滋賀報知新(ニュース)平成14年8月28日(水)第13199号

作文発表、ひとり芝居、演奏から

あらゆる差別をなくそう

=八日市 第24回市民のつどい=

作文発表などが行われた「差別のない明るい町づくり第24回市民のつどい」
(湖東・八日市市)
 八日市市の「差別のない明るい町づくり第二十四回市民のつどい」(同実行委主催)が二十四日県立八日市文化芸術会館で開かれ、参加した約六百人の市民は、人権作文発表、啓発演劇などを通じて、一人ひとりの人権が尊ばれるあらゆる差別を許さない明るい社会の実現へ、願いを一つにした。

 オープニングでは、県立八日市南高校の生徒たちが韓国・朝鮮の代表的な民族衣装チマチョゴリ姿で琴の演奏、同校THTクラブ(明日への人権を考える会)のメンバーによる「イムジン河」の合唱が行われたほか、小西寿山・さわやか音楽倶楽部による「津軽じょんがら節連弾」が参加者の心に響いた。

 人権作文発表では、昨年度の市同推協と市教委が募集した「人権意識を高める作品」の優秀作品発表が行われ、藤川侑未さん(小学生の部)「人権を考えさせられた五年間」、塚本華奈さん(中学生の部)「人権について」のそれぞれの作文を読み上げ、自分が経験したいじめや障害者問題などを通して人権の大切さを訴えた。

 啓発演劇「花火」では、梶本由紀さんが部落差別、外国人差別などをエピソードに織り交ぜたひとり芝居を熱演、観客に共感と感動を与えた。


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9月1日の防災の日を前に

蒲生町長峰地区 大規模な訓練を実施

=人命救助や炊き出しなど=

閉じ込められた人を助けるため車両を切断する救助隊員ら
(湖東・蒲生町)
 蒲生町はこのほど、九月一日の防災の日を前に、地震災害発生時の被災対策と住民の防火意識を高めようと、防災訓練を蒲生北小学校で実施し、住民や同町消防団、役場職員など約七百五十人が参加した。昨年までは、各自警団ごとに三カ所に分けて訓練を行っていたが、七回目を迎える今回は、人口約六千人の長峰地区(福地泰幸区自治連合会長)のみを対象に大規模な訓練を繰り広げた。

 近畿地方北東部でマグニチュード七・二の地震が発生し、同町で震度六を記録したとの想定で午前五時五十分から始まった訓練では、すぐに災害対策本部が設置され、住民への非難勧告とともに、日野消防署、同町消防団および職員に緊急出動命令が下った。

 長峰区民は、防災無線を持参し、第一次非難場所に集合、自転車や役場福祉バスなどで第二次非難場所の蒲生北小へと向かった。ベビーカーを引いた母親や手をつなぐ親子、非難道具をかばんに詰め込んだ人など、約三百六十八人の住民が五つの地区別に順次、避難場所へ到着した。

 グラウンドでは、医療救護班が応急救護所を設け、多数の負傷者を合理的に処置するため、負傷部位を書き込んだ札「トリアージタッグ」を患者にかけ、重症患者から救急車で病院へ運び、軽症者に関してはその場で応急処置が講じられた。また、ライフラインの遮断で水や食料不足に陥った場合の応急対策として、日赤奉仕団が炊き出しを始めた。

 火災発生については、県消防操法訓練大会に同町代表として出場した第三分団第十班が、無駄のない動きで消防団ポンプ車による消火活動を展開した。

 阪神大震災でも見られた車両に閉じ込められた負傷者の救助を、八日市消防署の救助隊が東近江地域管内で同消防署と近江八幡消防署に配置されている救助工作車を用いて作業にあたった。倒壊した電柱の下敷きとなった車の中から、負傷者を運び出すというもので、工作車に取り付けられたクレーンで電柱を引き上げ、救急隊員が酸素吸入を続ける中、油圧式のレスキューカッターなどで屋根を切断し、車内で閉じ込めらていたダミー人形が約十分で救出された。

