滋賀報知新(ニュース)平成14年7月13日(土)第13146号

ラオス小学生を支援

JAグリーン近江の菱田さん

地域で取り組む身近な国際交流
=滋賀湖東ドナー連絡会を設立=

ダルニー奨学金を説明する菱田さん
(湖東・八日市市)
 ラオスとタイ東北部の子供たちに奨学金を提供する教育支援の輪を広げようと、八日市市瓜生津町の菱田和実さん(25)は、県内で初めてダルニー奨学金の地域提供者となる「滋賀湖東ドナー連絡会」を立ち上げた。勤務先のJAグリーン近江本支店窓口でも、同僚などの協力を得て自ら作ったチラシで支援を呼びかけ、新学期の九月を前に、六百人分の奨学金が足りないと訴えている。

 菱田さんは大学生の時、本来なら守られるべき子供たちの生活が守られていないストリートチルドレンの存在を知り、その現実にがく然としたという。何をしていいのか分からないまま時が過ぎ、出会ったのがNGO(国際協力民間団体)日本民際交流センター(東京・新宿)が取り組む教育里親制度「ダルニー奨学金」だった。

 子供一人を一万円で一年間支援できるという手軽さも手伝い、支援を初めて三年になる。昨年は、子供(里子)に会いに行く研修ツアーにも参加し、貧しくても「瞳がきらきらしていた」「子供たちの夢を現実のものにしたい」「彼らの笑顔を絶やしたくない」と、現地で出会った子供の印象を振り返る。

 世界で最も貧しい国の一つに数えられるラオスは、人口五百万人のうち半数以上が貧困レベル以下の生活を強いられ、小学校(一―五年)の就学率も全国平均七○%と低く、卒業に至っては四○%に落ち込み、同センターが手を差し伸べる南部の農村部では二○%にも満たない。中途退学の原因は、貧困からくる家庭の世話、農作業の手伝い、家計を助けるための労働などが主な原因だ。

 三―五年生を対象にしたダルニー奨学金は、年間一万円で奨学生一人の就学(一年間)を支援することができる。九割が文房具、制服、靴、かばんなどの現物支給に使われ、残り一割を学校の備品、教材などに充当している。昨年は約三千四百人に奨学金を送ったが、このうち滋賀県では三十人にとどまっている。

 奨学金は、ラオス(十七県)の中で最も貧しい南部の山岳部にある四県で活用される。奨学生の選考は、就学の意思のある子供と両親から申請を受け、家庭の経済状況を基に村人・教師・教育委員の話し合いで決められ、村中挙げて教育推進に取り組んでいる。

 子供たちは、将来「先生や警察官になりたい」と話す。しかし小学一、二年で多くがあきらめるという。親も学校へ行くより弟妹の世話や本格的な農業従事を望むからだ。このような教育環境にあえぐラオス小学生の支援に関心を寄せる人は、日本民際交流センター(TEL03―5292―3260)へ問い合わせる。

 奨学金は一口一万円。支援すると「里親」として、奨学生の顔写真付き報告書が届けられ、今回の奨学金締め切りは今月二十二日に迫っている。


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事由発表の作品募集

表現2002展

=八日市文芸で開催=

(湖東・八日市市)
 県立八日市文化芸術会館を会場に、八月九日から十八日まで開かれる「表現2002展」に出展の作品を募集している。

 無審査、無賞、自由出品制のアンデパンダン形式を採用し、平面・立体・工芸作品はもちろん、ミニコンサートやパフォーマンスなど、必ずしも美術作品の枠にこだわらず、ロビーや中庭、会館前庭の使用もできる。出品料は一般二千円、学生千円、高校生以下無料。

 出展希望者は、所定の出品票に必要事項を記入し、今月末までに八日市文芸会館内の同展事務局(TEL23―6862)へ送付する。今回は、テーマ企画「おばけ」コーナーを設け、おばけに関する作品の出品も求めている。


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びわこ滑空場を提案

冨田社長が國松知事と会談

合併問題も意見交換
=県政検証の役割さらに=

滋賀報知新聞中部本社を訪れ、冨田正敏社長と会談する國松善次知事
(湖東・八日市市)
 7日の投票で2選を果たした國松善次知事が11日、滋賀報知新聞中部本社を訪れ、冨田正敏社長と会談した。

 麻とヨシを素材にしたサマースーツ姿で訪れた國松知事は「環境にやさしい夏服です」と自らの県政指針である環境こだわり県をPR。目に見えるものからこだわっていく必要性を強調し、時にはカルチャーショックのようなインパクトも大切では、と話した。

