滋賀報知新(ニュース)平成14年10月3日(木)第13240号

一転して候補者乱立模様

10月20日告示の栗東市長選

高田、国松両陣営激しい序盤戦
=共産の馬場氏も出馬表明=

高田氏の後援会事務所開き
国松氏の後援会発会式
(湖南・栗東町)
 二十日告示、二十七日投開票の栗東市長選には、市の前助役の高田徳次氏(62)と司法書士の国松正一氏(54)の二新人の一騎討ちと見られていたが、共産党の馬場美代子市議の夫、宏三氏(63)が二日に出馬表明したことで、三、四人が立候補する乱立模様に様変わりしてきた。                 

【石川政実】


 九月二十二日、高田氏の後援会事務所開きが同市霊仙寺で行われた。高田後援会の顧問でもある西村千代治市議会議長は「社会情勢の急激な変化の中で、行政の停滞は許されるものでなく、市のニューリーダーに、行政経験の豊富な高田氏が適任として、(市議会の保守系最大会派の)栗政会十四人の中で、八人の市議が結集した」と胸をはった。

 ちなみに、この八市議は、西村議長を筆頭に川口浩、三木敏達、里内新多、井之口秀行、坂下耕、久徳政和、川崎等の各氏。高田氏は「住民の安全を守るためRD問題の解決を最優先に取り組んでいく」と訴えた。

 同月二十八日、安養寺の市中央公民館で開催された国松氏の後援会発会式には、栗政会から谷口一夫氏、三浦忠一郎氏、中前純一氏、北野氏一郎、太田利貞氏の五市議が顔を揃えた。後援会の顧問である三浦治雄県会副議長は「(これまで)猪飼市政と歩んできたわけだが、(その後継者の)高田候補には悪いが、新しい感覚を持った国松氏を擁立した。私の後援会からも国松氏をお願いする文書を出した」と三浦色を全面に打ち出した。また国松氏は「広域合併なくして新幹線新駅の設置はありえない」と湖南三市二町の早期合併を主張した。

 高田、国松両陣営とも距離を置いた連合関係者は「国松氏の発会式に草津市選出の芥川正次県議の後援会事務局長が出席していたが、草津市青年会議所の有志が国松氏を応援する代りに、来年二月の草津市長選には栗東市青年会議所有志が芥川氏を応援する話が出来ているのだろう。連合は、草津市長選では、現職の古川研二市長を推薦することに加えて、国松氏が自民党党員であっただけに、同氏とは距離を置かざるを得ない。市長選の終盤には、自民県連会長の岩永峯一衆院議員が国松氏応援に駆けつけるのでは」と見ている。

 滋賀県の衆院小選挙区は、定数が三から四に増加した。改定前の旧2区の近江八幡市と八日市市、蒲生と神崎両郡、旧3区の甲賀郡で新4区に改定された。これに伴い、彦根市以北が新2区、草津、栗東、守山市など湖南三市二町が新3区に、1区は改定前のままだ。新4区には、自民現職の小西理氏、岩永氏の二人が競合するが、河本英典参議院議員に調整がゆだねられている。

 政界筋では、先の県議補選(彦根選挙区)で、小西氏の義姉の小西豊子氏が破れたこともあり、同じ橋本派の小西氏を4区から出し、新3区からの出馬に意欲を示している宇野宗佑元首相の娘婿の宇野治県議を退けて、岩永氏を同区にまわす決断をすると見られている。

 民主党関係者は「岩永氏は栗東市長選や草津市長選で、新3区制覇の布石を着々と打っている」との警戒感を強めている。栗東市長選には、次期衆院選や草津市長選までもが影を落とす複雑な展開になりそうだ。


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栗東市長選挙
アンケート(中)

=新幹線新駅・合併問題=

(湖南・栗東町)

高田氏

 【新幹線新駅設置問題】

 新幹線新駅設置は、県ならびに湖南地域の百年の大計の基に設置を推進する。また、志賀町は、利便性など投資効果がないことを理由に東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅促進協議会から脱会したが、今後、同協議会は、県の新しい玄関づくりと湖南の中核づくりを目指し、県民並びに三市十町の住民がどのような利益を受けるか明確にする。県の指導のもと、関係市町との協議を整えて、駅舎建築着手の時期までに負担問題を解決したい。

 【湖南地域の市町合併】

 栗東市は、将来的には合併すべきと考える。しかし、現状では大きな温度差と違いがあり、是正するには最低十年の期間が必要である。その間に、湖南地域の全市民が合併することで均等に利益が得られるための条件を整える。
 同時に、合併後の新市の基本構想や市民の福祉向上の構想、生活安定の構想をまとめ、実践計画を立てないといけない。


国松氏

 【新幹線新駅設置問題】

 産業振興に大きな波及効果が期待できるので設置を推進していきたい。この駅は湖南三市二町の広域行政エリアの中で滋賀県南部の玄関口として位置付けたい。しかし、新駅誘致活動当時とは予想もつかない経済状況となった今、市民の意見を十分踏まえて取り組む。
 また、志賀町が東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅促進協議会から脱会したが、他の構成市町に波及しないように努力する。新駅設置や周辺整備について最初から協議に加わってもらう。

