滋賀報知新(ニュース)平成14年9月11日(水)第13215号

一般会計 実質収支 4億7千7百万円

八日市市 平成13年度決算

IT関連企業の業績好調を反映
=経費節減効果も加わり投資拡大=

(湖東・八日市市)
 八日市市の平成十三年度一般会計における決算額(実質収支)は、四億七千七百万円を示し、IT関連企業の業績好調を受け、法人市民税が大幅な増収となったことから好決算となった。

 歳入総額百五十五億三千六百万円(対前年度比二・三%増)に対し、歳出総額百五十億二千二百万円(同三・○%増)で、差引額は五億一千四百万円。このうち三千七百万円は翌年度に繰り越すべき財源で、実質収支額(純繰越額)は四億七千七百万円を示している。

 歳入は、IT関連企業の業績好調で法人市民税の四億一千万円(二一・六%増)に加え、固定資産税も一億四千五百万円(四・○%増)と、前年に比べ大幅増収となったことから、市税全体を五億六千万円押し上げている。

 恒久減税を補てんする地方特例交付金は五千百万円(一七・○%)増加した反面、利子割交付金二千万円(九・四%)ほか、法人市民税の増収に伴い地方交付税は七億五千五百万円(五三・一%)の大幅減となった。

 特定財源では、道路・街路整備(一億一千九百万円増)や児童手当費負担金(三千三百万円増)など、国庫支出金全体で二億百万円(一九・九%)の増加を示している。

 市債については、道路事業費増や臨時財政対策債の創設により四億三千三百万円増加している。繰入金では、減債基金の一億一千八百万円減を含む全体で二億二千五百万円の減少となった。

 人件費(二億四千万円)と扶助費(八千七百万円)が増えたものの、公債費(一億四千七百万円)が減少したことで、義務的経費全体では一億七千九百万円(二・八%)の増加となった。補助費(九千二百万円増)などで一般行政経費全体も一億八百万円(三・二%)増えている。

 収入の伸びと経費節減で将来への投資は、河辺いきものの森や布引公園の整備事業で五千四百万円減少した反面、街路・道路整備や小学校大規模改修などの市単独事業が四億五千四百万円(二八・七%)増加するなど、将来に結び付く投資的経費全体では三億二千百万円(一二・九%)の増加をみている。

 十三年度は好決算となったものの次年度は、IT関連企業の業績不振などから法人市民税のうち、予定納税分の五億三千六百万円と更正申告による四千三百万円の還付(計五億八千万円)がのしかかり、財政を圧迫するものとみられる。

 今後の見通しについて、市財政課は「景気の低迷で税収が減少する一方、公債費など経常経費の増加が見込まれ、新たな建設事業の着手など、柔軟な市政運営が困難になる」と話している。

 会計決算は、十日開会の九月定例議会に提案されたが、議会内に決算特別委員会を設置し、十二月議会まで継続審議される。十三年度に取り組んだ主な事業は次の通り。

 総合交通ネットワークシステム策定(四百万円)▽新エネルギー推進(千六百万円)▽バリアフリーまちづくり(百二十万円)▽グループホーム整備補助(千二百万円)▽少子化対策(二千四百万円)▽野口会館改築(一億三千五百万円)▽神田土地改良(一億八千二百万円)▽道路整備(四億四千八百万円)▽街路整備(八億七千百万円)▽河辺いきものの森整備(一億四千百万円)▽布引運動公園整備(五千九百万円)▽平田駅前住宅建替(七千三百万円)▽小学校施設整備(九千八百万円)など


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災害は忘れたころにやってくる

経験と防災知識で備え万全に

=八日市市総合訓練 住民ら800人参加=

バケツリレーで初期消火訓練に取り組む住民
(湖東・八日市市)
 いつ、どんな規模で発生するかわからない災害に備え、八日市市の防災総合訓練が八日に南部地区避難所に指定されている市立聖徳中学校で開かれ、住民や消防団など約八百人が参加して実践さながらの訓練に取り組んだ。

 午前六時半、百済寺断層を震源とするマグニチュード7・2の直下型地震が発生し、震度6を記録した八日市市では道路の亀裂、家屋倒壊、ライフラインの機能停止、火災発生などにより多数の負傷者が出ていることが非常召集された市職員や消防団員の状況把握活動によって判明、ただちに災害対策本部から市民に避難勧告が出された。

