滋賀報知新(ニュース)平成14年8月10日(土)第13178号

見えてきた合併枠組の構図

1市3町の思惑と相関関係

強行案は1市3町の分裂招く
=将来の住民に無用な感情論=

(湖東・広域)
 2市5町合併研究会で実施した住民アンケート調査の結果をどう受け止め、1市2町の参入申込みをどのように決着するのか最終的な協議が12日、1市3町首長議会代表者会議を開いて行われる。

 この会議に先立ち、各市町議会は、今週中に合併特別委員会を開いて1市2町の参入について、それぞれの議会の結論を持ち寄り、行政当局側と論議を深めることにしている。最終結論は同日にまとまるか、今のところ不明で、合意が得られなければ結論は持ち越されることもあり得る。1市3町の行政当局側の回答は、まだ流動的なところを残しているが、方向性としては定まってきた。代表者会議でどんな話し合いの結果が生まれるのだろうか。

 まず八日市市は、先月29日に開かれた2市5町合併研究会の席で、中村功一市長が「(アンケート結果で1市3町の住民の回答は、1市5町、1市3町を合わせた割合が過半数となっていることから)2市が加わる議論を進めることは危惧される。1市3町ですら難しい面があり、今後時間的な制約の中で2市というのは、大変難しいと思う。(しかし)2町の参入には1市3町で充分議論する余地がある」と発言し、公的な場で初めて1市5町の方向性を明言したが、「私的な意見とした上で」とのことわりを入れていることから、発言の意味は他に向けられたものかれしれない不確かさが残されている。

 市議会では、市当局と歩調を合わせた「一枚岩」の対応をとっており、これまでの議長や特別委員長の発言を見ても「2市で」という方向性は見当たらず、近江八幡市との枠組みは難しいとするのが基本的な考え方である。

 こうした八日市市側の方向性に明確な異論を唱えているのが日野町。奥野弘三町長は、「1市3町の住民のアンケート結果は、2市5町、2市3町、1市5町を合わせた割合も過半数になる」と中村市長のアンケート判断と違った視点を示し、「2市5町」の最も大きい枠組みで進めることを主張したことで、八日市市と日野町の見解の違いははっきりしている。

 両市町の中間位置の蒲生町の姿勢は、これまでどちらかというと八日市市寄りではと見られていたが、最近になって議会筋では、共に汗を流してきた「びわこ空港問題」の経緯や同郡内という同胞意識も働き、中立的な立場を鮮明化させている。町、議会とも1市3町の枠組みを基本としているが、枠組みの拡大については反対する思いはない。

 ただ、これまでつながりのある近江八幡市を断って、交流のない愛東、湖東町の参入を進めるという1市5町論には、強い難色を示している。山中壽勇町長は同研究会で「1市2町の思いを聞く必要がある」と発言している。

 愛東町とも交流があり、なんとしても八日市市とは離れたくない立場をとる永源寺町は、4月の町長選で久田元一郎町長が、県境と琵琶湖がつながるメリットは大きいとして、2市5町の枠組みを強調していた経過やこれまでの発言から見ると、八日市市を大切にしながら枠組みの拡大を望む姿勢と見られる。

 こうした状況から、八日市市が望む「1市5町」は、日野町の反対に蒲生町が同調する可能性が高く、実現を阻むハードルになりうる難しい局面にある。それを強行するとなれば、これまでお互いに我慢してきた協議会運営の不満も爆発して基本とした1市3町の枠組みすら崩れる危険性もはらんでいる。

 また、2市5町については、1市3町の核となっている八日市市が難色を示しているため、1市2町の参入をすべて断って1市3町のままで進めるという慎重論に落ち着くのではないという観測もあるが、そうなるとアンケート調査で1市3町のままでなく枠組みの拡大を望む割合が51・33%もあった1市3町の住民の意向を無視した結果となり、秋の市長選を前に行政批判にもつながる心配がある。

 1市2町側のアンケート調査では、参入を望む民意が過半数となっていることから、あとは1市3町側がどのように決断するかにかかっているが、それぞれの思惑や立場が交錯して苦渋の決断時期を迎えている。いま、それぞれのまちの歴史が変わる重要な分岐点でもある。(畑 多喜男)

二市五町で合意
日野町議会


 日野町議会は七日、合併問題特別委員会に続いて開催した議員全員協議会で、町の目指す合併の方向性について協議を行った結果、二市五町で進めるべきだとの意見で合意した。


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御園スカイラーク初優勝

真夏の中村杯少年野球大会

優勝候補の秦荘スポ少を倒す
=抽選負けの玉緒レッド涙のむ=

初優勝を決めた御園スカイラーク
(湖東・八日市市)
 第二十七回中村杯少年野球大会(八日市市軟式野球連盟主催、中村スポーツ・滋賀報知新聞社など後援)は、真夏の太陽が照りつける三、四両日に同市立長山公園グラウンドで開催された。

 二日間の熱戦の中から抜け出した昨年準優勝の御園スカイラークと、湖東ブロックで常に上位をうかがう秦荘スポーツ少年団が決勝に進出し、投打がかみ合ったスカイラークが5対4で秦荘を退け、初優勝を飾った。

