滋賀報知新(ニュース)平成14年10月24日(木)第13264号

高田候補底力見せ優勢

27日投開票の栗東市長選

追い上げる国松候補、大健闘の馬場候補
=公明党、自主投票を機関決定!=

(湖南・栗東市)
 市制施行後初めての栗東市長選は二十日に告示され、司法書士の国松正一候補(55)=無所属=、共産党市委員会政策委員長の馬場宏三候補(63)=共産=、前助役の高田徳次候補(62)=無所属=の三新人が、二十七日の投開票日に向けて激しいデッドヒートを繰り広げている。終盤に入った栗東市長選を展望してみた。 【石川政実】

 ●「栗東冬の陣」高田氏が圧勝

 徳川家康と豊臣家とが存亡をかけて戦った「大坂冬の陣」と「夏の陣」に例えるならば、「冬の陣」は、告示前の一週間だった。十四日に栗東芸術文化会館“さきら”で高田陣営が総決起集会を開催するのをにらんで、国松陣営の三浦治雄・県会副議長が「十六日の総決起集会には、なんとしても千五百人を動員しろ」とげきを飛ばした。しかし高田陣営が十四日に約千六百人(本紙推定)を集めたのに対し、国松陣営はこの半分程度(同)にとどまった。「冬の陣」は、高田陣営に軍配があがった格好だった。

 ●波紋呼んだ北野氏のエール

 十四日の高田陣営の決起集会には、脇坂武・自民党政調会長(県議)、酒井研一・県農政連会長(同)、小池百合子衆院議員らが応援にかけつけた。
 片や十六日の国松陣営の総決起集会には、これまで中立を守っていた北野加代子県議が、三浦県議とともに壇上に初めてあがり「国松さんとはかつてのJC仲間であり、がんばって下さい」とエールを送った。北野県議は「県会議員の立場でなく、友人として顔を出した」としているが、国松陣営では「これで北野票があてにできる」と勢いづいた。しかし同氏の後援会の高田支持者からは「北野さんの言葉を信じていたのに」と怨嗟(えんさ)の声があがった。十八日、北野県議の夫の守氏が激励の為書を持って高田選挙事務所を訪れ「告示以降はどこにもいかさない」と弁明する一幕も。この二十日の国松候補の出陣式には、北野県議の姿はなかった。

 ●1万票の攻防

 国松陣営の中前純一市議は「投票率を約六〇%と見て、国松候補一万二千票、高田候補九千七百票、馬場候補三千五百票」と強気の読みだ。高田陣営の川唐等市議も「投票率は五五%程度を予想し、一万五千票が目標だ。市内百九自治会のうち推薦をもらっている六十自治会を中心に、企業関係などで上積みを図る」と譲らない。馬場陣営の馬場美代子市議は「まずは基礎票三千票に上乗せを図り五千票を目指す」としている。

 十月十九日現在の有権者数は四万三千百八十一人と、平成十年十月二十五日現在(町長選の投票日)に比べ約五千人増(一一%増)。前回の投票率は五二・〇二%だったが、今回は五〇%〜五五%程度か。

 自民党県連幹部は「現時点は、高田候補が一万票の大台を超えつつあり、それを国松候補が二千票以内で追い上げて、馬場候補も二千五百票からの上乗せをうかがっている」と情勢分析していた。ただ三千票とされる公明票の行方次第では、終盤の「夏の陣」での大逆転もあり得よう。

 梅村正・公明党県本部代表(県議)は「今回は中立で自主投票が党の機関決定であり、特定候補への投票を指示することはない」としている。同党県本部幹部とのパイプが太い三浦県会副議長だが、国松候補に公明票を回す“どんでん返し”はむずかしそうだ。


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アフガン・パキスタン支援

栗東市の女性がバザー

=収益で教育支援を実施=

現地でのミシン指導
(湖南・栗東市)
 財団法人・国際緑化推進機構研究員の野呂秀子さんは、アフガニスタン・パキスタンの女性教育支援のため、栗東市安養寺の貸店舗でバザーを開いている。十一月十七日まで。

 同国における女性の地位は低く、社会的に自立する上で教育は不可欠とされる。野呂さんは、国際ボランティア活動を繰り広げるヒマラヤン・グリーンクラブに所属し、現地でミシンを使った裁ほう、保健衛生や妊産婦の教育支援に取り組んでいる。

