滋賀報知新(ニュース)平成14年9月19日(木)第13224号

徳州会へ業務提携打診

新築移転工事進める生田病院

医師の派遣事業などソフト面
=地域拠点病院として技術充実 =

生田病院の新築病棟完成予想図
(湖南・甲西町)
 甲西町中央二丁目の生田病院は、来年九月の開院を目指して同町菩提寺で新病棟の移転工事を進める一方、全国組織を持つ特定医療法人徳州会との業務提携を模索している。

 徳州会は湖国進出の第一弾として、草津市東矢倉町に(仮称)近江草津病院を来秋開院する予定で、これを迎え撃つ湖南地域の病院では増床、改築が相次いでいる。徳州会との連携に動き出した生田病院に迫った。

 徳州会の理事長、徳田虎雄氏から生田病院へ業務提携の話しが持ちかけられたのは、同会が草津、彦根の両市に進出を検討していた平成九年ごろ。ちょうど同じ時期、甲西町と石部町の住民が、徳州会の誘致を求める署名運動を繰り広げていたことも伏線にあった。

 結論的には、生田病院はこの時点の交渉に対して、時期尚早として見送っている。当時のことについて生田邦夫院長は、「うちは介護保険を絡めないと経営的に難しい小さな病院で、地域に密着して、できるところからやっていこうということだった。徳州会は全国区で、医療だけでやっていける。狙いも違うし、規模も違った」と振り返る。

 再び昨年から浮上した業務提携交渉は、生田病院側から打診したもので、競争激化が予想される湖南医療圏で先手を打ったものだ。前掲の生田院長は、「今回の病院建設は全くの単独事業だが、徳州会に協力してもらえればありがたい。具体的には医師派遣を提案したい。合意に達するかどうかは分からないが、まだ時間が必要だ」と話している。

 新築移転される生田病院は、敷地面積一万二千七百平方メートルで、建物面積は一万千六百平方メートル、鉄筋コンクリート造り地下一階、地上六階建て。ベット数は、介護保険関連で老人医療に対応することから、百九十九床(現在八十四床)へと大幅に増やした。

 診療科については、既に設置している内科、外科、小児科、整形外科、呼吸器科、循環器科の六科目のほか、▽リハビリテーション科▽放射線科▽胃腸科▽耳鼻咽喉科▽眼科▽泌尿器科を加えた計十二科目に充実させるとしている。


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トイレマナー守ってね

石部小で珍アイデア

=尿飛び散り防止に効果? =

マスコットキャラクター
(湖南・石部町)
 石部町教育委員会は、男子児童にトイレ使用時のマナーを身につけてもらおうと、町立石部小学校(遠藤修校長、児童三百六十九人)のトイレ大規模改造に伴って、全国的に珍しい工夫を凝らした。

 このアイデアは、便器内に焼きつけたマスコットキャラクターに目掛けて用をたしてもらい、汚れと臭いの原因になる尿を散らすのを防ごうとするもの。フランスの空港では実用化されており、使用者のマナーが向上し、清掃費用が大幅に減少したという。

 マスコットキャラクターは、フランスの場合は「ハエ」だったが、トイレに親しみを持ってもらおうと、町教委職員が便器をモチーフにしたかわいらしいキャラクターを考え、東陶機器に特注した。

 藤川貞子教頭は、「マスコットキャラクターの効果はまだ分からないが、トイレに親しみをもって使い、掃除も積極的にしている。暗い、汚い、臭い、恐いのイメージがなくなれば」と、期待している。


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アフガンの子どもらに光を!

28日、大津で支援コンサート

=講演や仲間の楽しい演奏=

山田能裕さんが撮影した現地の子どもたち
(湖西・大津市)
 昨年の米国同時テロ以来深刻な状況が注目されているアフガン。そんな混乱の陰で苦しむ子どもたちに希望の光を当てようと、支援チャリティーコンサート(知的障害者授産施設・瑞穂などの主催)が、ニ十八日午後一時から大津市民会館で開かれる。

 コンサートでは、世界宗教者平和会議難民委員会委員長を務め、アフガニスタン情勢に詳しい山田能裕さん(瑞応院住職、比叡山行院長)が、「難民救援のあり方」をテーマに講演する。