 決勝戦には、昨年優勝のグリーンズスポーツ少年団(八幡グリーンズ)を5対2で下した秦荘と、実力発揮の安土野球スポーツ少年団に3対3の抽選勝ちしたスカイラークの両チームが勝ち上がった。

 中村杯を争う決勝は、夏場にかけてめっきり力をつけたスカイラークが、優勝候補筆頭の秦荘の胸を借りる両雄対決となった。四点リードのスカイラークは五回裏、三点を許し一点差に詰め寄られたが、投手継投策が的中し、秦荘の追撃を振り切った。

 今大会には、地元八日市の六チーム、近隣市町から十チームの計十六チームが出場し、春から夏にかけて鍛えた力と技のほかチームワークを競い合った。八日市勢では、優勝のスカイラークほか玉緒レッドスターズ、八日市ビクトリーが二回戦に勝ち進み健闘をみせた。惜しくも玉緒は二回戦でスカイラークに3対3の抽選負けを喫している。

 表彰式では、中村守男大会副会長から深紅の優勝旗がスカイラークの雁瀬貴次主将に、準優勝杯が秦荘の高橋由成主将にそれぞれ手渡され、記念メタルを各選手に贈ったほか、最優秀選手にはスカイラークの富永悠介捕手が選ばれた。

 一方、アトラクションの第七回中村スポーツ杯ティーボール大会では、市内六チームの一―三年生選手と母親ら八十人が参加し、決勝で玉緒レッドスターズが8対4で八日市ビクトリーを下し優勝した。


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八日市高の学校開放講座

初心者油絵教室開く

=受講生募集 初歩から応用まで=

(湖東・八日市市)
 八日市高等学校は、九月から開く学校開放講座「初心者のための油絵教室〜ステップ&テクニック〜」の受講生を募集している。

 教室は、九月七日から十月十二日までの土曜日(九月二十八日除く)の全五回(午後一―五時)で、油絵の初歩から応用までのステップを同校美術担当の村西慶久教諭から学ぶ。十八歳以上で未経験者も受講でき、油絵セットやキャンパス、木炭、イーゼルなどは用意される。受講料三千円と教材費三千円が必要。

 希望者は、往復はがきに住所、氏名、電話番号、年齢、性別を書き、二十日までに〒527―0022八日市市上之町一―二五、八日市高校学校開放講座係(TEL22―1515)へ送付する。定員(三十人)で締め切り。 


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核兵器のない平和な世界を

=日野町でつどい=

原爆犠牲者の冥福を祈り灯ろうを流す子どもら
(湖東・蒲生町)
 日野町反核平和のつどい実行委員会(若林雅己実行委員長)は、広島平和記念日(六日)に合わせて、「二〇〇二日野町反核平和のつどい」を同町の松尾公園内にある非核平和の塔周辺で開き、約百人が参加した。

 午後六時から始まったつどいでは、冒頭、参加者全員で黙とうを捧げ、若林実行委員長が「昨年九月十一日のテロ以降、アメリカは報復と称して核攻撃もじさない態度を示している。唯一の被爆国として平和の尊さを訴えていかなければならない」とあいさつした。続いて、昭和五十九年に住民からの請願に基づき同町議会で決議されてから今年で十八周年を迎える「非核日野町宣言」を朗読した。

 このほか、会場では、戦時中に食べられていたすいとんの試食やコンサート、被爆者の証言で綴るビデオ上映会、パネル展などで平和と核兵器廃絶に向けた思いを強めた。

 最後に、同公園横の和風公園にある池で精霊流しを行い、参加者が平和に関するメッセージを書き込んだ灯ろう約五十個が、暗闇にぼんやりと浮かび上がり原爆犠牲者の冥福を祈った。


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夏休みボランティア体験広場
中高生が体で福祉学ぶ
=愛知川町 自由選択で=

お風呂上がりのお年寄りを世話するボランティア
(湖東・愛知川町)
 愛知川町社会福祉協議会のボランティアセンターが開催する「夏休みボランティア体験広場」が実施され、町内の中学、高校生がデイサービスや保育士などの仕事に取り組んでいる。

 夏休みを利用して、町内施設での様々な仕事を体験することで、福祉への関心や、自分自身を見つめ直す機会をもってもらおうと、希望者を募って実施。昨年に続いて連続受講している高校生もいる。

 ボランティアに取り組んでいるのは、町福祉総合センター「愛の郷」(同町市)でのデイサービス、保育園での保育、愛知郡サマーホリデーサービスの三つで、デイサービス三日間とか、三つとも体験など、希望するボランティアと日数は自分自身で決める。

 愛の郷でも一日三人ずつが体験に訪れ、お茶のサービス、お風呂上がりの世話、話し相手、様々な行事など、職員の指導を受けながら利用者に笑顔でやさしく接し、お年寄りの心を和ませる。

 すべてのボランティア終了後の二十八日にはボランティア同士の交流会も開かれ、それぞれの体験で学んだことや感じたことを話し合う。 


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