滋賀報知新(ニュース)平成14年10月22日(火)第13261号

第53回全国大会

地域社会発展へ貢献誓う

=日本地方新聞協会=

標語募集で天賞に選ばれ、表彰を受ける辻学さん(左)
(湖東・広域)
 社団法人日本地方新聞協会(会長・中島繁治主役新聞社長)の第53回全国大会が15日、東京都千代田区のスクワール麹町で開催され、全国から募集の地方新聞標語で天賞を獲得し招待された八日市市市辺町の辻学さん(62)が表彰を受けた。

 中島会長は、地方の時代の主役として「地域住民に信頼される紙面づくりにまい進しなくてはいけない」とした上で、会員社の協力体制と役員の強化策を打ち出し、協調と団結を旨に「協会そのものの発展に努力するとともに、後継の育成にも力を入れたい」との開会あいさつを行った。

 大会には、遠山敦子文部科学大臣や片山虎之助総務大臣らから「地域に密着した情報媒体である地方新聞の役割は重要で、今後の活躍に期待している」との激励メッセージが寄せられ、冨田正敏広報委員長(滋賀報知新聞社長)らが披露した。

 席上、協会発展に尽力したとして愛媛新報社(愛媛県吉田町)の井谷幸夫社長、宮古新報(沖縄県平良市)の座喜味弘二社長、奈良新報社(奈良県橿原市)の上田順一社長の3人が文部科学大臣表彰を受けた。また、会員功労に都政新聞社(創刊40年)の小林明雄社長と鹿児島報道社(同30年)の田中純雄社長が選ばれた。

 全国から7、529通の応募を受けた地方新聞標語で、天賞に輝いた辻さん以外に田窪賢さん(八日市市ひばり丘町)も人賞に選ばれ、他の入賞者とともに表彰された。

 最後に、基本的人権を尊重し、社会正義を貫くため「あらゆる諸悪と闘う言論・表現の精神を堅持する」との大会宣言を行い、さらに全国大会を機に組織拡大と加盟各社の連帯強化を図り、読者に信頼される紙面づくりを通して「地域社会の発展に貢献する」との大会決議を満場一致で採択した。

 同協会は昭和25年の創設以来、戦後の復興期から経済の高度成長期、グローバル化した今日までの半世紀以上にわたって、全国各地の加盟各社が地域に密着した言論・報道活動を展開し、地域における政治・経済・文化などの発展に寄与してきた。


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丁野永正後援会が事務所開き

来月の八日市市長選に向け

最後の市長は市民が選ぼう
=共鳴の同級生ら立ち上がる=

ガンバローにわく丁野後援会事務所開き
(湖東・八日市市)
 任期満了に伴う八日市市長選に立候補を表明している新人で元県職員の丁野永正氏(59)=無所属=の後援会事務所が二十日、同市東沖野一丁目の加藤モータース・ショーウインドウ(国道421号沿い)に開かれた。

 これまでの市長選が二期連続して無投票だったことや、市町村合併協議が進む中で最後となる市長選出の機会が必要として立ち上がった丁野氏に共鳴を受ける支援者や同級生ら約六十人が集まった。

 事務所開きで木村安治郎後援会長は、市が抱える行政課題に触れ「これらの解決をフレッシュ感覚を持つ丁野氏に託してもらいたい」と支援を呼び掛け、まちづくりへの情熱と立候補への勇気をたたえ、今後の後援会活動の輪が広がることを願った。

 支援母体となる聖徳中学校の同期卒業生でつくる「聖徳三三会」(約百三十人)の小椋昭治代表は、後二年を残して県を退職してまで市民に尽くしたいとの情熱に感銘を覚え、何とか「次期市長にと支援活動を続けている」とした上で、知名度の浸透を第一目標に、投票率アップにつなげたいとした。

 このほか、友人代表の奥弘之氏、支援者代表の吉田虎雄前浜野旭町自治会長、町内会(建部・山の神北)を代表して久保田久義副会長らが壇上に立ち、丁野氏の人物紹介を交え「無投票阻止への情熱に打たれた」との心境を語り、一人ひとりの積み重ねで「勝利に導きたい」と、活動への支援を呼び掛けた。