住民による消火バケツリレー
 災害対策本部から要請を受けた県防災ヘリが上空から被害状況を視察、震災で道路が寸断されたことから、緊急医療物資を搬送するため北小グラウンドに着陸し、医療救護班に物資を手渡した。

 午前七時五分には、北小職員室の火災が発覚し、三階の校舎内に取り残された職員がいるとの想定で、三十メートル級のはしご車と日野消防署のタンク車が、人命救出と放水活動を行った。

 消防関係者だけでなく、震災時には、人手不足から住民も初期消火活動に加わらなければならない状況になることから、長峰区民はバケツリレーによる消火と本物の消火器を用いた消火の二手に分かれて、日野消防署員の指導のもと消火訓練に取り組んだ。さらに、応急手当の一つである心肺蘇生法の講習が行われ、救命救急士の説明に聞き入っていた。

 このほか、相互応援協定に基づき、八日市市、日野町、永源寺町からも救援物資が搬入された。

 すべての訓練を終了し、午後七時四十五分からの閉会式では、山中壽勇町長が「災害は忘れたころにやってくるというが、最近では忘れる前に次々と予想だにしない災害が発生している。この防災訓練を機に、今一度、防災意識を新たにし、日ごろから災害時に備えてほしい」と呼びかけた。


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地域住民の参加募る

バイオガス学ぶ研究会

=30日 畜産技術振興センターで=

(湖東・日野町)
 菜の花プロジェクトネットワーク(藤井絢子会長)は、バイオマスエネルギーの利用状況や可能性について地域住民とともに学ぶ「第二回バイオエナジー利用研究会」を、三十日に日野町山本にある畜産技術振興センターで開催する。入場無料。

 同ネットワークでは、今年三月に安土町で国を挙げてバイオマスエネルギー利用に取り組むドイツの事例について学ぶ第一回研究会を開催した。

 二回目となる今回のテーマは、「バイオガス利用」。内容は、この三月に完成した畜産技術振興センター内の畜産ふん尿発電プラント視察と、同センター・福井英彦専門員がセンターの取り組みを紹介する。

 また、農林水産省総合食料局・長野麻子企画官が「バイオマス・ニッポン」プロジェクトチームについて報告する。

 さらに、七月十一日に、菜の花の有するバイオマスエネルギーなどに着目し、それらを活用する地域社会の姿を模索、調査を進め政策提言を行うことを目的に、衆参国会議員で設立された「菜の花議員連盟」から筒井信隆衆議院議員が、バイオマスの取り組み事例を発表する。

 定員は六十人。開催時間は、午後一時から。問い合わせは、菜の花プロジェクトネットワーク(電話46―4551、ファックス46―4550、ホームページhttp://www.nanohana.gr.jp)へ。


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県議会農政担当議員ら

果樹園主の生の声に耳傾ける

=竜王町のアグリパーク竜王を視察=

谷村さんから害虫予防策について説明を受ける委員ら
(湖東・竜王町)
 滋賀県議会琵琶湖環境農政水産常任委員会(芥川正次委員長、十人)が、県内の行政調査のため竜王町山之上にあるアグリパーク竜王をこのほど訪れた。

 午後一時からの視察では、まず、農村環境改善センター内の会議室で、町の概要や果樹園芸生産団地の形成と農業観光資源を生かした農業公園を目指すアグリパーク竜王構想、県が推進する環境こだわり農産物の認証取得状況について、町職員と東近江地域振興局農業振興課職員がそれぞれ説明した。

 委員らは、地元で収穫された小麦で作られたパンとしぼりたての桃ジュースを味わいながら、第三セクターとしてのアグリパーク竜王の売り上げや施設の出資状況など熱心に質問していた。

 パーク内を見学した後、実際に生産に携わっている人の生の声を聞こうと、同町山之上生産組合ブドウ部会に属している高野ぶどう園(高野寛次代表)と、同モモ部会の谷村農園(谷村喜一代表)の二カ所を訪れた。

