滋賀報知新(ニュース)平成14年9月24日(火)第13229号

能登川議会でも質問

=3町内で議論・浮上 =

(湖東・能登川町)
 合併を一緒に進める能登川町議会でも山本眞喜議員から「都道府県から一定の権限を包括的に委譲される『特例市』の人口は20万人以上とされており、地方分権の推進を図るための権限委譲の最低の受け皿となっている中で、3町で4万7千人規模の新市が誕生してもさらに合併が必要なことは明か。町長として次の合併議論を視野に入れることは政策責任ではないか」との質問が出されており、当初の目的であった「東近江は1つ」への議論が出始めている。

 3町合併は、当初から行政主導との住民批判もあっただけに大方の住民に反対の声がない「東近江は1つ」への枠組みの見直しは今後3町で活発な議論が予想される。

 合併を目指す2市5町では、1市2町を受け入れて枠組みを拡大するとした確認事項に「東近江2市7町と愛東、湖東町を加えた2市9町の大同合併めざし、各市町が努力すること」を掲げていることから2市5町側から法定協議会が立ち上がる前に3町揃っての参入を呼びかける動きがあるものと見られる。

(畑 多喜男)


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町営住宅屋根改修など

一般会計3、500万円追加

=安土町9月議会 =

(湖東・安土町)
 安土町の9月議会が13日に開会され、町当局から予算関係13件、条例関係5件、人事案件1件の計18議案と報告3件、請願1件、その他3件が上程された。会期は24日まで。

 人事案件は、町監査委員に下豊浦の中島芳郎氏(73)を再任することで同意した。

 手数料徴収条例の一部改正では、納税に関する諸証明手数料、固定資産税台帳の閲覧手数料、固定資産税台帳に記載されている事項の証明手数料をこれまで1件200円を300円に値上げする提案が含まれている。施行は来年4月1日。

 今年度の一般会計補正予算では3、500万円を追加補正し、総額で48億830万円とするもので、補正の内容は3町合併に備えての電算システム統合整備費に1億4、700万円。寄付により町有財産となった家屋の解体費330万円、町営住宅の屋根補修工事費450万円、軽可搬式ポンプ1台購入費100万円、中学校の部活練習施設の設置費と緊急放送設備費に計640万2千円、図書購入費240万円など。

 平成13年度の一般会計決算は、歳入総額52億519万9、355円、歳出総額49億301万4、613円で、差し引き3億218万4、742円となり、今年度への繰越金額を差し引いた実質収支は2億2、654万142円の黒字決算となった。


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合併の枠組み 見直しはしない!

仙波町長が議会で答弁

情勢は変わってきた
=「東近江は1つ」への動き =

(湖東・安土町)
 21日に開かれた安土町9月議会の本会議で、最後の一般質問に立った津村孝司議員が3町合併の枠組みの見直しについて町の考え方を正した。

 津村議員は質問の中で「3町合併は一見粛々と進んでいるように見えるが、新市の名称でトラブルになっている。(隣接する)2市5町では『東近江は1つ』を目指して合併協議会を立ち上げると聞いている。3町で合併を目指してきたが、時が経つにつれ、周りの情勢も変わってきた。3町も東近江は1つがスタートであり、枠組みの拡大を見直す考えはないか。当初3町は(東近江の中での)吸収合併を避けたいという思いで一緒になったが、次の段階の合併で2市5町と合併しようとしたとき、人口規模の差でどう考えても吸収合併は避けられないのではないか。3町合併が成立してもしなくても3町にとってよい結果にはならないのではないか。私も当初、3町合併に賛成した1人ではあるが、枠組の見直しをもう一度考え直す時期に来ていると思うがどうか」と質問、町の見解を求めた。

 これに対して仙波秀三町長は「他市町の動きには関係なく、目標に向かって進んでいる」と答弁し、枠組みを見直す考えのないことを明言した。

 続いて西保雄総務主監に対する質問では「スケールメリットを考えると交付税算定基準は人口10万人で、3町合わせても4万6、7千人では交付税に期待は出来ないのではないか」と財政的な視点からの見直しを示した。

 これに対し西総務主監は「人口規模も合併の大きな要素だが、合併でどういう町の将来を目指すのかが大切。3町は歴史文化を大切したまちづくりを望む町民意識の共通点がある」と反論し、3町合併の必然性を強調した。