 生涯の締めくくりに市政担当を選択したが「無名で支援団体のない私に力を貸して下さい」と訴える丁野氏は、政策スローガンに▽脱ぬるま湯宣言▽現状維持より現状改革▽住民パワーで市政改革▽「顔」のあるまちづくり▽大リストラで財政危機突破▽分権合併で住みよい東近江▽市場まちから政策のまちへ▽世代交代で大きく前進――の八項目を掲げ、理解を求めるとともに支持を訴えた。

 二十三日午後七時から決起集会を駅前アピア四階のアピアホールで開く。十一月十日告示、同十七日に投開票される同市長選には、三選を期す現職の中村功一氏(70)が立候補を表明し、市立中野公民館近くに後援会事務所を構えている。


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渡辺徹夫さんの作品展

感じる木の息づかい

=24日まで 八日市市立図書館=

作品に腰掛けて作品づくりの魅力を語る渡辺さん
(湖東・永源寺町)
 永源寺町政所の自然に恵まれた地に工房を構え、自然との対話を大切に創作活動を続けている手彫り木工・手造り家具作家の渡辺徹夫さん(57)の作品展が、二十四日まで八日市市立図書館二階集会室と風倒木ギャラリーで開かれている。

 天然木を磨き上げ木目も鮮やかな家具や調度品はもちろん、幹が空洞になり使い物にならなくなった木や虫の食った跡がある木もそれぞれの持ち味が引き立てられイス、机、照明機具、美術作品などに変身する。

 「手に入った材料で何が作れるか」と話す渡辺さんの手から、生きた木はさらに輝きを増し、捨てられる運命にあった木も新たな息吹を吹きかけられ見事によみがえり、見る人、触る人、使う人を魅了する。

 会場には五十点あまりの作品が並び、各々の作品は、各々の生い立ち、作品になるまでの不思議なエピソードなどを持ち、個性を主張している。

 渡辺さんは大阪府出身で、昭和五十年に近江八幡市に移ってから趣味の木工を本格的に開始、平成四年に古い民家を利用した現在の工房を新転地に、画家の夫人とともに作品づくりに没頭している。平成十年からは京都、十二年からは大阪の百貨店で個展を開くなど、自然の息づかいを感じさせてくれるその作品が注目を集めている。


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地域の安全は地域で守る

「日野・蒲生地域安全暴力追放住民大会」開催

=悪徳商法の手口と対処方法寸劇で学ぶ=

独居老人の不安な気持ちをあおり次々と販売する床下点検商法を寸劇で披露
(湖東・日野町)
 日野地区防犯自治会と同地区暴力追放住民会議、日野警察署の共催による「日野・蒲生地域安全暴力追放住民大会」がこのほど、蒲生町あかね文化センターで開かれ、防犯自治会・住民会議の役員や区長など約百二十五人が参加した。

 「みんなでつくろう安心の町」をスローガンとする同大会は、昭和四十八年頃から始まり、安全で安心して暮らせるまちづくり推進のため、住民の防犯意識を高めることを目的としている。

 午後六時半からの暴力追放ビデオ上映では、「暴力団は資金集めのために新たなチャンスを狙っている」と、暴力団対策法九条で禁止されている十五の事例や対応策十項目が紹介され、「暴力団を恐れない、暴力団を利用しない、暴力団に金を出さない」の三ない運動による暴力団の追放を訴えた。

 続いて、地域安全に貢献した団体へ同地区防犯自治会長である山中壽勇蒲生町長と今江明弘日野警察署長から感謝状が贈られた。受賞したのは、保護者と子どもが一緒になって防火・防犯意識の高揚に取り組んでいる木村育成会(蒲生町)と定期的な街頭補導や防犯パトロールを実施している日野町少年補導委員会(日野町)の二団体。

 山中町長は「地域のことは地域で守るという守りの体制が大切。住民一人ひとりが防犯意識の高揚に努めてほしい」とあいさつし、今江署長が「管内での犯罪発生件数は、十年前と比べると約三倍で、児童買春やピッキング、外国人による犯罪など日野、蒲生町では起こらないであろうと思われている事件が押し迫っている。自分たちで安全を守っていく意識を持ってほしい」と第一部を締めくくった。

 第二部は、県消費生活コンサルタント協会が「悪質商法にひっかからないために」と題して、業者の手口を寸劇で示した後、対処方法について講演した。最初は粗品を無料で配り、言葉巧みに高額商品を購入させるSF商法(新製品普及)では、羽毛布団を二十万円で購入した消費者が販売業者に解約を求めるが、契約書にサインしたとのことで拒否されるという内容で、参加者はクーリングオフ制度の活用方法を学んだ。