 アフガンからパキスタンにまたがる仏教発展の地・ガンダーラへの思いから、カメラ片手に現地に幾度となく足を踏み入れた。講演では現地の情勢を報告、学校の授業風景などの写真パネル三十枚も展示し、平和の意味を考える。

 また、演奏会では、クラリネット奏者の若代孝三さん、トランペット奏者の寺島保行さんのステージのほか、迫力満点の膳所石鹿太鼓遊友会、県芸術祭賞を受賞した実力派バンド・ホットライン、市民でつくる大津シンフォニックバンドが出演。さらに、仲間でつくるガラクタ楽団が、心温まる演奏、合唱でステージを沸かせる。

 コンサート実行委員長を務める山田さんは、「アフガンの混乱は二十三年前の旧ソ連侵攻、内戦にさかのぼる。米ソ対立時代はヨーロッパ諸国が難民救援をしていたが、今ではそれもない。アフガンは仏教発展の地で日本文化のルーツ。難民問題を考えることは、平和の原点を考えることであり、日本の国自身を知ることだ」と話している。

 入場は大人千円、子どもや障害のある人、六十五歳以上は五百円。問い合わせは実行委員会事務局の知的障害者授産施設「瑞穂」(電話077│525│9520)へ。


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中山道400年記念して

近江と街道考えるシンポ

=10月5日 守山市民ホール=

(湖西・大津市)
 近江歴史回廊推進協議会は10月5日守山市民ホールで、第6回シンポジウム「近江路は歴史とロマンの交差点」を開催する。入場無料。

 滋賀県の歴史の中で、一般にはあまり知られていないものの日本の歴史を左右した出来事、人物など歴史のロマンを感じさせるテーマを取り上げ、様々な角度から深く掘り下げることにより、近江の歴史文化が持つ魅力を広く県内外にPRすることがねらい。

 今回は「近江中山道往来・歴史が踏み積んだ近江の宿場」をテーマに中山道伝馬制度が創設されて400年目にあたる年を記念して「近江中山道」にスポットをあて、中山道が近江の国の発展に果たした意義を再考し、近江の歴史文化資源に触れる機会と情報を提供する。

 午後1時からのテーマ講演では、県立大学長の西川幸治氏を講師に招き「近江の道」について講演する。続いて女流講談師・一流斎春水氏の講談「皇女和宮―中山道にて」が演じられる。

 最後に「絵が語る中山道そのたたずまい」をテーマに西川幸治学長・中山道広重美術館学芸員・菅原真弓氏、日本画家の堤栄氏の三人によるクロストークに耳を傾ける。

 参加申し込みは、チラシの往復はがきを切り取り、郵便番号・住所、名前、年齢、電話番号を記入の上、9月20日までに、〒520―8577大津市京町4―4―4 近江歴史回廊推進協議会事務局へ郵送する。ハガキ1枚で4人まで申し込める。募集定員千人になり次第締め切る。問い合わせは、県庁内の同協議会事務局(電話077―528―4632)へ。


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全国に比べ 高い死亡事故率

県と県警本部が交通安全意識調査

一時停止違反は2・3倍
=シートベルト着用意識低く =

死亡事故が増加傾向にある県内の交通事情(浜大津)
(全 県)
 県と県警本部はこのほど、県内の死亡事故率(一・三七%)が全国平均(〇・八九%)より高いことを受け、効果的な交通安全対策を推進するため死亡事故が高くなっている原因を検証した。

 調査では、類似した交通環境にありながら死亡事故率の低い京都府と県の運転意識を比較分析し、その違いを明らかにした。平成十三年十月から十一月までの間、免許更新する両府県のドライバー三千六十六人を対象に、アンケート調査を実施した。

 それによると、滋賀県は京都府と比べ、▽普段主に運転している車種は、軽自動車が約二倍▽運転頻度、年間走行距離は一・四倍▽過去三年以内の違反のうち、一時停止違反は約二・三倍▽安全確認の欠如・先急ぎの傾向が顕著▽ヒヤリハット体験回数が多い▽シートベルト着用意識が低いなどの問題点が浮き彫りになった。

 今後の交通事故防止対策としては、県外ドライバーや軽四ドライバーも視野に入れ、車両相互の事故抑制に向けた抜本的な対策を構築する必要があると指摘。加えて、無理のない追い越し、交差点での確実な安全確認ができる道路環境の整備、高齢者の事故防止対策の充実、安全教育、啓発、指導取り締りなどの強化が必要としている。


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