滋賀報知新(ニュース)平成14年9月20日(金)第13225号

素朴でぬくもり感じるつぼや皿

あかね窯 村田久寿作品展

=22日まで 八日市まちかど情報館=

花や料理を引き立たせる作品が並ぶ会場
(湖東・八日市市)
 八日市駅前の本町商店街内にある八日市まちかど情報館で、サロン・ド・まちかど「あかね窯 村田久寿作 作品展」が開かれている。二十二日まで。

 蒲生町石塔にあかね窯を構えて創作活動を続けている陶芸家、村田久寿(本名・寿三郎)さんの作品を展示即売している。

 今回の作品展には、つぼや皿など約八十点を出品。落ち着いた深みのある色合いと、鑑賞用の美術・装飾品としてだけでなく、そこに生けられた花や盛り付けられた料理の美しさや食欲をいっそう引き立てる、より実用的な作品が並ぶ。

 見た目の素朴で自然な味わいと、手にとった時のやさしくぬくもりのある感触が、使う人の心を和ませてくれるようで、すでに「売約済み」の紙が張られている作品も多い。

 八日市まちかど情報館は入場無料。月曜日休館。開館時間は午前十時から午後六時まで。


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日本の原風景とそこに生きる人々

渡辺うめ人形展 あぜみちの詩

=29日まで 愛知川町びんてまりの館=

見学者を懐かしい気持ちにさせる作品展
(湖東・愛知川町)
 老いも若きも日本人の心の中にある原風景、昭和二十―三十年代の農村に生きる人々や生活を題材に、九十五歳の今も創作に励む人形作家、渡辺うめさんの作品を紹介する「あぜみちの詩」が、愛知川町びんてまりの館で開かれている。二十九日まで。

 兵庫県立但馬全天候運動場交流会館(八鹿町)、渡辺うめ人形友の会の協力で、同町所蔵の作品の中から三十点を県下ではじめて紹介する。また、写真パネルや渡辺さんの人形づくり作業を紹介するビデオも上映し、その魅力に迫る。

 青森県に生まれ、東京で看護婦をしていた若いころに独学で人形づくりをはじめ、戦争末期の昭和十九年に夫の故郷である八鹿町に移った。作品はそのころの農家での経験や記憶をもとに作られ、仕事に精を出す男たち、家事・子育て・農作業に励む女たち、元気いっぱいの子供たちなど、喜怒哀楽、表情たっぷりに表現され、使われていた道具や衣類なども細かな部分まで当時のままに再現されている。

 二十年前の夫の死をきっかけに農民人形づくりを始める。生まれ故郷の青森や東京をはじめ全国各地はもちろん、米国でも作品展が開かれるなど、多くのファンをもつ。

 会場には連日多くの見学者が訪れ、おじいちゃんやおばあちゃんが孫に当時の話をしながら、懐かしそうに作品をじっくりと見つめるほほ笑ましい姿も見られる。

 同館では、「私たちの命を支えてくれているものについて考えていただければ」と、来館を呼びかけている。入館無料。月・火曜日休館。


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合併白紙の請願 不採択!

日野町議会、合併問題特別委

請願支持2人 不支持5人
=20日の本会議で決定へ=

(湖東・日野町)
 日野町議会の合併問題特別委員会(西澤宏委員長、十人)が十七日に開かれ、先月二十八日に住み良いふるさと日野をめざす町民の会が提出した請願について審議され、採決が行われた結果、不採択となった。

 “合併問題を一旦白紙に戻し、町民の間で議論を深め、町民の総意で決めること”を求める請願についての審議で、まず、對中芳喜議員が「どのようなまちづくりをしていくか方向が定まらないうちに、枠組みの外堀だけが埋まっている。これまで四回の協議会を見ると、基本事項が先決され、是非を含めた協議をする保障はなくつぶされてきている。三月に行った議決の主旨とは異なり、間違った方向ならば離脱すべきだと思い請願に賛同した。地方自治は一人ひとりが作り上げるべきもの」と請願を支持する立場を明確にした。また、西河滝三副委員長も「住民の署名を付けて請願が出されることは、説明会で住民理解が得られていない証拠で、住民の立場に立って判断しなければならない」と同様に採択を求めた。

 これに対し、荒川武雄副議長と榎章一、小澤重男、徳井誠一、奥村嘉三の四議員は、現段階で協議会から離れることは、日野町が合併しないことを内外に宣言することであり、合併が必要になったときに対等な立場で加われない。合併を選択肢の一つで、白紙に戻すことはその選択肢の幅を狭めると異口同音の発言で、日野町単独で決定することはできず相手あっての合併であることから離脱への反対を表明した。

 採択を求める西河副委員長が「代議員制である議会で決めたことに対して、町民の住民運動が起こり署名が集まったことは、代議員制が完全に機能していないということだ。住民投票条例を作ったり、アンケートを実施することで、住民意思は確認できるので、そういった中で進めていくべきだ」と主張すると、奥村議員は「住民投票してマルかバツで決められれば一番楽。しかし、住民に合併のメリットやデメリット、町財政状況を充分知らせた上で投票するならいいが、今の状況では大変な間違いが起こるのではないか。合併の是非は、議会制民主主義に沿って、町民の声を聞き、議員が判断していく」と決定の手順をしっかりと踏み歩いていくことを強調した。

