滋賀報知新(ニュース)平成14年8月20日(火)第13189号

合併だより7号&

住民アンケート特集号を作成

3町民に全戸配布
まちづくりの優先度

=医療・福祉・交通の強化=

全戸配布された「合併協議会だより第7号」と「住民アンケート特集号」
(湖東・広域)
 安土町・五個荘町・能登川町合併協議会はこのほど、第七回会合(七月二十六日、五個荘町公民館で開催)での協議事項および提案・報告内容を記した「合併協議会だより第七号」と、住民アンケート結果を紹介する「住民アンケート特集号」を作成し、三町全戸に配布した。

 第七回会合では、市章や市民憲章、市の木・花など「慣行」の取り扱いや、「姉妹町交流」「人権対策事業」について三町の取り扱いが協議され、それぞれの対応について決定事項を載せている。

 提案事項は、▽国民健康保険事業▽介護保険事業▽上下水道事業▽消防団の取り扱い▽消防防災関係事業▽行政区の取り扱い▽電算システム事業の取り扱い―の七項目となり、次回の八月二十三日午後二時から能登川町中央公民館で協議される。

 報告事項では、新市名称候補選定小委員会および新市まちづくり計画策定の各小委員会報告が行われ、表記別四百六十八種類の「公募集計結果」を綴じ込んだ。 応募総数は三千六百九十八件で、五百三十五種類(表記では四百六十八種類)の中から、記載不備、重複(一人で二通以上の応募)を除き、五点程度の候補に絞り込んでいく。なお、報告は第八回会合の予定。

 また、新市のまちづくり計画に関するアンケート結果を「住民アンケート特集号」にまとめた。これは、無作為抽出した一万人(安土町二千五百人、五個荘町二千五百人、能登川町五千人)から得たデーターで、回答率は四六・五%。同時に中学生アンケートも実施し、九五・一%の回答を得た。

 質問は、町の環境や行政サービス等の満足度と今後必要な事業の優先度で、各町別に不満度上位三項目を見ると、安土町の一位が「バス等の公共交通の利便性」、二位が「医療施設、救急体制の現状」、三位が「雇用機会の創出」となっている。五個荘町では順に「スポーツ施設の現状」「鉄道等の公共交通の利便性」「雇用機会の創出」。能登川町では「バス等の公共交通の利便性」「雇用機会の創出」「生活道路の整備状況」となった。

 これに対して、優先度の高い上位三項目は、安土町が「医療施設、救急体制の充実」「バス等の公共交通の利便性」「福祉施設、介護体制の充実」。五個荘町が「医療施設、救急体制の充実」「福祉施設、介護体制の充実」「リサイクルの取り組み」。能登川町が「医療施設、救急体制の充実」「生活道路の整備促進」「福祉施設、介護体制の充実」となり、三町ともに医療体制と福祉・介護の体制強化が求められている。

 このほか、町の特色や地域への定住意向が問われ、五八・五%の住民が「地域内に住み続けたい」と回答。新市の将来像を「安全でゆとりのあるまち」「歴史・文化のかおり高いまち」とし、特に二十〜四十歳代では「快適で利便性の高いまち」をあげた。

 これらの意見、要望は、新市まちづくり計画の基礎として活用される。A4版カラー刷り。一万五千部作成。問い合わせは合併協議会事務局(0748―45―5577)、E-mail gappei@agn-city.net http://www.agn-city.net


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水源保護地域を指定

中村市長が保護審議会に諮問

浄水地隣接5町の田や宅地など135ヘクタール
=命にかかわる水源の汚染行為を禁止=

小林会長に諮問書を手渡す中村市長
(湖東・八日市市)
 八日市市は、市民に安全な水を供給する水道源水を守る「水道水源保護に関する条例」を今年三月に制定した。保護地域の指定については、土地所有者の権利にかかわることから、条例に基づき設置された水道水源保護審議会に対し十三日、中村功一市長は、地域指定についての諮問を行った。

