滋賀報知新(ニュース)平成14年7月5日(金)第13137号

八日市市観光協会総会 新会長に西澤氏

資源発掘や研究、情報発信を強化

=ウインズ八日市の引き継ぎ式も=

総会であいさつする西澤新会長
(湖東・八日市市)
 八日市市観光協会の平成十四年度総会が二日に八日市ロイヤルホテルで開かれ、深田正治前会長の死去にともなって空席となっていた新会長の選出、平成十三年度決算、平成十四年度事業計画案などを審議したほか、先に選ばれた「ウインズ八日市」の引き継ぎ式や表彰などが行われた。

 総会には関係者約五十人が出席。冒頭、昨年度中に亡くなった深田正治会長、村防龍雄常任理事、金理事に対し、全員で黙とうをささげて三氏のめい福を祈った。
 開会あいさつで西澤高弘会長代行、祝いのあいさつを行った中村功一市長、志井弘市議長、今宿市郎八日市商工会議所会頭はそれぞれ、今後の市観光の目指す方向性や、深田前会長はじめ先人の遺志を引き継ぎながらのさらなる発展を願った。

 新年度事業計画では、前年度までの事業の発展的継続に加え、観光資源や事業の調査研究、まちかど情報館の観光情報発信基地としての強化を新たに組み入れた。また、調査研究のための専門部会などの設置や、蒲生野万葉まつりが今年二十回目の開催となるため記念となる企画をという意見が出席者から出されたことから、これらについては検討課題とすることになった。

 空席の会長には、会長代行を務めた西澤氏が選ばれ、これにともなって、中川治雄氏を副会長に選んだ。前任者の任期が一年残っていたため、いずれも任期はその残任期間(来年の総会まで)となる。

 表彰式では、市の観光発展への功績をたたえて、故・深田正治氏に特別功労者感謝状、江州音頭保存会の松山康子副会長に功労者表彰、市観光ボランティアガイド協会に感謝状が、西澤新会長から贈られた。

 恒例となっているウインズ八日市の引き継ぎ式では、2002年ウインズ八日市の礒部早苗さんと権並こころさんの選任と記念品贈呈が行われ、2001年ウインズ八日市を務めた奥まみ子さんと粟野佑美さんから「ウインズ八日市」のタスキが二人の肩にかけられた。

 奥さんと粟野さんは一年間を振り返り、「八日市の良さを見直すことができ、八日市が大好きになりました。これからもいろんな行事に参加して、PRに努めたい」とあいさつ。

 礒部さんと権並さんも、「選任されて光栄です。八日市のことをもっと知ってみんなに伝えていけるようがんばります」と、決意を述べた。

 最後に、西澤新会長が、市観光の発展に向けてさらなる会員の一致団結を訴え、総会を締めくくった。


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待て、強盗犯!!

こん身の1球投げつける

=日野地区金融防犯協が訓練実施=

逃走車両をめがけカラーボールを投げる参加者ら
(湖東・日野町)
 ボーナス時期を前に、日野警察署管内の銀行、郵便局、信用金庫、JA農業協同組合の計二十八店舗で組織する日野地区金融防犯協議会がこのほど、金融機関を狙った強盗に対するカラーボールの投てき訓練を日野町の機動警察隊で行った。

 銀行強盗の犯人が軽自動車で逃走するという想定で行われた訓練では、練習用の水入りボールを手にした女性行員など参加者約三十人が、二人ずつに分れて、逃げる車めがけて力いっぱい投げ付けた。途中、洗っても落ちない特殊な染料が入った本物のカラーボールでの訓練も実施された。車に当てようとする参加者に、日野署員が「カラーボールは、アスファルトの道路に叩き付けてタイヤに染料を付けると犯人逮捕に役立つ」と指導した。

 今江明弘署長は、参加者を前に「昨年、県内で四件の金融機関を狙った強盗があったことを忘れないでほしい。今年に入ってから、大阪では爆破事件も起こっている。いつでも使える消火器を手元に置き、月一度でいいのでカラーボールを投げるふりをしてほしい」とあいさつした。

