滋賀報知新(ニュース)平成14年9月25日(水)第13231号

安心のコメを供給

滋賀農産物検査共同組合

生産者と消費者の信頼確保を目指す
=安全性と評価向上に厳しくチェック=

食糧事務所の指導を受け行うコメ検査
(湖東・広域)
 コメ検査の民営化に伴って、滋賀県内における民間検査機関「滋賀農産物検査共同組合」(岡本甚太郎理事長、二十二社)が設立され、今年七月に農林水産省から検査登録機関の指定を正式に受けた。

 これまで食糧事務所を通じて行っていた国の検査に代わって、コメの等級などを格付けする農産物検査に取り組んでいる。すでに県下ではJA(農協)が取得し、国の県内認可は二番目となる。

 同検査共同組合は、自主流通米などを取り扱ってきた滋賀県特定米穀商組合が母体となって今年三月、組合員二十社で発足した。組合加盟業者の中から六人が農産物検査員の資格を獲得し、本業を抱えながらコメ検査に取り組み、多忙となる収穫の秋を迎え汗を流している。

 検査対象となる農産物は、もみ・玄米・小麦・はだか麦・大麦・大豆の六種類で、量目(重さ)や銘柄(品種)、水分含有量のほか、品質によって等級の格付けを行う。今年の目標(一袋三十キロ)をコメ四万百袋、麦五百袋、大豆百袋に置き、食糧事務所の指導を受けながら検査に取り組んでいる。

 食品の安全性がクローズアップされる中で、検査員の一人・中川吉春氏は「米の卸や販売業者から懸念の甘い検査は許されない」という。さらに、出荷者の立場となるJAと違って農家に近い我々の共同組合は、消費者が安心して購入できるよう「信頼される検査でなければ意味がない。いずれは商品表示に検査員の名前を書くまでに持って行きたい」と村田順司副理事長は話す。

 組合員の中には肥料店も多く、信頼関係を持つコメ農家だけでなく、大型農家や生産組合、契約栽培農家などと手を携え、来年は検査員を十五人増やして総勢二十一人体制で臨むことにしている。コメの検査手数料は、一表(六十キロ)五十円。これでは日当も出ず、採算も取れないのが現状で、農家の負担となる検査料の値上げも見込めないことから、組合員はボランティア検査という。

 検査手数料が自由化される十七年四月からの本格民営化に向け、岡本理事長は「県下全域での検査範囲と生産農家から受ける検査量の拡大を図り、足腰の強い組合にしなければならない」と語り、組織強化への組合員の連携を打ち出している。組合の存在意義について「コメを作る人の助けや販売の手助けになれば」とも。

 コメの検査は岡本商店(秦荘町)、村田米穀(八日市市)、深尾商店(同市)、中川吉兵衛商店(同市)、カネキチ(永源寺町)、篠原商店(近江八幡市)、米浅商店(同市)、片岡商店(同市)、大野通三商店(甲良町)、木村商店(彦根市)、ヤマモト米穀(高月町)、金田米穀(今津町)各店の十三倉庫で行われている。コメ検査について詳しくは、同組合事務局の藤野昌弘さん(携帯090―1159―7924)へ。


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京都市中央卸売市場へ売り込み

自信のブランドをアピール

=八日市キュウリ キャラと名称募集=

そろいのハッピ姿で市場関係者に八日市キュウリをアピールするメンバーら
(湖東・八日市市)
 八日市市特産のキュウリを売り込もうと、八日市キュウリ部会(松井良夫会長、会員十六人)は中村功一市長ら行政担当者、JAグリーン近江関係者らとともに、このほど出荷先である京都市中央卸売市場を訪ね、八日市産キュウリをPRした。

 今回の訪問の目的は、市内で栽培されているハウスもの抑制キュウリの販路拡大で、市内の栽培農家では仲卸業者や消費者のニーズにこたえられるよう常に品質の向上を目指して努力していること、市場で高い評価を得ていることへの感謝の気持ちを伝えた。

 市場関係者との懇談会では、「八日市産キュウリは横綱級」と絶賛された。今年は特に、輸入農産物の残留農薬、国内でも無登録農薬検出、食品の偽装事件などの問題が噴出し、「消費者の食品への不信」が続いていることから、生産履歴の重要性や生産者一人ひとりの責任のもとでの安全で安心な農産物の生産への不断の努力の大切さが強調された。

 中村市長は市場関係者に日頃の配慮や指導・助言に感謝するとともに、生産物に対する自信として顔写真入り出荷への評価と、長年かけて築いてきたトップブランドとしての地位の存続を確信した。

 キュウリ部会では、八日市産キュウリのブランド性をさらに高め、消費者にその存在をさらに大きくアピールするため、マスコットキャラクターとその名称を広く募集することにした。

 作品は、だれでも、何点でも応募できる。ただし、見発表のものに限る。最優秀賞には賞金五万円、優秀賞には二万円、入選三点に記念品がそれぞれ贈られる。なお、採用作品は同部会に属し、補足、修正されることもある。

 応募方法は官製はがきかA4用紙に、キャラクター図案一点とその名称、意図・意匠、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、あればEメールアドレスを明記して、必ず郵送で、〒527―0029 八日市市八日市町1―17 JAグリーン近江東部営農センター営農進行課へ。問い合わせは、同課キュウリ部会担当者(TEL0748―25―5150)まで。