 住民らは地区ごとに決められた地域の公園など一時避難所に非常持ち出し袋を背負い集合、市職員や消防団員の誘導で聖徳中学に向かった。

 中学校グラウンドでは、消防署・消防団・による救出救助・火災防御訓練をはじめ、医師会による応急救護訓練、日赤奉仕団・社協・ガス協会による炊き出し訓練、水道課による給水訓練、災害相互応援協定を結ぶ日野町からの緊急物資輸送訓練などとともに、住民によるバケツリレー・消火器訓練などが行われ、参加者は真剣な表情で取り組んでいた。

 また、災害伝言ダイヤル(NTT)、高所作業車乗車(消防署・関西電力)、地震体験車(消防署)、煙コーナー(消防団)などの体験や、応急手当や負傷者の救護法などの講習会(消防署)、防火啓発看板展示(消防団)なども行われ、災害発生時の対応や復旧活動などについて知識を深めた。

 訓練は約三時間で終了。訓練を振り返り中村功一市長は、「多くの災害では、地域の人々の支え合いで多くの人命が救われている。家庭、地域、まち全体での平素の訓練が大切。きょうの訓練の経験をいざとい時に役立てられるよう、いっそうの防災意識の高揚を」と、訓練の大切さを改めて強調。志井弘市議会議長も、「備えを忘れずに」と普段の心がけについて念を押した。

 最後に、久田弥寿男八日市消防署長が総評として、「みなさんが真剣に取り組んで成果があった。頭の中でわかっていてもうまくできなかったことなど、訓練進行での不備や失敗をもう一度整理して実施に役立てて下さい。これからは台風のシーズンになりますので、家庭や地域での備えを」と、今回の訓練を評価し、災害への注意を促した。


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学校週五日制で連携より密に

能登川町PTA大会

=活動報告で情報交換=

幼・小・中学校の保護者らが集まった「能登川町PTA大会」
(湖東・能登川町)
 東西南北の各小学校と幼稚園、中学校の保護者らが一堂に会する「能登川町PTA大会」が能登川町やわらぎホールで開かれ、挨拶運動や完全学校週五日制による地域交流学習など、各PTAの活動報告が行われた。

 学校週五日制の実施に伴い、子どもたちが家庭や地域において学びとる体験的学習の機会が増えた。さまざまな体験・交流は人間形成において重要であり、希薄化しつつある「命の尊さ」や「自分で考え、生きる力」を育む社会づくりが求められている。

 同大会では、我々大人たちはどうあるべきか、家庭、学校、地域それぞれの役割発揮と各PTAの連携が必要として、町内の幼・小・中学校それぞれのPTAが活動報告と情報交換をおこなった。

 活動紹介では、第一幼稚園の「子どもたちの育ちをささえて」、第二幼稚園の「輝け!みんなの笑顔」が行われ、アイデアいっぱいに盛り込んだ諸活動や保護者同士のコミュニケーションづくりを行っている。続いて、各四小学校の取り組み発表が展開され、パワーポイント(パソコン)によるプロジェクター投影で説明した。

 まず、東小学校では「家族そろって◯◯を 地域みんなで◯◯を」運動を続け、挨拶を基本にラジオ体操や夜回りなどで交流を深めている。これは、温もりある関わりを見つけると共に、地域ぐるみの子育が広がることを目指している。

 南小学校では、学校週五日制に対応して「南小PTAオープン教室」を開講し、自然体験やワーク、科学などのテーマに沿って地域の各専門家に依頼。前回の第二回教室ではペンキ塗りを体験し、作業の大変さと物を大切にする心、また完成後の喜びを味わった。

 このあと、住岡英毅・滋賀大学副学長による講演「チームで育てよう、子どもの生きる力」に耳を傾けた。住岡副学長は、広島大学助手を経て昭和四十九年から滋賀大学教授として登壇。教育社会学、生涯学習論を専門に、著書「生涯教育の人間関係」「生涯学習社会」などがある。


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おいしい料理で長生きを!!

一流シェフが西洋料理振る舞う

「飛ぶほどおいしい」
=71〜99歳のお年寄りが舌鼓=

「おいしいですか」とのシェフの質問に満面の笑みで答える入荘者
(湖東・日野町)
 (社)県司厨士協会(久保田博理事長)がこのほど、敬老の日を前に、日野町松尾にある(社)特別養護老人ホーム白寿荘を訪れ、七十一〜九十九歳までの入荘者約五十人と職員二十九人に西洋料理のフルコースを振る舞った。

 VIPを迎えるときに料理を任される一流シェフ“司厨士(しちゅうし)”で構成する同協会は、西洋料理の普及や調理技術の向上を目的に設立された。個々の持つ高い能力をボランティア活動に生かそうと、老人ホームと養護施設を中心に料理提供サービスを昭和五十七年から実施している。

