滋賀報知新(ニュース)平成14年7月2日(火)第13133号

3町議 1年7カ月在任

新市の初代議員に

=賛成22・反対11=

(湖東・広域)
 安土町・五個荘町・能登川町三町合併協議会の第六回会合が二十八日、安土町防災センターで開かれ、前回に引き続く「新市の議員の定数と任期」の話し合いの結果、三町の現町議四十八人を引き続き一年七カ月間、新市の初代議員とすることを決めた。

 在任特例の提案理由について合併事務局は、▽町長・助役・収入役は合併と同時に失職するが、議会議員は合併特例法による在任特例が認められている▽議決した議員が、新市の行政運営を一定期間責任をもって見届けることが望ましい▽予算編成、新市建設計画の事業執行状況を合併調整に熟知した議員が審議することが望ましい―などを挙げ、合併初年度の平成十六年から、その決算が審議される十七年九月定例議会までの在任を理由とした。

 同原案に対して、委員から「新市の市長は選挙で選ばれる。議員も選挙すべきだ」「定数二十六人となるところを四十八人が在任。経費がもったいない」「市長選とダブル選では混乱する」「見届ける責任がある」などと錯綜。三町長を除く全委員が意見し、採決の結果、賛成二十二人、反対十一人で原案が採決された。

 傍聴席には約四十人が座り、毎回訪れているという男性は「二市五町の合併議論が進むなか、三町はあえて四万六千人の街をつくる。永源寺町議会が従来の選挙を求めたのに対し、国の優遇措置に甘んじる結論が出たのは残念だ。将来の人たちに「何をしてたんだ」と言われない答えを見つけてもらいたい」と話した。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

受入れ組と参入組で回答区別

合併の枠組みを問うアンケート

選択肢に「分からない」追加
=2市5町合併研究会 =

【1市3町(八日市市、蒲生町、日野町、永源寺町)の回答選択肢】

<1>1市3町に近江八幡市、愛東町、湖東町を加える
<2>1市3町に近江八幡市を加える
<3>1市3町に愛東町、湖東町を加える
<4>1市3町で進める
<5>分からない

【近江八幡市の回答選択肢】

<1>1市3町に近江八幡市、愛東町、 湖東町が加わる
<2>1市3町に近江八幡市が加わる
<3>1市3町に加わらない
<4>2市5町でも2市3町でもよい
<5>分からない

【愛東町、湖東町の回答選択肢】

<1>1市3町に近江八幡市、愛東町、湖東町が加わる
<2>1市3町に愛東町、湖東町が加わる
<3>1市3町に加わらない
(湖東・広域)
 2市5町の合併枠組みを進めるのか、進めないのかを検討している2市5町合併研究会の第3回会合が28日午後1時半から八日市市役所別館で開かれた。

 今回は、前回の会合での申し合わにより6月中に各市町で実施した住民説明会の参加人数や説明の内容、質疑応答で出された意見や質問のまとめが順番に報告された。

 このあと、説明会の終了を受けて実施するアンケート調査の設問内容と実施方法について協議に入り、事務局側から18歳以上で人口の3割とする調査対象は、2市5町で5万1、720人になる。実施期間は当初の計画通り、7月4日〜16日までの13日間に個人宛てに郵送し、同封するハガキで回答を求める方法をとり、20日までに事務局で一括集計することを提案し、了承を得た。

 回答の選択肢については、八日市市、蒲生、永源寺、日野町の「1市3町」と近江八幡市の「1市」、そして愛東、湖東町の「2町」の3ブロックに分け、1市3町の住民については(1)2市5町(2)1市3町と近江八幡市(3)1市3町と愛東、湖東町(4)1市3町で進める、近江八幡市は(1)2市5町(2)1市3町と近江八幡市(3)1市3町に加わらない、愛東、湖東町の2町は(1)2市5町(2)1市3町に愛東、湖東町(3)1市3町に加わらない、の3パターンを用意し、いずれか1つを○印で選んでもらう方法で回答を得る案を提示したのに対し、近江八幡市が、住民説明会の反響を見ると2市5町か2市3町かを選択するには市民の戸惑いがあるため、「2市5町でも2市3町でもよい」という選択肢を近江八幡市だけのアンケートに追加してもらいたいとの要望が出され、全員一致でこれを了解した。