 【湖南地域の市町合併】

 地方分権による行政事務増大、厳しい財政事情などは、湖南各市町ともにかかえている課題であり、栗東市も同様である。これらに対応するには、スケールメリットによる行財政の効率化の観点から合併は有効な方法である。
 したがって、単独市政方針をすぐにでも見直し、市民の意見を聞き、湖南二市二町と連携強化を図りながら合併論議を進める。


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住み良いまちづくり

障害者福祉マップ

=栗東市が作成中=

(湖南・栗東町)
 栗東市と同市社協は、障害者にとって住み良いまちづくりを進めようと、障害者福祉マップの作成を進めている。

 この地図は、市内の公共施設や飲食店、小売店の車いすトイレ、点字案内版、補助犬でも入れるかどうかなどのバリアフリー状況を紹介するもので、今年中に完成させたいとしている。

 このほど実施された調査では、ボランティアらが六班に分かれ、市内四十一カ所で実施。JR栗東駅のトイレでは、入り口の段差を物指しを使ってチェックしたほか、エレベーターなどの位置を確認していた。


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甲西、石部町が購入意向

雇用・能力開発機構の施設譲渡

甲西勤労者体育センターは契約
=ほかの4施設についても交渉中=

契約が結ばれた甲西勤労者体育センター
(湖南・広域)
 国の特殊法人改革で整理合理化される厚生労働省所管の特殊法人「雇用・能力開発機構」は、県内三十八か所の勤労福祉施設について、市町村と譲渡交渉を行なっている。甲西、石部町にある同機構の施設は五か所で、甲西町内の一か所はこのほど契約される見通しがつき、残る四か所についても協議が進められている。

 同機構滋賀センターによると、県内三十八施設の不動産鑑定は九月中に全て終え、このうち二十七施設はすでに譲渡交渉に入り、残る十施設はこれから価格提示する。宿泊保養施設「いこいの村びわ湖」(大津市山上町)については、同機構本部(横浜市)の譲渡推進室が直接当たり、県と大津市、滋賀県労働者福祉協議会の三者と交渉している。

 この中ですでに契約が交わされているのは、彦根市の彦根市勤労者体育センター(譲渡価格四百八十万円)、甲賀町の甲賀共同福祉施設(同一万五百円)の二施設。大津市は大津勤労者体育センター、野洲町は野洲勤労者体育センターの買い取りを、同機構本部に文書で伝えている。

 甲西町では、甲西勤労者体育センター(同町梅影町)の買い取りが、同町九月議会でこのほど承認され、近く同機構と契約が結ばれる見通しだ。建設されて二十年以上たつため、提示価格はわずか一万四百円だった。

 また、同町商工会館が併設されているサンライフ甲西(甲西共同福祉施設、同町中央一丁目)に関しては、約十万円の価格が提示されている。同町は買い上げの方向で協議を進め、十二月議会で提案する。

 サン・ビレッジ甲西(甲西勤労者総合スポーツ施設、同町夏見)とサンヒルズ甲西(甲西勤労者総合福祉センター、同町西峰町)については、九月六日に不動産鑑定の現地調査が実施されたところで、実務交渉はこれから入る。

 ただし、サンヒルズ甲西の場合、他施設と比べて築後三年と新しく、高価格が見込まれる。同町商工観光課は「町の要望事業で建設し、年間四万五千人もの利用実績のある施設。価格提示されるまでハッキリできないが、基本的には譲り受けたい。高ければ分割譲渡という方法もある」としている。

 また、石部町では、石部勤労者体育センター(同町石部)の利用度が高いとして、同機構滋賀センターへ買い取りの意向を伝えている。約十万円の譲渡価格が示されており、十二月議会で承認を得たいとしている。


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信楽窯業技術試験場75年記念

特別展 「暮らしに美を求めて」

=陶器の20世紀たどる逸品=

内田邦夫「紅茶セット」昭和12年
(湖南・信楽町)
 信楽窯業試験場の七十五年の歩みを振り返る特別展「暮らしに美を求めて」が、県立陶芸の森(信楽町)で開かれている。十一月二十四日まで。

 窯業振興のため設立された同試験場は、科学技術に基づいた陶器の近代化を図り、技術・デザインの品質改善に大きな役割を果たした。大正・昭和初期のモダニズム、戦後におけるクラフトデザイン運動で大きな原動力となり、河井寛次郎氏、内田邦夫氏ら著名な作家もスタッフとして尽力した。

▽「近代化への息吹 試験場設立へのプロローグ」

▽「輸出振興のスローガンのもとで モダンデザインの黎明」

▽「信楽におけるモダンデザインへの展開」

の三テーマに分けて七十点を展示し、時代のニーズに応じて新しいデザインを求め続けてきた歴史を紹介する。入場は大人六百円、高大生四百五十円、小中生三百円。


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