滋賀報知新(ニュース)平成14年6月7日(金)第13105号

中村市長 出馬表明へ

12日開会の八日市市6月議会

一般会計補正など15議案提出
=延命荘バリアフリー改修工事=

(湖東・八日市市)
 八日市市の六月定例議会は十二日に開会し、平成十四年度一般会計補正など予算七件、条例五件、人事二件、その他一件の計十五議案と報告一件が提出される。二十、二十一両日に総括質問を行い、二十四、二十五、二十六日の各常任委員会を終え、二十八日に閉会する。

 十一月末に任期満了を迎える中村功一市長(70)は、開会冒頭の所信表明の中で、十一月十日告示の市長選に向け出馬表明をするとみられる。今回の市長選は、市町村合併協議が進む最中に行われ、新市誕生計画(十六年十一月一日)が進めば八日市市最後の市長となり、任期は二年足らずの短命で終わる。

 本年度一般会計補正(四千二百九十七万円)の主なものは、介護予防拠点施設・老人福祉センター延命荘の屋内改修(千七百万円)、河辺いきものの森における環境学習の運営経費(百五十万円)など。

 延命荘の改修は、国の介護保険関連サービス基盤整備事業で介護予防拠点整備補助を受けて、建物六百二十九平方メートルのうち約半分に当る延べ三百平方メートルを改修する。

 高齢者の健康体操や転倒予防のためのバリアフリー工事を中心に、施設の損傷部分ほかリズム体操にも利用できる洋室などを整備する。延命荘は、地域老人への相談、健康増進、生涯学習、リクリエーションなどに取り組んでいる。

 このほか、現行の福祉医療費の助成対象に新たに重度(一級)精神障害者(児)を加え、その通院医療費(五%)を助成できるよう条例を改正し、八月一日から施行する。また、市営神田地区土地改良事業の計画変更(総事業費などの見直し)について議決を求める。

 一方、辞職に伴う固定資産評価員の後任に田原和夫氏(59歳、土器町)の新任、人権擁護委員に任期満了の野瀬タマエ氏(71歳、青葉町)の再任に、それぞれ議会の同意を求める。


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八日市市出身の女形歌舞伎役者

7代目瀬川菊之丞さんが来訪

=わたむきホール虹で9月に公演=

冨田社長と歓談する菊之丞さん
(湖東・八日市市)
 「何げない田んぼやホタルといった滋賀の自然の中で育ったことが、私の情操を豊かにしてくれたのだと実感している」と語るのは、昨年五月の国立劇場公演で七代目瀬川菊之丞を襲名した前進座舞台俳優・山村邦次郎こと外村実さん(45)。

 襲名披露公演を九月二十三日に日野町のわたむきホール虹で行うにあたり、菊之丞さんと近江日野前進座を観る会の関係者らが滋賀報知新聞社を訪れた。冨田正敏社長が「八日市市の文化行政の向上のためにも郷里での公演実現を」と要請すると、「三百年の歴史ある名前のイメージをけがさぬよう芸の確立に精進し、いいお芝居を少しでも多くの人に観てもらいたい」と意欲的だった。

 外村さんは、母親の実家である八日市市で小、中、高校時代を過ごし、社会人野球を目指してトヨタ自動車に入社したものの、二年目に肩を壊し会社を辞め同市に戻ってきた。「果たして自分は何をしたいのだろうか」と琵琶湖の傍らで車を止め思いふけったこともあるという。そんな時、五代目河原崎国太郎の寄稿文が掲載されている雑誌を読み、役者の世界を目指すようになる。

 前進座養成所の門をたたき、わが子のようにかわいがってくれる国太郎のもと、芸のいろはを学ぶ。「国太郎師との出会いがあったからこそ、ここまで歌舞伎を続けてこられた」と話す菊之丞さんに、江戸一番の名女形といわれた初代菊之丞が残した大きな名跡が重くのしかかる。


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白壁のまち、魅力満載

『きてみて五個荘』

=町と観光協会がPR情報誌発行=

きてみて五個荘
(湖東・五個荘町)
 近江商人発祥の地・五個荘町の魅力を紹介する文化情報誌『きてみて五個荘』がこのほど完成し、全国の主要書店に並んでいる。

 五個荘町と町観光協会が編集するB5変形並製カラー八十四ページで、地域の歴史や文化、町並み、商人の家訓、観光施設などを写真やイラスト入りで紹介している。

 冊子を開くと、白壁の蔵屋敷や清らかな小川、雅趣に富んだ庭園が美しく、この地に生まれた作家・外村繁も作品「川と白壁の村」を出し、同地の町並みと先人たちを讃えている。

