滋賀報知新(ニュース)平成14年7月4日(木)第13136号

吹っ飛ぶ知事選!?

雌雄決する県議補選彦根市選挙区

自民、彦根市に集結し総力戦
=総選挙にらみ代理戦争 =

県議補選

手原候補
中沢候補
小西候補
(全 県)
 七月七日投票の県知事選は、同日に投票がある県議補選彦根市選挙区(被選挙数一)のあおりで、吹っ飛びそうな気配だ。早くも一部自民党県議は「六月三十日で知事選は終わった」と店じまいし、七月一日から県議補選のため彦根市に張り付いている。自民、民主、共産の公認候補三人が争う今回の県議補選は、三党の候補が争った昨秋の衆院滋賀2区補選さながらの“代理戦争”になっており、「知事選が空洞化して、投票率は三五%(前回六五・九六%)まで下がりそう」との悲観論も出ている。                  

【石川政実】



 県知事選は、無所属新人の谷本善弘(63)=共産推薦=、無所属新人の高田謹語(47)、無所属現職の国松善次(64)=自民、民主、公明、社民、保守推薦=、無所属新人の山中雅和(48)の四候補の争いだが、事実上、国松候補と谷本候補の一騎打ちとなっている。この中盤も盛り上がりに欠けたが、それに追い打ちをかけたのが、先月二十八日に告示された県議補選だった。

 同党彦根支部連協は告示日の四日前の二十四日、緊急臨時総会を開き、公認候補に故小西哲衆院議員の妻で哲氏の後を継いで当選した小西理議員の秘書を務める豊子氏(50)の擁立を決めた。彦根市選挙区は定数四だが、昨秋の衆院滋賀2区補選に民主党の田島一成氏が県議から立候補した関係で、現在、自民党の滝一郎県議、中村善一郎県会議長、民主党の朝倉克巳県議の三議席。

 自民の二県議らは当初から、来春の県議選をにらみ三人目の候補擁立には消極的だった。ところがドタン場で一変して、共産新人で前彦根市議の手原政良氏(59)、民主新人で市民団体代表の中沢啓子氏(43)、自民新人で小西氏が立候補し、昨秋の衆院滋賀2区補選と同じ構図に。この背景には、政府が今国会に提出した衆院の区割りを見直す公職選挙法改正案があったとされる。

 衆院選挙区画定審議会が昨年十二月に行った勧告の「五増五減」では、現行の衆院2区の近江八幡市と八日市市、蒲生と神崎両郡、3区の甲賀郡で新4区を新設。これに伴い、彦根市以北が新2区、栗東、草津市など湖南三市二町が新3区で、1区は現行のまま。新4区では、近江八幡市が地元の小西理氏=2区選出=、甲賀郡が地元の岩永峯一氏=3区=と二人の自民現職が競合するため、同党県連が新2区を小西理氏、新4区を岩永氏で調整したと見られている。

 中沢陣営は「自民が小西理氏の新2区くら替えに備えて、小西候補を市外から引っ張ってくるのは、政治の私物化だ。補選に当選しても、はたして来春の県議選に出るのかといぶかる声もある」とけん制する。

 手原陣営は「今回の補選は、来年の統一地方選や衆院区割りを見据えた党派間競争になっている。知事選と連動した選挙戦を展開し、議席奪還をめざしたい」としている。

 小西陣営は「亡くなったご主人の思い出の地から、小西候補が立ったものだ。県議や市議らの大半が彦根市に集結し、各種団体や知人を回っている。義弟の小西氏を始め、河本英典・参院議員、山下英利・参院議員らが市に張り付くとともに、中央からは女性国会議員らが連日、応援に駆けつけている」とまさに総力戦だ。県議補選が加熱すれば加熱するほど、知事選が空洞化する恐れがあるだけに、国松、谷本両陣営には、湖南地域の議員を足止めするなどの思いきったテコ入れ策が求められている。