 開発行為などが禁止される地域は、浄水場のある五智町だけでなく、隣接する岡田町や寺町、中小路町、林田町の田や山林、宅地など百三十五・八十ヘクタールに及ぶ。市が示した指定保護地域に関しては、九月中に二十日間の縦覧期間を設けて、市民から出された意見を参考に審議会は、検討結果を市長に答申することにしている。

 水道水の約七割(残り県水)を地下水に頼る八日市市は、市民に安全で良質な水を供給するため、水質汚濁の防止と水量の確保に努めてきたが、水源地となる同市五智町の浄水場近くでの開発許可申請(砂利採集)が引き金となり、水源保護地域内での禁止行為を盛り込んだ条例制定に踏み切った。

 市民の生命と健康を守ることを目的とした条例は、市長が指定した水源保護地域での水質や水位、水量、取水量などに悪影響を及ぼす行為を原則禁止としている。しかし地域指定については、地権に関する問題として地元理解に向け協議を続けていた。

 条例では、地域内での対象行為に関しては許可申請手続きを行うものとし、違反者に対しては指導を強化する一方、停止命令や措置命令ほか原状回復を義務付け、勧告に従わなかった場合は、違反事実と名前を公表するとしている。

 違反行為に関しては、事業者に資料提出を求め、悪質と判断した場合は立入検査を行い、水道水源に及ぼす影響など事実関係を調査できるとした。設置された水道水源保護審査会(委員七人)で検討し、申請受理から九十日以内に認可への判断が下される。審査会メンバーは次のみなさん。

 【会長】小林圭介(永源寺町教育長)【副会長】三野徹(京大大学院教授)【委員】喜多良道(酒造会社社長)小森章次(元土地改良区役員)西田咲子(地域婦人団体連合会)西村治(遊林会)吉田富美子(消費者問題研究会)。ちなみに申請手続きが必要な行為は次の通り。

 ▽ 地面から深さ二メートル以上の掘削、面積百平方メートル以上
 ▽ 掘り起こした土砂と従来の土砂との相違
 ▽ 埋立、盛土、たい積が現状地盤から一メートル以上
 ▽ 吐出口の断面積が十九・六平方センチメートル以上の揚水機使用、日量百立方メートル以上の取水
 ▽ 一定量を超える廃棄物、農薬、廃油の野外保管や処理ほか処分場の設置
 ▽ 一定量を超える廃自動車、廃農機具などの野外での保管、放置


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ボランティア180人がサポート

サマースクールで楽しい夏休み

=八日市市 障害児のびのびと=

ミニオリンピックを楽しむ参加者
(湖東・八日市市)
 八日市市が夏休み中の障害児サマーホリデー事業として毎年開催しているサマースクールが今年も実施され、たくさんのボランティアに支えられながら、障害をもつ子どもたちが、元気いっぱい、楽しい夏休みを過ごしている。

 市内の小中学校障害児学級や県立八日市養護学校に通う子どもたちに、夏休み期間中も規則正しい生活を続け、夏休みを有意義なものにしてもらおうと開かれているもので、夏休みの約半分にあたる二十日間開かれている。

 主に滋賀文化短大と県立八日市養護学校で活動しているほか、布施公園でスタンプラリーやデイキャンプなどにも取り組み、先日は、ミニオリンピックなどで楽しいひとときを過ごした。

 サマースクール実施にあたっては、ボランティアのサポートが大きな力となっている。今年も、滋賀文化短大で児童福祉を専攻する学生をリーダーに、私立滋賀学園高校福祉コースの生徒らが、サマーホリデーでの活動を通じて、逆に、障害者福祉の経験や知識・理解を深めさせてもらっており、このほかにも、民生児童委員、養護学校や幼稚園教諭、保護者ら、全部で約百八十人がボランティアに登録して、児童たちの活動をサポートしている。 


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日野町で郡人権教育研究大会

=参加者約700人が人権意識高める=

河野さんの話しに聞き入る参加者(わたむきホール虹)
(湖東・日野町)
 蒲生郡人権教育研究大会がこのほど、日野町のわたむきホール虹で開かれ、郡内の人権推進委員や教育関係者、自治会役員ら約七百人が参加した。