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小串町長が4選出馬を表明

来年1月 五個荘町長選挙

町政最後の仕事に意欲示す
=合併問題に全力=

4選へ決意の小串町長
(湖東・五個荘町)
 五個荘町の小串勲町長(70)=無所属=は二十四日、任期満了に伴う来年一月の町長選に立候補することを表明した。

 九月定例議会の閉会挨拶で、小串町長は「五個荘町政最後のご奉公をさせて頂き、その責任を果たしてまいりたい」と、四期目挑戦への決意を語った。

 挨拶の中で町長は「先人が築き上げたわが故郷・五個荘は町の誇りであり、それだけに新市名称には慎重にも慎重を重ねなければならない。てんびんの里五個荘の存亡を賭けて取り組まなければならない合併問題をはじめ、山積する諸問題を完遂させたい」と立候補への抱負を述べた。

 小串町長は昭和二十一年、旧制県立神崎農業学校修了し、四十年に自動車整備工場を創設。県自動車整備振興会理事、湖東地区自動車整備協議会会長、町商工会理事などを務めたほか、五個荘中学校PTA会長として青少年育成活動に尽力。五十八年の町議補選で初当選し、副議長などを経て平成三年に初当選した。石塚一四〇。


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ぶらり&商人塾

全国から2万人の人出

=白壁に水路、和服姿 情緒たっぷり=

天秤棒をかついだ子供たち。あちらこちらで写真撮影を楽しむ姿も
(湖東・五個荘町)
 近江商人発祥の地 五個荘町で二十二、二十三の両日、町並みを博物館・美術館に見立てる観光イベント「ぶらりまちかど美術館・博物館」と、大正時代にタイムスリップする「ごかのしょう新近江商人塾」が開催され、全国各地から家族連れら約二万人が訪れた。

 庭園や旧家など、両日のみの公開とあって、県内をはじめ北海道、九州などから大勢の観光客が訪れた。今年は、佐々木六角の居城を描いた乾徳寺の繖山古城〈観音寺城〉図屏風が特別公開されたほか、五個荘を愛する画家・福山聖子、小椋みよ子、市田洋一郎氏や一般公募の中山道今昔絵画・写真展「中山道今昔400景」(旧市田太郎兵衛家住宅)、また、塚本さと氏が暮らした八年庵など見どころが多く、金堂地区を中心に計三十七施設が開放された。

 また、袴姿の女学生や行商姿の近江商人など、大正ロマンを彷彿させる「近江商人時代絵巻」が繰り広げられ、和服姿の観光客も入り交じる賑わいを見せた。

 五個荘商人は、次代の先駆けとして常に新しいアイデア・挑戦を重ね、明治時代には産業界をリードする旗手として成功を収めた。金堂地区は財を成した商人屋敷が並ぶが、家訓「陰徳善事」のごとく風格ある数寄屋を守り、庭園や美術工芸品、文人墨客との交流品を数多く残している。


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高齢者の交通事故防止に重点

基本は「自らの命は自らが守る」

=蒲生町で街頭キャンペーン実施=

県警交通機動隊にバイクの乗り方の指導を受ける参加者ら
(湖東・日野町)
 秋の交通安全運動の一環として、高齢者の交通事故防止に重点を置いた街頭キャンペーンがこのほど、蒲生町で行われた。同町シルバーキャラバン隊や壽クラブ、日野交通安全協会、日野安全運転管理者協会の会員ら総勢八十人が参加し、交通安全意識を高めた。

 キャンペーンに先立ち、山中壽勇蒲生町長は、「シルバーキャラバン隊が先頭に立って、住民によびかけてほしい」とあいさつし、日野安全運転管理者協会の加藤喜一郎会長が「忘れた頃に事故が起きている。住民一人ひとりの心がけが大切であることを広めてほしい」と激励した。

 参加者を代表して、同町交通安全シルバーキャラバン隊第五ブロックの田郷久男隊長が「交通事故防止に向けて、自らの命は自らが守ることを基本に、地域の関係団体と連携し、高齢者の交通安全意識を高め、悲惨な交通事故を撲滅するため努めていく」と山中町長を前に力強く誓った。

 また、県警交通機動隊が、高齢者のバイクの乗り方について交通安全教室を開いた。交差点での事故が多いことから、白バイ隊が実際に役場駐車場に設置したコースで、対向車や歩行者が見えるところまで進み、一度止まって左右と後方確認をしたあと、発進するまでの模範を示し、参加者らも注意点を守りながら同じコースを持参したバイクで走った。最後に、同機動隊が「乗る前には、必ずタイヤの空気やブレーキを点検し、運転中は自分の目で確認して次の行動へ移すことと自分の意思表示を早めのブレーキや合図で長い時間することを心がけてほしい」とアドバイスした。

 年々増加する高齢者の交通事故を阻止しようと、参加者は広報車に乗り込み、白バイとパトカーの先導で主要幹線道路を巡るパレードと、蒲生郵便局前交差点での交通監視の二手に分かれて、街頭啓発活動に取り組んだ。


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