 また、永源寺町の委員からは、(合併の説明を聞けず)枠組の判断が出来ない住民もいるので、「分からない」を1市3町の選択肢に追加すべきという提案が出され、これについては、「『分からない』を入れることは、枠組の判断を求めるアンケートとしては回答に当たらない」や「集計結果の意味が混乱する」など反対意見が出たが、1市3町の枠組みを白紙に戻すことを求める住民運動が起きている日野町の委員から賛成意見が出されたことを受け入れて、追加することにした。これに追随して近江八幡市からも「分からない」の再追加を求め、了承された。このほか、「その他」の意見欄も設けることにした。

 今会合では、「分からない」を追加するかしないかの議論中、発言者同士が言い争いになる場面もあり、委員の中から今後の協議の行方を心配する雰囲気が漂ったことを考えると、アンケート調査の結果が出る前にその取扱いや判断基準についてもう一度確認しておく必要があったのではないだろうか。

 これまでの協議で、アンケート調査結果は、2市5町の枠組みを進めるのか、別れるかを決定する最も重要な判断材料であることは、委員全員の共通認識になっているだけに、それを平等に諮るための判断基準があってもおかしくない。

 各市町の回答が1つの選択肢に集中し、過半数をはるかに超えるなど、誰が見ても疑いのない結果が出れば、研究会でもすぐさま結論を出すことはいとも簡単で、時間のムダな論争が起こるとは考えにくいが、そうなるとは限らず、むしろ、近江八幡市と愛東、湖東町を別々に参入する選択肢を設けたために回答は複雑になることも予想される。

 行政側としては今のところ2市5町で進めることに反対する首長はいないが、アンケート結果いかんでは、そのムードが変わることも充分考えられる。

(畑 多喜男)


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

八日市入りの国松候補

7日投票の滋賀県知事選挙

4党相乗りだが気を許せない
=投票率アップ呼び掛けに懸命=

500人が集まった国松候補の個人演説会
(湖東・八日市市)
 十一月末の任期満了に伴う八日市市長選に向け、県立農業大学副校長を最後に県庁を退職した丁野永正(ようの・えいしょう)氏(58)は、市町村合併協議が進む中で、同市最後となる市長こそ市民の手で選ぶ機会が必要として、無投票阻止を訴え出馬に向けての準備を進めている。今年に入って毎月一回、主宰する「ようかいちポリシー塾」を開き、同級生や市政に関心を持つ仲間らとともに、将来のまちづくりなどを話し合ってきた。

 昭和二十九年から始まった市長選は、過去十三回のうち半数以上の七回が無投票に終わっている。増して十一月十日告示、同十七日投開票と決まった今回の市長選は、現在進む市町村合併の協議がまとまれば、同市最後の市長とともに、誕生する新市の市長に近い存在となることから、丁野氏は「だれかが無投票を阻止しなければならない」と、出馬準備に至った動機を語る。

 一年間で二回(昨年一市三町、今回二市五町)の住民説明会が開かれ、市民判断に混乱を招く市町村合併問題では、スローガンに「東近江は一つ」を掲げている。将来展望から広域行政に取り組んできたていく」と話していた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

おはなしや科学遊び楽しんで

夢いっぱいの七夕まつり

=愛東町図書サロン=

ひまわりおはなしかいのメンバーによる素話に聞き入る子どもたち
(湖東・愛東町)
 七日の七夕を前に、愛東町図書サロンが開いた毎年恒例の「七夕まつり」で、子どもたちが夢のある楽しいひとときを過ごした。