 続いて、「金融機関における防犯対策について」と題して、上内保生活安全課長が講演し、昨年県内で発生した郵便局での強盗事件の詳細を解説しながら「最近は小規模な金融機関が狙われている」と指摘、「女性だけの勤務やカラーボールの不使用、ビデオカメラなどの防犯設備の不備、非常通報装置の押し忘れ、犯人の特徴を覚えていない」など事件発生時の問題点を上げた。

 防犯対策として、「金融機関内での防犯意識の高揚や事件発生時の役割分担の確認、防犯設備の充実と活用、不審者発見のための警戒を日頃から実践してほしい。来客に対しては、顔を上げ大きな声でいらっしゃいませと言うだけでも犯人へのけん制になる」と強盗に入りにくい環境づくりの徹底を強調。さらに「“知らせる”“待たせる”“覚える”“追いかける”の対応四原則をもう一度、職場に帰って確認してほしい」と防犯意識の高揚を促した。


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目と耳で覚える伝統文化

韓国訪問団に祭りばやし披露

=日野中男子生徒=

真剣な表情で練習に励む生徒ら
(湖東・日野町)
六月三十日に幕を閉じ、いまだ余韻が残る日韓共同開催のサッカーワールドカップは、近くて遠い国といわれる韓国と日本の距離が少し縮まったように感じられた。

 昨年は、歴史教科書問題で、県内各地で相次いで中止された日韓交流事業。千三百年以上前に、朝鮮・百済の文化人である鬼室集斯(きしつしゅうし)が同町小野に移住し鬼室神社に祭られ、百済復興運動の父である鬼室福信を祭る恩山別神堂(うんざんべっしんどう)が韓国の恩山面にあるなど歴史的つながりから、平成二年に韓国恩山面と姉妹都市提携を締結し、翌年の同三年に交流事業をスタートさせた日野町も例外ではなかった。

 一年間待ち望んだ韓国恩山面からの訪問団が、八月一日から三日までの二泊三日の日程で、日野町にやってくる。現在、日野中学校の男子生徒約十五人は、訪問団との発表交換会で、日野祭りの中で豪華な曵山とともに奏でられる祭りばやしを披露しようと、毎週金曜日の午後七時半から綿向生産森林組合の会議所で練習に励んでいる。

 六月二十八日に行われた初の練習会には、同中二年生の男子生徒九人が参加し、祭りばやしを熟知している町職員などが指導にあたった。八町内から集められた笛、大太鼓、小太鼓、すり鐘を使い得意とする楽器ごとに分れて、蔵から曵山を引っ張り出すときの「ばかばやし」や曵山が道路上で回転するときの「屋台」、宮入りのときの「大間」の三曲を練習した。

 祭りばやしは曵山を持つ町内ごとに曲が少しずつ異なり、楽譜もなく目と耳そして言い伝えのみで受け継がれていることから、生徒らはメロディーや息を合わせるのに苦戦していたが、はやしが聞こえくると自然にリズムを取り、汗を拭いながらも音色を体に響かせ必死に覚えていた。

 祭りのにぎやかな雰囲気が大好きと話す岡邦亮くん(13)は「小太鼓は小学二年生からやっている。いつもは他の町の人と一緒に祭りばやしを演奏しないのでとても楽しい」といきいきとした表情を見せた。

 国際交流を担当している同町町長公室は、「訪問団を迎え入れるムードが、中学生だけでなく町内全体に広がれば」と久しぶりの交流再開に期待している。


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日野町の酒屋女店主殺し事件

弁護団が新証拠「やく殺ではなく絞殺」

=再審請求・事実取り調べ報告集会=

(湖東・日野町)
 「犯行を結び付ける証拠がない」として約四年前から無罪を訴える支援活動を展開している“阪原弘さんを守る会”は三日、大津地方裁判所での法廷後、事実取り調べについて弁護団が報告する「日野町事件再審請求・事実取り調べ報告集会」を大津市梅林の滋賀弁護士会館大会議室で午後三時半から開く。

 事件は十八年前の昭和六十年一月、前年十二月二十八日から行方不明になっていた日野町豊田の酒店(兼立ち飲み)経営・池元はつさん(当時69歳)が、自宅近くの造成地で遺体となって発見。同豊田に住み、常連客だった阪原弘受刑者(当時52歳)が、殺人容疑で逮捕された。