 発行された冊子には、ぶらりまちかど美術館・博物館で一日館長を努めた音楽家でエッセイストの森ミドリ氏や、旅行作家の西本椰枝氏、名誉町民となった日本画家の中路融人氏が寄稿し、それぞれ五個荘への想いを綴っているほか、「おばあちゃんの味」と題したお菓子や郷土料理のレシピも掲載。巻末の歳時記、イラストマップ、イエローページなど盛り沢山の内容だ。千二百円(税別)でサンライズ出版から発売。


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霊山「永源寺88カ所巡り」

=住民の手で修復=

修復された参道を散策する住民たち
(湖東・永源寺町)
 臨済宗永源寺(永源寺町高野)の北側にある霊山「八十八カ所巡り」が、地域住民有志の手によって修復され、歩きやすい参道に生まれ変わった。

 永源寺八十八カ所巡りは、四国巡礼をした住民が「地元にも」と呼びかけ、明治三十八年(一九〇五)から三年間をかけて整備した四キロの参道で、本場の四国霊場八十八カ所にならって、如来や菩薩などの石仏八十八体を設置。本山の永源寺と併せて信仰の場・憩いの場となっていたという。

 しかし、近年人通りが絶え、木々が鬱蒼と茂るほか参道の石段も荒廃。三年後に霊山誕生百年を迎えることから、同町高野在住の上田真太郎さん(72)が修復計画を立て、賛同した有志らとともに活動を開始。地域住民と本山の協力を得て寄付金も集まり、昨夏から整備工事を進めてきた。

 完成を祝い、有志たちは「信仰の場所だけでなく、ハイキングコースにも使ってほしい」と話している。


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喫煙、深夜徘徊、怠学など
野放し状態で増える非行少年
=日野・蒲生少年補導委員会が総会開く=

委嘱状を手渡される補導員
(湖東・日野町)
 青少年の非行防止と健全育成を目的に補導活動に取り組んでいる「日野・蒲生少年補導(委)員」の総会が、日野町の林業センターでこのほど行われた。

 冒頭に、少年補導委員会の田中昭司会長が「昨年度は百三十五回街頭での補導活動を行った。しかし、日野署の調べによると、昨年、少年非行で補導されたのは四百九十五人で一昨年より百二十五人も増加している。常識では考えられない事件や犯罪が続発する中で、子どもに信頼される補導員でなければならない。今年から補導員の上着を揃え、服装を正して補導活動に取り組む」とあいさつした。

 続いて、任期満了に伴い退会する補導員歴二十六年の安井萬太郎さん(蒲生町)、同十四年の岡崎謙一さん(日野町)、同十四年の竹村米子さん(日野町)、同八年の向井甚五郎さん(蒲生町)の四人に感謝状が贈呈された。
 新たに蒲生町から寺島春三さん、福永久和さん、日野町から玉八孝徳さん、岡千榮子さんの四人が入会し、蒲生町十四人と日野町二十三人の計三十七人に委嘱状が両町長と日野警察署長から手渡され、補導員らは青少年の生活が健全なものになるよう街頭補導や啓発活動に努めることを誓った。

 奥野弘三日野町長は「家庭での教育力に問題もあり、人と人との交流が最も重要。心のふれあいを」と、山中寿勇蒲生町長は「子どもは大人社会の鏡。根強くあたたかい適切な指導を」とそれぞれ呼びかけた。また、今江明弘日野警察署長は、五月三十日午後十時頃に蒲生町のコンビニ駐車場で、十九歳の無職少年が職務質問中の巡査長に暴行を加え公務執行妨害で現行犯逮捕したことに触れ「深夜徘徊が増加する中で、コンビニ駐車場などは日頃からたまり場となっている。ナンバープレートが折り曲げられていたことから、少年に職務質問した巡査長は三週間のけがを負った。こんな危険な場ではなく、補導員と分かる格好で歩いてもらえれば、それだけで威力はある」と期待を寄せ、今年度から街頭補導の際に警察官を同行させると発表した。

 同補導委員会では、補導される少年も保護者も、喫煙や深夜徘徊、怠学などの行為が悪いことだという認識が薄れ、地域の大人も「触らぬ神にたたりなし」で黙認する傾向が強く、非行少年が増加する下地が広がっていると分析している。学校週五日制に伴い、青少年の動向に注意しながら、補導活動や薬物乱用防止などの啓発活動を行うことにしている。


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