滋賀報知新(ニュース)平成14年6月30日第13131号

第3回 1市3町合併協議会

八日市・日野・蒲生・永源寺

論外の意見飛び出し終始紛糾
=水掛け論に傍聴席エール送る=

日野町で開かれた第3回合併協議会
(湖東・広域)
 八日市・日野・蒲生・永源寺の一市三町による法定協議会「東近江東部地域合併協議会」(会長・中村功一八日市市長)の三回目の会合が二十七日、日野町立日野公民館で開催された。

 開会冒頭から「合併ありきでは困る」と、協議会そのものに水を差す意見が一部から飛び出し、基本四項目を審議する具体的な協議に入る前から、今はやりのワイドショー的な協議会に突入する様相を見せた。

 他の委員から「一市三町の合併を協議する場で、賛否を論議する場でない」や「各市町の議会決議に基づき『合併ありき』を念頭に協議を進めるべき」「予算をつけての分裂協議は許されない」「委員に選出された以上は前向きに検討すべき」などと、協議会設置に向けた正論を受け事態は収拾された。

 しかし、この論議は、提案事項の基本四項目(合併の方式、合併の期日、新市の名称、新市事務所の位置)にまでも波及し、一市三町(近江八幡・愛東・湖東)から受けた参入要請を背景に、二市五町を視野に入れた論外の、もっともらしい意見が協議内容にストップをかけた。

 「二市五町のアンケート調査の結果を待って、基本項目を検討すべき」とのダダコネ意見に対し、同合併研究会の会長を務める高村与吉委員は「他の一市二町から協議会の決定事項に従う」との判断が示されている以上、協議会本来の趣旨に沿って「協議を進めてもらいたい」とクギを刺した。また「アンケート結果が即、協議会参入につながらず、議会承認も必要だ」とも。

 基本四項目の一つ・合併の方式における「対等か吸収か」について、賛成多数(反対は野田清司、荒川武雄、西河滝三、中村安善の四委員)で提案の「対等合併」は可決されたものの、ここにまで「賛否の人数を確認せよ」とのダダコネ発言が飛び出し、他の委員には「審議をつぶしにかかっている」との思いが漂っていた。残る三項目については継続審議とし、小委員会(各十人)を設置して検討することで決着がついた。

 傍聴には九十九人(一般七十六人、行政関係二十三人)が訪れ、合併に対する関心の高さを示してはいるが、傍聴席からはダダコネ発言を支援するヤジが飛び交い、傍聴規定を無視した態度に、場をわきまえない紳士らしさもみられず、今後の傍聴態度に一石を投じたものとなった。

 次回の協議会は、七月二十五日午後二時から蒲生町あかね文化センターで開かれ、この会合に提出される三議案(新市まちづくり計画の策定方針、同計画にかかる住民アンケート実施、まちづくり懇話会設置要綱)についての提案説明が行われた。継続審議となり設置された小委員会の委員は次のみなさん。

 【合併期日】田中敏彦、三井時雄(八日市市)西河滝三、花木悟(日野町)福地泰幸、石賀馨(蒲生町)小椋智、藤澤二郎(永源寺町)大伴克巳、中村安善(全体枠)

 【新市名候補選定】服部信啓、村田和子(八日市市)岡崎健治郎、奥村孝夫(日野町)平井浩、山田保夫(蒲生町)上田真太郎、坪倉美代子(永源寺町)藤島銀二、松岡千鶴子(全体枠)

 【新市事務所選定】武久健三、高村与吉(八日市市)藤沢武男、荒川武雄(日野町)坂谷清治郎、大塚ふさ(蒲生町)小口治衛門、市田重太郎(永源寺町)曽羽松司、村田義則(全体枠)


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母と子のよい歯のコンクール第2次審査

最優秀賞 福井さん親子

=県大会に東近江地域代表で出場=

歯科審査を受ける親子
(湖東・八日市市)
 第五十一回母と子のよい歯のコンンクールの第一次審査を通過した東近江地域二市七町の代表九組の母子による第二次審査が、二十七日に八日市市緑町の県東近江地域振興局地域健康福祉部(八日市保健所)で開かれ、近江八幡市の福井亜季さん(27)と采音ちゃん(4)親子が最優秀賞に選ばれた。

 福井さん親子は、七月十八日に大津市の大津健康福祉センターで開かれる県大会に東近江地域代表として出場する。

 審査のあとの表彰式で、歯科審査を担当した住井泰之医師が「歯の管理は三代にわたって注意しなければコンクールに参加できる健康歯はできない。各市町の代表として参加した皆さんは、おばあちゃんにも感謝してください」と、また、大佛正隆部長(所長)も「地域のお手本として、これからも歯を大切に」と、参加親子の歯の衛生管理への普段の心がけをたたえるとともに、今後も努力を続けるよう激励した。