 すべての人が生きていてよかったと思える潤いある社会構築のため、一人一人が人権について理解を深め、差別や偏見を持つことなく、人権を尊重する態度と行動を人権教育を通して身に付けようと、会場を毎年順繰りに設定し開催している。昭和四十四年から始まった同大会も、今回で三十四回目を迎えた。

 午後一時二十分からの開会行事の後、実践報告として、各町代表者が部落差別や男女共同参画社会に向けた取り組みなどの体験発表を行った。蒲生町からは、蒲生西小学校の青山喜博教諭が、学校での人権教育について触れ、今年度から実施された総合的な学習時間を活用し、「生きる力」に重点を置いた町内小学校の取り組みを紹介した。

 続いて、今年七月十三日に長野県公安委員に就任した河野義行さんが、「疑惑は晴れようとも」と題して、松本サリン事件の被害者でありながら犯人扱いされた体験からマスコミの在り方について講演し、「家族にとって事件は終わっていない」との一言から語り始めた。

 サリンの後遺症に苦しみながらも、警察の家宅捜査や取り調べに応じた河野さんは、「警官に“あんたの疑惑はあんたで晴らすしかない”と言われた。警察もマスコミも市民も、白ということが証明できないなら黒だという推定有罪の社会を作りあげている」と指摘し、マスコミ報道を根底から覆す真実に参加者は耳を傾けた。

 現在の事件報道に関して、「犯人逮捕の瞬間が事件のクライマックスになっている。大切なのは、無罪か有罪か判決が下るときではないか。一日で日本の不特定多数の人が、マスコミ報道で犯人だと思い込み、無実を訴えたくてもできない状況になる。それが、マスコミの一番こわい部分」と強調した。

 犯人でないと分かってから、記者によく“オウムがにくくないか”と質問されたことについて「初動捜査を間違った警察も、誤報でありながら訂正もせず疑惑を引き伸ばす報道を続けたマスコミ、サリンをまいたオウム関係者、家庭崩壊寸前まで追い込まれた家族から見れば同罪」と、河野さん一家が負った心の傷ははかり知れない。

 冤罪を作り出さないために、市民が実践できることとして「誤報や情報操作されているマスコミ情報を一歩引いて、懐疑的に見ることも必要ではないか」と提言した。

 来年の研究大会は、安土町で開かれる予定となっている。


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4〜84歳が同じ舞台で

個人の持ち味光る狂言を披露

=24日 大津市伝統芸能会館で=

熱のこもった稽古を続ける会員ら
(湖西・大津市)
 大津なごみの会(高橋茂道会長)は、大津市園城寺町にある同市伝統芸能会館で二十四日に開催する第四回「狂言と小舞の会」に向け、四歳から八十四歳までの会員が互いに台詞の言い回しや立ち位置など入念に確認しながら、熱のこもった稽古を続けている。

 同会館では、平成九年から夏休み期間中に、大蔵流茂山家の協力を得て狂言塾を開講している。見ているだけではわからない狂言の魅力に触れた塾生たちの「退塾後も稽古を続けたい」との強い思いから、講師の茂山七五三さんが師匠となり、大津なごみの会が四年前に結成された。大津市内の人々を中心に、現在約二十五人が入会し、月三回の稽古で芸に磨きをかけている。

 稽古の集大成とも言える年一度の発表会では、会員全員が能舞台に立つ。若年層が約三分の一を占める同会では、相手の間や呼吸に合わせながら、堂々と自己表現する子どもたちの活躍が目に付く。

 十五年前から狂言を始めた高橋会長は、「狂言には、特定の人物が登場しない。だからこそ、老若男女が年代の壁を越えて同じ舞台で演じることができる。同じ作品でも演じる人よってまったく違う雰囲気になり、個人の持ち味や個性が光る」と狂言の醍醐味を語る。

 発表会当日は、大蔵流狂言師の茂山七五三さんや茂山宗彦さん、茂山逸平さん、松本薫さんも加わり、狂言「萩大名」や「蝸牛」など十七曲目のほか、小舞「海人」と「京童」を披露する。

 入場無料。開催時間は、午前十時半から午後四時頃まで。問い合わせは、同館(電話077−527−5236)へ。


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