 冨田社長が、事業が凍結状態にあるびわこ空港ついて「『びわこ空港』でなく『びわこ滑空場』として再出発したらどうか」と提案。滑空場は、多額な建設経費も必要なく、グライダーや熱気球、軽飛行機が主な利用で、全国にはこうした本格的な滑空場が少なく、レジャー施設としても整備が待たれている。まずはそうした前段階を踏んではどうかと説明したのに対して、國松知事は「大学あたりからもそうした要望の声を聞く。方法の1つかもしれない」と答えた。

 これに関連して、國松知事は、第2名神が県内を通る距離は55キロで、鈴鹿の山のトンネルは4・9キロにおよぶが、距離では空港はわずか2・5キロ。第2名神の車幅は滑走場と変わらない。そういう視点から空港は太い短い道路といえるのではないか。短い道路で世界とつながると考えれば、視野も広がるのではないか。道路は理解されやすいが空港となると難しい面があると話した。

 また、県内で進んでいる市町村合併についても地元、東近江地域の現状について意見交換を行い、住民の理解が得られる充分な論議を尽くしたうえでの取組が大切であるとの認識で一致した。

 最後に、地域の新聞としての役割についても意見交換し、國松知事が「読まれている新聞の力は大きい」と話したのに対し「滋賀報知新聞は全国で3紙しかない日刊のフリーペーパー(無代紙)で、今後も県政を検証していく役割を担っていきたい」と2期目の手腕に期待を寄せた。  


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桃生産組合の初の取り組み

鈴なりの桃を心行くまで

竜王町に「桃狩り」オープン
=8月10日まで=

食べごろサインを出しながら来園者に狩られるのを待つ桃
(湖東・竜王町) 
 観光園として整備を進めてきた竜王町山之上のフルーツの里桃生産組合(寺嶋平蔵代表)が、「桃狩り」を六日からオープンさせた。
 植栽から七年目を迎えた桃園は、フルーツの里の一角で面積二百アール。「日川白鳳」、「大玉あかつき」、「長沢白鳳」、「清水白桃」、「川中島白桃」の五品種、約七百本が立派に育ち、収穫期を迎えた。

 今年は、花芽をつける時期が例年より暖かかったことから、収穫が一週間ほど早いという。
桃狩りは、五品種の内、今が旬の「日川白鳳」と八月上旬が食べごろで果汁が豊富な「大玉あかつき」、八月上旬から中旬までが一番おいしく固めの桃が好きな人に好まれている「長沢白鳳」の三品種を対象にしたもので、品質と味が自慢。

 農薬、化学肥料を五割以下に抑え、びわ湖など自然環境を考慮した県の「環境こだわり農産物」に認証されている。

 町内の農家九軒でつくる同組合代表の寺嶋さん(61)は、「消費者と生産者が一体となった息の長い商売をしていきたい。農園を開放して桃狩りを今年から始めたのも、消費者に足を運んでもらって、安心・安全であることを確かめてもらい信頼関係を築いた上で、よりよい物を提供したいと思ったから」と語り、農業振興と村おこしへの思いは熱い。

 また、「ふるさとに帰ってきたような雰囲気で、農園主やお客さんが世間話などコミュニケーションを図りながら、昼寝などしてゆったりと過ごせる場にしたい。桃だけでなく、お客さんの心休まる環境、空気、感動を一緒に届けられれば」と、地場産業しての期待を寄せている。
約三十年前までは丘陵畑だったフルーツの里は、琵琶湖総合開発の一環として琵琶湖から水を引くかんがい用水が国の補助のもと整備されたことで、ナシや桃といった果物の里として生まれ変わった。

 平成十年からは新たな試みとして、桃のオーナー制度(上限額三万円)を取り入れた。現在、県内外から約五百三十人が登録し、桃の木一本ずつに契約者名が書かれたプレートが掛けられている。

 収穫期間は八月十日まで。入園料は、大人千円、小人八百円で、時間制限なし。桃の直売も行っている。問い合わせは、同組合(電話57―0352)へ。


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道頓堀へGO!

=西の湖のヨシ献上 =

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡和船観光協同組合(福永栄子理事長)と協同組合におともみじの会(川口徳太郎理事長)は来年、大阪、京都、滋賀の会場を結んで開催される「第3回世界水フォーラム」のプレイベントとしてあす14日、道頓堀川(大阪)で催される「プレイベントin道頓堀」に参加する。

 毎年、下流域に琵琶湖の恵みの感謝する心を伝えようと大阪天満宮に献上されている西の湖のヨシと近江の物産を淀川河川公園から和船2隻に積み込んでプレイベント会場の戎橋(グリコ看板前)特設ステージまで運び、催しを盛り上げる。

 運び込まれるヨシは天満宮の茅の輪用30束と、大阪城用3束、プレイベント用6束の計40束。


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