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高校生による子ども科学教室

=県教委が小、中学生対象に受講募る =

(全 県)
 県教委は、夏休みを利用して県内三つの県立高校で小中学生を対象に開かれる「高校生による子ども科学・ものづくり教室」の受講者を現在募集している。

 今回で三年目を迎える同事業は、青少年の科学体験やものをつくる喜びを体験する機会を充実することと、小中学生と高校生の異年齢交流を目的に実施する。

 今年度は、彦根工業、瀬田工業、信楽の各校を会場に、それぞれの学校の施設・設備を使って、高校生たちが小中学生にものづくりの楽しさを教える。

○瀬田工業高等学校 8月26―28日 ▽募集対象 中学生五十人▽内容 ウィンドチャイム、センサー付きロボットの製作とお楽しみ体験(プレス・レーザー加工機見学、デジカメ・ワンチップマイコンカー遊び)

○信楽高等学校 8月3―24日の毎週土曜日 ▽募集対象 小学5・6年生と中学生二十人▽内容 絵皿、ペンスタンド、陶器の掛け時計の製作

○彦根工業高等学校 8月10・11 ・24・25 日 ▽募集 対象小学4―6年生五十人▽内容 ちょこまかネズミ、簡単ロボット、からくりパネル(オルゴール付き)の製作

 受講申し込みは、官製ハガキに受講希望校、住所、氏名、電話番号、学年を記入の上、〒520―8577大津市京町四丁目一番一号 滋賀県教育委員会事務局生涯学習課青少年室へ。七月五日必着。応募者多数の場合は抽選。電話での問い合わせは、同室(電話077―528―4661)まで。


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環境と福祉つなげ

地域支えるシステム

=14日 自治労シンポ =

(全 県)
 滋賀地方自治研究センターは、環境と福祉で地域を支えるまちづくりを探るシンポジウムを、十四日午後一時から愛東町マーガレットステーション(愛東町妹)で開く。

 このシンポジウムは、別々にとらえがちだった環境と福祉をつなげ、地域を支える循環安心システムをつくろうとするもので、市民運動の交流から新たな可能性を考える。

 エネルギーの「小規模地域分散」、高齢者や障害者、子どもを地域を支えるサービスの「小規模、地域密着、多機能、双方向」など、地域の循環自立と福祉システムを合わせ、風通しの良い「地域力」創出を目指す。

 阪井由佳子氏(NPO法人にぎやか)が基調講演したあと、池上甲一氏(近畿大農学部教授)をコーディネーターに、阪井氏と溝口弘氏(共生舎なんてん)、奥村清和氏(滋賀地方自治研究センター)、武藤精蔵氏(遊休会)がパネラーとして意見交換する。これに引き続き、マーガレットステーション周辺や河辺いきものの森でワークショップ(参加自由)を開く。

 参加申し込みは、ファックスまたメールで五日までに滋賀地方自治研究センター(電話077-524-9970、FAX077-527-4058、Eメールjichiken@mx.biwa.ne.jp)へ。なお、締めきり以降でも、定員に満たない場合は受け付ける。


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湖国の暮し一目で分かる

「図でみる県の姿」

=県HPでも公開 =

(全 県)
 県はこのほど、県内在住の小・中学生に郷土の特色、暮らしについて知ってもらおうと、「図で見る県の姿2002」を発行した。グラフのデザイン等に工夫を凝らすともに、「くらしの数字」という欄を設けて身近な数字を紹介し、楽しく見れるよう仕上げた。

 サイズはA4判、三十八ページ全面カラー刷りで、二千部発行した。内容的には十二分野のデータと市町村別主要統計(自然、生活・環境、交通など)を盛り込んだ。

 図表では、グラデーションを付け、立体的な棒グラフや円グラフ、人数は人型、事業所数はビル型の棒グラフで表現、電気使用量を電球の数で表現した。「くらしの数字」欄では、統計豆知識(農用トラクター所有台数、映画館の数、犬の予防注射頭数など)もチェックしている。