 さらに津村議員は「自営業者にとっては、合併が繰り返されることで住所表記が度々変わることになり、経費の負担増になって、町に負担を求める声が生まれるのでないか。現在の3町の枠組みでは、行政エゴが表面化するなど問題が起こっている。3町の片寄った枠組みではなく、八日市市や近江八幡市とも一緒になりたいという町民の思いにも応えられる『東近江は1つ』を目指した枠組みの拡大は、(今からでも)住民の理解が得られるのではないか」と再質問したが、仙波町長は「なぜ、あなたは3町合併に賛成したときにそれを説明しなかったのか」と切り返し、「(3町合併を)粛々とやって行きたい」と変わらぬ固い意志を示した。


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大林組は どんな新病院(PFI)を
造ろうとしているのか

=本店プロジェクト部長・青戸邦嗣氏に聞く=

不安よりやりがいが勝ると語る青戸部長
(湖東・近江八幡市)
 公共施設の設計から建設、維持管理、運営までを民間のグループ事業者に任せ、市場原理により事業の効率化やコストダウンを導き出しながら最良のサービスを提供するPFI(Private Finance Initiative)方式による公共事業の取り組みが、全国自治体に広がりつつある。近江八幡市でも現在、新市民病院の移転新築事業をそのPFI方式で実施する計画を進めており、同事業を任せるのに最もふさわしいプランを提示した大林組が事業着手に向けての基本協定を結ぶ優先交渉権者に選ばれた。

 さて、大林組は、どんな市民病院を造り上げようとしているのか、本店(大阪市中央区)のプロジェクト部長・青戸邦嗣氏(55)に聞いた。

 どうして病院建物の建築費が下げられたのか----


 PFIは、建物の設計・施工・運営管理を含みます。こういう図面があるからその通りに作りなさいではなく、30年間の利用を考えて何が必要でどのように運営すれば安く提供できるかを念頭に独自に設計しています。必要な機能と施設がベストの状態で提供できるように設計の段階から病院の専門家と一緒に議論しています。無駄な材料を使わないだけでもコストは下がります。

病院は特殊な建築分野ではないのか----

 特殊です。設計屋なら誰でも図面を描けるというものではないです。医療業務の実態とか法律など、通常の事務所ビルとは大きく違います。造るときに必要な知識以外のものも要求されます。微細なところでも病院側とどういう調整が必要なのかを理解した人間が設計しないといいものは作れません。何が必要かの条件は事前に提示されているので、それをすべてクリアーすることは我々の義務なんですが、必要なものを最低限でというのではいけません。いかにうまく調整することで一定水準以上のものを作り上げられるかがカギです。
 
 どういうスタンスで新病院を考えたのか----

 市が求める要求水準を満足させることは当然ですが、問題はその先にあります。今回、低層階の建物を提案しましたが、なぜそうしたのか基本的な考え方が最も重要なのです。新病院づくりの理念をどのように具体化し、実現していくのかそのスタートラインに立って作業をはじめました。例えば、患者への配慮、医療スタッフの働き易さ、医療サポートに必要な建物のレイアウト、災害時の対応策などです。ソフト面の実現に我々のハード面がどのようにサポートしていくのかが肝心です。全体のバランスのよさが求められます。個々のものが突出すると必ず他方にマイナスの影響があり得ます。

 最優秀プランに選んだ選定業者審査委員会の議論をどう受け止めているか----

 提案に100点満点はもらえなくても現在持っているノウハウを出し切ったという満足感はあります。我々は我々なりに自信をもって、納得する計画案を提示したつもりでいます。審査会の委員の方々は、日本の病院に関する最高レベルの先生方ですので、我々のプランに最も高い評価をいただいたことはありがたいことだし、スタッフの自信と喜びにもつながっています。

 何がトップの座に選ばれたと思うか----

 プランづくりの段階で10数社の企業からと社内の関連部署から合わせて約150人の専門家が集まり、チームを組みました。それぞれが専門家として深い知識を持っていたこと、全員がPFIのことをよく理解して担当分野の主張に終わるだけでなく他の分野にも配慮する協力体制が出来ていたということが大きな要素だったのではないでしょうか。全員が1つの方向を目指していたことが成果となったと思います。