 福井さんは、「おいしいものが食べられなくなるのがいやだから、毎日磨いているだけです」と、謙虚に最優秀賞の喜びを語ってくれた。

 東近江地域第二次審査では、最優秀賞以外の親子にも優秀賞が贈られた。審査結果は次の通り(母・子の順)。敬称略。

【最優秀賞】福井亜季・采音(近江八幡市)

【優秀賞】安井久美子・湧基(八日市市)藤野美智子・修平(安土町)野口依子・航暉(蒲生町)不破かおり・亜実莉(日野町)古澤典子・太晟(竜王町)田井中順子・和騎(永源寺町)林雅子・克哉(五個荘町)中村小百合・憲人(能登川町)


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琵琶湖(八幡)とつながる魅力

久田元一郎永源寺町長の視点

=1市3町or 2市5町 =

合併に熱い思いを寄せる久田町長(町長室で)
(湖東・永源寺町)
 久田永源寺町長は、2市5町合併研究会が立ちあがる前から枠組み拡大の推進論者である。その論旨は、琵琶湖岸と県境がつながることで膨らむ新しいまちづくりの視点から生まれている。他市町長が触れていない小さな町からの大きな発言の真意を聞いた。

 どうして2市5町の枠組みがよいと思うのか----
 上流側から眺めると山があって、田んぼが広がり、賑わう街があり、そして琵琶湖岸につながる地形の広がりは自治体として理想的ではないかと以前から思っていた。現実の問題としては、同じまちにJRがあることで次代を担う子供たちのイメージアップにつながることや琵琶湖を中心に動いている県政を見るとき、これからは琵琶湖に面していないまちはどうなるのだろうという心配もある。

 そんなに町のイメージアップは大切か----
 山間部に行くと、林道でつながっている集落もあります。林道は地図上では、点線(……)で示され、過疎のイメージにつながっている。そうしたマイナスイメージを町道に昇格して払拭して欲しいという要望がありました。林道であれば災害時には、国と県が8割方改修工事費を出してくれますが、町道に昇格すると全額支出です。それでも私達の町にとって郷土のイメージは、お金がかかっても大切なんです。

 広域合併することでどんなメリットがあると思うか----
 永源寺町では、第2ダムやトンネルの建設問題を抱えている。大津市に次ぐ人口18万人の大きな都市になれば、県や国に対する発言力も変わるだろうし、県内の新しい核都市として東近江地域が発展する期待がもてる。第2ダムの建設問題や国道421のトンネル化も、自分たちのまち(市)の問題として真剣に考えてもらえるし、今回、対等の立場で合併出来ることも小さな町としては、メリットの1つであると思う。

 まちの中心が動くことで行政が遠のくのではないかという不安の声があるが----
 永源寺町という名前はなくなるかもしれないが、公民館単位の集落自治は何百年も続いている。そこに住む人々が、どれだけ地域づくりに取り組むかで、街であれ、山村であれ、違いが出てくるだろう。遠くなって放って置かれるという心配よりも、現在の区長連絡協議会などが発展していけば、小さな行政組織になりうることも可能でしょう。これからはIT化も進み、本庁がなくてもそんなに不自由することはないと思う。

 愛東、湖東町の参入についてはどう受け止めているか----
 もし、1市3町が進まなくなっても八日市市とは一緒になりたいと思っている。生活圏が一緒なので、八日市と離れることは考えられないという思いでもある。愛東町については、旧村時代から交流があり、住民の信頼感も縁戚のつながりも深い。近江八幡市と一緒と考えた場合、愛東、湖東町も一緒に入ってもらうことがよいと考えている。

 2市5町の枠組拡大など、八日市市を飛び越えた発言をしているのはなぜか----
 近江八幡市が白紙で協議を進めたいと申し入れているのなら、進めるべきと考えている。『東近江は1つ』を言ってきたのなら、これをチャンスととらえ、近江八幡の申し入れを受け入れてほしいというメッセージがある。今回の合併は、隣と隣がくっつくというのではなく、地方分権の時代にどういう受け皿のまちを作るのかということだと認識している。理想的なまちを、2段、3段構えでなく、初めから取り組んでいくことが大切と考えている。