 對中議員の「認識の違いはあるが、合併すれば悪くなることははっきりしている」との発言に対し、小澤議員が「絶対あかんものだと決めつけ、悪くなるとの断言は困る。対等合併ということで、各市町とも同じ人間の数を出して決めていこうとしている。そこで、納得できるまちづくりをしていく。悪くなるときめつけるのはどうかと思う」と強い口調で反論した。

 このあと、採決に関する方法が話し合われ、植島議員が継続審議を求めた以外は、請願の重みを感じつつも問題の解決を長引かすわけにはいかないとの意見からこの場での採決を求めた。 

 同会員ら約四十人が詰め掛けた傍聴席から「町民の声を聞け」との声が上がる中、起立による採決が行われ、請願採択二人、採択不参加一人に対して、不採択五人と多数を占め、不採択が決まった。西澤委員長が「住民の思いを重く受け止めて、これからも議論を深めていきたい」と委員会を締めくくった。

 町民の会の事務局・藤澤直広さんは、不採択の結果を受け「住民の深い思いを受け止める姿勢がなかったことは残念。しかし、住民の地方自治の高さは明らかにされた。今後は、枠組みも定かではないので、もう少し様子を見ながら、住民と手をつなぎ日野を良くする運動を続けていきたい」と話していた。

 二十日の本会議で、西澤委員長による報告が行われたあと、採決となる。町議会の最大会派・綿向の小澤会長は、議員からの慎重な意見もあったことから「会派の統一見解は出していないが、合併推進の方向では確認している」と語り、一部議員を除いては不採択の方向で一致している。紹介議員となった五人の議員は採択への意思は変わらないものの、委員会で不採択となった経緯から、本会議で覆されることは考えにくい。


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黄金の城―安土城―

天下統一のステータス・シンボル

金箔瓦から実像に迫る
=城郭研究の中井さん招く=

金箔瓦を手に取り、安土城の政治的効果を話す中井さん
(湖東・安土町)
 金箔瓦から織豊期城郭を探る講演『黄金の城―安土城の金箔瓦を読む!―』がこのほど、能登川町埋蔵文化財センターで開かれ、町新指定の安土城跡出土金箔瓦を前に約四十人が聞き入った。

 特別公開された金箔瓦は、昭和二十四年に町内の男子中学生が発見し、今年七月に町文化財指定を受けた「特別史跡安土城跡出土金箔瓦」で、安土城の裏門とされる搦手道(能登川町南須田)から見つかり、今後の研究において極めて貴重な遺物とされる。

 講演は、金箔瓦に込められた信長の野望と、豊臣秀吉、徳川家康とつづく織豊系城郭を探ろうと、城郭研究の第一人者・中井均さん(米原町教育委員会、織豊期城郭研究会代表)を招いたもので、金箔瓦を見せながら安土城の持つ意味や実像に迫った。

 天正四年、土から成る「城」は終焉を告げ、織田信長によって石垣・瓦・礎石を有する安土城(近世城郭)が誕生した。天守閣には金の鯱や金箔瓦が配されるなど、軍事的防御施設だけではないステータス・シンボルが伺え、中井さんは「信長の天下統一を具現化する城」と見ている。

 城の様子は、宣教師ルイス・フロイスの「日本史」やイエズス会士日本年報のほか、「安土日記」「信長公記」に書き留められているが、火災と落城によって欠損し、今回の金箔瓦のようにほぼ完全体で見つかるのは初めて。

 これまでの調査によると、瓦の使用は家臣の居城のみ、金箔瓦は信長の子息の居城と公的施設のみに許可されたとされ、発見場所の搦手道にも公的施設があったと推測される。搦手道は別名・台所道と呼ばれ、当時一帯が湖であったことから船着場の関連施設があった可能性がある。

 豊臣秀吉の時代になると、一門の居城や徳川領に接する城郭に金箔瓦が使用されるようになった。興味深い特徴は、海に面する中国三城(岡山城・広島城・小倉城)と、関東四城(松本城・上田城・小諸城・沼田城)の金箔瓦葺きで、これについて中井さんは「中国三城は朝鮮出兵に際する権力の誇示。関東四城は徳川家康に対する包囲網としての役割があったのでは」と話し、瓦から得られる城郭施策や年代、移築などの情報を紹介した。


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英語好きの生徒増やします!

新任・外国人教員着任

=市内の小・中学校に=

川端市長にあいさつするアーネットさん(左)とジャカモさん(中)
(湖東・近江八幡市)
 2学期から近江八幡市内の小、中学生に英語の授業を進めている2人の外国人教員が13日、市役所を訪れ、川端五兵衞市長に着任のあいさつとスタートした授業のようすを報告した。

 アメリカ・ミシガン州の姉妹都市グランドラビッズ市の教育委員会から派遣されたジョイス・グウェンドリン・アーネットさん(43歳・女性)と日本の外国語指導助手制度(ALT)に応募して選ばれ、同市に派遣されたビン・アントニー・ジャカモさん(25歳・男性)の2人で、アーネットさんは、97年から教員となり現在はグ市内の公立学校教員。

  また、ジュカモさんはミシガン州立大卒業後、コンピュータプログラマーの職歴を持つ。契約期限の来年7月末までの約1年間、アーネットさんは八幡西中と市内小学校でジャカモさんは八幡中学校と八幡東中で教壇に立ち、生の英語と外国文化を紹介し、子供たちの国際交流の大切さも教える。


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