 今回の新病院は、PFIが成功するのか試金石として注目されているが----

 こういう形での病院のPFIは我が国で初めて、世界でも2〜3例ぐらいだと思います。その意味では、全員が初めての経験で、学びながらつくりあげていくという側面も持ち合わせています。チャレンジという面では大変だが、実際に運営していく中で患者さんや市民のみなさんに対してサービス内容のみならず、コスト面においても我々の提案した内容よりもさらにいいものにすることも可能かもしれません。これから取り組む未知の世界に対する不安よりも、みなさんと一緒に取り組んでいくという意欲の方が勝っています。

 企業から見てPFIにはどんな利点があると思うか----

 まず、建物建設費と完成後の運営コストをどのように処理することで総合的にどれだけ安くできるかのアイデアを取り入れた設計が出来るところにあると思います。建物のイニシャルコストとランニングコストの組み合わせをサービス内容を低下させることなく考えられることも大きなメリットと考えます。それが審査対象に挙げられますので明白になり、運営の透明性がより高まることも良いことだと思います。また、医療行政の変化や社会環境の進展などに対応出来るようなフレキシビリティーを持ち合わせていることです。将来、予想される変化に対応できる体制が事前に考えられることも良いことだと思います。新しい事業体ですから、ここでノウハウを身につけていくことは我々としても今後の仕事に有利に働くとの期待も持っています。

 開院後は、医療部門とどういう連携や関係が必要か----

 我々の病院づくりは車で言えばメカの部分に当たります。そのメカを使って車を運転するのは医療スタッフのみなさんです。メカは我々が市の注文に従って満足する内容のものを作り上げます。それをどのように使われるかは医療スタッフの方々になります。それぞれに役割は違いますが、利用する患者さんや市民のみなさんに信頼される病院造りを進めていく目的は一致しています。そこで大切な事は、メカの我々と運転の医療スタッフの両者がうまくかみ合って車を最高の効率で動かせるか、ということに尽きると思います。これは審査委員会でも一番の関心が寄せられたところではないでしょうか。この部分は、提案の中でも言葉として、あるいは活字として表現することが難しいところでもありました。詰まるところ、両者のコミュニケーションの問題になろう思いますが、基本的に心配していません。できると思います。

 PFIは始まったばかりだが今後、手法として浸透していくか----

 現在の段階では、いろんな意見があるかと思います。民間のノウハウを取り入れることで建物を造るだけでおしまいというのではなく、同じサービス内容を提供するのにどれだけコストダウンできるのか、また企業の競争原理が働くことで実質のサービス向上につながることなどがPFIの最大のメリットであり、目的でもあります。行政手法の慣例などにより、あったかもしれない多少のムダもコスト意識が働く民間手法を取り入れることによってその削減が期待されます。仮にそこに大きな無理が出てきたとすれば、発注者側も受注者側にも考え直す余地が生じることになるとは思いますが、そこまで事細かく議論するには時期尚早ではないかと個人的には思います。

 地元産業への影響はどうか----

 地元企業に相当数の雇用を生み出す方向で計画を提案しています。病院事務、清掃業務、売店、給食や食材調達など多枝に及ぶ関連業務があります。これは地元の企業や業者の皆様の協力がなければ成り立っていきません。皆様の協力があってはじめて我々も地元に根付き、一緒に生き続けることができると思っています。

(聞き手・畑 多喜男)


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会社をどう変えて行くのか

「経営革新講座」開講

=3回シリーズ・受講料無料 =

(湖東・近江八幡市)
 経済不安が拭いきれない厳しい企業社会を生き抜くための経営革新のノウハウを伝授する「経営革新講座」が近江八幡商工会議所で開かれる。

 国の中小企業経営革新支援法に沿って補助金、税制、金融等の有利に活用する手法や承認を受けるための経営革新計画の作成方法、また、経営実態の分析と把握から経営体質の強化を図る方法などについて専門家から解説と実践のアドバイスを受ける。

 講師は株式会社エスプラン代表の仙田武史氏。初日の9月27日は「経営の基本と自社の見直し」、10月8日の第2回目は「経営革新支援法と経営革新計画策定のポイント」、最終日の10月29日は「経営革新計画策定の実践」をテーマにした計3回シリーズで、「どうすれば会社が変わるのか」や「経営革新支援法のメリット」、「経営革新戦略の立て方」などを講師からマンツーマンの形で直接指導を受けることが出来る。

 会場はいずれも同会議所で時間は午後1時から4時間。受講料は無料たが、15人程度までの少人数制なので早い内の申込みが必要。問い合わせと申込みは、同商工会議所(電話0748-33−4141)へ。


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