 会場となった町文化センター一階和室には、町内の小学生以下の子どもたち約六十人が集まった。

 照明を消して、ろうそくに火が灯され、「大熊星座(北斗七星)」の素話(語りばなし)で会場は七夕ムードに。五個荘町のボランティアグループ「ひまわりおはなしかい」のメンバーによる手づくりの、大きな巻絵、布に絵を張り付けていくパネルシアター、特設舞台を使ったペープサートなども次々に上演されると、子どもたちは物語の世界に引き込まれ、目を輝かせ、身を乗り出して鑑賞していた。

 続いて、科学遊びボランティアの「コロンブスの卵」の指導でおもしろサイエンスにも取り組み、解析格子板とセロテープを使った「光の万華鏡」づくりや、割りばしと輪ゴムでパチンコ、樹脂板で羽の付いたカエデの種の様な“種”づくりに挑戦。

 最初は悪戦苦闘していた子どもたちも、黒い板を回すだけでいろんな色の模様ができたり、“種”を飛ばしてくるくる回りながらうまく落ちてくると、その表情は見る間に生き生きとしてきて、会場のあちらこちらで歓声があがった。

 このあと、みんなでおやつを囲んでのパーティーやプレゼントなどを楽しんだ。子どもたちは、この日の体験で、どんな夢を短冊に書くのだろう。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

全国の木地師 発祥の地へ

『永源寺木地師サミット』開催

=来場者が絵付け 新商品化めざす=

ろくろ技術を伝えた惟喬親王像
(湖東・永源寺町)
 木の温もりが伝わる木地製品。千百年以上の歴史を持つ木地師の末裔や研究者らが集う「日本木地師学会 平成十四年度総会」が今月六日、七日の両日、木地師発祥の地・永源寺町で開催される。また、全国の木地師と交流し、来館者自らが絵付けできる『永源寺町木地師サミット』も開かれ、新しい商品化への試みが行われる。

 木地師は今から約千百年前、皇位継承争いを避けて永源寺町蛭谷に隠棲した文徳天皇の第一皇子・惟喬親王が伝えたロクロ挽きの職人で、同親王の従者・小椋大臣実秀、大蔵大臣惟仲の末裔が今も木地師として活躍している。里となった小椋谷一帯には「筒井千軒」「小椋千軒」「藤川千軒」の地名が残り、隆盛を極めた様子がいまも伺える。やがて新たな木材を求めて各地へと分散し、木地師終焉の地・長野県南木曽町漆畑に定住した。

 日本木地師学会(長野県、楯英雄会長、会員百八十人)は、昭和六十年、全国から集まった木地師と研究者計四十人が旗揚げした学会で、歴史民俗や工芸技術、木工史などの基礎的資料を収集し、調査研究内容を伝える「木地師研究会報」「木地師研究報告書」を編集している。

 総会およびサミットは、木地師の歴史文化と仕事を広く知ってもらい、作品の展示・即売を通して情報交換するもので、あらゆる分野の人々が交流することによって生まれる新商品へのアイデアも狙っている。

 今回は特に、白木地に絵や書を描き、ウレタン、ポリウレマー等の塗料(内部に浸透するため木地が強化される)を塗った椀研究が行われ、兵庫県の加悦忠喜氏、石原英明氏、永源寺町の小椋宇三男氏らが指導にあたる。

 同研究は、日本画、絵手紙、トールペイントなどでの活用や、給食食器の適用につながらないか―を提案するプレゼンテーションで、木地師界として後世につながる新商品化を目指している。

 現在、中国からの椀大量輸入によって挽物・漆器業界の売り上げは不振であり、転職する木地師が増えている。同学会では「仕事をやめることは、長年つちかってきた木地師特有の技術の消滅になる」として、職人を支援する同研究を考案。職人技と来場者が創り上げる「挽物」をつくる。

 会場は町産業交流会館。開催時間は、六日が午前十時〜午後三時。七日が午前九時〜午後三時。絵付けの材料費は千円〜二千円で、ウレタン塗装から完成まで約二時間。参加者は絵の具・筆などを持参する。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