 一審で無期懲役の有罪判決が下り、二審では控訴棄却、昨年九月二十七日に最高裁への上告も棄却され、無期懲役が確定した。現在、岡山刑務所に服役しており、阪原受刑者は「自白は警察での暴行・脅迫によるものである」とえん罪を訴え続けている。

 弁護団は、新たな証拠を示し、昨年十一月十四日、大津地裁に再審(裁判のやり直し)請求した。中でも、殺害方法に関して、阪原受刑者は取り調べの中で、はつさんの首を手で絞め殺したと自白しているが、弁護団は新たな法医学鑑定から、やく殺(のどを手で締め殺す)ではなく、「ひものようなもので締めた絞殺である」と主張し、自白の信用性を否定している。

 また、当日のアリバイについて、テレビ番組で、検察側の主張する犯行が行われた時間に自宅で一緒に酒を飲んでいたことを語る人の証言が収められたビデオが証拠として提出された。 

 さらに、「酒を飲む金ほしさに五万円を奪って殺害した」という動機について、十七年前の阪原宅は、親子五人が働き、当時で月五十万円を越える収入を得ており、貯金残高も高額であったことから、動機は成立しないと主張している。 

 同日午後一時半から非公開で開かれる大津地裁での法廷では、絞殺であるとの新鑑定を行った河野朗久医師が証言台に立ち、当初、鑑定を行った法医学者も証言する。同会は「河野医師の尋問が行われるということは、再審に向けて重要なステップと捉え、期待している」と話している。


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「自動車事業推進協」を設置

県内の自動車関連8団体

フロン回収 全国平均を下回る
=総合的な環境対策へ=

(全 県)
 自動車の総合的環境対策に向けてこのほど、県内の自動車関連八団体による「滋賀の環境を守る自動車事業推進協議会」が設立された。

 同協議会は、自動車の適正処理・フロン回収・リサイクル部品の利用促進など、総合的な環境対策に取り組む初の自動車連携組織であり、環境問題に対する行動計画を策定するほか、県民への啓発、優良事業所への表彰等を行う。

 現在、県内には九十万台を超える自動車が保有されており、フロンに起因するオゾン層破壊、地球温暖化およびリサイクル部品等の利用促進に対する取り組みが緊急課題となっている。

 しかし、自動車整備振興会における取り組みや実態把握は十分でなく、関係団体をはじめとする環境対策推進として同協議会を設立。浸透を図るため、近畿運輸局、同局滋賀陸運支局、県琵琶湖環境部のメンバーがオブザーバーとして参画している。

 日本自動車整備振興会連合会調査(平成十一年七月から十二年六月末)による特定フロンの回収・破壊状況等は次の通り。

 【フロンの回収・処理
 滋賀県における一事業場あたりの特定フロン回収量は一六・六リットルと、全国平均の二〇・三リットルを下回っている。また、使用済み自動車等の適正処理についても、産業廃棄物扱いとして取り扱った自動車に対しマニフェストを交付した率は二七・二%で、全国平均を一七・二ポイント下回っている。

 【解体業者との書面契約状況
 県内事業所の内、解体業者と書面契約を結んでいない事業所は四三・四%で、全国平均を一四・八ポイント下回るなど正しい委託契約が求められている。内訳は、「結んでいる」が四八・二%、「結んでいない」が四三・四%、「結ぶ予定」が八・五%。

 【リサイクル部品の利用促進
 ユーザーに対するリサイクル部品(中古・リビルド部品)の推奨状況は八七・三%。また、同部品を使用している事業所は七七・〇%と全国平均より一二・二ポイント高くなっている。

 これらの結果から、今後の方針として(1)各会員の取り組みに関する実態調査を行い、定量的なデータの収集と問題点等を明らかにする(2)調査結果をもとに、環境対策への具体的指導と啓発活動を展開する―を挙げ、カーエアコン用フロンの回収をはじめ、廃部品(ガラス、油脂、タイヤ、バッテリーなど)の適正処理等を徹底したいとしている。


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