 合併を進めるときに町長に再選(4月)されたことをどう思うか----
 枠組を作ることは難しいが、壊すことは首長の権限で出来てしまう今の制度には不理屈な面を持ち合わせている。枠組みから簡単に離れてしまうことが出来ることは反対に首長にかなりの権限が与えていることと受け止めている。それだけに子供や孫たちのためにも充分な議論を重ね、悔いのない判断を下すことが重要だと考えている。

(聞き手・畑 多喜男)


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蒲生町内の文化サークル

会員の多彩な作品が集結

=30日には発表会を開催=

足を止めじっくりと作品を鑑賞する来場者ら
(湖東・蒲生町)
 蒲生町内で活動している文化サークルによる展示会が、同町のあかね文化センター小ホールで三十日まで開かれている。

 同展は、蒲生町文化協会が主催しており、会員相互の交流と地域文化の向上を図ることを目的としている。

 会場には、ちぎり絵クラブ、あかね書道クラブ、四季短歌クラブ、地域史研究会、竹崩会(水墨画)、押し花クラブ、あかね陶芸クラブ、池坊生け花クラブ、フラワーアレンジメント、さわやかニットクラブ―計十クラブのメンバーの作品約二百五十点が飾られている。訪れた人は足を止め、多彩な作品をじっくりと鑑賞していた。

 また、積み重ねてきた練習の成果を披露する「舞台発表」が三十日午後一時から大ホールで開催される。発表は、蒲生舞踊クラブがトップを飾り、ナツメロクラブ、民謡愛好会、あかねキーボードクラブ、三曲会&池坊生け花クラブ、観世流長謡会、民舞花篭会、あかね舞踊クラブ、歌謡クラブ、江州音頭愛好会、蒲生野太鼓わらべ組、あかね銭太鼓クラブ、錦城会蒲生支部&あかね詩吟第三クラブ、江州音頭蒲生真鍮会の順となっている。

 いずれも入場無料。展示時間は、午前九時から午後七時(最終日は午後六時)まで。問い合わせは、同センター(電話55―0207)へ。


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新幹線新駅

関係4市10町の建設費割合

地元栗東市が2分の1負担?
=本紙が読者意見募集 =

(湖南・栗東市)
 栗東市と県、JR東海などが計画を進める東海道新幹線の新駅「びわこ栗東駅(仮称)」の建設費用240億円をめぐって、関係市町4市10町(大津・志賀、湖南、甲賀の3地域)でどう負担するか大きな焦点になっている。県は、通例の3分の1ずつ負担(栗東、県、周辺市町)を参考に、3年以内にまとめたいとしているが、周辺自治体からは慎重な声が上がっている。

 このほど開かれた栗東市議会。新駅建設費の負担割合について質問された高田徳次助役は、「地元が2分の1を負担した先例もあるので(関係市町が)栗東市に求めている」と、周辺関係市町が財政難を理由に、同市に対してを大きな負担を求めていることを明らかにした。

 これまで諮られていない地元負担「2分の1方式」が、周辺自治体との折衝で一人歩きしたことに反発した議会は、市の真意を厳しく追求。これを受け、高田助役は、「2分の1を求められたは事実。私の考えでは3分の1を基本にしたい」と、あわてて混乱の火種を消し止めた。

 負担割合の交渉が難航する背景には、関係自治体の財政難のほか、第2名神高速道路の早期実現に期待を寄せる甲賀地域、栗東市が昨年10月に単独市制に移行したことで合併断念に追い込まれた湖南地域、京都駅に近い大津・志賀地域など、地域の様々な事情も絡み合っている。

 また、7月7日投開票の県知事選では、県職員組合が新駅設置の是非を争点にしようと、立候補している現職・国松善次氏、共産党などでつくる民主県政の会推薦の谷本善弘氏に公開質問状を送った。

 質問状では、▽設置費用はJRが負担するよう再交渉できないのか▽計画を一時凍結できないのか▽県や周辺自治体が建設費を負担する理由│などについて、30日までに回答を求めている。

 なお、滋賀報知新聞社は、東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅設置計画について読者の意見を募集します。投稿は360字以内。添削する場合もあり、原稿は返却しません。住所、氏名、職業、年齢、電話番号、紙面への感想を記入し、7月10日までに〒520-0051大津市梅林1丁目3-25、滋賀報知新聞社大津本社(077-527-1111)へ。

 【びわこ栗東駅】建設費240億円を投じて、東海道新幹線とJR草津線が交差する同市下鈎に設置する計画。平成22年3月の開業を目指し、16年3月に実施設計、17年3月には工事に着手する。1時間に上下各2本の停車を予定。乗降客については、新駅設置促進協(県と栗東市などの関係市町で構成)が1日約1万人を予測しているのに対し、JR東海は4千―1万人と大きな幅を持たせている。


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