの新芽を摘み取った。

 茶栽培に適している政所では、古くから「宇治は茶所、茶は政所」と謳われ、信楽町のブランド・朝宮と並び賞される銘茶で知られる。しかし、過疎化で継承者のない茶園もあり、政所中学校では「廃園はしのびない」と計二カ所を学校茶園として育て、地域産業と環境学習を兼ねて生徒たちが栽培している。

 この日の茶園は、三十年間育ててきた八十株で、二十グループに分かれて作業を展開。青野中の生徒は「葉っぱの取り方が難しく、たいへんだけど楽しい」と話していた。

 来年卒業を迎える政所中の三年生は「ぼくたち政中の生徒たちが育ててきたけど、これからは二校の生徒が一緒になって育てる。いつまでも引き継いでほしい」と後輩たちにエールを送った。


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ボランティアは

相手が望む幸せを叶えること!

=1人でも出来る支援=

現地のビデオを見ながら講演する栗本さん
(湖東・近江八幡市)
 教育施設がない村での寺小屋づくりや孤児の養育など、カンボジアの農村部で子どもの支援活動を続けている近江八幡市江頭町出身の栗本英世さん(51)を招いた講演会が13日、市立金田小学校で開かれ、6年生児童たちが国際理解や平和について学んだ。

 同校では、総合的な学習の時間を活用して平和や人権について学ぶ取組みを導入。昨年から栗本さんが帰国する機会をとらえて学校に招き、6年生児童を対象に講演会を開いている。

 集まった児童124人を前に栗本さんは、現地の様子を記録したビデオを映しながら、内戦後の混乱からいまも抜け出せないカンボジアの苦しい生活状況をわかりやすく説明し、日本のように生活が豊かでないために学校にも行けない子供たちがたくさんいることや罪のない人々が地雷にふれ、命をなくしたりしている悲しい現状を紹介。その一方で、厳しい環境にも負けずに明るく生きていこうとする人々の逞しい姿勢を尊重し「どうしたらより幸せに生きて行けるようになるのかを一緒になって考えることが大切です」と話し「押しつけではなく、相手の望みが叶うよう手伝うことがボランティア活動の基本です」と説いた。

 「(みんなが気軽に飲んでいる)ジュース1本が、カンボジアの子供1人が、1か月学校に行ける費用と同じです。(同じ地球に住む人間として)みなさんが何で支援できるか、考えて下さい」と呼びかけた。

 講演では、現地で発見処理された実物の地雷が持ち込まれ、児童たちの関心を集めた。

 講演を聴いた児童たちは「地雷の話しにはビックリした」や「初めて聞くことばかりでビックリした。(地域で)ゴミ拾いなどをしているが、アルミ缶を集めて支援金を送りたい」と話していた。

 栗本さんの活動は、中学生の英語の教科書に教材として採用されているなど東南アジアを中心とした30年余りの地道なボランティア活動には評価が寄せられており、毎年、全国各地からの講演依頼や日本国内の支援仲間への活動報告を兼ねて帰国し、カンボジアの現状やボランティア活動の理解と支援を訴えている。

 栗本さんの支援活動は「カンボジアこどもの家」のホームページ(http://cambodiakids.to/)で見られる。


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環境問題の先駆者
「住友の大番頭・伊庭貞剛」
=作家・渡辺一雄著=

出版された「住友の大番頭・伊庭貞剛」
(湖東・近江八幡市)
 明治時代、愛媛県新居浜市にあった別子鉱山の煙害問題の解決に取り組んだことで名声をあげた近江八幡市西宿町出身の2代目住友総領事・伊庭貞剛(いばていごう・1847〜1926)の生涯を描いたドキュメンタリー小説「住友の大番頭・伊庭貞剛」が出版された。

 著者は、近江八幡開町の粗、豊臣英次の悲運の生涯を書き下ろした「封印された名君・豊臣秀次」や倒産から再建を果たした近江兄弟社の軌跡を綴った「再建社長」で知られる作家・渡辺一雄氏(京都市在住)。

 渡辺氏は、デパート勤めのサラリーマン生活を活かした作風で知られ、同市に関する人物本は3作目。

 出版された「住友の大番頭・伊庭貞剛」は、遺族からの聞き取りや住友史料館 への取材など、2年半の月日を費やして完成させたもので、勤皇の志士として知られる国学者・西川吉輔氏を仰いで司法官となったあと、叔父でもあった中主町八夫出身の初代住友理事・廣瀬宰平の勧めで住友に入社し、別子鉱山の煙害で枯死した山の緑の復活に全力を傾注した貞剛の足跡が史実に基づき綴られている。失った山の緑の復活には、煙害の原因となった精錬所の全施設を無人島に移転さすなど、環境問題の解決に並々ならぬ思いで取り組んだ偉業の回顧録も加筆されている。A6版、全263ページの大きさで1冊1、800円 。

 著者の渡辺さんは「リストラや相次ぐ企業の大型倒産など、不況風の吹き荒れる今、私腹を肥やすのでなく公のために一身を捧げた貞剛の生涯を1人でも多くの人に再評価してもらえればうれしい」と話している。


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住民参加でサービス向上

公立甲賀病院がボランティア導入

受付案内、誘導など補助業務
=登録申し込み受け付け中=

ボランティアによってサービス向上を図る公立甲賀病院
(湖南・水口町)
 公立甲賀病院は、患者に対してよりきめ細かいサービスを提供しようと、運営をサポートするボランティアセンターを六月に設立する。患者と利用者の立場にたった病院ボランティアは、大津・長浜日赤病院や滋賀医大付属病院をはじめ、一定規模をもつ県内の病院では従来から導入されているが、公立甲賀病院では初めての取り組み。

 主な活動は、▽案内(受け付けの手伝い、車いすの移乗の補助など)▽誘導(受診科、検査室、リハビリなど)▽花の世話▽待ち合い室の図書整理│など、資格を必要としない補助業務。このほか、通訳や手話、演奏といった個人の特技も積極的に生かしてほしいとしている。

 また、ボランティアは、春秋の定期研修と随時開くレベルアップ研修が義務付けられ、再来受付装置や車いす操作の基本的な技術の習得、患者のプライバシー保護に関する説明を受ける。

 活動時間は、運営委員会が一時間単位で記録し、年間百時間以上または顕著な活動が認められた登録者には感謝状を送る。また、累積時間が百時間を経過するごとに、希望者は病院負担でボランティア健康診断(内科問診、聴力、視力、心電図)を受けられる。

 同病院事務局は、ボランティア導入について、「外部の人が関わることで、良い意味で職員の気持ちが変わる。患者に側に立った病院運営を一層心掛けていきたい」としている。

 ボランティアの登録対象は、成人以上でボランティア精神にあふれる人。申し込みは、所定の用紙に必要事項を記入し、〒528-0014水口町鹿深三-三九、公立甲賀病院ボランティア事務局(0748-62-0234)へ提出する。


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