 店内には、▽パキスタンの特産品(干しアンズ、最高級こしょう、布製品、財布)▽アジア雑貨▽大島つむぎでつくったバッグ▽衣服│などが所狭しと並べられている。とくにパキスタンの特産品は、住民による手作り品も多く含まれている

 野呂さんは、「米国同時多発テロがあってアフガニスタン、パキスタン方面は危険と思われがちだが、私達が活動する田舎は安全。来年も支援活動していきたいので、手芸のできる人や関心のある人に参加を呼び掛けたい」と話している。問い合わせは野呂さん(電話090-4645-5704)まで。なおバザーの収益は、来春の渡航費用に当てる。


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野洲川流域の住民に

化学物質意識調査

=アレルギー世帯6割=

(湖西・大津市)
 琵琶湖研究所(大津市打出浜)は、日常生活で使用されている化学物質に対する意識調査として、野洲川流域十市町の三千世帯を対象にアンケートを実施し、このほど調査結果をまとめた。九月から十月まで行ない、千八百九十六通(有効回収率六三・二%)の回答がかえってきた。

 それによると、身の回りの化学物質で安全性の気になるものは、最も多いのは「食品添加物」「水道水」「食品中の残留農薬」など直接口に入るものだった。また「農薬」「排気ガス」に加えて、「家庭用品」「建材・塗料」も挙げられた。

 アレルギー疾患の家族がいるかどうかについては、花粉症が全体の五〇・一%、ぜん息が一〇・九%、アトピー性皮膚炎が一八・九%となり、「何らかのアレルギー疾患の家族がいる世帯」は全体の六割に上った。

 このほか、化学物質対策についての設問「環境や人体に無害であることが証明されていない物質は、使うべきでない」では、九割の人が「そう思う」「まぁそう思う」と回答し、無害の証明や複合汚染への配慮を求めている。


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ゲノムバイオテーマに

30日 大津でセミナー

=滋賀でのビジネスチャンス探る=

(湖西・大津市)
 社団法人・滋賀工業会とびわこバイオ産業コンソーシアムは、ニュービジネスとして注目を集めるゲノム・バイオを取り上げたセミナーを三十日午後二時から琵琶湖ホテル(大津市)で開催する。

 セミナーでは、ゲノム科学と分子生物学、遺伝学が専門の清水信義・慶応義塾大学医学部教授が「滋賀県における発展可能なゲノムビジネス」をテーマに講演する。パネルディスカッションでは、清水氏がコーディネーターを務め、川島信也・長浜市長、森健司・新江州代表取締役、藤田義嗣・日本ソフト開発代表取締役、阪根信一・IST取締役情報企画本部長が意見交換する。

 参加の申し込みは、滋賀工業会(077-526-3575)まで。



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県立美術館で小倉遊亀展

独自の作風迫る80点

=本紙が入場券プレゼント=

釈迦に無心に従う修行僧をイメージした「径」
(湖西・大津市)
 滋賀県出身の女流日本画家、小倉遊亀(一八九五-二〇〇〇年)の画業を紹介する回顧展「悠々と-小倉遊亀展一人、花、こころ」が、県立近代美術館(大津市)で開催されている。十一月二十四日まで。
 同展は、(1)「画家への道」(2)「戦後美術の混乱から」(3)「成熟の時を迎えて」(4)「描く喜び」-の四コーナーに分け、約八十点を通して遊亀の足跡をたどる。

 昭和二十七年に発表された「美しき朝」は、教会の聖堂を訪れたアメリカ人女性が、献灯する場面を描いたもの。人物の顔だち、柱や床などは微妙にデフォルメされ、画面に統一感が与えられている。ピカソやマチスの手法を取り入れ、独自の作風を生み出している。

 「径(こみち)」は、昭和四十一年の院展出品作。釈迦に無心に従う修行僧のイメージを、母をひたすらに追う子どもの歩みに重ね合わせている。遊亀が中国旅行した際に訪れた龍門石窟で、構想を思いついた作品と言われている。
 入場は一般千円、高大生八百円、小中生六百円。問い合わせは、同館(電話077ー543ー2111)へ。

 なお、滋賀報知新聞社は、同展入場券を抽選でペア十組に読者プレゼントします。希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、本紙への感想を記入し、三十一日までに〒520-0051大津市梅林町一丁目三-二五、滋賀報知新聞社大津本社へ。下記メールフォームからも応募できます。

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