 高野ぶどう園では、雨に弱く病気にかかりやすいブドウを守るためビニールをかぶせる栽培方法やジベレリン処理による無核果生産、環境こだわり農産物認定を受け減農薬に取り組んでいる。

 また、県内で同町のみ実施している性フェロモン剤による殺虫剤使用の削減について、谷村農園で委員らは説明を受けた。この性フェロモン剤は、オスをひきつける特異的作用があり、メスにたどり着けず交尾を連続的に阻害することで害虫の発生を抑制するもの。栽培面積十アールに対して、約百八十本を木に巻きつける。モモの環境こだわり農産物の認証基準において、化学合成農薬で十一成分以下と規定されているが、谷村農園では七成分に抑え効果を上げている。谷村さん(76)は「農薬散布の手間が省けて、しかも安心安全な商品を生産できるが、性フェロモン剤は高く、県で助成制度を整えてほしい」と要望した。

 視察を終えて、芥川委員長は「机上での想像をはるかに越え、地域間競争が激化する現代において、生き残るために町をあげて農業に取り組む熱意を肌で感じることができた。二十一世紀は環境と農の時代と言われているが、食の安全性を確保することが最重要課題となっている。ハード、ソフト両面から、こういった農家のがんばりを支援できるように県政で議論を深めたい」と話していた。


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発祥の地は八日市

滋賀の郷土芸能「江州音頭」

子ども自慢や踊りコンテストも
=フェスタinしがの出場者を募集=

(全 県)
 滋賀県江州音頭普及会は、十月十三日に「江州音頭フェスタinしが2002」を栗東芸術文化会館きらら大ホールで開催する。滋賀を代表する伝統芸能「江州音頭」を郷土文化として継承・発展させることを目的に開かれ、その出演者を募集している。

 午前十時半からの大ホールでは、座敷音頭や子供のど自慢・踊り自慢、江州音頭コンテスト(踊り自慢・衣装自慢)、総踊りなどが繰り広げられる。入場無料だが、江州音頭コンテスト出場者と総踊りでの音頭取りは、一グループ(一ステージ)一万円の出演料が必要。

 子供のど自慢・踊り自慢へは、子供会や学校の仲間らがチームを作って団体出演(保護者同伴)してもらうほか、コンテストでは江州音頭大好きグループがアイデアいっぱいの踊りと衣装(仮装含む)を競う。このほか、自慢のノドで観衆を魅了する総踊りの音頭取りも募集している。

 出場希望者は、応募用紙に必要事項を記入し、九月十日までに〒520―8577大津市京町四―一―一、県庁商工観光政策課内フェスタ実行委事務局(TEL077―528―3741)へ送付する。

 江州音頭が大成したのは明治の初め。もともと奈良、平安時代に山伏や修験者が神仏に捧げた祭文(さいもん)が源流といわれ、それが室町から江戸時代にかけて祭文語りとして芸人たちの間に広まった。伝承物語や国の事情を織り混ぜた祭文語りは、娯楽や情報の少ない村々でもてはやされるようになっていく。

 祭文語りの名人・桜川雛山に弟子入りした八日市の西沢寅吉が明治初年、豊郷の千樹寺観音堂の再建法要に招かれ音頭を披露し踊り明かしたといわれている。
この評判は美濃や伊勢などに広がり、この音頭が江州音頭として定着していった。

 寅吉は、やがて初代桜川大龍と名乗り、その協力者・八日市の奥村久左衛門(初代真鍮家好文)によって発展し、お盆の定例行事として全国に知られるようになった。江州音頭には、踊り場の中央にヤグラを組み、その上で音頭取りが金杖を鳴らし太鼓、三味線などを伴奏に唄う「屋台音頭」と、室内で夏に限らず年中行われる浪曲風の「座敷音頭」がある。


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