 県健康福祉部の推薦により初めて訪問が決まった白寿荘では、口紅を塗ったり洋服を着たおしゃれなお年寄りが、テーブルクロスや花で彩られた食堂に集まり、フォークやナイフ、陶器の真っ白な皿など、いつもとは違う雰囲気に少し緊張した面持ちだった。

 白寿荘を代表して、落合茂荘長が「なかなか口にすることのできない料理なので、じっくり味わってほしい。食べることは毎日の楽しみであり、食べる喜びを感じてもらいたい」とあいさつした。続いて、協会側から、久保田理事長が「ホテルで食べる雰囲気と心のこもった料理を味わい、おいしい料理で長生きしてほしい」と激励し、瀬戸勇事業部長がメニュー説明を行った。

 当日のメニューは、今が旬のカボチャのスープ(大津プリンスホテル担当)からは始まり、メインディッシュは舌平目巻物・小エビ近江米リゾット添えと海の幸のムース・近江米リゾット添えの二種類(琵琶湖ホテル担当)、初秋のサラダ司厨士風(ホテルラフォーレ琵琶湖担当)のあとは、ババロアとフルーツの出会い(ロイヤルオークホテルシガと甲賀カントリー倶楽部担当)、このほかパンやおかゆ(ホテルニューオウミ担当)、オレンジジュース(大和リゾートコムウッドゴルフ)などで、ペースト食ときざみ食、普通食の三種類が用意された。

 県内十一カ所から集まった二十人の司厨士が、それぞれ事前に下ごしらえし保冷庫で持参したものを調理室で手を加え、見た目も鮮やかな料理を作り上げた。お年寄りの食べるスピードに合わせて、シェフ自ら次々と料理を運び、食べやすいようにナイフで細かく切ったり、スプーンで食べさせてあげたりと、行き届いたサービスに会場は温かい雰囲気に包まれた。

 今月二十四日に九十九歳となり、白寿を迎える奥村弥一郎さんは、ワイシャツにネクタイ、ベストと正装してテーブルにつき「初めてのものばかり。おいしい。ありがとう」と、すべての料理を残さず平らげた。また、八十四歳の女性は「こんなの食べたことがない。飛ぶほどおいしい」と涙ぐみ、シェフから「よく食べたね。おいしかった?」と聞かれると満面の笑みで答えていた。

 「おいしいからたくさん食べてね」など常に声をかけていたシェフは、「料理を出すと順番にしかも確実に食べてくれていて、気持ちが伝わってきた。母親が寝たきりなので、お年寄りの笑顔を見るととてもうれしくなった」と話していた。 


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障害の有無にかかわらず

一緒に写真撮りませんか?

障害のある子どもたちと交流する会
=参加募る=

(湖西・大津市)
 障害のある子どもたちと交流する会(chilcap)は、大津市柳が崎にあるびわ湖大津館で開くワークショップ「使い捨てカメラを使って写真集をつくろう!」(全三回)への参加者とボランティアスタッフを募集している。

  対象者は、小学四〜六年生と中学生で、同じ年頃の子どもと接する機会や自己表現する場が少ない障害を持つ子どもたちへの理解を深めてもらうことを目的としている。

  成安造形大学デザイン科写真クラスの学生と大津市障害児サマースクールの保護者が昨年立ち上げた同会は、写真を媒体に、これまでに障害児が見せる一瞬の表情を捉えた写真展を三回開催してきた。
 今回は、障害のあるなしに関わらずグループを組み、写真について学び交流を深め、出来上がった写真を十一月五日に同館で行う展示会で発表する。

 具体的には、第一回(十月五日)が、「写真を読もう!」と「さつえい会1」、続く第二回(同十二日)が、「撮った写真を語ろう!」と「さついえ会2」、最終日の第三回(同十九日)は、「オリジナル写真集をつくろう!」と「写真を語ろう!」で、現像した写真の中からお気に入りを選び自分だけの写真集を作る。

 参加費は、四千五百円(カメラ代、現像代、写真集材料費、昼食代、保険料含む)。定員は三十人(先着順)。参加希望者は、住所、氏名、年齢(学年)、電話番号を記入し、ファックスまたはEメールで申し込む。障害者は、障害に関する注意事項を書き添える。応募締め切りは、二十日(必着)。

 申し込みおよび問い合わせは、障害のある子どもたちと交流する会・中西さん(電話090―7100―9855、FAX075―221―2797、Eメールchilcap@seian.ac.jp)へ。 


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