 県内の小・中・盲・聾・養護学校、教育関係機関、各市町村のほか、県内図書館、県庁の県民情報室、地域振興局の行政情報コーナーにも配布する。

 残部は県民情報室で無料で渡す。なお、冊子の内容は滋賀県ホームページ(http://www.pref.shiga.jp/)のキッズプラザに掲載している。


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高田助役が出馬意向固める
本紙単独インタビューで事実上の表明
「RD問題は先頭に立つ」と解決に意欲示す
=奥本BBC常務や西村議長も急浮上! =

高田助役
(湖南・栗東町)
 今期限りで勇退する猪飼峯隆・栗東市長(74)が肺炎で入院したため先月二十八日に市長職務代理者になった高田徳次助役(62)はこのほど、滋賀報知新聞社の単独インタビューで正式に市長選(十月二十日告示、同二十七日投開票)に出馬する意欲を明らかにした。これにより市長選は、一挙に動き始めそうだ。                          【石川政実】


 すでに同市商工会会長の野村政夫氏(66)は、同市手原に市長選出馬のため仮事務所を開設するなど着々と準備を進めているが、これに「待った」をかけたのが高田氏。本紙インタビューに同氏は次のように語った。

 ----栗東市も財政の健全化が求められているが。

 高田 当市は地方交付税の不交付団体であり、公債比率も平成十三年度が一一・四%と安定している。ただ借金として、同年度末の一般会計決算見込みでは、市債残高が三百三十八億円、土地開発公社の借入金残高が約百六十八億円にのぼっている。しかし幸いにも税収は安定しており、今年度も二〜三%増を見込んでいる。 

 ----歳出面では、巨大プロジェクトが目白押しだが。

 高田 この十二月にオープンする環境センターの改築を始め、来年で終わる市営住宅の改築、総合福祉保健センター、東部工業団地、健康運動公園、新幹線新駅など大型事業が控えているため、財政的に十分に対処できるように今年度から「長期財政計画」見直し作業を始めているところだ。また今年度から三カ年間、行財政改革を断行する。

----新幹線新駅設置には、二百四十億円が必要だが、負担問題については。

 高田 あくまで県三分の一、当市三分の一、近隣の三市十町三分の一の負担割合でお願いしている。ただ近隣市町には、当市や県がもっと負担すべきだとの声もあり、粘り強く調整していく。

 ----RDの産廃問題は。

 高田 これは県、ここまでが市といった時期はもう過ぎた。県の改善命令がRDに出ているのに、まだ工事に着手できない事態を打開するため、先頭に立ってRD問題の解決にあたるつもりだ。

 ----市町村合併については。

高田 当市は単独市制に踏み切ったが、将来的は湖南地域は一つという理念が出てこよう。ただ合併の話と新幹線新駅の問題は、あくまで別。守山市、野洲町、中主町が十六年に合併されるが、当市が十七年に合流するのはむずかしい。  

 ----選挙公約は。

高田 健康で、豊かさが満喫でき、環境の良い、潤いのある市をめざしていきたい。施策では、子どもの虐待、男女共同参画の条例化、障害を持つひとに住みよいまちづくりなど、福祉と人権問題を最優先して取り組んでいくつもりだ。 

 このように意欲満々の高田、野村両氏に加え、西村千代治市議会議長(74)も出馬の意欲を見せている。さらにここにきて、北野加代子県議(53)がびわ湖放送の常務取締役で市教育委員長職務代行の奥本健氏(56)に猛烈なアプローチをかけ、奥本氏もハムレットの心境と伝えられており、三浦治雄県議(60)の意向次第では、ダークホースから一挙に本命に躍り出る可能性も。いずれにせよ高田氏と野村氏を本命に、西村、奥本両氏が絡んだ展開になっている。


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