 また、独居老人の寂しい気持ちを狙った床下点検商法では、以前、白あり駆除をした名簿を使って業者が点検を口実に訪問し、「床下がカビだらけだ」と不安をあおり乾燥剤や換気扇、耐震金具などを次々と販売。同協会員が「契約するまではとてもやさしく猫なで声でやってくる。しかし、解約などを口にすると豹変する業者もある。法律すれすれで勘違いさせる手口で、きっぱりと断ることが大切。施工後でもクーリングオフはできる」と強調した。

 さらに、第三部は、ボランティアで活動している少年補導(委)員の存在を広く知ってもらおうと、日野・蒲生少年補導(委)員会の田中昭司会長が、具体的な活動内容を挙げながら「補導活動の推進と家庭・学校・地域との連携、子どもたちを取り巻く環境浄化を重点目標にしている」と報告し、県内で初めて着用することとなったスカイブルーの統一ブレザーのお披露目を行った。

 揃いのブレザーに袖を通した補導員三十七人(日野町二十三人、蒲生町十四人)はせいかんな顔つきで、深夜徘徊や喫煙など非行を繰り返す青少年らと限られた権限の中で向き合いながら、心が触れ合うまちづくりの形成の一役を担う。



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佐々木一族 400年の足跡

秋季特別展「近江源氏と沙沙貴神社」

国宝など歴史資料72点出品
=安土城考古博物館で開催中=

六角氏頼が京都の慈恩寺に奉納した金銅宝塔
(湖東・安土町)
 鎌倉時代から織田信長が侵攻する戦国時代までの約四百年間、勢力を堅守した近江守護職・佐々木一族の歴史と、台頭した時代背景などを貴重な史料とともに紹介する「近江源氏と沙沙貴神社―近江守護佐々木一族の系譜―」展が、県立安土城考古博物館で開かれている。十一月十日まで。

 別名、近江源氏で知られる佐々木氏は、敦実親王(宇多天皇皇子)を祖とする一族で、平安時代半ばに近江国に下向(都から地方に行くこと)し、古代から湖東地域に勢力を張る佐々貴氏と一つになった。

 守護職をつかんだのは、一一八〇〜八五年間に起きた内乱「治承・寿永の乱(源平合戦)」において、佐々木秀義の子息「定綱」「経高」「盛綱」「高綱」「義清」が武勇を納めたもので、鎌倉幕府創設への功績として近江国全域と西国各地の守護職任命がきっかけとなった。

 しかし、隆盛をたどる一族にも、所領を巡る抗争や室町幕府創設に絡むあつれき、また南北朝時代には氏族が幕府内の対立に巻き込まれるなど度重なる氏族存続の危機に直面したが、強固な統治能力でその権力を保持。信長が侵攻をかけるまでの近江中世史において主役の座を堅守した。

 今回の特別展では、佐々木一族の中でも高い統治能力で知られる六角氏の時代や、湖北で勢力を誇った京極氏の時代を中心に氏族の系譜と歴史を紹介するほか、一族の氏神とされる沙沙貴神社所蔵の宝物も合わせて信仰との関係も掘り下げる。

 主な展示資料は、第一章「近江守護職の系譜」では、京都府が所蔵する国宝の近江国守護六角氏頼書下、近江国守護六角満高遵行状(重文・永源寺所蔵)など四点。第二章「佐々木氏の分立と展開」では、尼子経久像(山口県立博物館所蔵・同県指定文化財)など三点。第三章「佐々木氏の信仰」では、六角氏頼が慈恩寺に奉納した宝塔・金堂宝塔(重文・京都市本法寺所蔵)、永源寺開祖・寂室元光像(県指定文化財・日野町清源寺所蔵)など五点。第四章「沙沙八幡貴神社の歴史と文化」では、沙沙貴神社境内図(県指定文化財・同神社所蔵)、徳川家康が奉納した銘を持つ音響仏具「鰐口」など三点の総計七十二点が展示されている。

 入館料は大人六百六十円、学生五百円、子ども三百五十円。開館時間は午前九時半から午後五時(入館は午後四時半まで)。

 また、同展に合わせて二十七日午後一時半から、一宮町立歴史博物館学芸員・田路正幸さんによる講座「観音寺城下町の調査」が開かれる。問い合わせは県立安土城考古博物館(電話0748―46―2424)へ。


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